ノルマンディ海岸にお宿をとっています。
とても涼しく、
ろくに海水浴もできません。
それでも、
海の空気を胸いっぱい吸ったり、
海の幸をいただいたりするのは、
気持ちがいいです。
そんなに文句を言うほどではありません。
それから、
この地方だけがこんなに涼しいのかと思っていましたら、
フランスの北半分は、だいたいこんな感じということです。
テレビや新聞では、
地球の温暖化というよりは、
地球がちょっとヘンテコになってきた、という言い方を
聞くようになりました。
さて、
私は、もっぱら、
海の水に足をつけていれば、楽しくなります。
海辺の、いろいろな植物を見ているのも、
楽しいです。
いくら涼しくても、
風は、暑くも寒くもなくて、
やさしい感じです。
海岸近くの、
砂丘のような、細かい砂の道を歩いていると、
植物がたくさん、自由にはえています。
そこでは、なんとなくいい香りがするのです。
日本の、桜餅のような、
いい香りが、どこからともなくやってきます。
だれも、何も、気に留めていないようです。
それでも、この柔らかい香りは、します。
どの花の香りなのか。
もしかすると、葉っぱの香りかもしれません。
(桜餅のように)
海の幸といえば、
今年は、
黒いタイのような魚をおろしてもらって、
お刺身でいただきました。
それから、
サバが手に入ったので、
しめサバにしました。
その、安いのなんのって。
毎日サバを食べていたら、かなり安上がりの
生活になると思います。
3枚におろして、
塩をふって、しばらく置いとく。
次に、お酢でしめます。
夏は、お魚に脂がのっているというのは、
本当だかどうだか知りませんが、
タイも、
サバも、
脂がちょうどよく、のっていました。
ノルマンディでは、
お魚は、クリームやワインで煮てしまいます。
私は、日本的にお魚をいただきます。
たぶん、この地方でシメサバを食している人は、
あまりいないと思います。
(こんなにおいしいものは、ないのに!)
とはいうものの、
この地方の名産、
クリームたっぷりの乳製品は、
私も大好きなのです。
地元のヨーグルトはおいしいですし、
(ポプラ牧場の ferme des peupliers)
有名なたくさんの牛チーズも、ここが本場です。
そして!
とても上等なお菓子屋さんがあります。
これも、ノルマンディの楽しみの一つ。
今年は、
パイ生地ブリオッシュを盛んに売っています。
昭和時代の「甘食」のような形をしていて、
なんだかフレンドリーなのです。
甘食より、ずっと大きくて、
一人では食べきれないです。
それが、
お店の前の台に、たくさん盛られています。
およそ15秒に一個、くらいのスピードで、
どんどん売られていくのです。
それだけでも、見ものです。
すごいサクセス!
チョコレートパイ生地、というのもあります。
これは、ものすごく大きく、長いかたまりです。
それを、好きな大きさにたのんで、
切り分けてもらいます。
はかり売りです。
見かけはすごいですが、
ひとたび口に入れてしまうと、
チョコレートパン、と同じ味がします。
きょうは、少しおひさまが出てきました。
朝、7時ごろ、浜に出ますと、
ひと気はあまりなく、
釣り人と、
馬の訓練をする人たちが、あるだけでした。
遠く向こうのほうでは、
海しぶきが多く、
どこからどこまでが海で、雲なのかわかりませんでした。
ちょっと夢のような、
幻想的な景色でした。
そんな景色の中、
海と浜の境目を、
馬が、精一杯のスピードで駆けているのは、
これまた、どの時代にいるのかわからない感じでした。
きょうも、ご訪問ありがとうございました。
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2 件のコメント:
chiyoさん、こんにちは。そうです、冷夏はノルマンディばかりでなくここ数日のボローニャも、今休暇で来ているヴィエンナなどは16度で手持ちの衣類を重ね着してしのがねばならぬほどの寒さです。奇妙です。地球が壊れてしまわなければいいけれど。暫くブログの更新がなかったので心配してましたが、元気そうでよかったです。ノルマンディの楽しい話、もっと教えてくださいね。
yspringmind さん、こんにちは!
ヴィエンナからのコメント、嬉しく、
たった今、読ませていただきました。
ご心配いただきましたが、元気です。
貴女も、ですよね。
そちらも寒いなんて。
新しいことが色々起こっていて、追いつくのにふーふーいってます。
だんだんスローになってきているのかもしれません。
また、
貴女のように頻繁に更新できるように
なりたいです。
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