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2022年6月15日水曜日

オンラインお焼香


きのうは、朝4時に起きました。
私は、どちらかというと早起きの方です。
でも、
これほど早いのは、よっぽどのことがないと。

これは、
日本の親せきの法事に、オンラインで参加したのです。
東京では、法事が終わったら、
ゆっくりご飯でも、という計算で、
午前11時半、と決めたようです。

それを聞いたとき、
私も参加したい、と思いましたが、
同時に、うわぁ、こんなに朝早く、大丈夫だろうか、という考えも、
頭の中をかすめました。
フランスでは、朝4時半となるのです。
でも、まぁ、なんとなかるだろうと思いました。

それでも、
カレンダーを見るたび、
少しストレスになっていました。
4時起き、4時起き。
















始まりは、4時半。

ゆうべ、
着るもの、
時計、
スマホスタンドは、用意しておきました。

ご飯は食べたくなるのか、どうなのか。
その時になってみないとわからない、と思いました。
目覚ましは、2つセットしました。

4時に、目が覚めます。
あぁ、大丈夫、寝過ごさなかった、と安心します。
でも、また眠ってしまわないように、気をつけます。
身なりを整えます。
やっぱり、お茶を入れよう、
パンも焼こう、と準備します。

お茶とトーストなしでは、声が出ないと思いました。
マイクのテストのように、あーあーあー、と
発声練習をします。
お坊さんや、出席の人にごあいさつするのです。
大丈夫そうです。

そして、
4時25分を待って、
スマホでテレビ電話をかけます。
つながりました。
あの、おなじみのお寺の中が見えます。
すごいことです!
















みなさん、マスクをつけているので、
顔は見えませんが、私だけは、
マスクなしです。
「ヤァ、お久しぶり」と言いたくなりますが、
そういう場合ではない。
みなさん、とてもまじめな顔つきです。

そして、お経。
ポクポクポク、と木魚や、
ごわぁ〜んというかねの音。
音の質はイマイチですが、わかります、わかります。
これ!これ!久しぶり、と思います。

そして、お焼香
みなさん、かわるがわる、お焼香に行きます。
私もやらせてもらえたらいいのに、
でも、多分ダメだろうな、と思っていますと、
気の利く人がいます。
スマホを持って歩いて、前の方へ行って、
Chiyo  さんにも、お焼香をさせてもらいなさい、と
声をかける人が。

うわぁ、
久しぶり。
そういえば、こういう習慣があったのでした。
お焼香なんて。
まるで、お寺の中を歩いているみたいな気分になります。
「オンラインお焼香」です。

そして、おつとめは終わり。
おしゃべりするヒマもとらず、まじめに、
スイッチは切られます。
さようなら〜、またね。

私だけ、まだ暗い、朝のフランスに戻ります。
とても満足でした。
こんなことができて、本当に良かった、
すごいことだ、と思いました。

欲をいいますと、
なんとなく変だったのは、
お線香の香りが、ひとかけらもなかったことです。
法事といったら、あの香り。
でも、
もしかすると、そのうち、
そういうことができるようになるかもしれない、と
SF 小説のようなことを、考えました。

もちろん、
もっと欲を言えば、、、。















このごろは、いい天気で、
涼しい風で、気持ちいいです。
ロワール川あたりを歩いていますと、
自転車の人も多いです。

その中には、
イヤホンで音楽を聴いている人もいますが、
たまに、自分のスピーカーで、音楽を聴いてる人もいます。
それは、
ちょっと、おもしろいです。
あぁ、この人は、こういうのが好きなんだな、と
わかってしまいます。
さぁっとあらわれて、
さぁっと、横に消えてしまいますので、
音迷惑、という感じにもなりません。

こないだは、こうして、
ある男性が、クラシック音楽を聴きながら、
自転車をこいでいました。
めずらしいです。
へぇ、と思います。

また、ノリのいい曲だったりすると、
あぁ、あなたはこういうのが好きなのね、
ダンスも好きですか?と、聞きたくなってしまいます。
一緒に踊りたくなります。

















今、
いろいろな花が、いい香りを出しています。
外を歩いていると、
目をつぶっていても、歩けそうなくらい、
ここには、この木、
ここには、この花、というのが、香りでわかります。

うちの、タイサンボクは、花が始まりました。
レモンっぽい香りが、すごいです。
それをかぐだけで、上キゲンになってしまいます。
あと、
私の好物は、Chèvrefeuille 。
上の写真の花です。
オシロイバナの香りと似ています。

あとは、
ジャスミンの花、
木いちごの実が、とてもいい香りです。

 















このブログを書き始めて、
しばらくになります。

毎年毎年、同じような写真ばかり、
載せているのかもしれない、と
ちょっと気になります。
毎年、同じような草木の。
四季の移り変わりで、そうなってしまうのです。

私にとっては、毎回、
新鮮な感じなのですが。
























きょうも、ありがとうございました。


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2020年7月26日日曜日

フランスの、お葬儀


先日は、
近所のおじいさんの、お葬儀でした。
とても大きな教会で、ということです。

とても大事な役割をなさってた方ですから、
きっと、人もたくさん集まるだろうと思っていました。
でも、
お友だちは、みなさん、お年寄りですから、
どのくらい、いらっしゃるのか。

だって、ある日、
そのおじいさん夫婦とおしゃべりをしていましたら、

「あぁ、いやんなっちゃうわね、
最近は、お葬儀ばっかり。
みんな、行っちゃうのよ」

って、言ってましたから、
私は、どういうことになるか、と思っていました。

それから、
ウイルスの心配は、するのか。
みなさん、なさるのか。
私は、どうしよう!?

そんなことばかり、考えていましたが、
やっぱり、
私は、おじいさんに「さよなら」を言いに行きました。


大きな教会ですし、
風通しもよさそうですから、
私は、うしろの、はしの方にいて、
見届けさせてもらおう、と思いました。

教会に、おそめに、歩いていきました。
そばに着いた時、
鐘が、鳴りはじめました。
しみじみ、します。
あぁ、こうやって、
みなさんに知らせているな、と思いました。
おじいさん、
あなたの番になりましたね、と
思い、足がはやまります。

遅れていこうと思ったのですが、
やっぱり、
ちゃんと、着こう、と思います。


みなさん、ちゃんと、マスクをしていました。
ずいぶん、たくさんの方が、ありました。
はなればなれに、すわっていました。
私は、とても、はなれて、すわりました。
お元気そうな、お年寄りが、たくさん。
おじいさんと、同じような、元気な方々。

神父さんのおはなし、
息子さんのおはなし、
どれもこれも、さっぱりとしていて、
あんまり、悲しいというふうではありません。
孫の方は、ひ孫ちゃんを乳母車にのせて、
教会の中を、いったりきたり、しています。
ゆったり、ゆったり、なんども。

私も、
このごろは、
よく、お葬儀に、行きます。
とても悲しいお葬儀があります。
帰ってくるとき、ぐったりしてしまうような。
でも、
このおじいさんの、は、
そうでもありません。
奥さんも、しっかりしています。

おじいさんとの会話を思い出します。

スキーのはなし。
「今年の雪は、ひどかったねぇ」
もう、かなりのお年なのに、スキーをしていらっしゃった。
水上スキーもしていらした。
ピアノ、ききに来てください、と言えば、
プログラムを、辛抱してきいてくださる。
でも、本音は、花より団子だったのです。
そのあとの、アペリティフをものすごく、
楽しみにしていらしたのが、よくわかります。


私は、
日本のお葬儀を、ほとんどパスしてしまっています。
外国にいるせいです。
しがらみがない、というのは、
いいな、と思う方もあるかもしれません。

私は、
仕事を夢中でしていたころは、
そんなことを考えるひまも、ありませんでした。
けれど、今、考えてみますと、
おじいちゃん、
おばあちゃんのお葬儀に、出られませんでした。
その他、親せきの人々、恩師。
まだ、
元気一杯の人が多いですが、
友人の、だって、
行けませんでした。

前は、電報を打ったりしました。
それだけだって、かなりの思いをして、
打ちました。
今では、そんな風習もなくなりました。

気持ちは、じゅうぶんみなさんと一緒ですから、
行けなくても、いい、と、
頭で説明していますが、
ほんとうは、行きたいです。

ですから、
私は、ここフランスでは、
あまり近い人でなくても、
行かれるお葬儀には、行きます。

そして、今まで行かれなかった分、
「ばんかい」します。
まとめて、
その人たちに、またさよならを言ったりします。


しばらくしたら、
友人が、おくれてやってきました。
私を見つけて、となりに、すわりました。

「サヴァ?」(どう?)
ときけば、
「いやな思い出が、よみがえってくる」ということでした。
去年、奥さんをなくした、ことを言ってるのです。
あぁ、そうだね、ほんとだね。

私も、
いろんな人のことを、思い出していましたが、
彼も、なのだなぁと、
思いました。
もしかすると、
この教会にすわってるみなさん、
それぞれ、心の中で、どなたかを思い出してるかもしれない、と
思ったりしました。

きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。



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2018年4月11日水曜日

海外で、日本の本を読む



とても長いこと、日記を書けずにいました。
どうかしたのか、と、
心配してくださった方、
どうもありがとうございました。

番外の仕事が入ったのと、
それから、思うところあって、
変えること、も、ありました。
その作業で、あたふたとしていました。

変えること、というのは、
何かと言いますと、おもに、

一、銀行を変える。
二、本を変える。
三、娘の引越を手伝う。

でした。

まだ、ぜんぶ終わったわけではないですが、
こうして、変えてみると、
気分が軽くなります。
すっきり、
そして、今まで、私は何をしてたのだろう、という
気にもなります。



ちょっと大げさにもきこえますし、
自分でも、たったこれだけのことで、
どうしてだろう、と
説明がつきませんが、
なんとなく、すっきりしています。

まず、
その一、銀行というのは、
ふつうの銀行から、ネット銀行に
引越したのです。

30何年も使っていた銀行。
最初のうちは、
お金が足りなくて、困っている私にも、
なにかと、あたたかい理解を示してくださった銀行。
おかげで、
安定した生活ができるようになりました。

それが、
ずいぶん変わってきています。
もうしばらく前から、
ちょっと気に入らないことも、あります。
新しくできたネット銀行に引越したいと、
思ったこともあります。
でも、
なんとなく、心配でした。

自分のお金が、
ただの数字だけになって、
もしその銀行が消えてしまって、
その数字が、いつのまにか消えちゃったら
それを、どう追いかけて行って、
取り戻すことができるのか。

そうなったらと思うと、心配で、
踏み出せませんでした。

けれど、
今、ネット銀行は、いくつもあります。
ふつうの銀行が、
ネット銀行を出しています。
これなら、信頼できそうです。



銀行の引越。
まだ、ぜんぶ終わっていませんが、
いざやってみると、
とても快適です。
費用も、かさみません。

これなら、もっと前からやればよかった、と
思います。

ついでに、
老後の設計も、
考えています。
これも、ちょっぴり楽しいことです。

いえ、楽しいというより、
考えないと、なんだか、そこに
漠然とした壁があるような気持ちがしますが、
少しは設計してみると、
壁を乗り越える、踏み台ができたような、
さもなければ、
はしごをかける、とか、
いろいろ手段がありそうです。
その壁のむこうには、
何があるのか、
イマジネーションを活発にしています。



変化の、その二、
本を変える、というのは、
紙の本から、電子書籍に変える、ということです。

私は、紙の本が好きです。
日本に行けば、古本をいくつも買ってきます。
フランス語の本も読みます。
でも、
日本語の本を読む速さ、と、楽しみには、
ぜったい、負けます。

そんな時、
娘の一人が、
電子ペーパーは、目にここちいい、と言っていました。
私と似て、
あれほど、神経質で、口うるさい娘が言うのだから、
すぐ、信じて、買いました。

そして
(ちょっとした困難をのりこえて)
日本の本を、この小さな電子ペーパーで、
読むことができるようになったのです!

これは、すばらしい!


電子ペーパーで、
電子書籍をよむことになります。
電子書籍は、
スマートフォンや、パソコンでも
読むことができますが、
電子ペーパーの端末で読むのは、
かなり、ここちいいです。

もちろん、
紙の本は、すばらしい。
でも、外国にいて、
日本の本を、自由に読める、というのは、
もっと、すばらしいです。
それに、
この端末は、夜、おふとんの中で読むのにも、
持つ手が、つかれなくて、いいのです。

もう、うれしくて、たまりません。
これから先、
外国ですごす老後のことだって、
もっと、もっと楽しくなりそうです。

まるで、
日本の本屋さんを、散策しているようです。
昔の私を、見つけたような気持ちです。


などと、
きょうは、ちょっとした、
私にとっては、大きな変化のはなしでした。

読んでくださって、どうもありがとうございました。


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