ノルマンディーから、戻ってきて、しばらくたちます。
毎日、海べで散歩をしていたのが、
今度は、川岸を散歩することになります。
海の方が、好きです。
ざざーん、ざざーんと、あきずに、繰り返し繰り返し。
その波の音が、最高です。
2時間くらいで、また行ける場所ですので、
また、来ますよ、という思いで、
ロワール地方に戻りました。
8月になると、
日が短くなってきます。
朝、起きれば、まだ暗いですし、
夜は、夕食のあとに散歩に行こうと思えば、
ちょっと急がなくてはならなくなります。
ちょっと前までは、10時半まで明るかったのに。
それから、
日本の方には、信じられないことですが、
おとといは、朝13度でした。
冬のジャケットを着ている人もいます。
これは、ちょっと異常です。
実は、
フランスは、暑い夏が予想されていたのですが、
みごとに、はずれました。
暑さの苦手な私にとっては、
とても、いいことです。
ノルマンディーに行っていた、というと、
お天気、よくなかったでしょう、と言われます。
ええ、よくなかったですよ。
涼しかったです。
でも、まぁ、晴れ間もありましたし、
毎日泳げました、と、
答えますが、
だいたい、フランスの人たちは、
暑さを求めて、
太陽を求めて、移動していますから、
「涼しくてよかった」という私の気持ちは、
理解できないのかもしれません。
涼しい、ということが、
こんなにいいことなのに!
ところで先日、
生まれて初めて、生ダコを料理しました。
ロワール地方の魚屋で、
見つけたのです。
バカンスでお休みにする直前に、そのお店には、
いつもより、たくさんのものが並んでいたのです。
ムール貝も、季節ですので、
それを買っていますと、
となりに、生ダコが。
こんな珍しいことはありません。
さっそく、一つ買いますが、
どう調理していいのか、わかりません。
ネットで、調べます。
なんだか、手間がかかりそうですが、
買ってしまったのですから、やるしかありません。
中くらいの大きさですが、
やはり、かわいそうな気がします。
頭を洗っていると、
ふてくされたような目で、こちらを見ています。
ずっと前に、
地中海の、浅い砂浜を泳いでいて、
大きな、灰色のタコが、そばに泳いできたのを、
思い出します。
のびたり、ちぢんだりして、泳いでいます。
うわぁ、珍しい、と思って、
しばらく、一緒に泳いでいました。
今から考えると、あれは、危険だったのかもしれないです。
吸い付かれたら?
などと、灰色のタコを洗いながら、
思い出します。
思い切って、足の方から、
煮立ったお湯に入れます。
すると、とたんに、色が赤くなります。
そして、くるくると足が丸まります。
8本の足が、全部、きれいにカールします。
その具合は、
おもちゃのタコ、
風船のタコ、そのものです。
正確に測って作ったように、
完全な形をしています。
吸盤は、みごとに、「規則的に」ついています。
まるで、レゴのブロックキャップのように、
きれいに並んでいる。
自然の作ったものは、すごい、と感心してしまいます。
(私の髪の毛だって、このくらい、
きちんと、パーフェクトに、
なってほしい、と思ってしまいます)
そして、
ゆでたタコは、
少しは、わさびじょうゆ、
あとは、ニンニクとパスタ。
とても久しぶりの味です。
話は、変わります。
3月ごろに、
ノミ市で、買った時計があります。
古い、置き時計です。
動きませんでしたので、修理に出してありました。
ですが、
この修理屋さんは、いつも注文があふれていて、
なかなかでき上がらないのです。
今回も、いつ、サイソクに行っても、
まだです、とか、
何日までに、仕上げます、と言うだけで、
ちっとも、でき上がりません。
おまけに、親方のことが、気になります。
ここの親方とは、たまに、立ち話をすることがあります。
その親方が、
病気で入院してしまっていたのです。
その後、どうなったのか、気になるのですが、
聞く勇気が出ません。
もしかして、
天国に行ってしまったのだとしたら、
ものすごく、さびしい、と考えてしまいます。
それが、
グッドニュース!
もう一人の、修理屋さんがバカンスに出る前に、
がんばって、仕上げてくれました。
そして、
親方は、大丈夫で、お家で休んでいる、ということです!
あぁ、よかった、と思いました。
修理の終わった時計は、
とても小さな、細かいチクタクの音がします。
1秒に4回の拍です。
それは、それは、上品な音です。
一回、ゼンマイを巻くと、
1週間くらい、持ちそうです。
今、それを観察中です。
ちょっと進んだりしていますが、
それも、観察中です。
必要があれば、
その整備も、してもらうことになります。
ようこそ、
これから、よろしく、という気持ちです。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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2 件のコメント:
気になっておりました!蚤の市で購入された、かわいらしい時計。ちゃんと動くようになったのですね。素晴らしいです。どんな場所に置かれるのでしょうか。どこに置いても調和しつつ、さりげなく目立ちそうです。最近は電波時計もデザイン性があるものが増えてきましたが、やはりこういう古い時計を見ると心が動きます。
reico さん、こんにちは!
はい、蚤の市の時計、やっと動くようになりました。
どこに置こうか、
どこに置いたら、一番しっくりくるか、、、
それを考え中です。
暖炉の上に置くようなものではなく、
といって、目覚ましでもなく、
書斎のようなところに置くものだと思います。
電波時計ですか。
そうですねぇ、きっとそれまた、違った味わいが。
おばあちゃんの古時計も、また、
その味わいが。
そういえば、
ボンボン時計も、なつかしいものです。
いろいろ、楽しいですね。
きょうは、ありがとうございました。
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