2022年2月10日木曜日

砂糖入りクロワッサンは、やめておく


 

先日、仕事があって、パリまで足を伸ばしました。
用事は午後からなので、朝は、ちょっと早めに行って、
ルーブル美術館を、楽しむことにします。

考えれば、
うちのドアから、ルーブルの入り口までは、
2時間で行けるのです。
それなら、これからも、どんどん行こうと思います。

私は、前から、
フランス国鉄の切符が、シニア割引になるのを、
楽しみに待っていました。
若いころは、そういう割引がいくつもあって、
それを利用しては、フランス中、電車を乗り回していました。

しばらく、利用できない月日がありました。でも、
また、年をとれば、
割引がもらえる!と、思っていました。
実は、
このあいだ、イキヨウヨウと、割引券を、
作ろうと、書類を用意しはじめたのです。
ところが。

残念なことを、発見したのです。
もちろん、割引は、あるのですが、
私より若い人にも、割引はあり、
もっともっと若い、昔の私のような人にも、
割引がある。

ということは、
どなたも、もれなく割引がある、ということになります。
ようやく待って、楽しみにしていたこの日に、
こういうことを知って、がっかり!
















これは、コロナのせいらしいのです。
ロックダウンのせいで、国鉄を使う人が、
ものすごく減りました。
それで、運賃の値下げをしているそうです。
どんどん、電車に乗ってください、と
キャンペーンをしています。

そして、こういう割引も、やっているのです。
これで、
どなたも全員、割引権利があることになってしまいました。
これは、
年をとれば、ちょっと、ごほうびのように、
もらえる特権だと思っていたのに。

まぁ、それでも、いいか。

























朝、パリの駅に着くと、
マスクをしていても、コーヒーの香りがしてきます。
それは、それは、いい香りです。
誰が飲んでいるのか。
仕事をしている人、それとも、旅人?

昔の東京でしたら、
立ち食いそばの香りがするのかもしれません。
そんな思い出を、私は持っています。
パリでは、コーヒーの香り。
でも、
今の東京も、コーヒーの香りなのかもしれません。

それが、いい香りなこと。
そして、まだ、ツーリストがいなくて、
パリが、なんとなくスカスカすいていること。
聞こえてくるざわめきも、なんとなく、静か。
mp メッゾピアノです。

私も、コーヒーが飲みたくなります。
それで、
ルーブルの、休けい時間に、
「カフェクレームと、クロワッサン」と決めます。
これは、ものすごくステキなひとときなのです。
「至福のとき」、というのでしょうか。

















牛乳を入れたコーヒーを、フランスでは
「カフェオレ」というのだと思うのですが、
そして、そういう言葉はあるのですが、
なぜか、カフェでは、「カフェクレーム」と注文します。
「クレームを一つ」と言ったって、通じます。
大きいの?小さいの?と聞かれますから、
小さいの、と頼みます。

それに、お砂糖をちょと入れて、
クロワッサンと食します。
以前は、クロワッサンのお腹をさいて、
そこにお砂糖をふりかけて、食していました。
これまた、おいしいのです。

でも、最近は、「至福のとき」の、
「福」の文字が、「腹」という文字に思えてきて、
さらには、「私腹を肥やす」という言葉と混ざって、
なんだか、お腹が肥えてくるような気持ちになってしまいます。
ですので、
これは、控えようと、思ってしまいます。
今では、このお砂糖は、想像するだけにして、
プレーンクロワッサンを、ゆっくりいただきます。

カフェオレと、ぴったり合います。
もちろんおいしいですが、
香りは、さらに、いいです。


















お昼は、テラスで。
ウエイトレスの人は、何やら、
きりきり舞いをしていました。
おいしいですし、
サービスもいいのですが、
どうも、人手不足のようです。

デザートの注文をしたくても、
なかなか来てくれませんでした。
こりゃ、コロナのせいかもしれない、と思います。
やっと来てくれた時に、
「ねぇ、あなた。一人なんですか」と聞けば、
そうなんです、今日は、2人、コロナで欠席が出ました、と
いうことでした。

かわいそうに。

こっちも、客ですから、
そして用事があるので、
こんなにのろくては困るのですけど、
彼女は、こんなにがんばっても、
お客さんには、満足してもらえなくて、大変だな、と思いました。

おわびに、と、
最後のお茶は、プレゼントしてくれました。
















用事をすませて、
買い物をして、帰り道に、着きました。
日本のお店、ユニクロ、とMUJIでした。
日本食のスーパーにも行きたかったのですが、
帰りの電車の時間が、せまっていました。

















ところで、
家では、今、梅の花が満開です。
バナナのような、
遠い昔の、昭和時代の、
香り消しゴムのような、いい香りが、
遠くでも、します。

強くないのに、この香りは、かなり遠くまで行きます。
ステキな花だと、毎年、思います。
そして、
東京の、
湯島天神の梅や、
大森の梅屋敷の梅を、思い出します。
きっと、今も、ステキに咲いていると思います。

そして、今年、
うちでは、どのくらい収穫ができるだろうか、と
梅干しの計画も、思い浮かべます。
この花が、全部実ってくれたら、かなりの量になるのです。
それまで、霜がおりませんように。



















だんだん、春が近づいています。
季節の変わり目、みなさん、お元気でおすごしください。


きょうも、ありがとうございました。



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