この週末は、
めずらしく、うちの2人のオジョウサンが、家にいます。
前のように、
4人家族で、一緒に、ごはんをいただいたり、
買い物に行ったり、忙しいこと、せわしないこと。
おしゃべりは、にぎやかで、楽しいこと。
それはいいけれど、
私は、私で、やることがあるのに、
それが、いつまでたっても、片づかないです。
一日が終わって、ふりかえると、
たったの、ちょっとしか、こなせていません。
あぁぁ、と思います。
静かに、自分のペースでやりたいのですが、
そうはいきませんでした。
けさは、
ひさしぶりに、ロワール川まで、散歩しました。
菩提樹の花が、咲き始めていました。
香りは、まだまだ、青くさいです。
もうしばらくすると、甘い、ステキな香りになると思います。
はじめてこの香りをかいだ時、
これが、菩提樹なのか、と感動しました。
それまでは、
シャンプーの香りでしか、知らなかったです。
菩提樹シャンプーなんて、
たぶん、日本では、ないかもしれません。
こちらには、それがあったのです。
日本には、菩提樹があるのかないのか、
私は見たことがなかったので、
シャンプーはめずらしく、たいそう貴重に思えました。
そして、ホンモノの菩提樹に会ったときは、
あああぁと、感動しました。
そんなことを思いながら、
散歩を続けました。
そして、
きのう、電車の中のおばあさんのことを思い出しました。
となりにすわった、ちいさなおばあさん。
それが、
もういない、私のおばあちゃんに、そっくり。
すわり方。
肩がしょぼんとした感じ。
ごま塩の、カールした髪の毛の感じ。
着ているものまで、そっくり。
ああいう青っぽい、花柄のプリント、よく着ていた。
もちろん、フランス人だから、顔は似ていません。
なのに、
となりにいるのは、あたしのおばあちゃん!
なんど、見ても、そっくり。
そして、
おばあちゃんが、ここにいるような気持ちになるのだから、
おばあちゃんは、いるのと、ほとんど同じ。
この人は、おばあちゃんなのか、
それとも、おばあちゃんが、乗り移っているのか、
まったく、区別がつかなくなります。
会いにきてくれた、と、思ってしまいます。
きのうの朝市では、モロッコ人の八百屋さんで、
ソラマメを買いました。
いつも、買っているのに、
きのうは、
「さやも食べるか」と聞かれました。
えええっ、さやも食べられるの?と
びっくりしました。
食べられるよ、と、
いいのを、時間かけて選んでくれました。
どうやって食べるのですか、
ゆでて、
お塩ふって、食べるのですかときけば、
そうではなく、
トマトやお肉といっしょに、煮込むのだそうです。
へえぇ、なるほど。
今まで、私は、食べられるものを、
ぜんぶ、ゴミ箱に入れてたのです。
今は、ラマダンのはじめのころです。
アラブ人は、顔色がよくない時期です。
もうしばらくすると、体が慣れてくるのか、
けっこう元気そうにみえるのですが。
そんなとき、
野菜を売るのは、けっこうつらいそうです。
きっと、おなかがすいて、
おなかから、手が伸びそうになるんじゃないかと、思います。
あのお兄さんも、ラマダン中なので、
きっと、とってもおなかがすいていて、
ソラマメの「さや」だって、とってもおいしそうに見えたかもしれません。
捨てるなんて、とんでもない、と、
さやの食べ方を、教えてくれたのかもしれない、
などと、思ったりしました。
なんだか、にぎやかで、
わさわさと、
落ち着かない週末でした。
読んでくださって、どうもありがとうございました。

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