ラベル 貨物船の旅 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 貨物船の旅 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年7月5日月曜日

大きな栗の、木の下で


 きょうは、ワクチンの2回目を受けに、
となり町まで、車を走らせてきました。
とちゅう、大雨が降ったりしました。

雨にぬれて、景色は、色が深くなっています。
やっぱり、夏の田舎の景色は、ステキです。
ちょうど、栗の木の花が、満開でした。
栗の木は、高速道路ぞいに、たくさん!

高速道路ですので、香りは来ませんが、
どういうのか、は、知っています。
いい香りなのか、そうでもないのか、の、中間くらいの、
香りです。
たまに、栗の花のハチミツが手に入ります。
あぁ、あの香りだな、と思います。

この花が咲くと、
学期末で、これからバカンスに入るのだと、
もう、体が覚えています。
ときどき、夏になると、
人を迎えに、パリの飛行場まで、
車を走らせていたことを思い出します。

そんな時、
栗の木の花が、ずーっと見えていました。
あぁ、あの人が、
「栗の花!」と言って、喜んでいたな、と
思い出します。

そういう季節です。

















それから、菩提樹の花も、いい香りです。
ちょっと、峠は超えました。
これは、通信簿をつける時の香り。

(もう、通信簿は、つけ終わりました)

あと、いろいろな行事があって、
それが終わると、バカンスに入ります。
バカンスの楽しみは、最近では、貨物船の旅なのですが、
でも、今年は(今年も)、
出られそうにありません。

車を走らせながら、
あぁ、これから港へ行って、
あのタラップをのぼっていけたらな、と夢見ます。
大きな、大きな船の胴体に沿って、はしご階段(ギャングウエイ)を
のぼって行く時の、あのワクワク!

そして、いったん船の上に上がってしまうと、
ちょっと違った世界があります。
ゆらゆら、もします。
会話の、効率の良さ!
テキパキしたところ!

















最後の貨物船の旅は、3年前でした。
ニューヨークから、
東海岸をつたってマイアミを通り、
そして大西洋を横断して、マルセイユまで。

とても、素晴らしかったのですが、
あのあと、ブログで、記事を書けませんでした。
そのわけは、
いったん船を降りたら、
陸酔い」をしてしまったからです。
3週間くらい、めまいがしていました。
ブログどころではありません。

さいわい、治ったから良いですが、
あの時は、もし、一生治らなかったらどうしよう、と
思いました。
もう、船に乗り続けるしかないか?とも思いましたが、
ドクターの中には、もう2度と乗ってはいけない、と
考える人もいます。

「陸酔い」なんて、
ご存知の方は、あまりないと思います。
船に慣れてしまうと、
陸に足を下ろした時に、アウトになってしまうことがあるのです。

私は、あの時は、船酔いはしませんでしたが、
マルセイユの港に着いたとたん、
頭がグラグラしてきたのです。

あの時の旅で、
いつもと違ったこと、といえば、
毎日、ゆらゆら揺れる船の上で、ダンスの練習をしていましたので、
そのせいかもしれません。
揺れる中で、一生けんめい、
バランスを取ろうとしたのが、
よくなかったのかもしれません。 


でも、でも、です。
もし、この次、
そんなことが、また起こるかもしれないとしても、
やっぱり、
船に乗りたいと、思います。
今年は、しかたがないので、
YouTube で、動画を見ては、
あの日常を、思い出したりします。

う〜ん、素晴らしい、と
1人で、満足します。
















さて、
けさは、久しぶりに、
アペリチフの一品、オリーブケーキを作りました。
久しぶりすぎて、どういう風に作るのか、
忘れていました。
失敗したら、代わりに何を買おうか、
まだ、スーパーは開いているか、などと、
緊張しました。

でも、できました。

そろそろ、
人と集まって、乾杯、と言うことが
できるようになっています。
静かに、おしゃべりのできる集いを、
計画しています。

これも、久しぶりすぎて、
ほんのちょっぴり、緊張します。

















きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ講師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓










2021年1月5日火曜日

新しい年は、もうちょっとマシ

私は、未来を言い当てることはできませんが、
でも、まぁ、ほぼ、この新しい年が、
ベターな年になるにちがいない、と思っています。

ワクチンも、少しずつ広まっていますし、
だいたい、夏は、様子がいいようですし、
来年の冬が、この冬よりたいへん、ということは、
どうも、なさそうです。

ですから、
必ず、マシになる、と思います。

今が、
正念どころかもしれません。
フランスは、
今、のんきにも、学校は正常通り、
音楽院も、ふつうに授業が始まっています。

ヨーロッパのお隣の国々は、
またまたロックダウン、と決めているのに、
ここでは、のんきなものです。
もうしばらくすると、
また、ロックダウンに逆戻りするかもしれませんが。
大きな波がくる予感は、します。

それを超えたら、
あとは、だいぶ、楽になるのではないかと思います。


 








わが家では、
元旦には、吊るしたヤドリギの下で、
キスをして、新年の願をかけました。
そして、
おせち料理は、ありませんが、
毎年、餃子を作ります。
これは、おせちがないから、です。

もともと、なぜか、
うちには、餃子を作る習慣があります。
一緒に作る、という楽しみです。

実際、中国人オフィサーの乗っていた貨物船でも、
みんなで一緒に餃子を作って、楽しんだりしました。
中国では、
お正月にも、餃子パーティをする、という話を聞いたことがあるので、
私たちも、マネしています。

親せきのメンバーを呼んで、
作ることもあります。
フランスのみなさん、最初は、面食らいます。
でも、おしまいのころには、
けっこう楽しんでらっしゃいます。
友人に、配ったりもします。

ということで、
今年は、少人数でしたが、
一緒に、餃子を作れました。
粉がよかったせいか、
パリッとした、おいしい焼き餃子になりました。
















大みそかの日には、
紅白歌合戦を観ました。
観客がいなくて、歌い手の人にとって、
大変だっただろうと思います。
なんとなく、調子が出ない感じです。
もしかすると、
しばらく、ステージを踏んでいなかった人も、
あったかもしれません。

みなさん、
一生懸命でしたので、
ご苦労さま、たいへんな一年でしたね、という気持ちで、
観ていました。
そして、
それが終わって、
蛍の光が聞こえて、
そして、「ゆく年、くる年」。
唐突に、雰囲気が変わる、あの瞬間。

それは、
遠い昔の昭和時代から、ぜんぜん変わっていなくて、
「ああ、お正月だな」という気持ちになりました。
また、今年も、こうやって、
テレビが観られて、よかった、と
幸せに思いました。
















みなさんは、どうお正月をすごされたのでしょう。
日本も、また、ステイホームと、なっているようです。
どうぞ、みなさん、
お元気で新しい年を、おすごしください。

今年も、よろしくお願いいたします。


















きょうも、訪れてくださって、
どうもありがとうございました。





にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村




もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓









2020年7月8日水曜日

ひと味ちがう、今年のバカンス


きのうは、七夕さまの日でした。

毎日、
いろいろなことが、
次から次へとおこるので、
どこから書いて、いいのやら。

こないだの日曜は、
海へ、行きました、
と言いますと、まるで、
遊びに行ったようですが、
そうではなくて、歯医者さんに。

私の歯は、
小さい時から、治療が多かったです。
その古い治療を、
やりなおすのに、ずいぶん手間がかかりました。
いつもの先生では、お手上げになりました。

それで、
いろいろな地方で、専門の先生が、
分担して、
やってくださることになりました。
仕上げは、
友だちの、海辺に住む歯医者さんです。


それが、
このロックダウン中に作った、
変なパンのせいで、
歯が、ちょっとこわれたのです。
おせんべいに近いパンですから、
パンの耳も、ずいぶん、かたい。

私は、
別にかたいと思っていませんでしたが、
フランスの、ふつうの人にとっては、
かなり、かたいそうです。
それをかんだせいで、
歯が、ちょっぴりぐらつきました。

日曜日に、特別に、
やってくれました。

そのあと、
海辺に、行きました。

ここは、ロワール川が、
大西洋に注ぐところです。

そばに、コンテナターミナルもあって、
貨物船がつみおろしをする場所があります。
数年前、
ルアーブルから乗船して、
ここに寄港したこともあります。

今年は、貨物船の旅が、
キャンセルになりました。
コンテナターミナルのそばを通りながら、
なつかしく、思いました。

こんな写真を見て、
感動する方も、あまりいらっしゃらないと思います。

私は、
これを見ると、
すぐに、

「!」

と、思います。

大海のロマンと、
単調できびしい海の世界が、
ぐぐっ、とせまってきます。
船乗りの生活を、思い出します。
毎日の海のながめも、
うかびます。

機械油のにおい。
ピコピコピコピコ、と、
クレーンが動くときの、アラームの音。

アゲゼンスエゼンの、
おいしい、船ご飯。
毎回、楽しみな、メニュー。

海辺で、ピクニックをして、
そのあとは、
ロワール川をそって、のぼりながら、
とちゅう、
アンジェという町に、立ち寄りました。

ツーリストも少なく、
静かで、落ち着いたところでした。
見かけたホテルは、
あいているのか、どうか、
明かりはついていましたが、
活動は、ないようでした。

ずいぶん静かな、
バカンス、と思いました。

きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



2018年9月5日水曜日

いつもいい天気とはかぎらない(貨物船の旅)


きょうは、船酔いについて、書きます。

実は、
私は、はじめ、それが心配でした。
ですので、
2年前、はじめて船に乗ったときは、
もしアウトなら、すぐおりられるように、と、
しょっちゅう寄港するルートをえらびました。

結果は、
だいじょうぶでした。
むしろ、
ゆらゆらと、ゆられているのが心地よく、
眠るにも、ちょうどいい、という感想でした。
もう少し、荒れた海をみてみたい、などと、
おそれおおいことを、考えたりしました。

今年乗った船は、
フロリダ号といいますが、
300メートルと、長いわりに、
幅が30メートルちょっと、という細長い船でした。
ということは、縮小してみれば、
30センチの、ものさしのような格好に、なります。
実に細い感じです。

そのせいでか、
横ゆれが、多い船でした。

横ゆれは、ローリングといいます。
たまに、
あ、ローリングがきたきた、と、
私は、心の中で、様子を見まもります。

ローリングの中で、
ピンポンをやりたいとも、ふだんから思っていましたので、
それが実現したときは、
ちょっと、得意な気持ちになりました。

私は、もともとピンポンがへたですから、
いったい、それは、
腕があがったのか、
ローリングのせいでミスをしたのか、
ローリングのせいで、よく打ててしまったのか、
区別がよくつきません。
なかなか、できない、めずらしい体験です。


ある朝、
のんきに起きますと、
なんだか、ゆれが、激しいようです。
夫は、もうずっと前から起きていて、
一番上の、ブリッジ(操舵室)で様子をみていたそうです。

その話によれば、明け方は、
ものすごい荒れだったそうです。
船乗りさんたちも、ずいぶん、
のぼってきては、様子を見に来たそうです。
船酔いにかかってしまった人もいるとのこと。

なるほど、
朝ごはんにおりますと、
だれもいません。
私は、どうしてもごはんを食べとかなきゃ、と思ったのです。
こういうとき、
おなかが空っぽ、というのは、よくないということです。

お勝手をのぞくと、給仕さんは、
大きなため息をついて、
身ぶるいしてから、
ごはんを運んできてくれました。
なんだか、具合よくないみたいです。

プロの船乗りさんでも、船酔いはするのです。
そういう時に、おさんどんをするのは、
ずいぶん、つらいだろうと思います。



↑ (今でも、こういう写真をみつめていると、だんだん
ナマツバがでてきて、船酔いしそうになります)

私は、持ってきた梅干しと、
お水を飲み、
絵を描いて、集中していれば、
気も散るかもしれないと、なんとなく、すごしていました。

お昼は、テーブルについたとき、
給仕さんが、
おなかのあたりを、さすりながら、
「マーム、大丈夫ですか?」
と、心配してくれます。

「ええ、大丈夫です、
でも、お肉は、半分にしときます」

そういえば、
あまり食欲ありません。

午後になっても、
ゆれは、続きます。
はじめは、なんだか、ゆかい、なんて思っていましたが、
だんだん、
腰がつかれてきます。
すわっていても、
前、うしろ、前、うしろ、という運動を、
つづけているのです。

だんだん、絵の具をまぜるのも、
むずかしくなってきます。
筆だって、あてずっぽうのほうに、いっちゃいます。

さすがに、梅干しを食べても、
気分がすっきりしなくなってきます。
しかたなく、ベッドに横になる。
すると、ずいぶんラクになって、
そういえば、
さっきの、階段をのぼるときは、
すごかったなぁ、と思い出したりします。
足をあげなくても、足がかってに、のぼってしまう。
船のゆれが、からだを、グインと、
押し上げてくれちゃうのです。

私は横になって、
目をつぶっていられますが、
お仕事の人たちは、
大変だろうな、と思います。
じっと、一点をみつめたり、
本を読もうとすると、
とたんに、気分がワルくなります。




荒海を見てみたい、なんていう気持ちは、
もう、どこかへ消えてしまいます。
もう、いいかげんに、もとの海にもどっておくれ、と
言いたくなります。

さいわい、午後のおわりには、
少しずつ、おさまってくる気配でしたので、
ピンポンをしに行きました。
だいたい、夕方には、スポーツジムに行くことが多いです。
まだまだ、ローリングも、
また、ピッチング(たてゆれ)もあります。
こうなると、複雑です。
玉も、あさって、しあさっての方に、いきます。

それを追っているうちに、
なんとなく、気分もふつうに戻りました。
夕ごはんは、すっきり、いただけました。

船長さんに、
ピンポンをしたら、
よくなかった気分が、なおってしまいました、と、
伝えますと、笑って、
「そう、そういうこと、よくあります」とおっしゃってました。



船乗りさんに、
ゆれとか、船酔いのことをきいても、
およそ、
かゆいところに手の届く答えは、ありません。

たとえば、このゆれ、
これは、「荒れた海」のはんちゅうに入るんですか?
ときけば、
「なぁに、こんなの、
ちゃらちゃらですよ(a piece of cake!)」とか、

酔うことは、ありますか、とたずねても、
答えはなく、
「機関部の、だれそれは、ものすごく酔う。
かわいそうなくらい」とか。

でも、
機関部の、当の本人と話しても、
そんな話は、きかれません。
「ゆれるときは、仕事に集中してると、
すぐ、なんとかなる」と言ってらっしゃる。

私は、思います。
船乗りさんだって、人間だから、
やっぱり、酔うのだろうと思います。
でも、
「はい、ぼくは、船酔いします」と、
言わないところが、
なんだか、とってもカッコいい、と
私は思います。

さて、
私は、よく、ブリッジにのぼって、
海図(チャート)を見せてもらいました。
今、自分はどこにいるのか。
海の深さは、どのくらいなのか。
ええっ、5000m?
いったいどんな動物がいるのだろう、などなど。

そして、世界地図もながめて、
船乗りさんたちに、
どこの海で、どういう季節に、海が荒れるのかも、
教えてもらったりしました。
実は、この先、いつになるかわかりませんが、
フランスから日本の方に、船でいってみようと計画しています。

日本のそばには、
荒れる海が、多いようです。


ところで、
私は、お茶が好きです。
旅行には、かならず、湯沸かしや、マグカップを持っていきます。
船では、食事が中華でしたので、
食後にお茶が出るかと思っていましたら、
出ません。
みなさん、お茶を飲まれないのかしら、と、
ふしぎに思っていましたところ、

しばらくして、
みなさん、キャビンで、
本格的に、お茶を入れてらっしゃるということが、
わかりました。
そして、
私たちにも、とてもおいしいお茶をひとつかみ、くださったりしました。
ブリッジ(操舵室)にのぼれば、
必ずお茶をいれてくださる士官さんもありました。
とびっきりおいしい、紅茶です。

それが、一杯ではなくて、
かならず、2杯!
できたら、3杯入れてくれそうになります。
それが、なんだか、
なるべく、長いこと、ここにいてください、
と言ってくださってるような気が、
私は、します。

船長さんは、ブリッジにのぼると、
大きなガラスのコップに、
緑茶をたっぷり入れて、お湯を注ぐ。
そうして、しばらくほっておくと、
だんだん、葉っぱがひらいてきます。
すきとおったコップに、それがよく見えます。
とても、きれいです。
そういうお茶を、飲んでらっしゃいました。
印象的でした。

きょうも、読んでくださってどうもありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

2018年9月3日月曜日

目の錯覚(貨物船の旅)


↑ (夕食後のひととき。ライトが気になって、調節をはじめる士官さん。その姿が、なんとも優雅です)


きのうは、
貨物船から見える、星空のことを書きました。

空といえば、
一番つまらないのが、

1)午後の、雲一つない青い空と、
2)霧がかかって、数メートル先も見えないとき、

です。

1)は、
ただ、ひたすら、じりじりと、
お日さまに、焼かれますし、
まぶしくて、目の奥がやられそうになります。
景色も、はっきり、すっぱりとしていて、
なんのミステリーも、
奥ゆかしさもありません。

でも、
たとえば、飛び魚が見える、とか、
くじら、イルカのたぐいが、見える、などの
特典があるので、
次の2)よりは、ぜんぜん、いいです。

2)は、
天気がよくても、霧にまとわれることもあります。
そういうときは、
まるで、明るい綿あめに包まれたようです。
すぐその先には、お日さまがあるとわかっているのです。
ですが、
見えるのは、自分の乗っている建物と、
ぼやっとした、霧だけ。
これだったら、
遊園地の船に乗ってたって、
同じことです。

ヨーロッパを出て、
いざ、大西洋に、とふみだした時、
ちょっと、そういう天気がつづいたのです。
そのときは、ちょっぴり、焦りました。
士官さんにきいても、
天気のことだけは、わかるわけはなく、
偉い船長さんだって、天気を決めるわけにいきません。
しかたなく、あるとき、

「アメリカまで、毎日こんな調子だったら、
どうしよう」と、
ためしに、言ってみました。

どういう答えがかえってくるかと、
内心、はらはらしていると、

「いや、そんなことは、ないですよ。
ありえない」

という答えでした。
ほっとしました。
そして、それは、ほんとうでした。


話がそれましたが、

古い港、アントワープを出たときのことを書きます。
出港は、ま夜中の予定でしたので、
いったん、ちょっと眠ってから、めざましで、
起きました。

それが、なんとも、きれいなのです。
停泊中の船も、港も、あちこち、あかりがいっぱい!
クリスマスのイルミネーションのようです。

写真なら、ここにいくつかありますが、
そこにはあらわせない、重要なこと、というのがあります。
それは、
そのきれいな景色が「ゆっくり動いていく」ということです。
その楽しさ、といったら!

電車や、車の速さではありません。
びゅんびゅん動くのではないのです。
船から見る景色は、
それはそれは優雅に、ていねいに、
ゆっくりと、堂々と、うつりかわっていくのです。









あまりに、きれいなので、
私は、心の中で、はしゃいでしまいます。
双眼鏡をだしてきて、
そのきれいな光を見る。
なんて、きれいなんだろう、
もっともっと、近くで見てみたい、と。

すると、
なんのことはないのです。
それは、
ただのビルで、その非常階段のあかりだったり、
日中に見たら、つまらない、ただの倉庫だったり、
道路をてらす、ただの電球だったりします。

現実というのは、そんなものかな、と
がっかりします。
昼間に見たら、この、お祭りのようなふんいきは、
ないはずです。
パーティの次の日の、
なんだか、がっかりしたような、
そんなことを思い出してしまいます。



ということがわかったので、
双眼鏡は、やめて、
この古い、大きな港を行き交う、
たくさんの船や、
停泊中の船を見て、
眠いのもがまんして、見とれていました。

ところで、前回、星のことを書きました。
船から見る星は、すごい、ということです。
そのとき、

陸にもどったって、
昼間だって、
これほどの星は、いつもそこにあるのだな、と
思いました。

ひるま、
さっきの、1)の、
青くて、
プラスチックのような色をしている空には、
なにもないようですが、
実は、星がたくさん、いるはずです。
そのことを、
私は、すぐ忘れてしまいます。

つまり、
霧に包まれた、つまらない景色と同じで、
晴れの日だって、
私の目は、お日さまに目がくらんで、
星が見えなくなってる、ということになります。

あの大きく、深い星空は、
いつでも、どこにでも、
ある、ということです!



↑ 船の先頭の、しずかな場所です。

ところで、話はかわりますが、
飛行機とくらべて、船旅では、
時差ぼけは、ありませんでした。
そのゆったりさ、は、
私は、ラクでいいな、と思います。

船の上では、ゆっくり、ゆっくり、
時計の針を、おくらせていきます。
大西洋に出てからは、
ほぼ一日おきに、
夕食どき6時きっかりに、アナウンスがあります。
「シップスクロックは、今夜、1時間おくれます」

船じゅうの、掛け時計は、
電波だかどうかわかりませんが、
自動で、全部いっせいに変わります。
私は、ごはんの時間をのがすことがないように、と、
忘れずに、うでどけいを、なおします。

細かいことをいいますと、
ブリッジで見張りをしている士官さんたちは、
4時間おきで、交代です。
とくに夜中は、つらい仕事だと思います。
そのとき、
運悪く、4時間が5時間になっちゃう人が、
出るのではないかと、私は心配になってしまいました。

ですが、
そのことをたずねてみたら、
行きに5時間になった人は、
帰りに3時間になるので、だいじょうぶ、ということでした。
あぁ、よかった、と思いましたが、
私は、なんで、こういうよけいな心配をするのだろう、とも、
思いました。

アメリカに着いたときは、
疲れもなにもなく、
ゆったりと、ふつうに、新世界の陸を、ふみました。
飛行機の旅とくらべて、
これは、いい、と思います。

きょうは、このへんにします。

読んでくださって、どうもありがとうございました。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


2018年9月1日土曜日

ちょっと、わかりにくい(貨物船の旅)



貨物船で旅をする、というと、
ご存知の方もありますが、
そうでない方もあります。
ですから、ちょっと説明が必要です。

すると、
たいていの方は、
ちょっぴり、心配の表情をなすって、

「で、その船の上では、
毎日、いったい何をして、すごすのでしょう?」
と、きかれます。

そうですね、
いろいろです。
ただ、ぼけっと、
空を見る。
海を見る。

お茶を飲む。
絵を描く。
ダンスのステップを練習する。
などなど。

でも、
たいていは、
そのへんで、私は説明をやめて、
ただ、笑います。

こんなに
「何もしなくていい」というのが、
ステキなことなのに、
どうして、それが、通じないのだろうと、
思います。
まぁ、だいたいは、
そういう会話の進展になりますので、
もう、慣れています。



船乗りさんの中にも、
どうしても理解できない、という方は、
多いです。
海が好きだから、この仕事をえらんだのだろうと、
思うのですが、
だったら、
私の船好きも、わかってもらえるかと思えば、
そうとは、かぎりません。

なんで、
19日間もかけて、
アメリカに行くんですか?

ええっ、
それで、マイアミには、
3泊しかしないんですか!
飛行機に乗って行けば、むこうで
もっと長いこと遊べるのに、と

びっくりされたりします。

2年前にも、
やさしいフィリッピンのコックさんが、

「この次は、
お金をためて、ぜひ客船に乗りなさい。
そうしたら、いろいろ楽しみがあるから。
お酒も飲めるし、
ダンスパーティもあるし。
こんどね。きっと」

と、
なぐさめ、励ましてくれたしりました。
ですが、私は、何千人も乗っている客船には、
ちっとも乗りたくないのです。
私は、
静かで、
2人しか客がいない、
実質的な、
この船が、大好きなのです。

それに、たぶん、
2人しかいないから、
こんなに、
ちやほやしていただけるのです!



もちろん、
船乗りさんだって、
もうちょっと話をすすめていくと、
海が大好きなのが、わかります。

たとえば、
船長さん。

あのステキな、
船首という場所の話をしていましたとき。

そうですね。としばらく考えて、

「あそこは、
夕暮れどきなんかに行くのが好きです。
とてもナイスです」

と、おっしゃってました。

あぁ、なるほど、
ロマンチックな時刻だなぁ、
あそこは、静かで、
風もなく、
ただ、静かに船が進んで行くのを感じられる場所だから、
なるほど、なるほど、
この方は、海の感動を知ってらっしゃる、と
私は、思ってしまいました。




若い船乗りさんなどは、
星を見るのを、とても楽しみにしています。
陸をはなれて見る、夜の空は、
すごいです。
そのすごさは、
圧倒的です。

私が星をさがしにいくのではなく、
星の方が、
アピールして、
必然的に、
そこに、ぞろぞろと、
ただ、ひたすら、いるのです。

これでもか、というくらい、
水平線のところまで、
べったり、星空が、ぬってある、
というふうに、見えるのです。

天の川などは、
白っぽく、
ほとんど、シミのように見えます。
ペンキをこぼしてしまった、という
感じです。

そんな星空が見えるというのは、
都会育ちの私にとっては、
びっくり、という言葉では、足りません。
圧倒される、というレベルです。

そして、それを見ながら、
自分の生活、人生を考えると、
なんだか、
とてもちっぽけというか、
小さい、小さい。
それにひきかえ、
この空の大きさ!
その深さ!

別に、ちょっとぐらい何かあっても、
いいじゃない、と思えます。
どうして、
人間は、戦ったりするんだろうな、とも、
思います。
これを見たら、
ちょっとは、気が変わるんじゃないか、と
思うくらいです。

夜中、
たまに目がさめて、
窓の外を見ると、星がベターっと見える。
あわてて
めがねをかけて、
窓をあける。

そんなことが、何度かありました。
一度は、
闇の中に、オレンジ色の光が見えるので、
これはいったい何か、
遠くで、船が燃えているのだろうか、と
ふしぎに思いましたら、

そうではなくて、
三日月が、ちょうど、のぼるところだったということが、
わかりました。

それが、黒い水面にオレンジ色に、うつっていました。
少しずつ、とんがりの月がのぼるのは、
実に、めずらしくて、
楽しい光景でした。
ですが、とうてい私のカメラでは、
写せるわけはないのです。
これを絵で描けたらいいのに、思いました。

などなど、
もう少し、話は続きます。
また、この続きを書きたいと思います。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


2018年8月26日日曜日

船乗りさんたちのこと


こういう景色が、前も後もぐるーっと360度見えます。大西洋に、たった一人という気分。

さて、
私は貨物船の旅が、大好きです。
と言うと、

「なにか、船会社に知り合いがあるのですか」

と、きかれることが、たまにあります。
ですが、
そうではありません。
お金を払えば、だれでも乗れます。

それに、
貨物船は、いろんなところを、
一年中、走っています。
ですから、
「私、こういう時期に、時間がとれたんですけど、
どんな航路がありますか」と、
船会社に、聞いてみる。
すると、
たくさんの提案を、してくれます。

とてつもなく大きな貨物船には、
だいたい20数人、人が乗っています。
ふつうの客は、1〜2人乗せてくれます。



船乗りのみなさんは、お仕事中。
私たち客員は、バカンス中。

ですから、
私は、なんとなく、どこに身をおいていいのか、
はじめは、ぎこちなく、感じます。
みなさん、口が少ないですけれど、
それでも、
歓迎してくださっているのは、伝わってくるような気がします。
でも、
どうやって、うちとけたらいいのか、
いつ、どこで、どんなふうに。
それが、よくわからないです。
なすがままにするほか、ありません。

3度の食事は、
士官さんたちの食堂、メスルームというところで、
とります。
そこが、
一番、私の苦手で、かつ、大好きなところでもあります。
理由は、
みなさん、中国語で、話をしてらっしゃる。
英語は、伝わるけれど、
仕事の話か、
それとも、何気ない話をしてるのか、わかりませんけど、
私は、会話に、入れません。

でも、
たまに、英語で、会話が成り立つこともあります。
私の英語がヘタなせいで、
なんどもくり返し、聞きかえすのは、
気がひけます。
ですから、
とてもシンプルな会話になります。
が、お話しできる時は、うれしい!



船に乗りこんで、間もないある日。
夕食を終えて、
自分たちのキャビンにもどろうと、階段をのぼろうと
していましたところ。

4〜5人の士官さんたちに、ささっと、取り囲まれてしまいました。
まるで、ユウカイされそうな感じで、です。

そして、
「さて、これから、
どんなアクティビティを、予定してるのですか?
チェスなんか、どうですか?」
と、聞いてきます。
とても、強引な感じです。

つい、私たちは、
「えーっと、
はい、チェス、いいですね」と
答えてしまいました。

その、強引な感じ、というのが、
いかにも、かわいらしいです。
なぜかというと、
計画して、
客員さんたちに接近しよう、っていう
おもわくが、あったようなのが見えるからです。
実に、フレンドリーな「おもわく」です。

その勢いで、
じゃあ、客員の娯楽室へ行きましょう、と、
みんなで、一緒に遊ぶことになりました。

とびきりおいしい紅茶を、
すてきな中国の急須で、いれてくれたり、
いろんな話をしたり。

「娘さんは、何人兄弟?
あぁ、妹さんがいるんですね。
この、Y君にも、妹がいる、お兄さんもいる。
僕たちは、みんな一人っ子だけど」

若い下士官の人たちは、
日本に興味があって、
いろいろ聞いてきます。
だいたい、日本にあこがれています。
温泉に行きたい、とか。
それはいいけれども、
たまに、歴史のことを聞かれます。
すると、私は、つらいです。
私は、歴史をよく知らないのと、
なんだか、私の国が、
なにかまずいことをしてしまったような、
そんな気がするからです。

でも、気まずくなったら、
みなさんも気をつかって、楽しい話にもどって。
私は、中国に興味がありますから、
紙とペンで、
いろいろ、話をします。
(若いみなさん、漢字が、じょうず!まるで、
筆で書いているみたいです)
それが、楽しいです。

中国の人と話したのは、
初めてです。

そのあと、
また、
話し出したら、長〜くなってしまいますが、

餃子を一緒に作らせてもらいました。
長い時間をかけて、
船長さんから下士官まで、みんなで、
粉から、肉をひくことやら、野菜をイヤというほど刻むことやら、
一緒にやって、
一緒にいただく。

それは、
私にとっては、
今回の旅のクライマックスという楽しさでした。


(↑ 急に、雨がばらばら、ふってくる)


その、楽しさ、
船乗りさんたちの、とってもいい笑顔、
いい雰囲気の写真も、いくらかあるのです。
ほんとうは、ここにのせたく思い、
顔を伏せて、のせようか、とか、
いろいろためしましたが、
どうも、うまくいきませんので、

あの夕ごはんあとの、チェス遊びの時、
あんなに、いいお天気だったのに、
ばーっと、雨がふってきて、
みんなで、おどろいて、
「これが、船の生活さ〜!」と、
みんなで笑った時の写真を、
かわりに、のせました。

船に乗ってると、
予告なしに、急に天候がかわったりすることが、
しょっちゅうあるのだそうです。


(↑ 船を降りずに、見張りに立っている士官さん。
降りる人は、ここでサインしてから降ります)

寄港しても、
船乗りさんたちは、船からおりられるとは、
かぎりません。
昔は、何日間も停泊していたそうですから、
そういう余裕もあったようですけれど、
今では、そうもいきません。

すると、
降りられる人は、ラッキーです。
何ヶ月ものあいだ、船の上で、仕事をしているのです。
土が恋しくなるのは、わかります。

私たち客員にも、
ぜひ、いってらっしゃい、と、
すすめてくださるのですが、

どちらかというと、
私は、お金をはらってまで、船にのっているのです。
別に、土をふむことには、魅力がありません。
ですが、
みなさん、うらやましい、と言いながら、
いろいろ算段してくださるので、

それをムゲにするのも、申しわけなく、
2度、おりてみました。

2度目は、
アメリカの、チャールストンという港です。
夜もおそいし、
船にもどってくるのに、手違いがあったら、
どうしよう、
私たちをおいて、船が発っていっちゃったら、どうしよう、と
不安でした。

そんな話をしたら、
じゃぁ、
これから、士官の人が、何人か買い物にいくから、
それについてらっしゃい、と
算段してくれました。
この人たちに、くっついてらっしゃい、
離れちゃダメですよ、と、
念をおして、
見送ってくれました。
アンラッキーにも、船をおりられない士官さんが、です。

そのたびに、
なんとなく、申しわけないなぁ、と思います。
でも、そういう仕事なんですから、
しかたありません。

そして、蒸し暑い夜、
若いみなさんと、スーパーに行ったり、
電気製品の量販店に行ったりしました。

なんだか、学生のころの自分を思い出して、
若返ったような気持ちになりました。
楽しかったです。
すっかりなじんでしまって、
最後の日、
みなさんとは、別れがつらかったです。

本のはなし(日本の本、中国の本)をしたり、
星を一緒に見て、
星座のアプリで、これがどうのこうの、とか。
クジラが潮を噴いてますよ、見にいらっしゃい、と
キャビンに電話してくれたり。
船の一番高いところにある、操縦室に行けば、
おいしいお茶を、いれてくれたり。
ピンポン教えてもらったり。

みなさん、元気にしてるかな、
便りをくれたらいいのにな、
と、思います。

きょうは、
ずいぶん、長くなりました。
ここまで、読んでくださってどうもありがとうございました。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


2018年8月23日木曜日

頭の中、ごちゃごちゃ



実は、
「ふだん日記」というこのブログを、
しばらくお休みしていました。
日付を見ると、2ヶ月ほど、です。

私の頭の中は、つぎつぎと変わっているような
気がするのです。
それが、
このところ、どんどん変わっているような気が、
しました。
その間、
それをながめている方が、
それを書き出すより、興味があったのです。
(それについては、また書くかもしれません)

さて、もうそろそろ、
また、日記を書きたいな、どうしようかな、と
思っていましたら。

ある方から、
どうなさっていますか、
いつも読んでいます、と、メッセージをいただきました。
それだけでも、うれしいですが、
共感してくださること、そして、
最上級のほめ言葉も、たくさんいただきました。
私は、とっても、うれしくなってしまいました。


そのお言葉に勢いがついて、
また、いつものとおり、投稿してしまいました。
楽しいことです。



とはいっても、
頭の中は、
今でも、いつも、ごちゃごちゃ。

ただでも、いろんなことが
はいっている頭です。
それに加えて、
貨物船の旅の強い印象、
今、やっている片付けごと、
などなど、
そして、
毎日、
きょうは、何を食べようか、と
考えること、日に2度。
などなど。

あぁ、そういえば。


船の上では、
おもむね、食事がいいです。
毎日、毎日、チーフコックさんが、
ちがったものを、出してくれます。
よく、こんなにアイデアが浮かぶな、と感心します。

今年の貨物船の旅でも、そうでした。
士官の方13人が、中国の人でしたから、
食事も、中華でした。

ル アーブルで船に乗りこんだとき、
なんとなく、中華レストランのようなにおいがしました。
歩いて行くと、
「福」という文字の書かれた大きな紙が、
壁のあちこちに見えます。

夫と顔を見合わせて、
「やったー」と、思いました。
私たちは、中華が大好きなのです。
これから、
毎日、中華が食べられるかもしれない、と
思いました。
それは、ほんとうでした。

朝ご飯まで、
中華もありました。
パンと紅茶でもいいのです。
でも、
スチュワートさんが、

「きょうは、
(中華)クレープ焼きました。
いかがですか、マーム?」
などと、きいてくださいます。
ときには、ラーメン、チャーハンも、
ありました。

おひる、夕飯は、
毎回、だしのきいたスープが出てきます。
そのだしは、
きのう食べた、お肉や、お魚の骨からとったものだ、と
しばらくして、わかりました。

たとえば、
きのうは羊肉だったから、
きょうは、そのだしで、海藻スープ。

きのうが、鳥肉だったら、
そのだしで、コーンスープ。

お魚だったら、
それで、タケノコと卵のスープ。

というのは、ごく一部だけで、
お料理は、
毎回、ちがう、ピリ辛中華。
たまに、ビフテキもありますが、
ご飯とスープは、きちんとついてきます。

よくも、こんなにバリエーションに富んだ献立が、
できますね!

私は、感心、感心!

拍手したくなります。
そして、
私はこれから、何を作ろうか、と
ちょっぴり、トホウにくれます。

と、とりとめなく書きとめました。
それにおつきあいくださいまして、
どうもありがとうございました。
また、お会いしいましょう。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村