2022年2月25日金曜日

ただ、ただ、平和を祈ります

プリン大統領が、世界の困ったさんになってしまっています。
一体、どういう心の中なのか、
私には、本当によくわからないですが。

きのうは、ジムに行きました。
ボディジャムの先生が、
「今日のダンスプログラムは、
2つあるうち、その順序を逆にします。
なぜ、逆さまにするのかというと、それは、
逆さまのことが、今、世の中に起こっているからです」

と、静かに言って、
いつも通り、ダンスをしました。
そして、最後に、別れる時に、先生が、
「みんな元気で、
平和の心を、どんどん発信してね」と言いました。

いつも通り、ホアン先生は、
優しく、繊細なメッセージを発信してくれていました。

















大ざっぱに言って、人間は、
ものを産み出したり、つくることと、
その逆に、
ものをこわすことと、2つできるように見えます。

運動をしすぎて、
筋肉痛になったとします。
それは、筋肉が、ほんの少しやぶけて、
痛くなるそうです。
それを、数日かけてなおす。
そして、新たに、また強くなるそうです。

こうやって、筋肉はついていくそうです。

私の体の中の細胞も、
毎日のように、古い細胞はなくなって、
新たに細胞は生まれるそうです。
そうやって、こうして、生きています。

なんていうことを、考えたりします。



 







私は、ソ連のピアノの先生方に、
多くを学んできました。
あの時代のモスクワの生活のことも、ちょっと
かいま見たりしました。
レーニンの銅像を、公園で取り除いているのも、
モスクワで見たことがあります。

やれやれと思っていましたら、
また、その時代に戻ってしまいそうです。
それは、本当に残念なことですが、
どうやったら、うまくいくのか、と考えますと、
途方に暮れてしまいます。

モスクワのピアノ文化は、素晴らしいのです。
そして、その、
モスクワには、いろんな地方の人が、集まっています。
ウクライナの人も。
私のお師匠も、ウクライナの人です。

ただ、ただ、このこんがらがりが、
元どおりになりますように
そして、そのあとは、
もっと強くて、優しい世の中になりますように、と
祈るばかりです。





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2022年2月16日水曜日

日本人、すごい!


今、ちょっとした冬休みです。
スキー休み、とも言います。
私も、スキーに行きたかったのですが、
どうも、そういう成り行きにはなりませんでした。

そのかわり、
北京オリンピックを、見させてもらっています!
その、素晴らしいこと。
朝ごはんの時に、
スノーボードの競技を見るのです。

もう、感激ばかりしています。
美しいですし、
すごいです。
ものすごく難しいことをやっていると思います。
1ミリまちがえれば、ケガします。

私は、つきっきりで、
見てしまいます。
どの人も、
長いこと、よくガンバって練習してきたと思います。

日本人も、今年は、
すごく活躍しています。
小柄な体で、ものすごい技術を見せてくれます。
ジャンプの後に、何度も空中回転。そして、
軽々と、着地(着雪)するときなど。
そのカッコ良さと言ったら。

涙が浮かぶほど、感動します。
「松島や あぁ松島や 松島や」が名句なら、
私だって、
「すごいのね あぁすごいわね すごいのね」と
歌いたくなる、
それほど、
言葉にならない感動です。

















あともう一つ、すごいと思うことがあります。
それは、選手たちの、メンタルです。

たとえば。

もし、一人がころぶと、
次の人が、ころぶことがあります。
また、その次の人がころんだりします。
それは、ピアノの試験でも、そういうことが、
たまにあります。
「伝染している」と思ってしまうくらい、
影響を与えてしまうのです。

ですから、
スノーボードで、妹がころんだので、
さて、そのあとに滑るお姉ちゃんは、どういうことになるかと、
私は、見ていたのです。
すると、そのお姉ちゃんは、
そんなのかまわん、という強さと勢いで、
ものすごい演技を見せてくれたのです。

それは、メダルを取れた日本の女性です。
そのあとインタビューを聞いていましたら、
あの北京の同じ場所で、ケガをしたことがあったので、
とてもこわかった、ということでした。

えええ?と思います。
だから、妹さんがころんだって、なんのその。
そんなのを上回る「敵」と戦っていたのかもしれません。
こわさ、という敵と。

ほんとに、ブラボーブラボーです。


















ひどいころび方をして、
とても痛かったはずなのに、それでも、そのあと2回も、
ちゃんと滑ってきた女性もありました。
日本女性。
よくがんばったと思いました。
強い心の持ち主だろうと思いました。

また、
そういう時は、
自分がスキーでころんで、息が止まって、苦しかったことを、
思い出したりしてしまいます。
私のレベルは、ものすごく下レベルですけど、
痛さは、ちょっと似ているかもしれません。

それから、
ものすごいワザにチャレンジした、日本女性。
うまく着地できなかったけれども、
すごかったです。
他の国のライダーたちも、やってきて、
一緒に喜んでいました。
いい雰囲気です。

あぁ、おもしろい、
楽しい、
解説のお兄さんも、すごく明るそうで、
いい解説をしてくれるし、と、
私は、興奮して、
朝ごはんのテーブルに、ずっといます。

















それに比べると、
フィギュアスケートは、
フランステレビの、
解説のお姉さんが、ちょっと厳しすぎます。
細かいことに、うるさいのなんの。
聞いていると、学校で、
なんだかんだとお小言を言われているようです。
せっかくの競技が、おもしろくなくなります。

今年は、
アイスダンスで、フランスのカップルが、
とてもずば抜けて、素晴らしかったので、
これを見ていました。
ずば抜けて素敵なので、
さすがの、うるさ姉さんも、絶賛していましたので、
ホッとしました。

























ところで、
きのうは、バレンタインデーでした。
この日には、よく、
夫が、お花を買ってきてくれます。
でも、この冬の季節に、赤いバラは、
どうも自然な感じがしませんので、
これは、遠慮しています。
それを知っていますので、
きのうは、クリスマスローズの鉢植えを、
買ってきてくれました。

そして、
私は夫に、何をプレゼント?と
考えました。そして、
アマンドサブレ、と思いつきました。
















古いレシピ帳をさがしてきて、
もう、ボロボロになったノートから、
「アマンドサブレ」を見つけました。
思えば、それは、私が大学生の時の、レシピです。
そのとき作って、おいしかったのは覚えていますが、
それ以来、一回も作っていません。
なぜだか、わかりません。

それを、作りました。
レシピノートの紙は、黄ばんでいました。
スライスアーモンドを、こんがり焼いて、
それを、生地に入れます。
そして、角の柱型にして、冷やす。
それを、うすくスライスして、天火で焼くのです。

作りながら、
これを作ったころの若い自分を、
思い出しました。
そして、でき上がったサブレは、喜んでもらえました。
なんで、今まで作らなかったのかな、
これから、もっと作ろう、と思いました。



もう、お日様も高くなってきて、
だんだん、明るさも増えてきました。

きのうなどは、バラバラと、ヒョウが降ってきました。
これは、フランスでは、春のしるしです。
それはうれしいけれど、
車や、屋根に被害があっては困る、
保険のために証拠を、と、あわてて外へ出て、
ヒョウをお皿に取りました。
そして、急いで、冷凍庫に入れました。
小粒のヒョウでした。

そして、念のために、
地べたにころがるヒョウを、写真に撮りました。
大きさがわかるように、
私の靴も、一緒に撮りました。

あとで、夫に、
「こんなヒョウが降ってきたのよ」と、
見せようと、冷凍庫を開けました。ですが、
お皿の中のヒョウは、ほとんど、とけてしまっていて、
ただの水が、でこぼこと、
凍っていただけでした。

二人で、笑いました。


きょうも、ありがとうございました。






 

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2022年2月10日木曜日

砂糖入りクロワッサンは、やめておく


 

先日、仕事があって、パリまで足を伸ばしました。
用事は午後からなので、朝は、ちょっと早めに行って、
ルーブル美術館を、楽しむことにします。

考えれば、
うちのドアから、ルーブルの入り口までは、
2時間で行けるのです。
それなら、これからも、どんどん行こうと思います。

私は、前から、
フランス国鉄の切符が、シニア割引になるのを、
楽しみに待っていました。
若いころは、そういう割引がいくつもあって、
それを利用しては、フランス中、電車を乗り回していました。

しばらく、利用できない月日がありました。でも、
また、年をとれば、
割引がもらえる!と、思っていました。
実は、
このあいだ、イキヨウヨウと、割引券を、
作ろうと、書類を用意しはじめたのです。
ところが。

残念なことを、発見したのです。
もちろん、割引は、あるのですが、
私より若い人にも、割引はあり、
もっともっと若い、昔の私のような人にも、
割引がある。

ということは、
どなたも、もれなく割引がある、ということになります。
ようやく待って、楽しみにしていたこの日に、
こういうことを知って、がっかり!
















これは、コロナのせいらしいのです。
ロックダウンのせいで、国鉄を使う人が、
ものすごく減りました。
それで、運賃の値下げをしているそうです。
どんどん、電車に乗ってください、と
キャンペーンをしています。

そして、こういう割引も、やっているのです。
これで、
どなたも全員、割引権利があることになってしまいました。
これは、
年をとれば、ちょっと、ごほうびのように、
もらえる特権だと思っていたのに。

まぁ、それでも、いいか。

























朝、パリの駅に着くと、
マスクをしていても、コーヒーの香りがしてきます。
それは、それは、いい香りです。
誰が飲んでいるのか。
仕事をしている人、それとも、旅人?

昔の東京でしたら、
立ち食いそばの香りがするのかもしれません。
そんな思い出を、私は持っています。
パリでは、コーヒーの香り。
でも、
今の東京も、コーヒーの香りなのかもしれません。

それが、いい香りなこと。
そして、まだ、ツーリストがいなくて、
パリが、なんとなくスカスカすいていること。
聞こえてくるざわめきも、なんとなく、静か。
mp メッゾピアノです。

私も、コーヒーが飲みたくなります。
それで、
ルーブルの、休けい時間に、
「カフェクレームと、クロワッサン」と決めます。
これは、ものすごくステキなひとときなのです。
「至福のとき」、というのでしょうか。

















牛乳を入れたコーヒーを、フランスでは
「カフェオレ」というのだと思うのですが、
そして、そういう言葉はあるのですが、
なぜか、カフェでは、「カフェクレーム」と注文します。
「クレームを一つ」と言ったって、通じます。
大きいの?小さいの?と聞かれますから、
小さいの、と頼みます。

それに、お砂糖をちょと入れて、
クロワッサンと食します。
以前は、クロワッサンのお腹をさいて、
そこにお砂糖をふりかけて、食していました。
これまた、おいしいのです。

でも、最近は、「至福のとき」の、
「福」の文字が、「腹」という文字に思えてきて、
さらには、「私腹を肥やす」という言葉と混ざって、
なんだか、お腹が肥えてくるような気持ちになってしまいます。
ですので、
これは、控えようと、思ってしまいます。
今では、このお砂糖は、想像するだけにして、
プレーンクロワッサンを、ゆっくりいただきます。

カフェオレと、ぴったり合います。
もちろんおいしいですが、
香りは、さらに、いいです。


















お昼は、テラスで。
ウエイトレスの人は、何やら、
きりきり舞いをしていました。
おいしいですし、
サービスもいいのですが、
どうも、人手不足のようです。

デザートの注文をしたくても、
なかなか来てくれませんでした。
こりゃ、コロナのせいかもしれない、と思います。
やっと来てくれた時に、
「ねぇ、あなた。一人なんですか」と聞けば、
そうなんです、今日は、2人、コロナで欠席が出ました、と
いうことでした。

かわいそうに。

こっちも、客ですから、
そして用事があるので、
こんなにのろくては困るのですけど、
彼女は、こんなにがんばっても、
お客さんには、満足してもらえなくて、大変だな、と思いました。

おわびに、と、
最後のお茶は、プレゼントしてくれました。
















用事をすませて、
買い物をして、帰り道に、着きました。
日本のお店、ユニクロ、とMUJIでした。
日本食のスーパーにも行きたかったのですが、
帰りの電車の時間が、せまっていました。

















ところで、
家では、今、梅の花が満開です。
バナナのような、
遠い昔の、昭和時代の、
香り消しゴムのような、いい香りが、
遠くでも、します。

強くないのに、この香りは、かなり遠くまで行きます。
ステキな花だと、毎年、思います。
そして、
東京の、
湯島天神の梅や、
大森の梅屋敷の梅を、思い出します。
きっと、今も、ステキに咲いていると思います。

そして、今年、
うちでは、どのくらい収穫ができるだろうか、と
梅干しの計画も、思い浮かべます。
この花が、全部実ってくれたら、かなりの量になるのです。
それまで、霜がおりませんように。



















だんだん、春が近づいています。
季節の変わり目、みなさん、お元気でおすごしください。


きょうも、ありがとうございました。



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