2022年1月30日日曜日

天国にいる気持ちを、味わう


 しばらくの間、ここロワール地方は、
とても寒かったです。
最低気温は、マイナス1度、
最高気温は、プラス1度。

お昼になっても、
お日様はさしませんし、
温度も上がれません。
1度と0度の間を、うろうろしています。
音痴の人*が、歌を歌ったり、
しゃべったりすると、こういう感じになるのかと、
考えたりします。
抑揚がないのです。

(*とはいうものの、
本当に音痴の人というのは、
ほぼいない、と言われているのです)

毛糸の帽子をかぶって、
手袋をして外へ出れば、まぁ、大丈夫です。
ですが、ジメジメと寒いこと。

でも、
きのうあたりから、温度が上がってきました。
まだ、ジメジメはしていますが、
抑揚は出てきました。
もう、これで冬は終わって、
春の方に向かうのではないかしら、と
思います。
























先日、ダンスでトレーニングをしすぎて、
足の筋を痛めてしまいました。
しばらく、ダンスもスポーツもお休みしていました。
それが、だんだん、なおってきました。

以前のように、スタスタと歩けるようになりました。
「スタスタと歩けた時が、天国にいたように思える」なんて、
書きました。
今、歩けるようになったのです。
では、天国にいるような気持ちか?というと、
そうではないです。

気持ちは、「ふつう」なのです

ということを発見して、
うあぁ、なんて、欲が深い、ばちあたり、
と、自分が情けなくなります。
でも、いくら理屈でこじつけても、
気持ちは、ふつうです。
心の深いところでは、これがあたりまえ、と思ってるらしい。

そして、
「ありがたい」と言葉では書けます。
でも、
それより、

あのこと、
このこと、
あれ、片づけなくちゃ、
これ、考えなくちゃ、
などなどと、
細かい用事のこと、
どう解決しようか、などと、いろいろ考えてしまいます。
そして、あれよあれよと、
時間がすぎていきます。

!!







 








せっかく、数日前に、
「天国にもどりたい」と思ったのですから、
その時の痛みを思い出しては、
ね、今は、スッキリでしょう?と、天国を味わいます。
たしかに、スッキリ、
体を動かせるのは、楽しいです。
ダンスの練習も、ぼちぼち始めます。
ピアノだって、前のように弾けます。

それは、やっぱり楽しいことです。
あぁ、良かった。
これが、天国だな、と思います。

















先日、友人と、おしゃべりをしていましたところ。
その人が、
「完璧、っていうのは、ないものなんですよ」と、
クスッと笑ったのです。

そうだなぁ、
折り合いをつけないとならないことは、あるなぁと、
納得します。
それにしても、そうやって、
クスッと笑われたのが、衝撃的です。

実は、その人は、
もと、ピアノの生徒さんです。
あんなに小さかった人が、きれいな、レイディになったのです。
そして、
そんな風に、「教え子」に、
さとすように笑われると、かなり、衝撃的になります。

あぁ、そうねぇ、そのとおり、そのとおり、と
数日たった今でも、
うなずき続けてしまいます。

















ところで。
フランスでは、ウイルスにかかる人が、
もう、たくさん出ています。
日本もそうかもしれません。

それが、平凡なことになってしまっています。
カゼで寝込みました、というのと同じような感じ。
これは、グッドニューズです!
もうそろそろ、終わりに近づいているのでしょうか。
これにて一件落着〜、となる日も、
もうすぐなのかもしれないです。


















きょうは、これから、
田舎の方に、音楽会に、行きます。
ずっと延期になっていたのが、実現します。
これまた、元、生徒さんの、です。
もしかすると、また、「衝撃的」になるかしら?
なったら、いいなぁと、
ちょっと楽しみにしながら、車を走らせることにします。

きょうも、訪ねてきてくださって、ありがとうございました。





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4 件のコメント:

yspringmind さんのコメント...

Chiyoさん、こんにちは。足は随分良くなったようですね。安心しました。歩けるというのは何て素晴らしいこと。天国の気分ではないかもしれないけれど、普通に歩けるということ自体が私達には気づかないけれど天国なんだと思います。普通っていうのは有難いことですね。世の中には普通が手に入らない人が沢山居ますから、感謝です。コロナがまだ蔓延っていますが、私はコロナではなく早くも始まったアレルギー性鼻炎で辛い毎日です。此れから春までずっとかと思うと気が重く、鼻が痒くなかった時期を思いだしてはあれが天国だったと苦笑しています。完璧は無い。多分本当です。そして完璧でなくても楽しく暮らすことが出来ます。有難いことですね。

Chiyo さんのコメント...


yspringmind さん、こんにちは。

そうなんです、歩けるというのは何て素晴らしいこと。
それに気づいてらっしゃる貴女はさすがです。
それが天国なのかもしれないですねぇ。
それを有難いとyspringmind さんは、
感謝して生活なさっておられる。
これはもう、悟りの境地なのかもしれませんね。
素晴らしい。

アレルギー性鼻炎は、私も経験があります、
辛いですよね、お察しします。
そして、
完璧でなくても、楽しく暮らすことのできる貴女に、
シャポーを、
そして、爪のアカを煎じさせていただきたい気持ちです。

どうぞ、お大事になさってください。

匿名 さんのコメント...

Chiyoさん、こんばんは。

痛みも去っていったご様子、良かったですね。

「痛みが取れたら、天国ではなくて普通」って面白いです。
「スタスタ歩けていたころは、天国だったのに」

そうなんです!

でも普通は、痛みがなくなると、そう思っていた事なんて覚えていない
もの。
それを覚えていて、感情のギャップ?に違和感を感じて、自省するって
すごい!と思います。
どんどん過去のものになりがちの、感情をちゃんと思い返せるなんて。

いつも、思いっぱなしで、気持ちが流れるがままの私はハッとさせられました。学ばせていただきます。


昔の小さかった教え子さんが立派に成長されて、諭すつもりなど毛頭なく
かけられた言葉に衝撃を感じられたのですね!
いろいろな感情が一気に、Chiyoさんの中を駆け巡ったのではないでしょうか?彼女やご自身への。

成長の過程を、まじかに見ることができるのは喜びでしょうね。

そして、Chiyoさんは豊かな感性をお持ちで、そしてご自身をずいぶん
客観視できるのだなぁと感じます。
素敵なことですね。

健康で大した悩みがないときは、そんな生活を当然と思い、ありがたみも
感じることなく、当然と思いがちなわたしです。

あぁ、思い出しました。。
ごくまれに体調がすぐれなくなると、途端に気弱になり「神様仏様、もう暴飲暴食はしません!いい子になります。どうか早く良くなりますように!」
などと、言ってた自分を。

で、良くなると、元の木阿弥に。
これも、またありがたい事ですね。

もう少し深みのあるニンゲンを目指します。
ありがとうございました。

たま

Chiyo さんのコメント...

たまさん、こんにちは。

そうなんです!
痛みが取れたら、天国ではなくて普通。
ありがたい、とか、
感謝、というのは、
文字、言葉では言えても、心は、なかなかそうでなかったり。

それというのも、
ブログで、こうして書いていたから、
覚えていたのかもしれないです。
それにしても、たまさんは、
私が気がつかなかったところまで、
わかってくださるのですね。

すごい!です。

教え子は、まさに、おっしゃる通り、
諭すつもりなど毛頭なかったのです。
ええ、いろいろな感情が一気に。
今では、彼女は、
私の尊敬するレイディの一人になっています。

たまさんからのコメントも、
大変嬉しいです。
本当に喜びです。

そうそう、
私も、何かうまくいかないと、
すぐ神様仏様に、お願いしちゃいます。
そのくせ、何もなくて、無事だと、そんなこと、
忘れてしまいますね。

まぁ、
これもありがたい事、って、本当ですね。

嬉しいコメント、ありがとうございました。