2023年2月17日金曜日

スキー休みに、ノルマンディー?


 今、フランスでは、スキー休みです。

フランス中がいっぺんにスキー場に行っては、
混雑するでしょう、と心配したのか、
フランスを3つに分けて、ゾーンごとに、じゅんぐり
休みになります。

といって、
フランス人全員がスキーに行くわけでもありません。
スキー場を盛り上げようと、
いつの日かの政治家が、工夫したのだと思います。

私は、このごろではスキーに行くこともなく、
ただ、休みをとります。
今年は、パリを回って、
ノルマンディーに来ました。

だんだん、旅行者も増えてきました。
パリも、にぎわってきています。
お天気が良かったので、
用があると、てくてく足で移動しました。
タクシーではなくて、
てくシー。


















パリでは、ロワール地方と比べると、
なんとなく、車の運転のしかたが、
スピーディです。
それに、道路工事だの、
職人さんの車が道路をふさいでいたりします。

だから、ちょっとしたことで、
すぐ、車がつっかえます。
そのせいか、
仕事中の人は、せかせかしてしまうと思います。
これは、ラクじゃないな、と思います。
パリでの仕事をやめて、
ロワール地方に来た人たちのことを思い出します。

その点、
ツーリストの私は、気楽なもんです。
お天気がいいのをめずらしく思いながら、
あちこち、キョロキョロ見ながら歩きます。





































































そして、ノルマンディーに向かいます。
もともと、ノルマンディー地方にバカンスに出るのは、
パリジャンが多いのです。
私も、その道を通っていきます。

パリの街を出るのに、
ずいぶん時間がかかりますが、それを超えてしまえば、
だんだん車の数も少なくなってきます。
あぁ、いい空気のバカンス、と
うれしくなります。

パリは、お天気が良かったのに、
風がなく、
空気の状態があまり良くなかったとのことです。
これは、とてもざんねん。
不思議なことですが、
フランスの冬には、そういうことが多いのです。
アルプスの山に行っても、
そういうことになります。

ロワール地方では、
ぶどう畑の農家のみなさんが、
霜がおりないようにと、
ちょっと寒くなると、
いろいろなものを燃すので、街まで煙が
回ってくることもあります。
いろいろな苦労があるのだと、気がつきます。
















さすがに、海辺では、
風もあって、
空気はとてもいいです。
















地元の人と話をすれば、
「あらざんねん、きのうまで、
とってもいい天気だったのに。
きょうは、くもりですねぇ」ということです。

私は、雨がふると聞いていたので、
それに、
この地は、雨がよくふるので有名ですから、
ふらないだけでも、かなりいいと思います。

雨でも、そうでなくても、
浜辺では、馬の練習をしている人がいました。
水の中を走ると、
少し、難儀になって、
スピードが落ちます。
馬も、ご苦労さまだと思います。

馬車を引いている人、
馬に乗ってる人。



















私は、浜辺の、
水と砂の境目を歩きます。
海鳥たちが、エサを探しているのを、
どかしながら、進みます。

人の出てない浜。
いい空気。
海の音。
頭の肌に風が当たって、冷たいです。
















そのあとは、
海水プールにつかって、
海に入っている気になります。
もう少し暖かければ、
無理して本物の海に入って、
30秒くらいで出てきたら、
サウナに直行する、という手もあります。

最近流行っている「クリオセラピー」だな、と
一人で笑ってしまいます。
氷点下150度だったか、ものすごく低い温度の
ところに数秒入って、
リウマチを治療する、というものです。
それが、クリオというから、おもしろいのです。

語源はちがいますが、
クリエというのは、
フランス語で、「叫ぶ」なのです。
マイナス150度だったら、叫んでしまいます。

私だって、
今日の海に入ったら、冷たくて
叫ぶだろうな、
クリオセラピーだな、と思いました。














そのあと、
街に出て、ショッピングをしました。
そして、おもしろいことに出会った話は、
また。

きょうも、
ご訪問、ありがとうございました。


 Chiyo


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2023年2月14日火曜日

バレンタインには、魚介類でジュテームと言う


 今、パリに来ています。
カラッと晴れて、気持ち良いこと!
昼間は、久しぶりのお日さまが、
とても心地よいです。

公園に行くと、
皆さん、椅子にすわって、太陽を楽しんでいます。
別にお話をしたわけでもないのに、
「ひなたぼっこがうれしい」という気持ちが、
わかってしまいます。
公園全体が、そういう雰囲気になっています。

でも、朝は、マイナス1度です。
息は、白いです。

こんなに気温が上がったり下がったり、というのは、
ものすごく久しぶりなのです。
メリハリがあって、いいです!
東京の気持ちいい冬を思い出します。

いつもは、
最低1度、最高3度、という
モノトーンな気温なのです。

春も近いな、という気がします。
















きのうは、ひなたの道を歩いていましたら、
歩道のはしに、クロッカスが咲いていました。
それを、しゃがんで、
写真に撮ろうとしていましたら、
ある男性が、ん?なになに、
と様子を見にきて、
そして、
「ブラボー」と言われてしまいました。

これは、パリだからだな、と思いました。
ロワール地方で、
草木の写真を撮っていても、
こんなふうに珍しがられたことはありません。
だからと言って、
こういう写真を撮る人が多い、というわけではないのですが。

そんなことを、
パリに住む人に話したら、
「お花を愛する、というライフスタイルを、
よしとするのは、パリジャン的なんですよ」という
説明が返ってきました。

それが本当かどうか、よく知りませんが、
そういえば、
「花を愛でるのは粋」というのは、
江戸っ子にもあるかもしれないなぁと、
思い出しました。





































そして、
ラーメン屋さんに誘われました。
パリのラーメン屋さん。

中に入れば、
なんと、まるで新橋のガード下のような内装です。
日本から持ってきたのでしょうか、
すべて、本物です。
古びた電線、
黒ずんだ日本家屋の窓、
ラーメン屋台、、、
まるで舞台装置のようです。

そして、もっとおどろいたのは、
流れる音楽は、音楽ではなくて、
日本の「音」なのです。

からすの声、
電車の音、
信号機の音、
駅のジングル、
人の声、
ゴーゴーという地下鉄のおと(?)、、

私は、それを聞きながら、
ラーメンをいただきました。

ラーメンは、とてもまじめに、
ていねいに作られていました。
だしから麺まで、自家製だそうです。
へぇ、と感心しながら、いただきました。

そして、
この「音」は、昔の、私の知ってる音ではないけれど、
里帰りするたびに聞こえる、
「今の東京」の音だと思いました。
毎回、びっくりする、音の数、量。

これにあこがれる、フランスの若い人たちが、
いるのだなぁと、
これまた、びっくりする気持ちになりました。
















ラーメンのあとは、
外で、
デザートに、コーヒー味のアイスクリームを、
いただきました。

季節がら、
あまり人も出ていませんでした。
ゆっくり、ゆっくり、
ステキなお花のコーンを、作ってくれました。

たかがアイスなのに、どうして
こんなに時間がかかるのだろうと、
外で待ってる、
お供の人たちが、いぶかるほどでした。

でき上がったコーンは、
私の大好物のコーヒー味ですし、
お花がうれしく、
喜んでいただきました。

















きょうは、バレンタインデーです。
どういうわけか、
下着屋さんが、はりきって、セクシーなものを
ウインドーに出しています。

同じような調子で、
魚屋さんでは、
「魚介類を買って、ジュテームと言いましょう」と
張り紙がしてありました。

これは、なんだか、変な感じだ、と
思いました。
タコやイカを買って、
ジュテームになるか?
と思ってしまいますが。

実は、生ガキを買って、豪勢な食事をしましょう、と
いうことだと思います。

レストランは、混み合って、満員になりますし、
お花は、値上がりしますし、
冬は、切り花は、どうも輸入物が多いのです。
それはどうも気に入りません。
自然に、
無理な力を加えた感じがして、
ちょっとくたびれてしまいます。

そんな時、
おうちで、ちょっといい食事、というのもいいと
思いました。

それにしても、
恋人がいる人はいいですけれど、
いない人は、どういうことになるかな、と
ちょっと心配になりました。

























きょうも、
読んでくださって、ありがとうございました。




 Chiyo


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2023年2月10日金曜日

お役所仕事では、追いつかない


 フランスにお住いの読者の方、
先週の木曜日には、クレープを焼きましたでしょうか?

そして、日本の読者の方、
先週の金曜日には、豆まきをなさいましたか?

と、そんなことを思いながら、
もう一週間がたってしまいました。
私は、どちらも行いました。

クレープを焼くのは、一種の「光のお祭り」。
日本の豆まきも、節分に、ですから、
東洋も、西洋も、
同じような時期に、季節が変わったと感じている、という
証拠かもしれません。

本当に、
日が暮れるのが、どんどん遅くなってきています。
毎日、くもり空の多いロワール地方ですが、
それでも、たまに日が照るときは、
ちょっとその光が力強い感じになっています。

あぁ、だんだん春に近づいてきてるな、と
思います。


















日本のニュースを見ていますと、
しぶといワルモノが、外国でつかまっています。
それは良かったですけれど、

それにしても、何年間も、
弱いお年寄りを相手に、ワルさをしてきたのです。
こんなに長いこと、
ワルモノを捕まえられなかった警察は???

と、私の頭の上からは、
クエッションマークが浮き出てしまいます。

昔から、
ねずみ小僧、ルパンや、
シャーロックホームズ、ポワロー探偵、
みんな、警察のうわ手を行くのです。
まぁ、お話ですので、
警察がドジの設定になっています。

でも、現実も、
そういう設定なのかもしれない、と思ってしまいます。
考えれば、お役所仕事では、
頭の切れるワルモノには、追いつかないのでしょうか。
そうでしたら、
気の毒でもあります。

それにしても、
もうちょっとがんばって欲しいと思います*。














話は変わります。

今まで私のお供をしてきてくれていた
iPod touchが、おだぶつになりそうです。
それに、りんご社では、もう
アイポッドを作らないことに決めたそうです。
というわけで、
お名残惜しいです。

小型で、すぐれもの。
これまでに、何台も使ってきました。
とても気に入っていました。
そして、最後の、このアイポッドは、
アメリカで手に入れたのです。
5年くらい前に、
貨物船に乗って、東海岸の港に
いくつか寄港したとき、
量産店に行って、買いました。

中国人の若い士官達と一緒に、
ワイワイ言いながら、買い物をしました。
どこの港だったか??

そうです、
リンゴマークの製品と、
ジーンズは、
なるたけ、アメリカで買うのがいいのです。
(フランスは税金が多すぎます)
また、
中国製ですのに、
中国本土で買うより安い、と、
士官の方たちも言っていました。
なんだか、おかしいです。

さて、本筋にもどります、
その、アイポッドの写真集を整理していましたら。
思い出がたくさんつまっていて、
それは、それは、楽しいものです。
自分の写真だけでなくて、
ツイッターでもらった、他の人の、
古い貴重な写真もあります。

そして、
気がつくのは、
私も、だれも、
みな少しずつ老けたなぁという感想です。
あぁ、がっかり、と思ってしまいます。

でも、そんなこと言ってる間に、
また老けるのです。
来年ごろにはまた、今、こんなふうに嘆いてる自分を、
「若かったなぁ〜」と思い返すのかもしれない。

と、
そんなことを、先ほどある人に話しましたら、
「そうなんです。
今が、一番『若い』ってことですよ」

と言ってくれましたので、
あぁ、そうか、と思いました。
これは、大変な事実だ、と思いました。
















その写真集の中に、
チューリッヒの広場で、
出会ったダンサーと、
ヒップホップを踊っている自分の動画も
見つけました。
5年くらい前のことです。

うーん、
これと比べて、今の私は、
上達してるのだろうか??
と、ちょっと疑問に思いました。
だといいですけど、
レッスンに行けば行くほど、
自信よりも、ダウトの方が、
大きくなってくるような気もします。

これは、自分の目が鋭くなったのかもしれません。

よくわかりませんが、
もうちょっと、本腰で、ダンスを
練習しようと思いました。

















きょうも、ご訪問ありがとうございました。




(* 今回捕まえた、頭のキレるワルモノたちには、
お仕置きとして、
今度は、警察で働いてもらったらどうかと
思います。
効果が上がるのではないかと思います。

もしかすると、こういうことは、
すでに、行われてるかもしれません)


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