2021年1月29日金曜日

梅が一番!


 
今、うちの梅の木が2本とも、花を咲かせています。
それは、
この土地、ロワール地方の気候からいいますと、
当たり外れがあるので、
咲くと、ラッキー!という気持ちになります。

1月ごろから、ツボミがふくらんできますが、
もし、運わるく、マイナスの温度になったりしますと、
一生懸命、保護のきれをかけてやったりするのですが、
凍って、ダメになることもあります。

それから、
私の剪定のしかたのせいで、
まったく花が咲かなかったことも、あります。
プロの人にお願いしたら、
同じく、そういう結果になったこともあります。

今年は、なんとか、
2本とも咲きました。
うれしいです!
写真を撮ろうとしても、小さな庭の隅にある木です、
塀の色ばかり撮れてしまって、
なかなかいいのがとれません。
でも、撮っている最中は、幸せです。

いい香りがします。
花びらが、くもり空に、透けて見えます。
その色が、
小さくて、控えめですけど、
春が来ているな、という感じのする色です。



いつもは、
電車の中でも、
仕事場でも、
みなさんの、いろいろな香水の香りがします。
その、情報量の多いのなんのったら。

ですが、
今では、厳重にマスクをつけていますから、
ちっとも、その香りがしません。
みなさんの香水、というものに、
すっかり、ごぶさたしてしまっています。

そんな風に、香りなしで、一年間もたっているのです。
そのせいかどうかわかりませんが、
梅の香りをかいでみて、
昔の人も、この香りをすごいと思ったかもしれない、と
思ってしまいました。

昔は、今みたいに、
スポーツ香水とか、
香水のサンプルを試す、なんていうのが、なかったでしょう。
香りが、もっと貴重だったかもしれないです。
その中で、
梅の香りは、バツグンだったかもしれません。

私ならば、
花の香りの中では、

ジンチョウゲと、
キンモクセイと、
びわの花が好きですが、
梅の花が、一番かもしれません。


まわりに、コロナにかかった人がどんどん出てきています。
みなさん、治って、元気になっています。
でも、
すごく、くたびれている人、
それから、
鼻が利かなくなったている人も、います。
これは、ずいぶん、不便なそうです。

そうでしょう。
私も、
たまに、お店で、果物を買う時や、
スプレーを選ぶのに、
マスクのせいで、困ったことがあります。
食べ物だって、
怪しいかどうか、チェックできないでしょう。

もちろん、
美味しいものを食べても、
味がしないそうです!
梅の花だって、楽しめません。



フランス国は、
今、ロックダウンにするのか、しないのか、
学校を閉鎖するのか、しないのか、
とても迷っています。
「ハムレット」状態になっています。
どちらにころんでも、
いいところと、わるいところと、
半々になってしまいます。

今年は、フランスでは、
スキーのリフトが禁止になっています。
そのせいで、
山には、人が出ていないようです。
それを利用して、
滑れなくても、
雪の中を歩いてこようかと、
私は、ばく然と、計画を立てていました。
でも、
もし、ロックダウンになれば、
よその地方に、移動することもできなくなります。
山に着けません。

それに、
暖かくなりすぎて、
雪がとけてしまったようです!
ですので、
この計画は、おじゃんになりました。

銀世界の中、
マスクを取って、
いい空気を吸いながら歩きたい、と思っていたのですが。



きのうは、
思いついて、久しぶりに、友人に会いに行きました。
久しぶりに会ったら、
ますます若く見えました。
どうやって、そんなにスマートでいられるの、と
質問したら、
毎日、歩く、
週一回は、走る、という答えでした。

健康そうに、ピチピチとスマートでしたので、
私も嬉しくなりました。

外へ出たら、
また、別な友人に、ばったり出会って、
道で立ち話をしました。
今のような時期は、
外で歩きながらおしゃべりするのが、一番いい、と
思いました。

今度、
いろんな人を、散歩に誘ってみようと思います。
外で、ダンスをしよう、という話もあります。
気候が良くなってきましたから、
そういうことが、できそうです。




きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。



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2021年1月26日火曜日

トンネルの先が、見えてくる


きのうは、蚤の市の立つ日曜日でした。
毎月、4番目の日曜日です。
私は、よく見に行っては、
小さな家具を買ったり、絵を買ったり、けっこう楽しみます。
ちょっと欠けた瀬戸物を買って、
「金継ぎ」の練習にしたりもします。

きのうも、
寒い日でしたが、毛糸の帽子をかぶって、
マスクをして、完全防具で、
見にいきました。

嵐が予想されていましたので、
商人の数も、ちょっと少なめでした。
仕事とは行っても、こんなに寒いと、
出てきた商人の方は、気の毒です。

一つ、可愛いおままごとの家具が、
目につきました。
もうちょっと虫食っていなかったら、
買ったかもしれません。
本物のタンスと、そっくりにできている、
可愛らしいタンスでした。

上の写真は、古い広告。
小銭で、買えました。
額縁に入れるかもしれません。
色が、ステキです。
フルーツジュースの広告で、
「『フルイテ』があれば、毎日が木曜日」
なんていうキャッチフレーズです。

毎日が木曜日、と言ったって、
今の子どもさんには、ピンとこないです。
今、学校がお休みの日は、水曜日なのです。
でも、その昔、
まだ、私がフランスに来ていなかったころは、
木曜日が、お休みだったそうです。

なんとなく、
私も、木曜日が好きなのです。
1週間のまん中。
なんだか、いい日です。
それに、
本当なら、大好きなスポーツジムに行く日です。
早く、
ジムに出かけたいです!





 

 






今は、ちょっと、ウイルス関係のシチュエーションは
よくありませんが、
でも、報告の結果を見てみますと、
ワクチンの効果が、かんばしいようです。
この調子ですと、
あと6〜8週間もすれば、グンと、いい結果が、
目に見えるようになりそうです。

まだまだ、決定的ではありませんが、
イスラエルで、そういう数字が出てきています。
重症化しない、
感染力を抑えられる、
感染しない、
と、3つの項目で、いい結果が出ているという
報告が出ています。

これだと、
期待できそうです。
いいニュースです。
















あと、ちょっとの間の、しんぼうです。
今のところは、
フランスは、いつになく、混乱状態です。
それでも、みなさん、
なるべく大人しく、規則を守って、
やりくりしているようです。

今は、夜6時以降は、外出禁止です。
なんとも、淋しい毎日です。
そのせいで、
先週は、リモートと、
通勤と、両方ミックスでした。

ところが、週の真ん中くらいに、
文化大臣が、「なんですか、
なんで、もっと早くに言わなかったのですか。
文化の関係の人は、夜9時まで通勤してもいいです」と
いうようなことを、言いました。
ですので、
急に、また通勤オンリーになりました。

ところが、
今週の真ん中、つまり、あさってには、
また、別な発表が、予定されています。
もしかすると、またロックダウンになりそうです。

こんなに
私たちの生活が、くるくると変わるのは、
歴史の本を調べたって、そうは、ないと思います。

















早く、このトンネルから抜け出せますように。
寒さが、早くゆるみますように。

















みなさんも、お気をつけて、おすごしください。

きょうも、読んでくださってありがとうございました。



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2021年1月20日水曜日

1月は、ダイエットは、しない月

ある日本の方から、
「今日は暖かく、
福寿草と蝋梅も咲きました」という、
メッセージが届きました。

こちらは、毎日寒くて、
朝も昼も、マイナス1度とプラス2度を行ったり来たりの、
メリハリのない日です。

さて、
この、「福寿草」は、読めるのですが、
次の「蝋梅」が、読めません。
この文字をコピー、ペースとして、
ネットで調べましたところ。

これはロウバイでした。
そういう梅を、私は見たことも、
聞いたこともありませんでした。
と、いうことを、その方に伝えますと、
折り返し、そのお花の写真が届きました。

青い空と、
黄色い、かわいらしい梅の花が写っています。
それから、
逆光で、幻想的、とおっしゃる写真も入っていました。
光に透けて、「ロウ」のように見える、とおっしゃる。

なるほど、そうなのですね。
私は、初めて、見ました。
いいことを教えてもらった、と
嬉しく思いました。
















そして、きのうのことです。
めずらしく、空がすっかり晴れました。
いただいた「蝋梅」の写真のことが、頭にあります。
このあたりでは、どんな花が咲いているのだろう、と
気になりますが、

たまに、椿と、
花壇に植えられたパンジーくらいしか、
花が咲いていません。

もしかすると、植物園には、
なにか、お花が咲いているかもしれない、と
思いつきます。
ちょっと遠いけれども、足をのばしてみようかしら、
という気になります。

空気が冷たいので、
フードをかぶって、テクテク歩きます。
やっと植物園に着きますと、
入ったすぐのところに、黄色い梅の花が咲いています。
きっと、
「蝋梅」も、こんな感じなのでしょう、と思いながら、
写真をとります。
すぐ横には、ちょっと薄めの色の色違いがあります。

念のために、
名札の写真も撮っておきます。

それが。

結論を先に言ってしまいますが、
実は、それも「蝋梅」だったのです!!
それは、
家へ帰って、ネットで名札に書かれた学術名を調べて、
そういうことが判明したのです。

あの、いただいた写真と同じ!
日本と同じ!






 






なんだか、ちょっとおもむきが、ちがうようにも思うのですが、
写真には、あらわれていない、
うっすらと透きとおった感じ、というのは、
あるのです。

偶然にも、
関東のような、晴れたお天気のもとで、
同じお花を見られて、
これは、すごかった、と、
一人で、うれしくなってしまいました。
あの方に、
「見て、見て!」と言いたくなってしまいました。

レンギョウの花もまだ出てこない、
こんなに早くから、
ステキな黄色のお花でした。

そして、
植物園で、お花を探しましたが、
先日撮った、サザンカ(飛龍)と、
ヒースが、咲いているくらいでした。

それから、
見つけた時に、うれしくなるのは、
名札もついていない、勝手に生えてきた植物です。
野生のシクラメンで、
これは、郊外に出て、林の中を歩いていると、
一面に広がったりしています。

ごくごく小さいミニチュアのお花です。
考えれば、
これがミニチュアなのではなくて、
売っているシクラメンのお花の方が、
オーバーサイズなのかもしれません。

















ピンクもステキですが、
田舎で、白いのを見つけると、
これまた一面に広がってステキです。

そういえば、
もうじき、田舎には、マツユキソウ(待雪草)が、
咲き始めるかもしれません。
あと、もう少しの辛抱だと思います。

















しばらく歩いていましたら、
カモ君に、ばったり会いました。
私も立ち止まります。
すると、しばらく見つめあってしまいます。
逃げるかな、と思ってカメラを向けます。
また、
しばらく見つめ合いになりますが、
いな、
こちらに向かって歩いてきます。

よく見ると、
クチバシは、どろんこだらけ。
今、お食事中、という感じです。
また、何かください、と、
おねだりされてしまいます。
ごめんね、何も持っていません、
今度来るときは、パンを持ってこよう、と
思いますが、

そのあと、去ってゆく姿を見ると、
ずいぶんお腹もたっぷりした感じで、
ボテボテと、歩いていましたので、
もう少しダイエットした方が、と、
まるで、自分のことのように、思ってしまいます。


















ダイエットといえば、
1月はガレット・デ・ロワのくり返しの月。
2月には、楽しみのクレープが待っています。
プラス、
もち米が手元にあって、
いつ、お餅を作ろうか、と考え中です。

いつまでたっても、
多すぎのものは、去っていけません。
どなたかが、
「少しぐらい、いいんですよ。
幸せを運んできてくれるのですから」と、
言ってくださったのを思い出します。
いいお言葉です!

だから、
まぁ、いいか、と思います。
















きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




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2021年1月18日月曜日

ヨーロッパは、かなりやばい

キャステックス首相の発表が、先週の木曜日にありました。
ウワサどおり、フランス国全部が、
戒厳令18時となりました。

それまでは、
状況のよくない、東側の地方だけだったのです。
それが、今では、どこでも、
あぶない状況になっているとのことです。

あまりニュースでは、言っていませんが、
私は、ヨーロッパは、
かなり、まずい状況になっていると思います。

フランスは、まあまあです。
みなさん、今では、きちんとマスクをつけて、
いろいろ規則を守っているように、見えます。
ところが、
イギリスや、ドイツは、
困っているのです。
ドイツのメルケルさんは、ほぼ泣き顔です。
ドイツは最初、あんなにうまくいっていたのに、
今になって、
よくない。

イギリスの異変種などが、回り始めてきていて、
子どもたちにも、ウイルスがたかっているということです。

(それなのに、
フランスは、ヨーロッパで唯一、学校が、
そのまま開業中なのです。
大丈夫なのだろうか、
と思ってしまいます)


案の定、
私の仕事は、対面とオンラインと、日によって、
使い分けることになりました。
まぁ、
これは、私としては、通勤しなくてもいい日が増えたので、
うれしいことです。

ただ、
夕方、20時に戒厳令というのも、
つまらないものでしたが、
18時、というのは、
なんとも味気ないものです。

レストランに行けなくなって、もう一年くらいたちますが、
それでもテイクアウトで、
餃子や、いろいろなお料理を楽しんでいたのです。
それも、ままならなくなります。

あともう一つ、
私には、直接関係ないのですが、
子どもたちが、室内スポーツをできなくなりました。
ダンスも、です。
今まで、大人の私は、ダンスレッスンに行けなくて、
子どもたちは、行けたのです。
これで、
みんな、アウト、となりました。
これで、私のような、ヤキモチ焼きが、
いなくなります。
(これは、半分冗談です)

それにしても、
みんなで、一緒にダンスできないというのは、
寂しいことです。
いつもなら、
年に数回ある、ヒップホップダンスパーティだって、
今では、うんともすんとも、言わないです。

いったい、いつになったら、
一緒に踊れるようになるのか。
外でなら、踊れるのかしら。


と、そんなことを考えていると、
いったい、いつ、里帰りができるようになるのだろう、とも、
思ってしまいます。
マスクをして、何時間も飛行機に乗る、なんて、
ちょっと考えられません。
お水を飲んだり、
食事をするときには、
マスクをとらなくてはならないのです。

大丈夫なのでしょうか。
ワクチンを接種すれば、大丈夫、ということですが、
私には、そうは思えないのですが。
オリンピックが開催されるのならば、
きっと、私も東京に行かれるのでしょうか。

などなど、
だんだん、悲観的になってきてしまいます。
いつもなら、
そんなに、気にはしないのですが。




とはいうものの、
春は、着々と、寄ってきています。
空は、どんどん明るくなっています。

きのう、テレビニュースで、
キリスト教のお坊さんたちのことを、見ました。
ニュースを作る人は、まさに、今、
こんな様子を報道するなんて、
おもしろいことを考えるなと
感心します。
お坊さんたちは、
修道院にこもって、
毎日お祈りをしたり、早起きをして、研究をしたり、
してらっしゃいます。

今の、戒厳令生活に、参考になりそうです。

私も、
修道院に、数日だけ滞在する、という経験を、
何回か、しているのです。
ですので、
それが、どんなに心や体にいいことか、
よくわかります。
貨物船の旅も、だいたい、そんなものです。

そんなですから、
ロックダウン生活は、あまり苦にならないどころか、
静かで、いいと、思ってしまうほどです。
まぁ、
不便なこと、つまらないこともあるのですが、

この、
修道院生活の、静けさを思い出して、
また、
今、できることを、やっていこうと思います。

みなさん、
お気をつけて、おすごしください。

今日も、読んでくださって、
どうもありがとうございました。





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2021年1月15日金曜日

ドタキャンで、がっかり

きょうは、雨ふりです。

もう、だいぶ春が近づいてきた感じです。
夕方でも、かなり明るいです。
もっとも、朝は、ますます暗くなります。
朝8時でも、まっくら。

(でも、あとちょっとしんぼうすれば、
またまた、夏時間になるはずです)

白い空は、明るめですが、
雨は、容赦なく、降っています。
たまに、ものすごく強くなったり。
ですから、家にこもって、
整理せいとんを、したりします。

窓からは、
雨の向こうに、梅の花が見え始めました。
おもむろに、
外を見ながら、ここは、
「梅園」なのだと、自分に言い聞かせて、
おやつを食べたりします。



















きょうは、
来るはずだった人が、来ませんでした。
都合、来られませんでした。
それは、
どうでもいいことなのですが、
なんとなく、小さかったころの古傷が、
痛む感じで、
やけに、寂しいです。

いったい、小さい時、
どんな風にがっかりしたのか、
覚えていませんが、
きっと、どなたかが、お客さんに来るのを、楽しみにしていたのに、
ドタンバで、都合がつかなくなって、
来られなくなって、
ものすごく、がっかりしたのだと思います。

いろいろ、思いめぐらせますが、
ちっとも、思い出せません。
うーん、はっきりとはしませんが、
ぼんやりと、そういう記憶は、あるようにも思えます。

そんなことを、考えつつ、
おやつの時間。







 







そして、
あまりにも、外が、白黒の世界で、
冬の、つまらない景色ですので、
しまってあった、最近の、
フェーヴを出してきます。
フェーヴというのは、
ご存知の方もあるかと思いますが、
一月のお菓子、ガレット・デ・ロワの中に、
入っている瀬戸物の小物です。

昔は、干し「そら豆」が一粒、入っていたそうですが、
その後、小さな白い瀬戸のお豆になって、
それが、そのあとは、
白い、キリストの幼子だったり、
シンプルな、小物だったのを覚えています。
今から30年くらい昔のことです。

それが、
今では、色もついて、
まぁ、ものすごくいろんな、立派な物が、入っているので、
びっくりします。
哲学者デカルトの顔が、入っていたりもします。

入っているときは、
お菓子の中心部、
アーモンド粉のペーストの中に入っているわけですから、
一応、口の中でしゃぶったりもします。
デカルトさんが、
口の中に入れられてしまったなんて!

今年は、
私は、エジプトの王様のミイラに、当たりました。
それから、
ロンドンの近衛兵。
いつの年だったか、
バケットパンが出て来て、
その、かわいらしかったこと。

お菓子の中から、
こんがり色のバゲットパンのミニチュアが、
出て来るなんて、
かなり、びっくりします。
いったい、誰がそういう発想をしたのだろうと、
感心します。

私だったら、
どういうものを作るか。

骨、とか、内臓?

小さいとき、
焼き魚の、目玉を、
美味しく食べていたことを、思い出します。

















少しでも、雨が弱くなると、
小鳥が、鳴き始めます。
それで、
もう、春は近い、とわかります。
気温も、ずいぶん上がりました。
今までは、スープのお鍋を、外に出せば、
それで良かったのです。
保存できたのです。
冷蔵庫が満杯にならないで、ラクだったのです。

ですが、
今週のはじめから、10度くらい上がりましたので、
もう、アウトです。
外に出しても、「冷蔵」には、なりません。

鳥たちは、そういうこと(気温のこと)をよく知っているらしくて、
夕方、ずいぶん暗くなっても、
巣の中で、コロコロと、
優しく鳴いていたりします。

もう、春は、近いと思います。

ところで、
あと、もう少しで、首相の発表がありますから、
興味を持って、待っています。
もしかすると、
戒厳令が18時になるかもしれない、ということです。

すると、
私の仕事にも、影響が出てきます。
どうなるかと、思っていますが、
もう、慣れていますから、
どう転んでも、あまり気にならなくなった自分に、
ちょっと、びっくりしてしまいます。

また、リモートになるのか、
それとも、出勤するのでしょうか???

















きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。
みなさん、お気をつけて、おすごしください。





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2021年1月12日火曜日

私は、難民?

先週から、仕事は「ふつう」に、戻りました。
久しぶりに、同僚と話すのは、なつかしい感じです。
2ヶ月くらい、リモートで仕事だったのです。
いつもは、そんなに話さない人も、
人恋しそうに寄ってきます。
昔話をしたりします。

そんな話ができるのも、
このウイルスのおかげ、と思ってしまいます。
いつもは、
毎日、同じようなことをして、
慣れっこのことばかりしていますが、
こういう、ちょっとめずらしい状況になると、
また、慣れっこになっていた同僚が、
「特別な存在」になってしまいます。

それにしても、
みなさん、さすがに、ウイルス対策に、
本気になってきたようです。
もう、マスクをしたりするのが、
うんざりになっているのかもしれません。
それとも、
新しい、イギリス種を、おそれているのかしら。






 








おとといは、土曜日、
待ちに待っていた、「おかえり、寅さん」という映画を、
テレビで見ました。

一昨年の暮れに作られた、
「フーテンの寅さん」の続編です。
それが、よくできているのなんのって。
山本洋次さんの作られる映画は、なんでも、素晴らしい。
がっかりすることは、いまだに、ないです。

どのセリフをとっても、
どの場面をとっても、
絵になり、詩になります。
何回観ても、毎回、新しい発見をします。

今度の寅さんは、
あまり笑う部分がありませんでしたが、
いつも以上に、心にやさしい言葉が、
あふれていました。

それを観ていて、
「私は、難民なのかもしれない」と思ってしまいました。
日本で生まれ育って、
外国で暮らしている私は、難民、と言えるかというと、
確かに、ちょっぴり、そうなのです。
気持ちは、少し難民的です。

そういえば、
寅さんシリーズには、外国に出て行った女性のことを
描いたものが、いくつかあります。
眼差しが、いつも、とてもやさしいです。

今回は、
「ものすごく」やさしい言葉が、いくつか、ありました。
こんな素敵な、映画という、文化があるということ、
それを観られるということは、
なんて素敵なんだろう、と思いました。

















さて、
そんな宝物を、年の初めにいただいた私は、
すっかり、元気にやっています。
外は、くもりで、
マイナス1度か、プラス2度くらいをうろうろする毎日なのですが。

たまに、お日様が出てくると、
その明るさが、とてもうれしく思われます。
もう慣れましたが、
フランスの冬の、この光のなさに、は、
心が、やられそうになってしまいます。

ですから、
このごろ、
夕方に、なんとなく明るさを感じると、
すごく、うれしくなります。
ちょっと前は、4時半で暗かったのですが、
今は、5時半でも、まだちょっと明るい。
それに、お日様が、なんとなく高くなっているようにも、
思われます。
それほど、冬の間は、光が、足りないです。

そして、そろそろ、
「光のお祝いの日」が、やって来ます。
























それは、2月の初めです。
ちょうど、日本の、節分の日のころです。
その日は、クレープを焼くのが、フランスのならわし。
でも、万が一、知らない人もいるかもしれない、と
生徒さんには、
毎年、「クレープを焼く日が来ましたよ」と、
宣伝します。

たいていの生徒さんは、それを知っています。
私のように、
お家で、クレープを焼く、と言います。
でも、たまに、
私のような、
外国から来た人で、知らない人もいます。
そういう場合には、説明します。
という私だって、外国人です。

まぁ、
いろいろな場所から、難民や、外国人が、
ここ、フランスに集合して、
こんな風に、
クレープのならわしを、続けることになります。
(私のクラスには、本物の難民の方もある)
私は、特に、
このちょっぴり古めかしいお祝いが、好きです。
光が増えてくるのが、うれしいのと、
クレープが大好き、なのが理由です。

それを、
楽しみにしながら、
この薄暗い毎日を、コツコツやっていくことにします。

きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。




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2021年1月5日火曜日

新しい年は、もうちょっとマシ

私は、未来を言い当てることはできませんが、
でも、まぁ、ほぼ、この新しい年が、
ベターな年になるにちがいない、と思っています。

ワクチンも、少しずつ広まっていますし、
だいたい、夏は、様子がいいようですし、
来年の冬が、この冬よりたいへん、ということは、
どうも、なさそうです。

ですから、
必ず、マシになる、と思います。

今が、
正念どころかもしれません。
フランスは、
今、のんきにも、学校は正常通り、
音楽院も、ふつうに授業が始まっています。

ヨーロッパのお隣の国々は、
またまたロックダウン、と決めているのに、
ここでは、のんきなものです。
もうしばらくすると、
また、ロックダウンに逆戻りするかもしれませんが。
大きな波がくる予感は、します。

それを超えたら、
あとは、だいぶ、楽になるのではないかと思います。


 








わが家では、
元旦には、吊るしたヤドリギの下で、
キスをして、新年の願をかけました。
そして、
おせち料理は、ありませんが、
毎年、餃子を作ります。
これは、おせちがないから、です。

もともと、なぜか、
うちには、餃子を作る習慣があります。
一緒に作る、という楽しみです。

実際、中国人オフィサーの乗っていた貨物船でも、
みんなで一緒に餃子を作って、楽しんだりしました。
中国では、
お正月にも、餃子パーティをする、という話を聞いたことがあるので、
私たちも、マネしています。

親せきのメンバーを呼んで、
作ることもあります。
フランスのみなさん、最初は、面食らいます。
でも、おしまいのころには、
けっこう楽しんでらっしゃいます。
友人に、配ったりもします。

ということで、
今年は、少人数でしたが、
一緒に、餃子を作れました。
粉がよかったせいか、
パリッとした、おいしい焼き餃子になりました。
















大みそかの日には、
紅白歌合戦を観ました。
観客がいなくて、歌い手の人にとって、
大変だっただろうと思います。
なんとなく、調子が出ない感じです。
もしかすると、
しばらく、ステージを踏んでいなかった人も、
あったかもしれません。

みなさん、
一生懸命でしたので、
ご苦労さま、たいへんな一年でしたね、という気持ちで、
観ていました。
そして、
それが終わって、
蛍の光が聞こえて、
そして、「ゆく年、くる年」。
唐突に、雰囲気が変わる、あの瞬間。

それは、
遠い昔の昭和時代から、ぜんぜん変わっていなくて、
「ああ、お正月だな」という気持ちになりました。
また、今年も、こうやって、
テレビが観られて、よかった、と
幸せに思いました。
















みなさんは、どうお正月をすごされたのでしょう。
日本も、また、ステイホームと、なっているようです。
どうぞ、みなさん、
お元気で新しい年を、おすごしください。

今年も、よろしくお願いいたします。


















きょうも、訪れてくださって、
どうもありがとうございました。





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