きのうは、朝市で花を買いました。
わが家では、野菜や果物は、ほとんど朝市で買います。
産地直送、農家の人たちが、
朝早くから売りに来てくれています。
だいたい日曜日の朝に行っています。
けれど、ちょっと前から、水曜日に立つ市にも行くようになりました。
水曜日は、朝、仕事の前に行くことになります。
そうすると、かなりあわただしくなりますが、
それでも行きたい理由があります。
そこには、ちょっとステキな花が売られているからです。
野菜売りの農家のおじさんが、売っている花束です。
町の花屋さんとは違って、花の型がそろっていません。
自分の庭の花、という感じです。
小さい花束、中くらいの花束がたくさん並んでいます。
私が買うのは、3.8ユーロの小さい花束です。
ほぼ毎週買いに来ます。
お嫁さんと、お姑さんが、畑のすみで花を育てているのだそうです。
たしか、お姑さんがバラを育てていて、
それ以外はお嫁さん。
そして二人で、お花をミックスして花束をこしらえているそう。
私は、どのミックスを選ぶか、毎回、迷います。
一度選んでは、また別なのに目がいったり。
迷うのも、楽しみのひとつです。
その間、おじさんは、ニコニコ待っていてくれます。
毎週、どんな花束が来ているか、それを見るのも
楽しみです。
毎週といえば、
小学校のころ、(昭和時代の話です)
教室には、必ず、花瓶に花が生けられていました。
一輪ざし、といった程度で、まぁ2、3本の花でした。
「花係」というのがあって、
学校が用意する花をとりに行ったり、
古い花をすてて、花瓶を洗ったりしました。
毎週、花が変わるのです。
そんなことを、覚えているのも、
私はその「花係」になったことがあるからです。
今から思うと、あんなふつうの小学校でも、
ずいぶん風流なことをしていたと、感心します。
他の小学校でもそういう係はあったのでしょうか。
などなど、そんなことを思いながら、
ちょっぴり無理してでも、出勤の前に買いに行っています。
きのうのは、冬の花、ヒヤシンスがいい香りをはなっていました。
そして、チューリップ。
もう、そんな季節になりました。
月日のたつのは、早いなあ、とちょっと焦りました。
野菜も、春らしくなってきました。
きょうも、見に来てくださって、どうもありがとうございました。
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