きのう、スポーツジムの帰り、
ジムダンスの先生が、ちょっとそこまで、一緒にいきましょうと、
言いました。
なんとなく、いやな予感がしました。
なんだか、秘密をうちあける、という感じなのです。
どうも、いいニュースという感じではないです。
すると、やっぱり、
思ったとおりでした。
いろいろなわけがあって、ここのジムをやめる、と、
こっそり、教えてくださったのです。
それも、あと2ヶ月で。
ええっ?!
あと2ヶ月で?
どうしよう。
こんなにダンスが上手で、
力強いやさしさがある、
すばらしい先生。
思えば、7年間、ご一緒してきた、大事な先生!
きのうは、先生と、
二人で道を歩きながら、
私は、びっくりしたけれど、
なんとなく、来るべき日がきた、という気持ちでした。
先生には、
さびしいな、と言いました。
でも、そんな予感がしてた、とも言いました。
だから、びっくりしてない、と、自分では思いました。
けれど、
家へ帰って、
そのことをくりかえし、くりかえし、思い出しました。
この先、どうしよう、と
困ったり。
別な先生が来るかもしれませんが、
こんなにいい先生は、いないはず、と思ったり。
でも、
底にある気持ちは、
底にどっしりある、大きな気持ちは、
ひたすら、さびしい!でした。
なのに、先生の前では、
あまり関係のないことしゃべっていました。
「何才くらいまで、踊れるんでしょうかね」だの、
「教え方」について、いろいろ教わった、とか。
でも、いちばん言いたかったのは、
「さびしいなぁ」という気持ちだったかもしれません。
その場で、気がつかなかったのですが。
そういえば、
つい、このあいだ、
長年ご一緒してきたピアノの生徒さんと、お別れすることになりました。
(→その話)
生徒、教師の、逆の立場です。
もしかすると、
その生徒さんの気持ちも、
同じだったかもしれないな、と思いました。
毎週、毎週、レッスンを受けていて、
何年間もくりかえしていて、
それが突然、なくなるのです。
なんだか、宙に放り出されるような気持ちがします。
でも、そのレッスンというのは、
毎週、私は、楽しみにして通っていたから、
そういう気分になるのかもしれないです。
いやいや通っていた、のではないのです。
ということは、
生徒さんたちも、もしかすると、
毎週、楽しみにしていてくれたのかもしれないな、
と、ちょっぴり、おどろきました。
必ずしも、楽しそうに弾いてるとは見えなかったからです。
譜読みがつまらなかったり、うまくいかなかったり。
けさも、早く目がさめてしまって、
さびしい気持ちが、またやってきました。
先生と会えなくなる。
それに、先生は、遠くに住んでらっしゃるから、
ひょっこり、町中で出会うこともなさそうです。
しょうがない、しょうがない、
始めがあれば、かならず終わりが来る。
という声がきこえてきます。
祖父がよく言っていました。
そうですね、
でも、いくら理屈をこねても、
さびしいものは、さびしいです。
ひたすら、さびしいです。
そして、私は、
「さびしい」を食べてしまって、
消化すれば、いいんじゃないか、と思っています。
そして、
早く、このさびしさが、どこかへ行ってくれればいいな、と
思っています。
こんな話を、さいごまで、読んでくださって、
どうもありがとうございました。

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