2017年4月21日金曜日

るりいろ海岸(コートダジュール)


この休みを使って、地中海を見に行きました。
ちょっと、がまんすれば、海水浴もできました。
とはいっても、水は冷たかったです。
2分くらいつかれば、もう、限度。
泳ぐ人は、私と、あと数人だけでした。

明るい日ざしと、きれいな空と海の色を、
じゅうぶん味わって、
体もよろこんで、
鼻カゼも吹き飛んで、
わが家にもどってくれば。

家の暖房が、こわれていました!
石の家だから、しんしんと冷えます。
今、ももひきをはいて、ジーンズをはいています。
まるで、スキーに行ったようです。
きのうまで、はだしでサンダルをはいていたのに。
信じられない、温度の差です。


私は、ニースに行くのが大好きです。
数年前に、たまたまニースの上空を通ることがありました。
そのとき、海の色に、見とれてしまったのです。
こんな色の海があるなんて!
こういう色の水の中で、泳いでみたい!と、
思ってしまったのです。

それ以来、ニースの海によく行きます。

たまたま通った、というのは、どういうことかというと、
覚えてらっしゃる方もあると思いますが、
アイスランドの火山のせいで、
飛行機が、思うように飛べなかったときのことです。

日本から、帰ってくるのに、
イタリア、ローマ経由で、
野宿をしたり、飛行機をなんども乗り継いで、
大変な思いをして、
パリまで、たどりつきました。

その、大変な旅の、最後の方、
やっと、フランスの陸が見えてきた、という所が、
ニースでした。
飛行場は、海岸にあります。
もう着く、というとき、海はすぐそこに見えました。
まぁ、なんという色!

やっと、着けた、
あと、もうすこしで、わが家に帰れる、という、
うれしい、ほっとした気持ちでした。
それが、
こんな海の色に見とれる気持ちを、
ちょっぴり、倍増したかもしれません。

しかし、
何回行っても、この海の色は、ステキです。

それに、ちょっと風があって、
波がでたりすれば、
海底が、かきまぜられるのか、
まるで、紅茶にミルクをいれたように、
青色も、ミルキーな色になります。

小さいころ、
遠い昔、昭和時代のことですが、
アイスキャンデーに、ソーダ味、というのがありました。
その色と同じになります。

たぶん、
私が、この色に見とれたとき、
このソーダ味、アイスキャンデーというのが、
頭のどこかにあったと思います。
こんな色の海につかってみたい、と思ったのも、
ソーダ味がするかもしれない、と
思ったからかもしれないです。

なんど泳いでも、
いっこうに、ソーダ味はしませんが、
この色は、やっぱりステキです。

ラムネのびんに、こんな色がありましたし、
ビー玉にも、ありました。
きれいな、きれいな、色です。
小さいころ、
そんなガラスの、きれいな色をのぞいて、
見とれていたことを、思い出します。

なるほど、やっぱり、
昔の人も「この色はすごい!」と思ったのでしょうか。
コートダジュールというのは、
青色の海岸、という意味です。
日本語では、こんぺき海岸と訳したりするそうです。

なんだか、こんぺいとうを思い出してしまいます。
私だったら、
「るりいろ海岸」がいいな、と思います。
でも、
一番ぴったりくるのは、
「ソーダ味アイスキャンデー海岸」かもしれません。

などと、思いながら、
かじかむ手で、パソコンを打っています。
暖房は、月曜日になおるそうです。
ということは、
3日間くらいは、冬支度での生活になるということです。



あしたは、ニースのとなりの海岸のことを、
お話したいと思います。

きょうも、読んでくださってありがとうございました。
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