ラベル 旅行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 旅行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年8月26日土曜日

思うように行かない、旅行

きのうまで、暑くて暑くて、
ふーふー言っていたのに、
きょうは、くつ下をはいて、
毛のセーターを着ています。

信じられませんが、
このように、天気がものすごく変わるのです。
これは、
以前にはなかったことです。

ところで、
今月の初めのころ、家族の用事で、
クレールモンフェランというところに行きました。

フランスの真ん中に
中央台地というところがあります。
今まで、家族で山に出かけたりしました。
その中にある都市、クレールモン。

「ミシュラン」は、日本では、
ガイドで有名かもしれませんが、
元々は、タイヤの会社です。

人々が自動車旅行に出て、
タイヤをすりへらすのが目的で、
ガイドを書き始めたのかもしれない、と
私は思っています。
その発祥の地が、クレールモンフェランです。

そこに、1泊で行きました。








 




夫と二人で行った、一泊旅行です。
それが、
あまりにも予定通りに行かなかったのは、
おもしろいほどでした。

まず、
ホテルで、テレビがこわれていました。
私は、テレビは、あまり見ないのです。
わが家には、テレビがありません。
ですので、たまにホテルに行くと、見ます。

あまり見ないのですから、
こわれていても、別にどうってことないのです。
ですが、
せっかくお金を払っているのに、
そのサービスの一部が使えないということです。
ですので、一応、文句を言います。

すると、
すぐ、修理に来ましたが、
らちがあきません。
責任者が来て、どうのこうの、と
言い始めましたが、
私たちは、夕食の約束があります。

早く決着をつけてください、
もしダメなら、
ポータブルテレビを貸してくれるか、
別な部屋に移してください、とお願いします。

















しばらくやり取りが続きます。
たかがテレビ、どうでもいい、と心の底では
思っているのですが、
私は、ねばります。

すると、
結局は、とてもいいお部屋に移してくれることになります。
ワンランク上の部屋になります。

夕食後、そのフロアに行きますと、
「デラックス」「プレスティージュ」と、
あちこちに書かれています。
ドアナンバーの上にも、
金色の文字で「プレスティージュ」と書かれています。

私たちは、よろこんで、
一体、どんないいサービスが待っているのだろうと、
思いながらドアを開けますと。

前の部屋と、たいして変わりません。
前の部屋も、いい部屋でしたし、
この部屋も、いい部屋です。

でも、どこが、違うのか、と
いくら考えても、
いくら見回しても、
違うところが、ないです。

これは、これは、
もしかすると、「裸の王様」の話と似ているかもしれない、
と、私は思いました。

「デラックス」「プレスティージュ」と思って、
毎回、
高いお金を払っている方々のことを思うと、
なんとなく、
あわれな気持ちもします。

















その前の、
街でとったランチは、失敗でした。

まず、
夫が調べて、ここは良さそう、というお店へ行きました。
これこれこういうものを頼もう、と
心の中で予定しながら行きますと。

「あ、それは、夕食のメニューです。
お昼は、これと、これ、だけです」

と言われます。
がっかり!
その時、そうですか、それでは、と
席を立てばよかったのです。
それが、
魔がさした、というのか、
そのまま、座り続けて、注文してしまいます。

お腹が空きすぎていた、ということも
あるかもしれません。

出てきた前菜は、手作りで、
おいしかったです。
ただし、量は少ないなぁ、
主菜は、もう少したくさんかな、と思いながら、
いただきます。






























さて、その主菜は、困りものでした。
いいものもあったけれども、
よくないものもあって、
これは、と夫を顔を見合わせました。

これは、
私は、一言、言っておこう、と
思いました。
案の定、「どうでしたか」と聞かれましたので、
そうしますと。
そんなはずはない、というお答えです。

これは、仕方ないなぁと、
お金を払って、出ようとしますと、
シェフが出てきて、
ひたすら、あやまりました。
そんなはずはないのに、悪い材料だった、
味見をしなかった自分が悪い、と
あやまりました。

少しはホッとして、店を出ましたが、
私たちは、まだお腹空いています。
















テラスに座って、
少なくともお茶を飲もう、と思います。
ある店で、
ここに座りますので、と、店の人に合図をすると、
「はーい。今すぐ」という声です。

けれども、
10分待っても、
20分待っても、
だれも何も言ってきません。
また、合図をすると、
「はい、今すぐ」というだけです。

30分たったところで、
さよならも言わず、
私たちは、立ち上がります。
ぐるぐるとそのあたりを回って、
私は、また別な店の中に入って、
「デザートとお茶だけでもいいですか?」と聞きます。

それでもいい、ということですので、
安心して座ります。
すぐにオーダーを聞きにきてくれましたので、
私は、うれしくなって、
アイスクリームと、お茶を頼みます。
夫は?
カフェかしら、と思っていますと、

「フォーフィレ(ビフテキ)、ありますか?」と言い出します。

みんな、びっくりです。
結局、
カフェとビフテキが、同時に出てきます。

私は、アイスクリームをやめて、
お菓子にしてもらったのです。
夫がビフテキを食している間、
ゆっくりお菓子をいただこうと、
ミルフィーユを頼みました。

お店の人には、
「あなたたち、ちょっと変わってますね」と
言われてしまいます。
ですので、
さっきのお店の話をします。
へーぇ、なかなか評判の店なのにね、と
びっくりしています。

夫のお肉はおいしく、
シンプルで、よかった、そうです。
























次の日の、予定されていたランチは、
キャンセルになりました。
ですので、
近場の山歩きをすることに決めました。

その話は、
また次に、いたします。


読んでくださって、ありがとうございました。





にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓










2023年8月1日火曜日

冷夏なのは、ノルマンディ地方だけではなかった


ノルマンディ海岸にお宿をとっています。
とても涼しく、
ろくに海水浴もできません。

それでも、
海の空気を胸いっぱい吸ったり、
海の幸をいただいたりするのは、
気持ちがいいです。

そんなに文句を言うほどではありません。
それから、
この地方だけがこんなに涼しいのかと思っていましたら、
フランスの北半分は、だいたいこんな感じということです。

テレビや新聞では、
地球の温暖化というよりは、
地球がちょっとヘンテコになってきた、という言い方を
聞くようになりました。

















さて、
私は、もっぱら、
海の水に足をつけていれば、楽しくなります。
海辺の、いろいろな植物を見ているのも、
楽しいです。

いくら涼しくても、
風は、暑くも寒くもなくて、
やさしい感じです。

















海岸近くの、
砂丘のような、細かい砂の道を歩いていると、
植物がたくさん、自由にはえています。
そこでは、なんとなくいい香りがするのです。

日本の、桜餅のような、
いい香りが、どこからともなくやってきます。
だれも、何も、気に留めていないようです。
それでも、この柔らかい香りは、します。
どの花の香りなのか。
もしかすると、葉っぱの香りかもしれません。
(桜餅のように)

















海の幸といえば、
今年は、
黒いタイのような魚をおろしてもらって、
お刺身でいただきました。

それから、
サバが手に入ったので、
しめサバにしました。
その、安いのなんのって。
毎日サバを食べていたら、かなり安上がりの
生活になると思います。

3枚におろして、
塩をふって、しばらく置いとく。
次に、お酢でしめます。

夏は、お魚に脂がのっているというのは、
本当だかどうだか知りませんが、
タイも、
サバも、
脂がちょうどよく、のっていました。

ノルマンディでは、
お魚は、クリームやワインで煮てしまいます。
私は、日本的にお魚をいただきます。
たぶん、この地方でシメサバを食している人は、
あまりいないと思います。

(こんなにおいしいものは、ないのに!)
















とはいうものの、
この地方の名産、
クリームたっぷりの乳製品は、
私も大好きなのです。
地元のヨーグルトはおいしいですし、
(ポプラ牧場の ferme des peupliers)
有名なたくさんの牛チーズも、ここが本場です。

そして!
とても上等なお菓子屋さんがあります。
これも、ノルマンディの楽しみの一つ。

今年は、
パイ生地ブリオッシュを盛んに売っています。
昭和時代の「甘食」のような形をしていて、
なんだかフレンドリーなのです。
甘食より、ずっと大きくて、
一人では食べきれないです。

それが、
お店の前の台に、たくさん盛られています。
およそ15秒に一個、くらいのスピードで、
どんどん売られていくのです。
それだけでも、見ものです。

すごいサクセス!
















チョコレートパイ生地、というのもあります。
これは、ものすごく大きく、長いかたまりです。
それを、好きな大きさにたのんで、
切り分けてもらいます。
はかり売りです。

見かけはすごいですが、
ひとたび口に入れてしまうと、
チョコレートパン、と同じ味がします。

















きょうは、少しおひさまが出てきました。
朝、7時ごろ、浜に出ますと、
ひと気はあまりなく、
釣り人と、
馬の訓練をする人たちが、あるだけでした。

遠く向こうのほうでは、
海しぶきが多く、
どこからどこまでが海で、雲なのかわかりませんでした。
ちょっと夢のような、
幻想的な景色でした。

そんな景色の中、
海と浜の境目を、
馬が、精一杯のスピードで駆けているのは、
これまた、どの時代にいるのかわからない感じでした。


















きょうも、ご訪問ありがとうございました。





にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓










2023年5月16日火曜日

4年ぶりの日本は

あれよあれよという間に、
月日は、たっていきます。

先月は、4年ぶりに帰省しました。
短い滞在でしたが、
いろんな感動がありました。

高校時代の同期会がありました。
たいそう大がかりな会!
こういう会に、初めて参加できました。

みなさん、あまりお変わりないのにびっくり。
40数年ぶりに会った人と、
また、あの時の話の続きをしてしまいました。

ぐぐぐぐっと、
昔の一コマが、また動き始めて、
まるで、
終わってしまった連続ドラマが、
また、続編を出したかのようです。

もう、うれしくてたまりませんでした。




 






それがきっかけで、
中学時代の友人、
大学時代の友人たちも
おおぜい、集まりました。

参加できない人とは、
電話したり、
テレビ電話で参加してもらったり。

ほんのちょっと、
年とった感じはしますが、
話し方、身ぶりなどは、
みなさん、ぜんぜん変わっていません。
それは、おどろくほどです。
私も、変わっていないそうです。

そうか、
こうやって、人間は年をとるのだな、と
よくわかってしまいます。

























また、
新しく出会った人もありました。
コロナの時には、家にこもっていましたが、
その間に、ネットを通じて、
きずなが紡がれていった方もありました。
その方に、
初めてお会いできたのも、感動でした。

あるいは、
フランスの友人と、
東京で会ったりもしました。
これまた、なつかしい感じでした。

毎日、毎日、
まるで総理大臣のようなスケジュールでした。

















さて、
4年ぶりに見る日本は、どうなっているのだろうと、
ちょっと興味に思っていたのです。

やはり、
どこへいっても、
人間より、機械が相手してくれるところが、
増えていました。

スーパーでも、
お宿でも。

また、
機械がしゃべるので、
その分、聞こえてくる情報が増えたように思います。
一番、すごいのは、
駅です。

「お手洗いの右は女性、左は男性用です」
という説明が、
くりかえし聞こえます。
電車の情報もありますし、
改札も、ピン、ピン、と音を出しますし、
ホームがどうの、こうの、という説明も
女の人の声ですし、
6種類くらいの情報が、重なって、
バッハの6声カノンも、顔負けです。
















スーパーでは、
自動会計の機械が増えていました。

耳の遠い、お年寄りのことを考えてか、
その機械が、ずいぶん大きい音で、
説明をしてくれます。

もしかすると、ヘッドフォーンで音楽を聴いている
若者のためかもしれません。

そういう機械が10数台あるスーパーでは、
かなりのボリュームの合唱になります。

これは、4年前には、
なかったように覚えていますので、
新発見です。
















そういう大合唱の場所がある一方で、
都心のまん真ん中には、
お寺があったりします。
それはそれは、木がしげっていて、
静かです。

そういう所は、
いつまでたってもなくならないと思います。
それは、すばらしい。

さて、今回は、
新幹線や、普通の電車、バスを使って、
西伊豆に行ってきました。
平日ですと、人もまばら。
何度行っても、美しい所です。

久しぶりに見る新幹線は、
かっこよかったです。

まっ白で、
角が取れており、
ものすごく長い。

それがホームに入ってくるさまは、
おうどんが、スラーっと入ってくるようでした。

小田原を通るせいか、
なんとなく、
かまぼこに似た雰囲気もある、と思いました。



 





















話し出すと、キリがないほど、
たくさんのことを見て、思いました。

この続きは、また次回に!




にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓











2022年7月12日火曜日

ノルマンディーで、ヨット


フランスの学校は、夏休みになりました。
それでも、かわいそうに、
まだ、試験を受けたりしている学生も、あります。

私はといえば、
試験こそ受けませんが、
なんだか、ものすごく、てんてこまいの気分です。
これは、
コロナのせいで、のんびりしていたことと、
コロナが一段落したら、
そのしわ寄せがきた、ということかもしれません。

やることが、ものすごくたくさんあるのです。

ある日には、
腹筋が痛くなりました。
でも、とくに運動した、という覚えはないのです。

よく考えてみると、
その前の日には、
会議で3時間、すわりっぱなし。
そのあと、お茶会で、やはり、3時間くらい。
そして、そのあと、
夕食会で、また、すわって話しこんだりしました。
それで、だと思います。

すわっていて、
腹筋が痛くなるなんて!

一日に3つものイベントがあるなんて!
















でも、(会議はのぞいて)
その、楽しかったことと言ったら。
話がはずんで、はずんで。
いつもあまり話さない人とも、
話ができました。
大満足。

実は、会議だって、
となりには、赤ちゃんを抱いた、新米のお母さんがいて、
これも、ちょっと楽しかったのです。
いつもは、茶目っ気たっぷりのその同僚が、
お母さんになったら、
なんだか、とってもゆったりした、
大人っぽいやさしさの雰囲気が出てくるようになっています。

たまに、
席を立っては、乳母車に赤ちゃんを入れて、
お昼寝をさせたり。
赤ちゃんを見つめる、そのまなざしが、
とってもステキでした。

















私はといえば、一仕事終えて、
ちょっとホッとしていますが、
まだ、夏休み、という感じではありません。
いろいろなことが、残っています。

ですので、今のうちに、まずは一泊で、
海に行くことにしました。
うんと気晴らしをしようと思いました。

ノルマンディーまで、行きました。
ヨットを借りて、
水の上をスイスイ走ろう、という計画です。
スピードの出る、二双船ヨット、
カタマランです。

それから、もう一つ、
海の幸も、楽しもう、という計画。
伊勢海老の塩ゆでを買って、
砂浜で、ピクニックにしようと思いました。
そして、
午後のヨットの時間を待ちます。















結果は、
ちょっと、風がありすぎで、
海の表面が、ぽちゃぽちゃしすぎでした。
はじめは、まぁ良かったのですが、
だんだん風も強くなってきました。

沖へ出てみると、
ますます、水面はカオス状態。
ちょっぴり、むずかしい航海になってしまいます。
ヨットというのは、風がなければ進みませんし、
風がありすぎて、水面がでこぼこでは、
デリケートになります。

おまけに、セイラーの問題もあります。
夫は、なかなかの腕ですが、
私は、何の技術も持っていません。

言われたことを、
ただ実行するだけの、見習い水夫です。
指示を待ってからでは、
タイミングが遅すぎて、
こういうデリケートな波の場合は、どうもうまく行かないです。

















これだと、いつてんぷくしても、おかしくないくらいの揺れです。
まぁ、てんぷくしても大丈夫かもしれませんが、
あまりおもしろい体験でもなさそうですので、
このくらいにしよう、ということになりました。

せっかく準備して、
スーツを着て、
ヨットを出してもらって、
帆を張って、
ここまで来たのに、引きあげるなんて、
ちょっともったいない、という気がします。

でも、私は、海や山は、
あまり、あなどらない方がいいと思いますので、
やはり、そうと決まったらすぐに、
陸に戻ることにしました。


「また次の機会に、楽しめばいいし」と、
ちょっぴり、こじつけで、思いました。


















こうやって、写真を見ていますと、
実に平和そうな海です。
でも、
ものすごく航海しにくかったです。

はげしく上下する2枚の畳の上で、
右側にすわったり、
左側にすわったり、と、
しょっちゅう場所を変えるゲーム、
を想像してもらえたら、分かると思います。
そして、
海には落ちない方がいい。

まぁ、それが楽しいといえば、
楽しいのですが、
上下して、ヨットが波をたたけば、
海の水は、私の顔をなぶります。
あらま、塩からいわ〜という感想が出ます。

なんで、
こんなのがおもしろいのだろう、と思う方も、
あるかもしれません。
たしかに、そうです。
でも、
やっぱり、海は、(静かな時は)
広くて、
大きくて、
魅力的です。

海と一体になりたい、と思ってしまうのです。

















早めに陸に引き上げて、
あとは、海水浴をしました。
めずらしく、波がありました。

















帰る時間になりました。

出発まえの、車の中で、
サラミを切って、
パンにバターを塗って、サンドイッチを作りました。
買っておいた、
プチトマトと、たっぷりみのついた、さくらんぼ、
そして、
お茶も。

それを食しながら、
家まで車を走らせました。
いい息抜きになりました。
















ノルマンディーの空気が、少し、届きますように。

きょうも、訪ねて来てくださって、
ありがとうございました。


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓










2021年9月11日土曜日

ブルターニュは、外国かもしれない

先日、数日間、ブルターニュ地方へ行っていました。
ご存知の方も多いと思いますが、
フランスの北西には、こういう名前の地方があります。
ノルマンディーの西から、ずっと海までは、
ブルターニュです。

Quimper カンペールというところで、
ロワール地方からは、
ずいぶん遠くでした。
そこでは、
仕事の合間に、
海辺へ、足をのばしました。

だいたい、
ブルターニュというと、
風が強くて、波も荒くて、
ワイルドな海岸の写真をよく見かけます。
そういう景色が見られる、と思って、
楽しみに出かけてゆきますと。

なになに、
そういうワイルドさは、全然ないのです。
それどころか、
海の色は、まるで南洋のよう。
私は、沖縄には行ったことはありませんが、
まるで、
そういうイメージです。
















えええ?と、びっくりします。
それなら水着を持って来ればよかった、と、
心の中では、じだんだを踏んでしまいます。
こんなに遠浅で、
静かで、
透明の水の中には、つかってみたい、と、
だれでも思うと思います。
違うかもしれませんが、
私は、かなり、そう思います。

しかたがないので、
その日は、ジーンズをまくしあげて、
ただ、ヒザのところまでの水辺を、歩きます。
















カモメが、
私たちのお弁当を、のぞきに来ています。
あまり人がいないので、
ちょっとでも人がいたら、来るのかもしれません。

人がいない、と言っても、
少しは、います。
特に、駐車場には、ものすごくたくさんの外国人が、
いました。
大型トラックで、キャンプしている人も。

それが、
みなさん、サーファーのようです。
ブルターニュで、サーフィンができるとは、
知りませんでした。
聞けば、
ここは、世界的にも有名な、サーフィンの場所なのだそうです。

おお、そうですか!
サーフィンなら、今年はオリンピックで、
競技をよくみていましたから、
まるで、自分も波に乗ったような気分でいます。
機会があったら、
ぜひ、自分も習ってみたいと思っていたところです。
























時間の計算をして、
短い滞在の中でも、
これなら、なんとか、
泳ぐ時間が、くり出せるということが、わかります。
それで、急いで、
水着を買いに行きます。

ラッキーにも、水着は、
シーズン末の、バーゲンセールになっています。
試着もせずに、
2秒くらいで、これ、と選んで、
レジに向かいます。
そばにある、
fouta「フタ」という、大きな手ぬぐいも買います。
これも、バーゲンセール。

「フタ」は、アラブの、
大きな、木綿の手ぬぐいです。
蒸し風呂に行くのに、使ったりするそうです。
肌触りが、とても気持ちいいですし、
水をよく吸ってくれます。
これなら、家にいくつあっても、いいです。

この2点で、
待望の、
あの、すきとおった海に、つかることができます!
















カンペールの街は、
海からは、ちょっと離れていますが、
街中を走る川は、ちょっと不思議。

海の水が、逆流して来ているのでしょう。
潮の満ち引きが、あるのです。
あ、
低くなっている、
あ、
満杯になっている、と、わかります。
これも、月のしわざ。

タオルが水を吸ってくれるように、
月も、離れた地球の水を、
遠くから、吸っているのです。
考えれば、ちょっと不思議な感じです。
そのせいでか、
川には、海の魚も来ています。

聞けば、それは、「ぼら」。
あまりおいしくない、お魚です。
それでも、なんとか食べた覚えはありますが、
あんまり、買う気にもなれない、あのお魚。
















川のそばを、歩いても、歩いても、
「ぼら」の群れは、続きます。
なんて、たくさんの!
食べようとする人は、いないのでしょうか。

食べるものに困っている人なんて、
この国には、いないのでしょうか。
ものすごい群れです。

ここ、ブルターニュ地方には、
ブルターニュ語、というのがあって、
たしか、それでバカロレアを受けることもできます。
そんな人が、たくさんいるとは思えませんが、
この街に来てみると、
どこにも、交通表示が、2ヶ国語で書かれているので、
びっくり。

それは、
フランス語からは、ほど遠い感じがします。
やたらと、K だとか、Zの文字が出てきます。
そして、どう発音していいのか、
よくわからないような、ややこしい単語です。
それを見ていると、
ああ、カルチャーが違うのだ、とわかります。

フランスには、
ブルターニュ出身の人が、ずいぶんいて、
今まで、私も、そういう人たちと、
仕事もしています。
ラテン民族とは、ちょっとちがう、雰囲気。
ちょっと地味で、一途な感じ。

カンタンに、こう、なんて言えることではありませんが、
雰囲気とか、
顔の感じに、ちょっと特徴があります。
一昔前の、伝統的な、
女性の髪の結い方、飾り方は、
画家たちも、よく描いています。
















海で、水につかっていると、
若い女性が3人くらい、楽しそうに、
ペチャクチャおしゃべりをしながら、通ります。
その顔つきは、
あの、ブルターニュの髪飾りを乗せたら、
ほんとに、あの油絵のと、そっくりになるなぁと、
ちょっと、愉快になるくらいです。

それに、
風が強くなると、
あの髪飾りを、風に向けて、
まるで、ユニコーン(一角獣)のように、
歩かなくてはならない。
そんなジェスチャーを思い浮かべては、
あぁ、そういう風土から、
あの髪飾りが出来上がったのかもしれない、と、
思ったりします。

それから、
みなさん、よくご存知の、
クレープは、この地方のものです。
小麦粉の、と、
そば粉の、があります。
私は、
滞在中、3日間、
ご飯では、お米ではなく、
クレープを、食べ続けました。

スーパーに行けば、
たたまれたクレープが、6枚とか、12枚、
ビニール袋に入って、
2種類、でん、と、置かれています。

それを、まるで、本か雑誌のように、
カバンに入れて、持ち運ぶことができます。
そうして、
何が起こっても、食いつなぐことができる、という
感じになります。




願いは、かなって、
とうとう、海につかることができました。
波がなく、すきとおった水で、
まるで、ステキなプールに入っているようでした。

3日目は、
いつもより早い時間に行きましたら、
いつも水のある場所は、だたっ広い砂浜になっていました。
遠浅の部分は、なくなっています。
風も強いですし、
人もあまりいないので、ちょっぴり心配になります。

一人、サーファーのお兄さんが、
上がって来ましたので、
聞いてみます。

すると、
ここは、サーフィンにはいいけれど、
海水浴には、向いていない、ということでした。
泳ぐ、というより、水につかる、くらいがいいでしょう、と
いうことでした。
それに、
今日は、風が、おか(陸)から来ていますから、
沖に流されるおそれがあります、
ですので、あちらの浜辺に行く方がいいですよ、と、
別な方面を教えてくれました。

それに、
今日は、「大潮」なんですよ、ということでした。
あぁ、大潮、という言葉。
大潮をねらって、
潮干狩りの日にちを、決めている父親のことを、
なつかしく、思い出してしまいます。




 


お兄さんは、もちろん、
フランス語で「大潮」と言ったのです。
その言い方は、直訳すると、
「大きな係数」です。
でも、私は、頭の中で、
それを「大潮」と言い換えては、
なつかしい、と感じます。

外国に住む、ということは、
こういうめんどくさいことを、
いつも、
頭の中でやってる、ということなのだ、と
あらためて、思います。
もし、このめんどくさい部分を節約できたら、
どのくらい私にはエネルギーが、
増えるだろう?などと、
計算をしたくなります。

でも、今になっては、
もう、どうにもできないことなのだ、と、
気がついて、
途中で、計算は、やめて、
外国のおもしろさの方に、目を向けることにします。

















夕方、街中の、
あるブティックから外へ出て、
夕日に照らされました。
すると、
緑と、青の、混ざったような色のトンボが、
私の服に、とまりそうになります。

それが、
着ていたサマードレスは、
そのトンボ君と、同じ色だったのです。
同じ色だから、
お母さんがいる、と思ったのか、と私は思いました。

それとも、
迷彩色で、カモフラージュしようと思ったのか。
いつまでも、
私にとりついて、
とまろうとして、
まるで、ペットのようでした。
ちょっと、かわいらしく思いました。

そのあと、
地べたに止まったので、
写真をとらせてもらいました。

























きょうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



もうひとつのブログ
オンライン「ふだん塾」。
ピアノ教師として、上達の
ヒントを、書いています。

こちら↓