きょうは、フランス大統領選挙の日。
朝市に行っても、
立ち話をしても、
選挙の話でいっぱい!
さぁ、どういう結果になりますか。
サスペンスたっぷり。
さて、
私は、地中海の強い印象から、
まださめないでいます。
その、
「おいしい」を通りこして、
「感動した」、
というレベルの、食事の話をしたいと思います。
私は、食いしん坊ですが、
高いお金を払って、レストランには、あまり行きません。
一瞬にして、お金が消えていくより、
そのお金で、
ステキなバッグとか、コートを買いたい、と
思ってしまうのです。
その方が、長いこと楽しめると思ってしまう。
といって、バッグを買うかというと、
そうでもないです。
そういうぜいたくに、慣れていないのかもしれません。
というわけで、
高級レストランのことは、あまりよく知りません。
そんな私が、グルメレポートをしても、
あまり、信ぴょう性はないかもしれないですが、
でも、
心をこめて、一生懸命作っているなぁというお店にあうと、
やはり、うれしくなります。
そんなレストランが、ニースの近くにあります。
行くのは、今度が2回目ですから、
とっても楽しみにしていました。
サンジャンキャップフェラという、
かなり覚えにくい地名。そこにある、ホテルの中にあります。
それが、
高級レストランなのですが、
ふんいきが、とてもフレンドリーです。
内装は、日本的なものを取り入れて、
あんどんのような、ランプがあったり、
黒い漆器のお盆があったり、と
日本人の私にとっては、自分ちにいるような気持ちになれます。
たのまなくても、
手はじめに、アペリティフが出てきます。
それが、もう、いやになるくらい、おいしい!
なぜ、いやになるかというと、
そんなものを調子に乗って食べていると、
お腹がいっぱいになって、
次にでてくるお料理が、おいしくなくなりそうだからです。
それは、いかにも単純で、
ブリオッシュと、
あら塩と、
しぼりたての、香りのいいオリーブ油、
バター、
そして、オリーブ。
食べ方は、
ブリオッシュをちぎって、
オリーブ油につけて、いただく。
あら塩を、つまむ。
話をきけば、やっぱり、
ものすごく吟味して、チョイスした品ばかりなのです。
そこまで、こだわってくれるのは、
職人気質です。
私はうれしくなります。
前菜も、主菜も、
もちろん、おいしいですし、
白くて地味なお皿に、まるで絵を描いたように、
盛り合わせてあります。
これは、日本料理を見習ったのかもしれません。
ただ、色づかいや、模様は、なんとなく、
西洋風に思えます。
食べてしまうのが、もったいない!という気持ちになります。
そして、今回、いたく感激した一品があります。
「ル シトロン」というデザートです。
英語で言えば、ザ レモン、というような、
これぞ、レモンです!とアピールしている、
おかしな名前の、デザートです。
だれかが、注文のとき、
「それは、メレンゲつきレモンタルトみたいなもんですか」と
たずねたら、
「いえ、それを、添削、修正したようなもんです」
という答えが聞こえてきたので、
へぇ、すごいな、ずいぶん自信があるんだな、
と、興味をもっていました。
それが。たしかに。
いざ味わってみると。
これを、文章にあらわすのは、ちょっと無理です。
印象が強烈ですし、
こんな組み合わせを、どうやって思いついたのか、
これは、芸術だ、と思ってしまいます。
何にたとえていいのか、見当がつかないです。
バジリコとライムをまぜたシャーベット、
甘さのない、タルト生地。
甘い、レモンリーム、
ひどくすっぱくて、ビリビリしてしまう、レモン酢とレモン汁、
大きく、うすせんべいのような、甘いメレンゲ、
名もわからないような、いろいろなスパイス。
そして、食べる直前に、
イラン産の黒い干しレモン(?)を、おろし金で、すってくれる。
山椒の粉みたいに、いい香りと強い味がする。
などなど、
が、あわさって、不思議な味になります。
帽子をぬがせて、
順序よく、食べられるようになっています。
そのハーモニーが、
なんともいえません。
私は、
どんどん食べていくうちに、
自分がどこにいるのか、
これは、デザートなのか、
一品料理なのか、
何を食べているのか、
まったくわからなくなりました。
ものすごい、香り、風味でした。
今でも、書いているだけで、
それが、よみがえってくるようです。
一粒で、何度もおいしい、です。
ところで、
私はすぐ、値段のことが気になります。
それが、
そんなに高くないのです。
と、私は思います。
星つきシェフのレストランは、
もっともっと、高いはずです。
もし、
ニースあたりに旅する方がありましたら、
ぜひ、ここまで足をのばされたらいいと、思います。
フランスのいいところを、
たっぷり、楽しめると思います。
あ、
それから、もう一つの楽しみ。
私は、グラスでワインを頼みます。
すると、ソムリエが、これこれがいいですよ、
と、うんちくをかたむけてくれます。
試しますか、ほら、どうです?と、
ちょっと、ついでくれたりします。
私は、なにも知識がないですから、
フィーリングで、こんなのがいい、と言えば、
ぴったりのを、アドバイスしてくれます。
お料理と、ワインの組み合わせも、
きっと、奥が深いのだろうなぁと、
ぼんやり思いながら、
それにしても、ぴったりだな、と、
楽しく、いただきました。
このレストランの名は、
La Table du Royal
です。
次の日、
ニースの古城を、ぶらぶら歩いていると、
ちょうど、お昼どきで、
遠足の子どもたちが、お弁当をひろげていました。
芝生に、布をひろげて、
そこでお昼をとるさまは、しばらく見なかったです。
みなさん、うれしそうにしています。
なんだか、昭和時代の、私の遠足とそっくり、と
とてもなつかしく思いました。
きょうも、読んでくださってありがとうございました。
それでは、また!

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