新学年が、スムースに始まったと思ったら、
なんだか、ものすごく「密」な毎日になってしまっています。
「ふだん日記」などと言っておいて、
これは、日記ではなくて、「週記」だと思い始めていたのが、
今度は、「月記」になってしまいそうです。
でも、
もうじき、一段落つく予定です。
きょうは、
きのう、生徒さんが
とっても、いいことを言ってくれたので、
ここに書いておくことにします。
何が、よかったかって、
それは、本当の年より、15才若く見つもってもらえたのです。
気分が良くなります。
実は、フランスでは、
だいたいアジア人は、若く見られるのです。
だから、私は慣れているといえば慣れています。
それにしても、
同じ午後に、2人もの人から、
ぴったり同じ年齢を、言われたのです。
なんだか、その年齢が本当の感じがしてしまいます。
気分は、すっかり「若く」なってしまいました。
さて、
なぜ、そんな話題になったかといいますと。
生徒さんが、
私は何年間ピアノを弾いてきたか、を知りたがったからです。
そして、何才にピアノを始めたか。
私の年を知りたくて、
そういう手の込んだ質問をしたのかもしれません。
よくわかりませんが、
ほんとうに、
何年ぐらい経験を積むと、これくらい弾けるようになるか、
と、思ったのかもしれません。
それに答えると、
とてもするどい、ちいちゃな生徒さんは、
頭の中で計算をして、
「へぇ、いま、〇〇才なんですね、
びっくり。
▲▲才だと思ってました」と言います。
別な時に、もう一人の生徒さんが、
また同じことを言ってくれます。
まぁ〜、ありがとう。
ところが。
もう一人、すごい質問をしてきた7才の女の子もあったのです。
やはり、きのうの午後こと。
私が、どれくらいお給料をもらっているか、
という質問です。
こんなの初めてです!
むむ、どう答えようか、と迷います。
しばらく考えて、
「いいお給料もらってますよ」と、
数字ではなくて、
私の気持ちをいいます。
だけど、なんで、そんなことを知りたいのです?
尋ねてみれば。
それは、自分は、学校の先生になりたいけれども、
お父さんが、
「学校の先生になるためなんて、そんなことに
学費は払いません」と言った、ということです。
そんなの、払い甲斐がない、ということだそうです。
もっと、いいお給料がもらえるものにしなさい、
ということらしいです。
それで?あなたはどう思ってるんですか、と聞けば、
その答えが、すごいのです。
私はうなってしまったのですが、
「私は、お給料よりも、自由でいたい。
人生では、自分の好きなことをしたい」という返事なのです。
だから、やはり学校の先生になりたい、と。
7才の女の子が、こういうことを、
はっきり言うのです。
もう、びっくりです。
私は、そんなこと、きちんと考えたことあるだろうか、と
思ってしまいました。
私が「いいお給料をもらっています」と言ったので、
ピアノの先生になるのはいいことかもしれない、と
思ったそうです。
お父さんも賛成するだろう、と。
でも、私がなかなか数字を言いませんので、
お給料の件は、
また別な先生に質問するつもりです、と
言って、帰って行きました。
なんだか、すごい生徒さんだと思いました。
見た目は、
かわいらしい、7才の女の子でした。
きょうも、ご訪問、
ありがとうございました。
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