政治の話は、ちょっと変

ご存知の方も多いと思いますが、
フランスでは、もうじき大統領選挙があります。

ニュースなどで、様子を見ていますと、
それは、もう、オセロゲームみたいに、
市民の心は、ころころかわるようです。

はじめは、私も、いろいろ意見があったのですが、
もう、今では、なんだかよくわからなくなってきました。
いったいだれを支持したらよいのか。
どうやったら、国がよくなるのか。

気の知れた人たちと、おしゃべりをしていて
政治の話になったりします。
きのうも、ある人と、そんな成りゆきになりました。

その人の意見は、独特で、
「フランスはヨーロッパから抜けて、
自由にやった方がいい」と言うのです。

で、自由、という意味ですが、
フランス一国が自由になるのかと思いきや、
その人の意見で、自由にやる、という意味でした。
というと、民主主義ではなくて、
その人の、好き放題、という意味になります。

ええっ、と思ってしまいます。



うーん。

そして、ハッと、思います。
もしかして、その方ご自身、
今、自由にやっていない、っていう気持ちがしてるのかしら。

もしかすると、そうかもしれません。
いつものその方の話をあわせると、
そんな気もします。

だいたい、政治の話になると、
みなさん、自分のことを話しているように思えてなりません。
もし、そうだとすると、、、。

では、私はどうなんだろう、とふりかえってみます。

でも、自分のことは、ほんとによくわかりにくいです。
姿でしたら、
鏡にうつせるのですけど。

他人さまのことは、あれこれ、よく見えるような気がします。
でも、なんといっても、
自分が、一番、見えないです。
鏡だって、たとえば、うしろは見えません。
限りがあります。


などなど、考えながら、

でも、まぁ、いいか、
私は自分のことが、よくわからない。
もしかすると、あの方も、そうかもしれない。

そんな、わからない同士が、一緒になって、
ファジーに、
いい加減に、
適当に、
生きてるのかもしれないなぁ、

完璧な政治なんて、あるのかなぁ、

などと、
そんなことを思った週末でした。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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