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2022年10月14日金曜日

「お給料はいくらですか」と聞かれる



 

新学年が、スムースに始まったと思ったら、
なんだか、ものすごく「密」な毎日になってしまっています。

「ふだん日記」などと言っておいて、
これは、日記ではなくて、「週記」だと思い始めていたのが、
今度は、「月記」になってしまいそうです。
でも、
もうじき、一段落つく予定です。


きょうは、
きのう、生徒さんが
とっても、いいことを言ってくれたので、
ここに書いておくことにします。























何が、よかったかって、
それは、本当の年より、15才若く見つもってもらえたのです。
気分が良くなります。
実は、フランスでは、
だいたいアジア人は、若く見られるのです。
だから、私は慣れているといえば慣れています。

それにしても、
同じ午後に、2人もの人から、
ぴったり同じ年齢を、言われたのです。

なんだか、その年齢が本当の感じがしてしまいます。
気分は、すっかり「若く」なってしまいました。

さて、
なぜ、そんな話題になったかといいますと。
生徒さんが、
私は何年間ピアノを弾いてきたか、を知りたがったからです。
そして、何才にピアノを始めたか。

私の年を知りたくて、
そういう手の込んだ質問をしたのかもしれません。
よくわかりませんが、
ほんとうに、
何年ぐらい経験を積むと、これくらい弾けるようになるか、
と、思ったのかもしれません。
















それに答えると、
とてもするどい、ちいちゃな生徒さんは、
頭の中で計算をして、
「へぇ、いま、〇〇才なんですね、
びっくり。
▲▲才だと思ってました」と言います。

別な時に、もう一人の生徒さんが、
また同じことを言ってくれます。

まぁ〜、ありがとう。



ところが。
もう一人、すごい質問をしてきた7才の女の子もあったのです。
やはり、きのうの午後こと。
私が、どれくらいお給料をもらっているか、
という質問です。
こんなの初めてです!

むむ、どう答えようか、と迷います。
しばらく考えて、
「いいお給料もらってますよ」と、
数字ではなくて、
私の気持ちをいいます。

だけど、なんで、そんなことを知りたいのです?
尋ねてみれば。























それは、自分は、学校の先生になりたいけれども、
お父さんが、
「学校の先生になるためなんて、そんなことに
学費は払いません」と言った、ということです。

そんなの、払い甲斐がない、ということだそうです。
もっと、いいお給料がもらえるものにしなさい、
ということらしいです。

それで?あなたはどう思ってるんですか、と聞けば、
その答えが、すごいのです。
私はうなってしまったのですが、

私は、お給料よりも、自由でいたい。
人生では、自分の好きなことをしたい」という返事なのです。
だから、やはり学校の先生になりたい、と。

7才の女の子が、こういうことを、
はっきり言うのです。
もう、びっくりです。
私は、そんなこと、きちんと考えたことあるだろうか、と
思ってしまいました。
























私が「いいお給料をもらっています」と言ったので、
ピアノの先生になるのはいいことかもしれない、と
思ったそうです。
お父さんも賛成するだろう、と。

でも、私がなかなか数字を言いませんので、
お給料の件は、
また別な先生に質問するつもりです、と
言って、帰って行きました。

なんだか、すごい生徒さんだと思いました。
見た目は、
かわいらしい、7才の女の子でした。




きょうも、ご訪問、
ありがとうございました。


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2022年6月28日火曜日

フランス、蚤の市


学年末になってきて、
いろいろな行事があります。
コロナなんか、どこに行ったか、
だれも、気にしていません。

それどころか、
コロナのせいで、できなかった行事まで、
今、あらためて、開かれています。

私も、先週は、
おめでたい行事や、
久しぶりの発表会に、行ってきました。
みなさんのうれしい顔を、たくさん見てきました。
いい「気」というのでしょうか、
楽しい雰囲気、エネルギーが、たっぷり!




そして、そんな中、
フランスでは、下院選挙がありました。
ご存知の人も多いかもしれませんが、
フランスでは、
極端な考えの人が、とても増えてきて、
ちっともおだやかではありません。
おまけに、若い人は、
80パーセントは投票に行かないということです。

どうなることかと、
私も、ハラハラしながら見ています。
結果は、なんとか、かろうじて安定しそうですが。
テレビを見ていますと、
極端どうしが、口げんかをしたりしています。
そのレベルは、
子どものけんかと、大して変わらない雰囲気です。

これでは、
政治に、投げやりな気持ちを持ってしまう人が
ふえて当たり前、と思ってしまいます。

極端の考えの党の人たちは、
ワルクチはよく言いますが、
では、具体的にどうする、ということは、
あまり言っていません。



  
もしかすると、次の大統領選挙では、
極端な方向に行ってしまうかもしれません。
「ワルクチ党」が国を治めることになったら?
うーん、
心配になってしまいます。

でも、こればかりは、
なるようになるしかありません。

それはさておき。


話は飛びます。

きのうの日曜日は、
蚤の市に行ってきました。
そこでゲットしたものは、
おままごとの、ティーポットと、
おままごとの、牛乳ポットでした。

昔は、生牛乳を買ってきて、
それをわかしてから、保存していたそうです。
それに使うようなポットかもしれません。
その、まねっこです。
おままごと、です。

それは、
フタもありませんし、
また、きっと、トウできた取っ手があったと思うのですが、
それも、なくなっています。

ただのような値段で、
売ってくれました。

ティーポットの方も、フタがありません。
取っ手の部分は、トウで編まれています。
金属のように見えてしまいますが、
実は、これは、
瀬戸物に、塗りものがしてあるのです。

両方とも、小さくって、
かわいらしい!

私も、おままごとでは、
瀬戸物の食器で、遊んだのを、思い出します。
そういえば、
最近では、そういうものがないなぁと、気づきます。
きっと、割れたりしたら、
あぶないから、ということかもしれません。



それから、
また、話は、飛びます。
先週の週末は、ものすごく暑かったのです。

アフリカから、熱風が来てしまったのだそうです。
これでは、私は頭が働かなくなる、と思いましたので、
前もって、
天気予報と、にらめっこしていました。

そして、
ひどい暑さの予定の日、午後の仕事は、
テレワークにさせてくださいと、上司に頼みました。
そうさせてくれました。

家へこもって、
雨戸を全部閉めて、
仕事をしました。

たまに、
ためしに、外へ出てみました。
道には、人っ子一人いませんでした。
それでも、空気は乾いていて、
すごしやすい、といえば、すごしやすい暑さでした。

そして、
それが3日ほど続いたと思ったら、
だんだん、涼しくなってきました。

今では、朝、11度、というくらいになりました。
最高が41度でしたから、
30度もの差が出た、ということになります。
たった10日くらいで、
こんなに変わると、体も、びっくりします。



そして、この暑さの前には、
嵐もあったのです。
大きなヒョウやアラレがふったり。
そうなのです、フランスは、ちょっと、
さんざんな目にあっています。
農作物だって、ずいぶん、大変なのです。

それでも、
うちでは、梅が少し、取れました。

途中、
暑さで、ポタポタと、実が落ちました。
まだ、青いです。
それを拾っては、
梅雨がない国で、
この梅の木は、困っているかしら、と、
ちょっと心配になります。



それを、家の中にためておいて、
熟させました。
それを、きょうは、塩につけました。
こうして、梅干しを作ります。
そして、暑さをしのぎます。

ずっと昔、昭和時代、
おばあちゃんのうちでは、
スダレに3本くらい、ものすごい量の梅を干していました。

おばあちゃんちにお泊まりに行くと、
外に出るとき、一個、
家に帰ってくるとき、一個、と、口に入れていました。
それでも、ぜんぜん減る様子はないのです。
ものすごい量です。

夏休みの思い出です。
それと同じ香りが、今もします。
梅の香りがすると、
あぁ、夏だな、と思います。



きょうは、
久しぶりに日記を書いたので、
書くことがありすぎて、
ちょっぴり、戸惑いました。




暑いところに住んでいる方、
おからだ大切に、おすごしください。

きょうも、ありがとうございました。







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2022年5月17日火曜日

これが、千円札だったらいいのに

うちの、小さな庭のすみには、
大山木という大きな木があります。
それが、今の時期には、よく葉を落とします。
その落ち葉は、だれかが拾わないとなりません。

毎年、めんどくさいな、と思いながら、
ホウキで集めたり、
手で拾ったりします。
その葉っぱは、お札の2〜3倍も厚い、
しっかりとした、見事な、落ち葉です。
これで、何かができそうなくらいです。

私は、これが千円札だったらいいのに、と
思いながら、拾います。
毎朝、千円札が庭で拾えたら、私もうれしいですし、
時間がとれなければ、
門を開けて、「拾い放題」というふだをかければ、
誰かが来て、あっという間に、きれいになると思います。

でも、
今のところ、この落ち葉の使い道は、
わかっていません。
ふつうの枯葉ならば、ためておけば、
いい堆肥になったりしますが、
この、しっかりしすぎた、セルロイドのような枯葉は、
ただただ、ゴミ箱へ、行ってしまいます。
















ヨーロッパでは、5月といったら、
寒く、ゆううつな冬が終わって、
若葉やお花が、ステキな時です。
私も、ずっと、5月は、一年で一番美しい月、と
思っていました。

それが。

このところ、そうとも言えないのです。
今週も、アフリカから、熱い空気がやって来ます。
あすなどは、30度が予定されていますし、
おまけに、日本のように湿っぽいのです。
そんなことは、初めてです。

私は、暑さが苦手です。
雨戸を閉めて、
ひんやりとした一階にこもります。
なるべく、外には出ません。
そろそろ、
お布団も、上の階から1階に、おろしてくる予定です。
いつもなら、
それは、7月のはじめごろなのですが。

以前は、
夏服といったら、大して着る時期もなく、
ちっともすりへらなかったですが、
最近では、ちょっと様子が変わってきています。

どこかへ引っ越すことを、
考えないとならないかもしれません。



 







などと、今日は、
文句ばかり言ってしまいます。
そんな自分に気がついて、ある人のことを考えます。

ブリュノーという、用務員のおじさんです。
私より少し若いようですが、
私より先に、定年で、いなくなってしまいそうです。
それは、残念だな、
もっといて欲しいのに、と思うような人です。

一年前くらいに私の勤めるところに、来ました。
親切で、
テキパキ仕事をしてくれるから、
みんなに好かれています。
当たり前です。

なぜ私が、こんなに大好きで、
もしかすると、
神様のように尊敬しているのかと言いますと。

「太陽っていうのは、頭の中にあるのさ」って言うのです。
というのも、フランスでは、
天気が悪いと、すぐ文句を言い始めます。
まぁ、それが、あいさつがわりのようなものです。

すると、ある日、ブリュノーは、
「太陽なんて、自分の頭の中にあるのさ」と、
ボソッと言っていたのです。
なるほど。

















ブリュノーさんに、
あいさつで、「元気?」と聞けば、
「元気!ぼくはいつも元気さ」と言うので、
はじめは、おかしいなぁ、
なんか、変だなぁと思っていました。
フランスには、薬で元気を出している人が、
けっこういる、と言う話ですから、
もしかすると、それかもしれない、と思っていたのですが。

でも、
色々話をしているうちに、そうではなくて、
本当に、体を動かして、
福を呼んでいるような人だということがわかります。

そのブリュノーさんは、
しなくてもいいのに、
私の仕事が終わると、
部屋のゴミ箱を、きれいにしてくれます。
初めは気づかなかったのですが、
ある日、それに気づいて、お礼を言いますと、

「ははは、だったら、
学長に、それを伝えておくれ。
そしたら、お給料値上げしてもらえるかもしれないからねぇ!」と
笑っています。
と、そんな風に、ごまかしてますけれど、
私たち公務員は、そんなことで、
お給料値上げ、なんてことは、ありえないのです。

照れて、そんなこと言ってるのだと思います。















それにしても、
それは、お掃除のおばさんの分担なのでしょう?
と、私が、不思議がりますと、

「ぼくがこうするとね、お掃除の人たちは、
その分、時間ができるでしょ。
すると
他のところを、もっときれいにしてくれるからね!」と
言います。
だから、みんなが得する、というような感じです。

また、
職場では、皆の誕生日がわかるようになっていて、
その日には、軽く、
祝い合うのが習慣です。
私は、ケーキを焼いて持っていきます。

すると、今年、ブリュノーさんは、
お花をくれました。
ささっと、外へ出て、雑草(?)のような、
かわいらしいお花をつんで、渡してくれました。

私が、野の花が好きと言うことは、
たぶん知らないと思いますけど。
うれしいお花ですので、
今でも、よく思い出します。
















そして、よく、
「どう、仕事は。
うまく行ってる?
何か、することあったら、言って」と
声をかけてくれます。

もう、人の役に立つことが、
楽しくって仕方ない、という感じです。
コロナの始めのころには、
雑巾で、あちこちを、しょっちゅうふいていました。
テキパキ、テキパキ。

こういう人が職場に来てくれて、
よかったなぁと思います。
みんな、そう思っていると思います。

もともと、この、
用務員の仕事の遅番は、
家に帰るのが遅くなるので、人気がないのです。
今までに、何回も人が変わりました。
ブリュノーさんも、それを気にしてるかな、と思えば、
そうではなくて、
この時間帯が、ものすごく気に入ってるのだそうです。

夜は、遅くまでにぎやかにすごして、
朝は、遅くに起きるのがいいのだそうです。
だから、自分にぴったり、と言っています。

へぇ、そうなんですね、と感心。
でも、もし、朝早くの仕事に就いたとしたら、
やっぱり、「この時間帯がすごくいい」なんて、
言うのかもしれない、と私はにらんでいます。

なんでもいいですけれど、
いつまでもこの仕事場にいてほしいな、と思います。
そして、
私も、ブリュノーさんの、
「太陽は頭の中」を思い出して、
体を動かしていこう、と思いました。

第一、
その方が、がぜん、楽しいですし!
















きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。


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2022年1月30日日曜日

天国にいる気持ちを、味わう


 しばらくの間、ここロワール地方は、
とても寒かったです。
最低気温は、マイナス1度、
最高気温は、プラス1度。

お昼になっても、
お日様はさしませんし、
温度も上がれません。
1度と0度の間を、うろうろしています。
音痴の人*が、歌を歌ったり、
しゃべったりすると、こういう感じになるのかと、
考えたりします。
抑揚がないのです。

(*とはいうものの、
本当に音痴の人というのは、
ほぼいない、と言われているのです)

毛糸の帽子をかぶって、
手袋をして外へ出れば、まぁ、大丈夫です。
ですが、ジメジメと寒いこと。

でも、
きのうあたりから、温度が上がってきました。
まだ、ジメジメはしていますが、
抑揚は出てきました。
もう、これで冬は終わって、
春の方に向かうのではないかしら、と
思います。
























先日、ダンスでトレーニングをしすぎて、
足の筋を痛めてしまいました。
しばらく、ダンスもスポーツもお休みしていました。
それが、だんだん、なおってきました。

以前のように、スタスタと歩けるようになりました。
「スタスタと歩けた時が、天国にいたように思える」なんて、
書きました。
今、歩けるようになったのです。
では、天国にいるような気持ちか?というと、
そうではないです。

気持ちは、「ふつう」なのです

ということを発見して、
うあぁ、なんて、欲が深い、ばちあたり、
と、自分が情けなくなります。
でも、いくら理屈でこじつけても、
気持ちは、ふつうです。
心の深いところでは、これがあたりまえ、と思ってるらしい。

そして、
「ありがたい」と言葉では書けます。
でも、
それより、

あのこと、
このこと、
あれ、片づけなくちゃ、
これ、考えなくちゃ、
などなどと、
細かい用事のこと、
どう解決しようか、などと、いろいろ考えてしまいます。
そして、あれよあれよと、
時間がすぎていきます。

!!







 








せっかく、数日前に、
「天国にもどりたい」と思ったのですから、
その時の痛みを思い出しては、
ね、今は、スッキリでしょう?と、天国を味わいます。
たしかに、スッキリ、
体を動かせるのは、楽しいです。
ダンスの練習も、ぼちぼち始めます。
ピアノだって、前のように弾けます。

それは、やっぱり楽しいことです。
あぁ、良かった。
これが、天国だな、と思います。

















先日、友人と、おしゃべりをしていましたところ。
その人が、
「完璧、っていうのは、ないものなんですよ」と、
クスッと笑ったのです。

そうだなぁ、
折り合いをつけないとならないことは、あるなぁと、
納得します。
それにしても、そうやって、
クスッと笑われたのが、衝撃的です。

実は、その人は、
もと、ピアノの生徒さんです。
あんなに小さかった人が、きれいな、レイディになったのです。
そして、
そんな風に、「教え子」に、
さとすように笑われると、かなり、衝撃的になります。

あぁ、そうねぇ、そのとおり、そのとおり、と
数日たった今でも、
うなずき続けてしまいます。

















ところで。
フランスでは、ウイルスにかかる人が、
もう、たくさん出ています。
日本もそうかもしれません。

それが、平凡なことになってしまっています。
カゼで寝込みました、というのと同じような感じ。
これは、グッドニューズです!
もうそろそろ、終わりに近づいているのでしょうか。
これにて一件落着〜、となる日も、
もうすぐなのかもしれないです。


















きょうは、これから、
田舎の方に、音楽会に、行きます。
ずっと延期になっていたのが、実現します。
これまた、元、生徒さんの、です。
もしかすると、また、「衝撃的」になるかしら?
なったら、いいなぁと、
ちょっと楽しみにしながら、車を走らせることにします。

きょうも、訪ねてきてくださって、ありがとうございました。





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2021年8月17日火曜日

トウモロコシの、ハナシ


 アナグラム、という言葉あそびがあります。
言葉の文字を入れかえて、別の文章をつくります。
それを仕事としている友が、
とってもいい文章をつくってくれました。

「ワクチン投与」という文が、
「死人の出ないコロナ」という文に!

Les doses de vaccin


Le covid sans décès


by Jacques Perry-Salkow



上の文字をバラバラにして、
2番目の文に当てはめてみると、
ぴったりするのがわかります。
すると、なんだか、
理由もないのに、それが、隠された意味、
のように、思えてきます。

本当に、そうなると、いいです。
















今年は、フランスで、春先に、
霜の害が出ましたので、
ぶどうや、すもものたぐいは、
今年は、食べられないと思っていました。

それが、
そんなことはなく、
スペインや、イタリアの果物が届きます。
そして、
とうとう、ぶどうの季節がきました。
「イタリア」という品種が、出ました。
皮は、今年はとても厚くて、りんごの皮のよう。
ですが、その甘いこと、甘いこと。

それは、
イタリアの夏が、とても暑いから、
こんなに甘くなったのだと思います。
うちでは、街中なので、ぶどうの木に、
霜はおりませんでした。
ですが、
この涼しいフランスです、
いくら実がなっても、酸っぱくて食べられません。

夫が、
「ツグミが食べにきたけれど、
酸っぱくて、実を、口からはなした」
といっています。
鳥が、「あら、すっぱい」と、
よりごのみをするのかどうだか、
それは、よくわかりませんが、
固くて、まだ食べられなかったのかもしれません。
いずれにしても、どうやら、
甘く熟すことは、なさそうに思えます。

暑い、暑い、夏があるから、
スイカが甘くなったり、
ぶどうが甘くなったりするのだなぁと、
がっかりします。
今年の夏は、わりと涼しかったので、
しめしめ、と思っていたのですが、
こういう反面もあるのです。
























それでも、
いい香りの花は、ちゃんと甘い香りになっています。
スイカズラも、
ジャスミンも、涼しくても、いい香りを
プレゼントしてくれます。

スイカズラの香りは、
そういえば、おしろい花の香りと、
似ています。
おしろい花は、
遠い昔、昭和時代には、
よく、咲いていました。
その香りが、夕方になると、
さらに強くなります。
散歩していると、それに、気がつきます。

フランスでも、たまに見かけますので、
タネは、とってあるのです。
それが、毎年、
まくのを忘れてしまいます。
ちょうど、まく時期は、
仕事がバタバタする、時期なのです。
毎年、忘れてしまってから、夏になって、
あぁ、そういえば、と思い出します。


来年こそは、
リマインダーに、教えてもらうことにします。
















リマインダーに、設定するときには、
来年は、
ぜひ、トウモロコシのことも、予定しようと思います。
ある人から、トウモロコシのアイディアを、もらいました。
おいしそうなのが、とれたようなのです。
私も、同じことをしたくなりました。
そして、
ゆでトウモロコシを、食するのです!

これまた、昭和時代には、
夏になったら、かならず、
トウモロコシが、八百屋さんに並んだと思います。
今でも、そうかもしれません。

トウモロコシ、といえば、
一つ、いい思い出があります。
小学校、4年生の時の担任の先生が、
「都会の子は、かわいそうだ」と、
日ごろから、おっしゃっていました。
そして、とうとう、
夏休みに、いくつかのグループに分けて、
クラスの生徒を全員、家に呼んでくださいました。
(あのころ、クラスは、45人くらいでした)

何が、かわいそうなのか、と、
私は興味しんしんでした。
先生は、横浜のお家で、もてなしをしてくださって、
そのあと、
そばの、雑木林や、
農家のお家に、連れていってくださいました。
虫取りや、
トウモロコシ狩りを、させてくれました。

おみやげに、
たくさんの、とりたての、
トウモロコシを、家に持って帰りました。
私は、たしかに、
田舎の生活も、楽しかったですが、
そんな風に、私たちを呼んでくださって、
家族で、もてなしてくださったことが、
うれしくて、たまりませんでした。
先生のことが、もっと好きになりました。

今でも、
心が、温かくなります。
















ところで、
フランスでは、トウモロコシといったら、
家畜のエサです。
農家の人に、売ってもらいたくなりますが、
固くて、食べられない、と言われています。
朝市で、人間用のが、手に入ることもあるのですが、
とても、マレです。
あとは、缶詰ばかり。

私のように、生トウモロコシを欲しがる人は、
あまり、いないのも、たしかです。
ですので、
来年は、まいてみようと思います。















ぶどうが出てくると、
9月も、近くなってくるのがわかります。
日も短くなってきています。

きのうは、マリア様の記念日、
宗教の、お祝いの日でした。
となりの教会では、
ミサを、スピーカーで、外にも聞こえるように、
行なっていました。
きれいな歌が、日暮れの空の中、
聞こえてきました。

あまり、きれいなので、
クリスチャンでもない私も、つられて、
外に出ました。
それは、それは、ステキな一コマでした。

ロワール川沿いでは、夕暮れに、
ヒップホップのバトルを、
やっていました。
高台の方から、見物しました。
これまた、
空の色と、川の色が、ステキでした。
ダンスの方は、ちょっぴり、イマイチに思いました。
でも、人のことを、とやかくいうより、
自分で、トレーニング、トレーニング、と
思いながら、家に戻りました。
















きょうも、ありがとうございました。

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2021年7月21日水曜日

コカコーラは、体に良い(かもしれない)

先日、用事があって、田舎まで車を走らせました。
朝日の中を走るのは、気持ちいいです。
ちょうど、ひまわり畑の花が咲いていました。

ちょっと降りて、
畑のふちを、歩きます。
遠くから見ていた畑にも、細かい世界があって、
これまた、ステキです。

きっと、「ナントカかづら」というような、
名前の、つるの植物が、ぐんぐんのびています。
それは、
まるで、学校で、ペン習字を習う時のお手本のように、
それはそれは、ステキな花文字になっています。

つる科の植物は、
私の大好物です。
スイカ、朝顔、ぶどう、なんでも、
つるが出てくると、ながめてしまいます。





 






でも、実際の植物の世界は、
ジャングルで、
つる科の植物は、そんなにステキなものでもないかもしれません。
からまれている木にとっては、
問題なのだと思います。

ですので、
けさも、うちの、つる科たちを、
ちょっとヘアカットしたところです。
つる科の勢いは、動物のよう。
からまれて、おおわれた草木は、何もできずにいます。

私は、なんでも植物がのびると、うれしくなって、
そのままにしたがりますが、
たまには、ヘアカットをしなくては、と、
がんばりました。

今年は、雨がよく降りますので、
草木が、
のびること、のびること!

















さて、
その田舎道の帰りには、
自動車用品の店に、立ち寄りました。
こんな店に来るのは、何十年ぶりです。
次に来るときは、また何十年後だと思って、
何か、必要なものはないか、と
お店中を回ります。

車の座席とか、
スパナ、だの、
ほとんど、興味のないものばかりですが、
一つ、目につくものがあります。
車の中にぶる下げる、香料です。

バックミラーのところにぶる下げると、
それがゆらゆら揺れて、目が回りそうになります。
それに、
人工香料で、気分が良くなったことは、
あまりありませんから、
もともと、興味はありません。
ですが、
それは、コカコーラのコップの形をしているのです。

これを、あのバッグにぶら下げたい、と
思ってしまったのです。
















香りの方は、
外へ何日間か置いておけば、
なくなるだろうと思います。
そして、
あのコップを、かざりにできます。
それに、もしかすると、
コカコーラの香りがするかもしれません。
万が一、そうだったら、
もう、このまま、あのスポーツバッグに、
ぶる下げてしまいます。

コカコーラ、
コーラのグミ、
コーラのキャンディ、
コーラのアイスキャンディ、
これらはみな、
私の大好物です。

今はもう、あまり飲みませんし、
食しないのですが、
でも、たまに、
例えば、山登りをしたあとは、
コカコーラと、バニラアイスを頼んで、
コーラフロートを自分で作り、
自分に乾杯します!

コカコーラは、
シェフが、これでソースを作ったこともあるくらいです。
もともと、ハーブのお薬でした(下にスパイスを書きました↓)。
こんなにステキな味、香りはないと思っています。

ですから、
もしかするとコーラの香りがするかもしれない、という
考えに、興奮してしまいます。



家に着いて、
パッケージを開ける時が、来ます。
見れば、コカコーラの会社が、作っている、
自動車の芳香剤です。
密封されたパッケージ。
ハサミで、切って、
どんな香りがするか、、、


なんと、
それは、コカコーラの香りでした!
ほんのり、上品な、
ステキな香りです。
いくらかいでも、飽きません。
深呼吸したくなるほどです。

なるほど、コカコーラが作っているのです、
よくできています。
宣伝したいのでしょう。
でしたら、
まがいの香りを発散させるわけにはいきません。
正真正銘の、コカコーラの香りです。

私にとっては、
大当たりです!
(と、書いているだけで、
涼しい気分がしてしまいます)



















というわけで、
しばらくは、キッチンにぶる下げておきます。
通るたびに、
いい気分になります。
きっと、これは、ハーブとは関係なく、
人工香料だと思います。
それでも、
気分は、スカッと、さわやかになります。
まちがいありません。

それにしても、
となりにあった、チェリーコーラの姉妹品も、
気になります。
何十年後かに、あのお店へ行ったら、
買うかもしれません。

















今年は、霜のせいで、
フランスの果物が、ずいぶんやられました。
そのせいで、いつもの、フランスのさくらんぼは、目にしません。
その代わり、
ドイツのさくらんぼが、来ています。
色が濃い赤です。
数年前、
ドイツに行った時、安くて、おいしくて、
おどろいたのを、思い出します。

そういえば、
アメリカは、ニューヨーク、
フロリダでも、さくらんぼは、安くておいしかったです。
大きくて、ジューシーです。
そういうさくらんぼが、今年は、
フランスに来ています。

やっと手に入る、
あんずは、フランスのものですが、
見かける数は少ないです。
でも、味は、バツグンです。
ゆっくり、ゆっくり、味わって、いただいています。

















きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。



** コーラスパイス **

主に、
- クローヴ
- カルダモン
- シナモン
- バニラ

- (レモン、ライム)

そして、さらに

- ジンジャー
- ナツメグ
- 黒こしょう
- コーラナッツ
- 赤とうがらし

などを入れてもいい。






 
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