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2023年7月19日水曜日

私は、生きております〜


 しばらく、この日記を書いていませんでした。
そのため、
もしかすると、ここの人は、もういないのではないか、
と心配してくださる方もあります。

いえいえ、
いまだに、私は生きているのですが、
そして、
けっこうピンピンしているのですが、
なにしろ、
いろいろなことが起こって、
それに追いつくので、いっぱい!

















先日は、
ノルマンディー海岸まで、足をのばしてきました。
ヨットを借りて、
また海の上を、スラスラ滑りたい、と
夢を見ていたのです。
ですが、
いざ、その日になってみれば、
風が強すぎて、ヨットを出せません。

風がなければ、船は動きませんが、
風が強すぎても、
あぶなくなるだけです。
まぁ、不便な乗り物です。

























しかたなく、
海の幸を味わったり、
冷たい海に浸かる、という楽しみ方をしました。

それにしても、
この地方は、涼しくて、
海の水に入るのにも、かなりの勇気がいります。
だいたい、
浜辺に人はゴロゴロしていますが、
水の中には、大して人はいません。

みなさん、
日光浴に来ているのでしょう。

















今回は、
がっかりがひとつ。
いつも楽しみにしていた中華料理屋さんが、
なくなりました。

そのかわり、
クリームや、乳製品を使わない洋食屋さんが
できました。

私はクリーム大好きですが、
私のオットー氏は、
乳製品を食しないのです。
その点、ノルマンディー地方は、困ります。
なにしろ、ここでは、牛がたくさんいて、
乳製品がたっぷり使われるのです。

レストランで、もし、
「クリームなしで、お願いします」などと言ったら、
(言ったことはありませんが)
きっと、
地面が揺れて、
稲妻が落ちて、
建物がくずれてしまうような、
そんな気配です。

ですので、
たいていは、
お魚屋さんで、伊勢海老をゆでてもらう、とか
お寿司を頼む、とか、
中華料理屋さんで、海の幸を食していたのです。

それが、
中華屋さんがなくなってしまったのです。
この先、どうしたらいいのか、
ちょっと、トホウに暮れています。

まぁ、悩みといえば、こんなところです。
大したことは、ありません。

















というわけです。
また、お話を続けたいと思います。


きょうは、これまで。
ご訪問、ありがとうございました。





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2023年2月17日金曜日

スキー休みに、ノルマンディー?


 今、フランスでは、スキー休みです。

フランス中がいっぺんにスキー場に行っては、
混雑するでしょう、と心配したのか、
フランスを3つに分けて、ゾーンごとに、じゅんぐり
休みになります。

といって、
フランス人全員がスキーに行くわけでもありません。
スキー場を盛り上げようと、
いつの日かの政治家が、工夫したのだと思います。

私は、このごろではスキーに行くこともなく、
ただ、休みをとります。
今年は、パリを回って、
ノルマンディーに来ました。

だんだん、旅行者も増えてきました。
パリも、にぎわってきています。
お天気が良かったので、
用があると、てくてく足で移動しました。
タクシーではなくて、
てくシー。


















パリでは、ロワール地方と比べると、
なんとなく、車の運転のしかたが、
スピーディです。
それに、道路工事だの、
職人さんの車が道路をふさいでいたりします。

だから、ちょっとしたことで、
すぐ、車がつっかえます。
そのせいか、
仕事中の人は、せかせかしてしまうと思います。
これは、ラクじゃないな、と思います。
パリでの仕事をやめて、
ロワール地方に来た人たちのことを思い出します。

その点、
ツーリストの私は、気楽なもんです。
お天気がいいのをめずらしく思いながら、
あちこち、キョロキョロ見ながら歩きます。





































































そして、ノルマンディーに向かいます。
もともと、ノルマンディー地方にバカンスに出るのは、
パリジャンが多いのです。
私も、その道を通っていきます。

パリの街を出るのに、
ずいぶん時間がかかりますが、それを超えてしまえば、
だんだん車の数も少なくなってきます。
あぁ、いい空気のバカンス、と
うれしくなります。

パリは、お天気が良かったのに、
風がなく、
空気の状態があまり良くなかったとのことです。
これは、とてもざんねん。
不思議なことですが、
フランスの冬には、そういうことが多いのです。
アルプスの山に行っても、
そういうことになります。

ロワール地方では、
ぶどう畑の農家のみなさんが、
霜がおりないようにと、
ちょっと寒くなると、
いろいろなものを燃すので、街まで煙が
回ってくることもあります。
いろいろな苦労があるのだと、気がつきます。
















さすがに、海辺では、
風もあって、
空気はとてもいいです。
















地元の人と話をすれば、
「あらざんねん、きのうまで、
とってもいい天気だったのに。
きょうは、くもりですねぇ」ということです。

私は、雨がふると聞いていたので、
それに、
この地は、雨がよくふるので有名ですから、
ふらないだけでも、かなりいいと思います。

雨でも、そうでなくても、
浜辺では、馬の練習をしている人がいました。
水の中を走ると、
少し、難儀になって、
スピードが落ちます。
馬も、ご苦労さまだと思います。

馬車を引いている人、
馬に乗ってる人。



















私は、浜辺の、
水と砂の境目を歩きます。
海鳥たちが、エサを探しているのを、
どかしながら、進みます。

人の出てない浜。
いい空気。
海の音。
頭の肌に風が当たって、冷たいです。
















そのあとは、
海水プールにつかって、
海に入っている気になります。
もう少し暖かければ、
無理して本物の海に入って、
30秒くらいで出てきたら、
サウナに直行する、という手もあります。

最近流行っている「クリオセラピー」だな、と
一人で笑ってしまいます。
氷点下150度だったか、ものすごく低い温度の
ところに数秒入って、
リウマチを治療する、というものです。
それが、クリオというから、おもしろいのです。

語源はちがいますが、
クリエというのは、
フランス語で、「叫ぶ」なのです。
マイナス150度だったら、叫んでしまいます。

私だって、
今日の海に入ったら、冷たくて
叫ぶだろうな、
クリオセラピーだな、と思いました。














そのあと、
街に出て、ショッピングをしました。
そして、おもしろいことに出会った話は、
また。

きょうも、
ご訪問、ありがとうございました。


 Chiyo


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2021年7月30日金曜日

思ったより、よかった

今、夏休みで、海辺に来ています。
もともと、涼しくて有名なノルマンディー地方ですが、
今年は、ことさら、天気が悪いです。

出発前には、
天気予報を見ていて、
こりゃ、雨に降られて、
海水浴どころではない、と思いました。

ですので、
トランクの中には、夏物と、
冬物が入っています。
ダウンジャケットだって入っています。
同時に、水着、サマードレスも入っています。
長靴もあります。
ゴムぞうりもあります。

もし、雨が降ったら、
長靴をはくか、ゴムぞうりで行くか、と、
そういうことを想定して、来ています。

ところが、
思ったよりも、晴れ間が多いです。
朝も、午後も、海水浴ができます。
それに、、、!
きのうは、ヨットにも乗れました!


 












このビーチでは、
ヨット教室があります。
午後4時に、教室が終わると、
一般の人に、1時間いくら、でヨットを貸してくれます。

ヨットというのは、
ご存知のとおり、風がなければ、進みません。
風のない日は、遊べないのです。
その一方で、
あぁ、きょうは風があって、いいな、と思っていると、
ありすぎて、遊べなくもなります。
風の具合がよくても、
波がありすぎると、ヨットがてんぷくするおそれが、
大きくなります。

なかなか、思うように行きませんが、
きのうは、
泳ぎに行くつもりで、浜に行きますと、
風もよし、
時刻も、よし、と、大丈夫そうです。

ただ一つ、
キャプテン(夫)が、
「もう、ウイルスのせいで、貸し出しをしてないかもしれない」とか、
「風が足りない」とか、
ちゅうちょしています。
















(↑ ノルマンディーには、馬が多いです。朝早くに
アポロンのように、一人乗り馬車の人も見かけます。
馬の足跡の両わきに、筋が見えますが、それが、その車のあとです)


さて、
こういう時は、夫を「そそのかす」しかありません。
夫は、たまに、こういう風に、消極的になります。
何が何でも、私が言い張って、
連れて行くしかありません。
そして、やっと実現します。

結果は。
とても正解でした。
風の調子は良く、しかも、
借りた2そう船のヨット(カタマラン)は、
絶妙に調節されていて、
スイスイ、走りました。

ちょっぴり、波がありましたので、
パタン、パタン、と遊園地の乗り物のように、
上がったり、下がったりしました。
そういう時は、進みが遅くなるので、
夫は、気に入らないようですが、
私は、おもしろくてたまりません。

そして、
水中カメラを持ってこなかったことを、
悔やみます。
ヨットに乗れるとは、思っていませんでした。
ですので、普通のカメラしか、持って来ませんでした。
この、カタマランの楽しさを写したかったのですが。

浜から海を見ているのではなくて、
海の上にいる、楽しさ。
波のリズムを、体で感じる、楽しさ。
手をのばせば、水がさわれる楽しさ。
足も、つっこめる楽しさ。
貨物船からは、こういうことはできません。

水鳥たちも、一緒に進みます。
ちょうど、ご飯の時刻。
水面すれすれを、たくさんのカモメが飛んだり、
ぷかぷか浮いたり。
グレーの若いカモメも、魚のとり方を、
学習中のようです。
「ヨットを見るなんて、初めてでしょう!」と、
つい、カモメに話しかけてしまいます。

「雀の子 そこのけそこのけお馬が通る」の気持ちになってしまいます。
カモメの子は、まだヨットを知らないのか、
思うように体が動かないのか、
よく知りませんが、
ちっともこわがらずに、ぽけっとして、
そのあたりにいるのです。


 




















スイスイ進む、といっても、
ヨットは、
実は、大して進んでいないのがわかります。

あ、あそこに、カジノが見える、
あ、あのホテル、
なんだ、歩けば、すぐそこのところなのに、と、
ちょっとびっくりします。

でも、そのくらいでちょうどいい、と思います。
あまり、早く進みすぎたら、
気がつかないうちに、
「あらまー、イギリスまで来てしまった」ということに、
なるかもしれないです。

そんなことを思いながら、
浜をながめながら、
建物が、ステキだな、と思ったり、
丘には、緑が、キレイだなと思ったり、
遠くの、ル・ハーブルの港が見えたりすると、
長い航海から帰ってきて、
陸の美しさをほれぼれと、ながめる、そんな気持ちになりました。

それは、私が船乗りの血を、
引いているからかもしれません。
 


 

















けさは、起きたら、雲が厚く、
小雨も降っていたのですが、
これを書いているうちに、日が差してきました。
ラッキーです!

さて、きょうは、何をしようか、と
考えます。
まずは、海水浴に行こうか、と思います。
これから数日、天気予報は、よくありません。
でも、なぜか、日が差していますので、
光があるうちに、海辺へ進むことにします。

















きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。


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2017年9月11日月曜日

ノーネーム、という名をつける人



数日間の予定で、南フランスに来ています。
コートダジュール、るり色海岸です。
学校もはじまったので、
バカンスの場所は、すいているのです。

私たちは、なんとか都合をつけて、
がんばって、日程をとります。
来てしまえば、こちらのもの。
いい天気です。
独特の、松のけしきが、きれいです。


きのうは、
午後に着きましたので、
そのあと、さっそく海につかりました。
温度は、ちょうどよく、すぐに、水に入れました。

ところが!
のんびり泳いでいたら、
ふわふわと、茶色い物体が。
クラゲかな、と思いつつ、早めに引きあげてきました。

すると、やはり、足首が、ちくちくします。
あぁあ。
クラゲにさされてしまったようです。

海岸の、見張りのお兄さんたちに
それを言うと、
別に大しておどろきもせず、
すぐに、
砂で、足をこすってくれました。
ていねいに、砂でこすってくれたあと、
クレジットカードで、それをしごいてくださり、
あとは、
海の水で、すすぎなさいと、言われました。
水道の水では、だめなんだそうです。
そして、
ポマードを、ぬってくれました。
もうこれで、大丈夫。

ありがとう!

すっかり、よくなりました。



そのあとは、
夕ごはんまで、海辺の道を散歩しました。

石垣には、
多肉植物というのでしょうか、
元気な植物が、すきまから、どんどんのびてきています。
まるで、ブーケのようです。

また、
いい香りだと思って、見上げてみれば、
こんな大きなお花がたくさん、
ぶるさがっていました。

ジャスミンのような、
レモンのような、香りでした。



そのあと、
「港」と言われている所に行きましたら、
それは、ヨットの港でした。



大きなコンテナ船に乗るのが好きな私は、
ヨットが、ちっぽけに見えて、しかたありません。
早く、また来年の夏になって、
また、コンテナ船に乗りたいと、思いながら、
並ぶヨットを見ていましたら、

「ノーネーム」というヨットがあって、
おもしろく思いました。
このヨットの持ち主は、どんな人だろう、
「名無し」なんていう名をつける人は?
と、
その人に会ってみたくなりました。



帰り道、ススキのような草を見ました。
日本も、秋が近いだろうなと、
思いました。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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