2017年6月5日月曜日
気持ちがバラバラ、まとまらない
この週末は、
めずらしく、うちの2人のオジョウサンが、家にいます。
前のように、
4人家族で、一緒に、ごはんをいただいたり、
買い物に行ったり、忙しいこと、せわしないこと。
おしゃべりは、にぎやかで、楽しいこと。
それはいいけれど、
私は、私で、やることがあるのに、
それが、いつまでたっても、片づかないです。
一日が終わって、ふりかえると、
たったの、ちょっとしか、こなせていません。
あぁぁ、と思います。
静かに、自分のペースでやりたいのですが、
そうはいきませんでした。
けさは、
ひさしぶりに、ロワール川まで、散歩しました。
菩提樹の花が、咲き始めていました。
香りは、まだまだ、青くさいです。
もうしばらくすると、甘い、ステキな香りになると思います。
はじめてこの香りをかいだ時、
これが、菩提樹なのか、と感動しました。
それまでは、
シャンプーの香りでしか、知らなかったです。
菩提樹シャンプーなんて、
たぶん、日本では、ないかもしれません。
こちらには、それがあったのです。
日本には、菩提樹があるのかないのか、
私は見たことがなかったので、
シャンプーはめずらしく、たいそう貴重に思えました。
そして、ホンモノの菩提樹に会ったときは、
あああぁと、感動しました。
そんなことを思いながら、
散歩を続けました。
そして、
きのう、電車の中のおばあさんのことを思い出しました。
となりにすわった、ちいさなおばあさん。
それが、
もういない、私のおばあちゃんに、そっくり。
すわり方。
肩がしょぼんとした感じ。
ごま塩の、カールした髪の毛の感じ。
着ているものまで、そっくり。
ああいう青っぽい、花柄のプリント、よく着ていた。
もちろん、フランス人だから、顔は似ていません。
なのに、
となりにいるのは、あたしのおばあちゃん!
なんど、見ても、そっくり。
そして、
おばあちゃんが、ここにいるような気持ちになるのだから、
おばあちゃんは、いるのと、ほとんど同じ。
この人は、おばあちゃんなのか、
それとも、おばあちゃんが、乗り移っているのか、
まったく、区別がつかなくなります。
会いにきてくれた、と、思ってしまいます。
きのうの朝市では、モロッコ人の八百屋さんで、
ソラマメを買いました。
いつも、買っているのに、
きのうは、
「さやも食べるか」と聞かれました。
えええっ、さやも食べられるの?と
びっくりしました。
食べられるよ、と、
いいのを、時間かけて選んでくれました。
どうやって食べるのですか、
ゆでて、
お塩ふって、食べるのですかときけば、
そうではなく、
トマトやお肉といっしょに、煮込むのだそうです。
へえぇ、なるほど。
今まで、私は、食べられるものを、
ぜんぶ、ゴミ箱に入れてたのです。
今は、ラマダンのはじめのころです。
アラブ人は、顔色がよくない時期です。
もうしばらくすると、体が慣れてくるのか、
けっこう元気そうにみえるのですが。
そんなとき、
野菜を売るのは、けっこうつらいそうです。
きっと、おなかがすいて、
おなかから、手が伸びそうになるんじゃないかと、思います。
あのお兄さんも、ラマダン中なので、
きっと、とってもおなかがすいていて、
ソラマメの「さや」だって、とってもおいしそうに見えたかもしれません。
捨てるなんて、とんでもない、と、
さやの食べ方を、教えてくれたのかもしれない、
などと、思ったりしました。
なんだか、にぎやかで、
わさわさと、
落ち着かない週末でした。
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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