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2023年12月1日金曜日

ノルマンディで、ひと休み

 


ロワール地方では、
もう、毛糸の帽子をかぶったり、
手袋をつけたりしています。
小雨が降ったりすると、
しんしんと冷えます。

そんな中、海に行く、というのは、
変に聞こえますが、
天気が悪くても、私は行きたくなります。

海の音を聞く。
海の風にあたる。
できたら、
海水の中に足をつっこむ。
海の幸をいただく。

それだけで、うれしくなります。

先日、
仕事を終えて、その足で、
海辺へ行きました。
もう、暗くなっていました。
















カラッとした晴れとは行きませんでしたが、
それでも雨が降らなかったのは、ラッキーです。

ザザーン、ザザーンという音が、
暗いところから、聞こえてきます。
昼間でも夜でも、
24時間、波は働いているのです。

やっとこさ、お宿に着いた時は、
ほっとしました。
いつも行く中華屋さんが、店を閉めていまいましたので、
わざわざ、隣の町まで、
遠回りをしました。

なかなか評判がいいという中華屋さんに、
試しに行ってみました。
お店の前に、駐車する場所が空いていました。
ラッキー!と、
じょうきげんで、お店に入りました。
お腹も空いていましたし。

ところが、
お料理は、イマイチでした。
評判がいいというのは、
この辺りの人が、そういう味を好きだから、ということ
かもしれません。
まわりを見回すと、
春巻きを頼む人が多いのです。
私も、春巻きを頼むべきだったかもしれない、と
思いました。

ちょっぴり、がっかりして、
お宿に着きました。
あすは、海辺のレストランに行こう、と決めました。

















さて、
次の日は、海の水にちょっとでも足を入れたかったのですが、
どう考えても、
それができない寒さでした。

海の水の温水プールに行くことにして、
その後、
サウナでよく体を温めました。
これだけでも、
ちょっと海につかった気持ちになれます。

浜辺では、
大きなかもめや、
小さな鳥が、さかんに食事をしていました。
小さな鳥は、すずめくらいの大きさですが、
雀とちがって、ぴょんぴょんはねずに、
歩きます
歩く鳥は、かわいい。
そして、速いこと。
その速さは、見ていておもしろいくらいです。

波が来ると、ちょこちょこちょこ、とそれを避けます。
水鳥なんだから、ちょっとくらい
濡れたっていい、と思うのですが。
それを、波が来るたびに、くりかえします。
そのうち、
私が来たのを見て、サーっと逃げていきます。
一羽ではなく、
全員が、逃げます。

誰が合図するのか、
これまた不思議なくらい、動作がシンクロになっています。
オーケストラだって、
バレエだって、
これほどピッタリ動きを合わせるには、
かなりのリハーサルが必要かと思います。



 

 














お昼は、レストランでした。
(エイのクリームソースあえと、アイスクリーム)
夕飯は、
お宿で、伊勢エビ。
ゆでてもらったエビに、
マヨネーズをつけます。

今回は、
紙のお皿を持ってくるのを忘れました。
でも、なんとかなりました。

その前に、
バーで、りんご酒をいただきました。
シャンペンを勧められましたけれど、
どうしても、りんご酒の方がおいしそうに思えました。
リンゴがよく取れるノルマンデいの地にいたから、
かもしれません。
甘い味のをください、と頼みます。

はい、いいですよ!と、
出してくれたのは、
見たこともない、赤い、ステキな飲み物でした。
いつもなら、
濃いビールのような色をしているのですが。

皮ごと、お酒にしたのだそうです。
とても、とてもおいしいお酒でした。
と、
書いているだけで、
また、口の中がしめってくるようなお酒でした。
















街中には、
オブジェがありました。
曇り空には、あまり似合わないなぁ、
一体何かとそばへよると、
オリンピックのオブジェでした。
それは、
来年の夏に、聖火ランナーが通る、
そのことを歓迎しているものでした。

なるほど、
暑くて暑くて、
早く冬が来ないかと恋こがれたのは、
ついこないだです。

今では、お日様が出ないかと
恋こがれます。
そして、またしばらくすると、
暑くなって、
オリンピックの雰囲気になるのだなぁと、

月日の経つのは、早いと思いました。

























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2023年8月26日土曜日

思うように行かない、旅行

きのうまで、暑くて暑くて、
ふーふー言っていたのに、
きょうは、くつ下をはいて、
毛のセーターを着ています。

信じられませんが、
このように、天気がものすごく変わるのです。
これは、
以前にはなかったことです。

ところで、
今月の初めのころ、家族の用事で、
クレールモンフェランというところに行きました。

フランスの真ん中に
中央台地というところがあります。
今まで、家族で山に出かけたりしました。
その中にある都市、クレールモン。

「ミシュラン」は、日本では、
ガイドで有名かもしれませんが、
元々は、タイヤの会社です。

人々が自動車旅行に出て、
タイヤをすりへらすのが目的で、
ガイドを書き始めたのかもしれない、と
私は思っています。
その発祥の地が、クレールモンフェランです。

そこに、1泊で行きました。








 




夫と二人で行った、一泊旅行です。
それが、
あまりにも予定通りに行かなかったのは、
おもしろいほどでした。

まず、
ホテルで、テレビがこわれていました。
私は、テレビは、あまり見ないのです。
わが家には、テレビがありません。
ですので、たまにホテルに行くと、見ます。

あまり見ないのですから、
こわれていても、別にどうってことないのです。
ですが、
せっかくお金を払っているのに、
そのサービスの一部が使えないということです。
ですので、一応、文句を言います。

すると、
すぐ、修理に来ましたが、
らちがあきません。
責任者が来て、どうのこうの、と
言い始めましたが、
私たちは、夕食の約束があります。

早く決着をつけてください、
もしダメなら、
ポータブルテレビを貸してくれるか、
別な部屋に移してください、とお願いします。

















しばらくやり取りが続きます。
たかがテレビ、どうでもいい、と心の底では
思っているのですが、
私は、ねばります。

すると、
結局は、とてもいいお部屋に移してくれることになります。
ワンランク上の部屋になります。

夕食後、そのフロアに行きますと、
「デラックス」「プレスティージュ」と、
あちこちに書かれています。
ドアナンバーの上にも、
金色の文字で「プレスティージュ」と書かれています。

私たちは、よろこんで、
一体、どんないいサービスが待っているのだろうと、
思いながらドアを開けますと。

前の部屋と、たいして変わりません。
前の部屋も、いい部屋でしたし、
この部屋も、いい部屋です。

でも、どこが、違うのか、と
いくら考えても、
いくら見回しても、
違うところが、ないです。

これは、これは、
もしかすると、「裸の王様」の話と似ているかもしれない、
と、私は思いました。

「デラックス」「プレスティージュ」と思って、
毎回、
高いお金を払っている方々のことを思うと、
なんとなく、
あわれな気持ちもします。

















その前の、
街でとったランチは、失敗でした。

まず、
夫が調べて、ここは良さそう、というお店へ行きました。
これこれこういうものを頼もう、と
心の中で予定しながら行きますと。

「あ、それは、夕食のメニューです。
お昼は、これと、これ、だけです」

と言われます。
がっかり!
その時、そうですか、それでは、と
席を立てばよかったのです。
それが、
魔がさした、というのか、
そのまま、座り続けて、注文してしまいます。

お腹が空きすぎていた、ということも
あるかもしれません。

出てきた前菜は、手作りで、
おいしかったです。
ただし、量は少ないなぁ、
主菜は、もう少したくさんかな、と思いながら、
いただきます。






























さて、その主菜は、困りものでした。
いいものもあったけれども、
よくないものもあって、
これは、と夫を顔を見合わせました。

これは、
私は、一言、言っておこう、と
思いました。
案の定、「どうでしたか」と聞かれましたので、
そうしますと。
そんなはずはない、というお答えです。

これは、仕方ないなぁと、
お金を払って、出ようとしますと、
シェフが出てきて、
ひたすら、あやまりました。
そんなはずはないのに、悪い材料だった、
味見をしなかった自分が悪い、と
あやまりました。

少しはホッとして、店を出ましたが、
私たちは、まだお腹空いています。
















テラスに座って、
少なくともお茶を飲もう、と思います。
ある店で、
ここに座りますので、と、店の人に合図をすると、
「はーい。今すぐ」という声です。

けれども、
10分待っても、
20分待っても、
だれも何も言ってきません。
また、合図をすると、
「はい、今すぐ」というだけです。

30分たったところで、
さよならも言わず、
私たちは、立ち上がります。
ぐるぐるとそのあたりを回って、
私は、また別な店の中に入って、
「デザートとお茶だけでもいいですか?」と聞きます。

それでもいい、ということですので、
安心して座ります。
すぐにオーダーを聞きにきてくれましたので、
私は、うれしくなって、
アイスクリームと、お茶を頼みます。
夫は?
カフェかしら、と思っていますと、

「フォーフィレ(ビフテキ)、ありますか?」と言い出します。

みんな、びっくりです。
結局、
カフェとビフテキが、同時に出てきます。

私は、アイスクリームをやめて、
お菓子にしてもらったのです。
夫がビフテキを食している間、
ゆっくりお菓子をいただこうと、
ミルフィーユを頼みました。

お店の人には、
「あなたたち、ちょっと変わってますね」と
言われてしまいます。
ですので、
さっきのお店の話をします。
へーぇ、なかなか評判の店なのにね、と
びっくりしています。

夫のお肉はおいしく、
シンプルで、よかった、そうです。
























次の日の、予定されていたランチは、
キャンセルになりました。
ですので、
近場の山歩きをすることに決めました。

その話は、
また次に、いたします。


読んでくださって、ありがとうございました。





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2023年1月11日水曜日

ゾロ目で、初笑い


暗い冬に、年末の楽しみがあると、
本当に救われます。
楽しいものです。

年明けには、フランスでは、元旦にお祝いするくらいで、
大したことはしません。
それでも、
一月は、ガレットドロワの月。
アーモンドの粉の入ったお菓子をいただきます。

それに、
仕事をしているとわかりますが、
どんどん日が伸びています。
たとえば、
5時に来る生徒さんは、
つい、この間までは、まっくらの中を通って
レッスン室に来ていたのです。
それが、今では、その生徒さんが来るころには、
窓からも、まだうっすら明るい空が、見えます。

「あぁ、日が伸びていますね」と言います。
すると、
太陽の動きの説明をしてくれます。
私は、知っていますけれど、
得意げに説明してくれる生徒さんの話を、
聞きます。
















ところで、
先日、針さし(針山)を作りました。
と、こういう話をするには、恥ずかしいデキなのですが、
ちゃんと出来上がったのが、
うれしく思われました。

定かではありませんが、
小さいころに、母から、
針さしには、
米ぬか、もしくは、髪の毛を入れるといいですよ、
と聞いたことがあるのです。

そんなことを思い、
私は、シャンプーのたびに、髪の毛をいくらか
ゴミ箱に捨てますので、
それを、洗っては、とって、ためていました。
もし、ADNの鑑定をしたかったら、
将来、この針さしを開けなさい、と
娘たちに言っておこうかと思いました。

鑑定をして何をするのか?って、
それは、ぜんぜん見当もつかないのです。
まぁ、形見に、2つ作っておこうと
ぼんやり思いながら、ためていました。

それが、
先日、針さし1つが必要になったのです。
買いに行きましたところ、
あ、と思い出しました。
ジーンズのボロを使って、
ミシンでぬいました。
私の髪の毛を入れて、
ぬってしまえば、出来上がりです。

髪の毛ですから、
針のすべりがとてもよろしいです。
もし、これがシャンプーなどで油分が
取れていなかったら、
もっとすべりが良かったかもしれません。

そして、
おばあちゃんが、昔、
針仕事をしている時に、
たまに針で、頭をこすっているしぐさを、
思い出したりしました。
あれは、針にすべりが良くなるように、
油分をつけているたのだな、と
今さら、気がつきました。

















ところで、話は元に戻って、
ガレットの話になります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、
フランスでは、1月は、
アーモンドの粉のアンが入ったパイを
いただきます。
その中に、フェーヴというおまけが入って
焼かれているのです。

みんなで分け合って、
そのフェーヴに当たった人は、
お返しをしなくてはなりません。
だから、その人がまたお菓子を買って来ます。
そして、またくりかえし。

それが、まぁ1月の末まで続きます。

おいしいといえば美味しいですが、
私は、このガレットよりも、
2月の初めの行事、クレープ祭りの方が、
ずっと好きです。

そんなことを、
ある人と話していましたら。

その人も、クレープの方がいい、と
いうのです。
まぁ、私もです!と、
2人で握手したくなるくらい、
うれしくなりました。
ごく平凡ですが、
この、クレープの美味しさをわかる人があるなんて、
珍しいです。

そして、
そのおしゃべりは続きます。
どういうケーキが好きか。

その人は、アルジェリア人とのハーフです。
ですので、
フランス文化を、
ほんのちょっと外側から見ているのです。
私も、です。
フランスで、美味しいものと言ったら、、、と
2人で考えているうちに、
「フォレノワール」と言い出します。

「まぁ!私もです!」と、
また、握手したくなるくらいです。
最近、なかなか見ないケーキですが、
「あそこのお菓子屋にありますよ」と教えてくれます。
2人で、ゲラゲラ笑って、それを喜びました。

そして、
まだ、続きます。

信じられませんが、
好きなデザートは、という話で、
「ティラミス」と言い出します。
もう、これは冗談?!というくらい、大当たりです。
私も、ティラミスが、大好きなのです。
デザートのナンバーワンだと思っているのです。

これまた、
マイナーというわけではないですが、
行くべきところに行かないと出会えないデザート、
だと思います。


3つ、続けて、
同じものが好きなのです。
中学生のお嬢さんですのに、
世代がこんなに違っても、
同じものがゾロ目で好きとは、、と、
お互い、おもしろくなって、
笑いが止まらなくなりました。

これが、
今年の、初大笑いでした。
















新しい年が、
みなさまにとって、たくさんのことが
実現しますように!

今年もよろしくお願いいたします。





Chiyo




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2022年12月23日金曜日

泣いても笑っても、大拍手


 コロナも収まったような感じですので、
いろいろなイベントも、かなり盛んになっています。
私は、いろいろな企画を終えて、
一息入れています。

おまけに、
冬だというのに、
サッカーワールドカップがありました!
いつもは、夏に行われるのです。

今回は、
日本もすごかったですし、
フランスも、ずいぶんがんばりました。
ふだんはサッカーなど見ませんが、
ワールドカップですと、見入ってしまいます。

ブラボー、ブラボーです!
私など、
お茶を片手に、座って、
パソコンを見ていればいいのです。
がんばれ、がんばれ、と応援していればいい。

そこを、
あの広いフィールドを走り回る選手たちは、
どんなに疲れていることか、と思います。
毎日、毎日の、ものすごいトレーニングのことを
思いますと、
勝っても、負けても、
ともかく、ブラボー!と思います。
















そして、
先日は、歯医者さんに行きました。
この、友人歯医者さんは、ここから250キロくらい
はなれた、大西洋岸にいます。
いつも、日曜日の朝に、診てくれます。
そして、
のこって、おしゃべりをしたり、
食事をしたりするのです。
ですが、
今回は、サッカー決勝観戦のために、急いで家に戻りました。

この人は、サッカーなどに興味がないのです。
だから、一緒に見ましょう、ということには
なりません。

私たちは、帰り道、
途中の町で、ランチをとります。
レスントランでは、
日曜日で、ゆっくりした雰囲気の人もいますし、
私たちのように、急いでいる人もいれば、
もうすぐ始まる決勝の話で、
ずいぶん興奮しているグループもあります。
























さて、この決勝は、
ずいぶん激しくて、
ハラハラする試合でした。
結果は、惜しくもフランスは、
負けてしまいました。


次の日、
パリに、選手たちが帰ってきたとき、
お迎えの集まり(お祝い)をするか、しないか、で
ずいぶん、いろいろ迷ったようです。
負けたのだから、凱旋帰国とはいえない、など。

する、
しない、
する、
と、いろいろな知らせが、混ざりましたが、
最終的には、行われることになりました。
それがいい、と私も思いました。

その様子を動画で見ますと。
とてもたくさんの人たちが、
とてもあたたかく迎えてやっている様子は、
本当に、やさしく思えました。
がっかりしている選手たちも、
ねぎらわれて、少しは心が温かくなったかもしれない、
そうだといいな、
と思いました。


















ところで、話は変わります。
ノエルとは、あまり関係ありませんが、
きのうは、
ゴボウではない、
ゴボウのような野菜で、きんぴらを作りました。

サルシフィ、という野菜です。
辞書では、「ばらもんじん」と訳が出ています。
私は、そんな野菜を知りません。
ごぼうよりクセがなく、
でも、ゴボウのような歯ざわりになります。

自分でも、めんどくさいと思いますが、
皮をむいて、
細く切ります。
ずいぶん、時間がかかります。

でも、それができ上がったら、
もう、おいしくって、おいしくって、
あぁ、やっぱり苦心してよかった、と思うのです。

日本にいたら、
きんぴらなんて、それほど貴重ではないかもしれませんが。

















さて、
もう、ノエルは、目の前です。
今、これから、もみの木のかざりをつけます。
ちょっと、おそめ、です。
まだなの!?と、おどろかれます。
はい、はい、
ちゃんと用意します。

イブの日は、
カナッペや、お寿司。
ノエルの日は、
クネル(はんぺんのような、ねりもの)と、
お肉を予定しています。
デザートは、定番の、わが家の
ガトー オ ショコラ。
40年前から、同じレシピなのです。


それでは、
取りかかります。

















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2022年10月30日日曜日

こういう想像はしていなかった



 
先日、お天気もよかったので、
近くの森に、キノコ採りに行こうということになりました。
結果は、
おめあてのキノコは、まだまだでした。
ちょっと食べたらあぶなそうなキノコが、
いくつかあるだけでした。

森の中は、
まだ、湿っぽさが足りない感じです。
これでは、キノコは育ちそうにありません。
あともう少し、雨が降ったら、
ぐんと、キノコが芽生えると思います。

私のおめあては、ボレというおいしいキノコです。
日本では、
ポルチーノ、と知られていると思います。
私は、この味をよく知っているのです。
遠い昔、
昭和時代には、たまに「クノールスープ」という、
粉末のスープを作ってもらいました。
キノコ味、というのがあって、
とてもおいしかったのです。

それが、
この、ボレ、というキノコの味なのです。
松茸のように大きくて、たっぷり肉がついています。
フライパンで炒めると、
あのおいしいスープの味が、するのです!







 

 



そのボレには、出会えませんでしたが、
森の中を歩くのは、
気持ちがいい。
そして、苔をちょっと失敬してきました。

これで、
苔玉を作るかもしれません。














食べ物の話は、まだ続きます。

先日、アジアのスーパーで、
冷凍の、紀文のおでんの具を見つけましたので、
よろこんで、煮込みましたところ。

フランスの人たちには、あまり人気がなかったです。
私は、
おでんを食したのが、10数年ぶりだったので、
それはそれは、おいしくいただいたのですが。

このおいしさは、わからないかな、と
ちょっと、考え込んでしまいます。

なんでもが、
ふわふわしていて、
お魚の味、
ごぼうの味、
はんぺんのふわふわ、
など、
ものすごく、魅力的なのに。

そして、きょうはなかったけれども、
もしあったら、
ちくわぶ、
バクダン、
銀杏なども、
とびきりおいしいのに、と
私の考えは、勝手に、あちこち行ってしまいます。

でも、フランス人には、
わからないだろうなぁ、
寒い日、
あの屋台の前を通る時、
食べずに通りすぎる時の、あのおいしそうなにおい。

もしくは、
プールから上がった時の、
串にささった、
たった一品のうれしさ。

そういう時は、おなかがすいているから、
なるべくお腹にたまるもの、
だから、
ちくわぶを選ぶ、
味がしみてると、なお良い、などという考えが、
いくらでも思い起こされます。

そんな思い出がなければ、
やっぱり、このおでんのおいしさは、
わからないだろう、
ふむふむ、と思いました。















話は、変わります。

しばらく前に、友人に連れられて、
おもしろいお店に行きました。
ずいぶん前からあるお店。
一度も入ったことのなかった、
古着屋さんです。

それが、まるで肉や野菜のように、
重さではかって、いくら、となります。
大きなお店で、
中に入ると、
もう、たくさんの品がハンガーにかかっています。

あちこちに、はかりがあって、
いくらくらいするのか、調べられます。
まったく、おもしろい売り方です。
そして、
一昔前の、ウールのいい布の服が売られていたりします。
いい掘り出し物がありそう、と思って見ていると、
もっとびっくりすることがあります。

それは。
日本の古い着物が売られていることです。
それは、絹の着物やら、
羽織、留袖、ウールのもの、
ゆかた、帯、半帯、いろいろなものが混ざっています。
こんなところで、
着物が手に入るなんて!
それも、とっても手頃なのです。

そこで、
私は、1970年の、
大阪万国博のシンボルマークが柄になっている
楽しいゆかたと、
これまた、おもしろい柄の男物の
ゆかたを手に入れました。

万博なんて!
これを着て、たぶん、盆踊りを踊ったのかもしれません。
そういえば、
それを見た覚えがあるような気もします。

あの楽しい思い出が、もどってきます。
それを、このロワール地方で、見つける、というのは、
なんだか、妙な気持ちがします。
















そして、
きょう、また、別な人を連れて、
そのお店に行きました。
きょうは、
半幅帯を手に入れました。
かわいらしい、地味な手まりの柄が、織られていました。
クリスマスには、
この帯をしめてみようかしら、と思いました。

ところで、
このお店は、大変な人気です。
若い人も、そうでない人も。
そして、
このお店では、
着物以外の洋服には、日本製の古着がたくさんあることに
気がつきました。
日本人のお古を、
フランス人が、こんなに喜んで買いに来るなんて。
私は、想像もしていませんでした。

遠い昭和時代に、
未来は、どうなるか、と、
いろいろ想像しました。

学校では、
テレビ電話だとか、
宇宙ステーションだとかを、
絵に描いたり、
話をしました。
そんな時、
フランスの人に、日本のお古を売るようになる、とは、
だれも気がつかなかった、と思いました。

















さて、
きょうで、フランスでは、
夏時間が終わります。
時間を変えますので、こんばんは、1時間多く、
眠ることができます。

明日の朝、いつもの時間に起きたら、
ちょっと早すぎ、ということになります。
毎年、この日は、
余裕たっぷりの1日になります。

そして、ちょっとびっくりなのは、
今年は、
とても暖かい、ということです。
省エネをしたかったので、
まぁ、このくらいでちょうどいいかなと思いました。


きょうも、
ご訪問、ありがとうございました。











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2022年8月4日木曜日

ノルマンディーで、潮干狩り


ノルマンディーでの休日は終わって、
家に戻ってきました。
それが、暑いのなんのって、37度です。

日本も、今年はとりわけ暑いそうですので、
37度なんていうのは、
ちょろいのかもしれません。
ノルマンディー海岸では、毎日、涼しかったですので、
この差には、からだもびっくりします。

帰りたくないなぁと思いながら、
しかたがないので、帰ってきました。
名残惜しい!


















バカンス中は、おもに、
何を食べようか、というようなことが、
話題になります。
こんな、ぜいたくなことはありません。

ノルマンディーで、
ある日、
私は、ボンゴーレを食べたい、と言います。

ここの砂浜では、
貝がよくとれるのです。
その中に、コックというおいしい貝があります。
それを、くま手で砂をひっかいては、
とっている地元の人をよく見ます。
また、
満ち潮のときなど、
カモメたちが、待っていて、
貝をねらっているのをよく見ます。

私は、地元の人に聞いて、
砂出しのやり方もカンタンだというのを知っているのです。
ですから、ぜひ、ボンゴーレを作りたく思います。
ですが、
夫は、あまり気乗りしていません。
やたらにとったものを食べて、
食中毒になることもある、と言うのです。

くま手を買って、貝をとる、と言う私。
魚屋さんで貝を買う方がいい、と言う夫。
意見が合いませんが、
私は、この土地で、コックという貝を見たのは、
砂浜で、だけです。
魚屋で売っていない、と思うのですが。

でも、
せっかくとって、
手間をかけて、
お腹をわるくしたら、みじめな気持ちになるでしょう。
それなら、夫の言うように、
魚屋さんで、買おう、ということにします。

パスタと、
ニンニクも、買って、
さて、魚屋さんに行こうとすると。
















やっぱり、思ってたとおりです。
コックは、売られていません。

こんな貝は、砂浜で、タダでとれるのです。
買う人なんて、いないのです。

パスタも、ニンニクも用意してあるのに、
肝心の貝がない。

夫は、何も言いませんが、
たぶん、責任を感じていると思います。
ムール貝は?と聞いてきますが、
ムール貝と、コックでは、
味がぜんぜん違います。

それなら、
お寿司を買おう、と言って、
なんとなく、
その場を、とりつくろっています。

うーん、
お茶をにごされた感じがしますが。

まぁ、いいか。
















そして、
夕ご飯のあと、
いつものように、夕日を見に、浜に出ます。
ちょうど、潮が満ちてくるときでした。
すると、
やはり、コックが見つかるのです。

私は、1つ、拾います。
2つ目も。
5つ拾えたら、もっと真剣に拾おう、
と決めます。
すぐに、5つ拾えます。

ね、ずいぶんカンタンに拾えるでしょ?
と、夫に見せると、
へぇ、と言って、自分も拾い始めます。
波がザーッと上ってきて、
ザーッと帰ってゆくとき、
コロコロ転がる貝があったら、
それがコックです。

赤貝のような形で、
中身は、バカ貝のような、ゴムのような歯触りです。
風味の良い貝です。
ゆでたものを、サラダに入れたりします。

でも、ちゃんと食べられるかな、
でも、砂抜きはカンタン、と、地元の人が
言っていたから、、、などと、
思いながら、拾います。

バケツも、袋も
持ってこなかったので、
バミューダのポケットに入れて、持ち帰ります。
















お宿に戻って、
塩水を作って、砂抜きをします。
海の塩からさと同じになるように味見しながら、
塩を入れていきます。

塩水に入れると、
コックは動き出します。
水をかき混ぜると、もっと、動きます。
きっと、波が来た、と思っているのかもしれません。

さて、
本当に食べられるのか、
お腹は、大丈夫だろうか、
かなり心配しながら食べましたが、
結論を言いますと、
大丈夫だったのです!

次の日、サラダにして、
おいしいコックが食べられたのです。
試し、でしたから、ほんの少しです。

よかった!

これからは、
冬など、またここへ来たら、
どんどんとろうと思います。
大潮の時なんて、
ものすごい量のコックがゴロゴロしているのを、
私は見ているのです。

でも、あまり地元の人は、
ガツガツとっているようにも思えないです。
喜んでいるのは、むしろカモメたち。
貝を口にくわえたら、
空の上の方まで飛んで行って、
貝を落とす。
すると、割れて、食べられるようになるのです。

私は、
この次は、ボンゴーレを作ろうと思っています。















もう1つ、食べ物の話です。

魚屋さんで、何を買うか。
せっかく海辺にいるので、
海の幸を、と思いますが、
今の季節ですと、伊勢エビがおいしいのですが、
そればかりでは、
しまいに、他のものも食べたくなります。

ジロジロ、魚屋さんの台を見ていましたら、
サバが3本くらいありましたので、
これを、酢でしめてみよう、と思いつきます。

ですが、
サバは、いい顔していても、
古かったりすることがあります。
それを見抜くには、魚屋さんに、
「きょうは、どのお魚が生で食べられますか?」と
聞くのがいいのです。

ただし、
ノルマンディーで、「魚を生で食べる」と言ったら、
魚屋さんが、気を失いそうになった覚えがあります。

それ以来、
生で、と言うのはやめて、
「マリネにできますか」と聞くことにしているのです。

それでも、
マリネという言葉を聞いて、
魚屋さんの女主人は、まごまご口ごもってしまいます。
「ええとえええと」と言いながら、
ご主人に助けを求めようとしています。

とっさに私は質問を変えて、
「このサバは、いつ着いたんですか」と聞く。
すると、ご主人が、
「あぁ、それなら、今朝着いたばかりだよ」と言ってくれましたので、
よかった、それでは、と、
3枚におろしてもらいます。

そして、
超特急でお宿に戻って、
塩をふります。
お酢の用意は、
お宿に、前の人が残して行った、
ヘレス酒のお酢と、
バルサミコのお酢がありましたので、
それを使わせてもらいます。

骨を抜くのに、
家族の人に毛抜きを貸してもらいましたけど、
フニャフニャで、ダメです。
私の指の爪で、抜きます。
それは、ちょっと大変な作業でしたけど、
これをやれば、おいしいシメサバが!と思って、
がんばります。























出来上がったシメサバは、大人気。
あぁ、よかった、
おいしかった。
また、作ろう、と思いますが、
あの骨抜きは、ちょっと面倒なので、
ちゃんとした道具を買おう、と心に決めます。

次の日、
朝市で、その道具をさがしますと。
金物屋さんのいい市が立っているのですが、
見当たらないです。
ないかな、と思いながらも、
念のために聞いて見ますと、
「はい、ありますよ」
よくぞ聞いてくれました、という風に、
隠されたところから、取り出して見せてくれました。

あぁ、これなら、
カンタンに、スイスイ骨が抜けるだろう、と
いうような、頑丈そうなピンセットです。
すぐに、買いました。

見れば、
フランス製、と書いてあります。
なるほど、これは、
フレンチ料理の、
シェフが使うのかな、と想像してしまいます。
















あんまり、おいしかったので、
また食べたくなります。
ここ、ロワール地方に戻ってきて、
あの骨抜きを使ってみたくなります。

また、魚屋さんに行って、
サバを買ってきます。
そしてシメサバ、リピート!


















ところで、ノルマンディーでは、
砂浜に、
海鳥の足あとがあったり、
馬の足あとがあったりしました。

それを見るのは、
動物がいなくても、
なんとなく、かわいらしく思えます。

それから、お宿の窓から、
雨どいを見ますと、
鳥の巣の、建築中でした。
どんな鳥なのか、見てみたいと思っていましたが、
一度も見られませんでした。

ただ、
毎日、小枝が少しずつ増えていってるのが、
見えました。
私たちと同じで、
生活するために、
コツコツと建設しているのだなぁと、思いました。
















きょうも、ご訪問、ありがとうございました。

暑いところにお住いの方、どうぞ、お大事に、
おすごしください。


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