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2023年5月16日火曜日

4年ぶりの日本は

あれよあれよという間に、
月日は、たっていきます。

先月は、4年ぶりに帰省しました。
短い滞在でしたが、
いろんな感動がありました。

高校時代の同期会がありました。
たいそう大がかりな会!
こういう会に、初めて参加できました。

みなさん、あまりお変わりないのにびっくり。
40数年ぶりに会った人と、
また、あの時の話の続きをしてしまいました。

ぐぐぐぐっと、
昔の一コマが、また動き始めて、
まるで、
終わってしまった連続ドラマが、
また、続編を出したかのようです。

もう、うれしくてたまりませんでした。




 






それがきっかけで、
中学時代の友人、
大学時代の友人たちも
おおぜい、集まりました。

参加できない人とは、
電話したり、
テレビ電話で参加してもらったり。

ほんのちょっと、
年とった感じはしますが、
話し方、身ぶりなどは、
みなさん、ぜんぜん変わっていません。
それは、おどろくほどです。
私も、変わっていないそうです。

そうか、
こうやって、人間は年をとるのだな、と
よくわかってしまいます。

























また、
新しく出会った人もありました。
コロナの時には、家にこもっていましたが、
その間に、ネットを通じて、
きずなが紡がれていった方もありました。
その方に、
初めてお会いできたのも、感動でした。

あるいは、
フランスの友人と、
東京で会ったりもしました。
これまた、なつかしい感じでした。

毎日、毎日、
まるで総理大臣のようなスケジュールでした。

















さて、
4年ぶりに見る日本は、どうなっているのだろうと、
ちょっと興味に思っていたのです。

やはり、
どこへいっても、
人間より、機械が相手してくれるところが、
増えていました。

スーパーでも、
お宿でも。

また、
機械がしゃべるので、
その分、聞こえてくる情報が増えたように思います。
一番、すごいのは、
駅です。

「お手洗いの右は女性、左は男性用です」
という説明が、
くりかえし聞こえます。
電車の情報もありますし、
改札も、ピン、ピン、と音を出しますし、
ホームがどうの、こうの、という説明も
女の人の声ですし、
6種類くらいの情報が、重なって、
バッハの6声カノンも、顔負けです。
















スーパーでは、
自動会計の機械が増えていました。

耳の遠い、お年寄りのことを考えてか、
その機械が、ずいぶん大きい音で、
説明をしてくれます。

もしかすると、ヘッドフォーンで音楽を聴いている
若者のためかもしれません。

そういう機械が10数台あるスーパーでは、
かなりのボリュームの合唱になります。

これは、4年前には、
なかったように覚えていますので、
新発見です。
















そういう大合唱の場所がある一方で、
都心のまん真ん中には、
お寺があったりします。
それはそれは、木がしげっていて、
静かです。

そういう所は、
いつまでたってもなくならないと思います。
それは、すばらしい。

さて、今回は、
新幹線や、普通の電車、バスを使って、
西伊豆に行ってきました。
平日ですと、人もまばら。
何度行っても、美しい所です。

久しぶりに見る新幹線は、
かっこよかったです。

まっ白で、
角が取れており、
ものすごく長い。

それがホームに入ってくるさまは、
おうどんが、スラーっと入ってくるようでした。

小田原を通るせいか、
なんとなく、
かまぼこに似た雰囲気もある、と思いました。



 





















話し出すと、キリがないほど、
たくさんのことを見て、思いました。

この続きは、また次回に!




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2023年1月15日日曜日

日本語の、いいところ



今年いただいた年賀状には、
「もう少し、ましな年になりますように」 という願いが、
こめられているのが、いくつかありました。

ほんとうに、
ニュースを見れば、大変なことが伝えられてきて、
「あぁそうか、それに比べて、
私の悩みなんかどってことない」となります。

今晩のおかずは何にしようか、なんて
考えられる、というのは、
なんと呑気で、幸せ、と思い直します。

それは、
なにも、こじつけでそう思うのではありません。
私だって、少しはピンチを通り抜けてきたことがあるから、
ほんとうに、そう思います。






それにしても、
どうしたら世界のケンカがやむのか、と思いますし、
自然の災害も、どうやったらおさまるのか。

星新一のSF小説には、
たまに、
高度な文明の星のことが出てきたりします。

お話の中で、
地球の人たちは、
ぜひ、その進んだ星の、
豊かで、
いさかいのない、
幸せな生き方を教えてもらおうとするのですが、
まだまだ、地球人には、
文明レベルが足りないため、
理解できないということです。

それでは、
その、文明の進歩、というのは、
どこを、どう努力して、
進歩させればいいのでしょう?

私は、知りたい!と、思ってしまいます。






 

 

 

 



ところで、けさは、
とても久しぶりに、ロワール川散歩に行きました。
なぜ、こうしばらく、散歩に行かなかったかって、
それは、お天気が悪すぎたのです。

今年の冬は、よく雨がふること!
この薄暗い冬に、びちょびちょ雨がふると、
散歩する気分にはなりません。


ですが、けさは、カラッと晴れ上がりました。
青空が、目には、おいしそうに見えてしまいます。
ごくごく飲みたくなるような、
おいしそうな光です。




















きょうは、ちょっと寒いですが、
これまで、ずっと暖かかったのです。
そのせいか、
地べたの雑草のきみどりが、とてもきれいです。
とても冬とは思えません。

しゃがんで、目をこらしてみますと、
ハコベも、つやつやとしています。
ハコベといえば、小鳥のエサにちょうどいい。
鳥を飼っていたら、持って帰るのに、と思います。
遠い昔、
昭和時代、ハコベは、おままごとでは、野菜に使いました。
おままごとの、木のまな板が、目に浮かびます。

きっと、今では、
ハコベを小鳥にやる人は、いないかもしれません。


















菩提樹の並木のところでは、
木、一本ずつのふもとに、
雑草が、あおあおとはえていました。
それは、クリスマスのリースのように、
王冠型をしていました。

自然は、なかなか粋なアレンジをすると思いました。

それにしても、
お花1つでも、目をこらしてよくみますと、
本当に、よくできていて、
その美しいことと言ったら、
すごいです。

花の中身な、ど
その細かさに、私は見とれてしまいます。

人間は、そういうのを一生懸命マネしますけれども、
(芸術家は、特に)
その割には、
そういうのを、ジロジロ見ないと思いました。
どちらかというと、
パソコンや、スマホの方をジロジロ見ているのです。

私など、
特にそうです。
























SFといえば、
どこか知らない店へ、車で買い物に行く時には、
カーナビで、行きます。
昭和うまれの私からしたら、
これは、SFレベルの空想です。

日本語で、「そこを左に」だの、
「そこを道なりに」などと、
女の人の声が、説明してくれて、
行き先まで連れてってくれるなんて。

先日も、大工道具のお店へ行った時、使いました。
ちゃんとお店に行かれました。

そして、
買い物をすませて、帰ってくる時は、
道順は、わかっているので、カーナビは消してもいいのです。
ですが、
いったん消したあと、思い直して、
もう一度、つけます。

それは、なぜかと言いますと、
このカーナビは、目的地に着くと、
「目的地です」と言ったあと、
おつかれさまでした」と言ってくれるからです。
それが聞きたくて、
私は、カーナビを最後まで、つけます。

しょうがないなぁ、と自分でも思うのです、
だって、
これは、人工頭脳、ロボットです。
そんな心のない機械が、
私をねぎらってくれたって、どう、ということはない。

それでも、聞きたく思うのです。
フランス語に、
そういう表現がない、
そもそも、そういう考え方をしない、からかもしれません。

ですから、久しぶりに聞く、
「おつかれさま」という日本のことばが、
ものすごく、心にしみるのです!



















まだ1月半ばですのに、
わが家の梅の花は、咲き始めました。
いい香りで、それはそれはうれしいのですが、、

毎年、これには、ヒヤヒヤするのです。
もし、このあと、霜でも降りたら、
全部、おじゃんになります。
梅の実は、取れなくなります。

ですので、天気予報をよく聞いて、
フードをかぶせる準備をしておきます。
今週は、少し寒くなりそうです。

























読者のみなさまも、
あったかくしておすごしください。

きょうも、ご訪問、ありがとうございました。
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2021年10月20日水曜日

フランスでは、楽しいことが復活している

実は、きょうは、いつものとおりの、おしめりの日になっています。
いかにも、ここロワール地方の秋。
白い空、
小雨。

なのですが、
それまで、9月から、ずーっと、いい天気が続いていました。
もう、うれしくてたまりません。
青くて、雲のない空!
カラッとしています。
カスミもかかっていません。

歩くだけで、楽しくなります。
先日は、病院まで、歩いて行きました。

病気なのではありません。
ですが、
ダンスやスポーツをしていると、まわりは、若い人ばかりです。
気持ちは、若いつもりでも、
もしかすると、私の心臓が、あっぷあっぷしていたらどうしよう、と
思ったりします。

それに、
ワクチン2回目を受けたあとは、
心臓のあたりが、痛かったのです。
そんなことを、いつものドクターにお話ししたら、
では、検査しましょう、と言って、
すぐ予約をとってくださいました。
お嬢さんが、心臓の専門です。








 





あんなに小さかったお嬢さんが、
今では、美人のドクターになっています。
そして、頼りがいがあります。
アジアとフランスとのハーフです。
検査の結果は、オッケーでした。
一安心!
これで、またガンガン、スポーツも
ダンスもできます。

「アジア人の体は、グッドコンディションですよね〜」
と、言っています。
食生活がいいから、というのです。
ああ、良かった。

そして、
外に出て、ふと目にはいるのは。
あら、これは、りんごの木?レモン?
と思って、近づいて行きますと、
それは、柿の木でした。
日本では、珍しくもない木かもしれませんが、
ここフランスでは、なかなか見られないものです。

まだ若そうな木ですが、
とてもよく実がなっています。
みなさん、食するのかしら?
















せっかくここまで来たのです。
むかいの植物園に、入って見ます。
ちょっと前に、ここで、
藤の木に見とれて、
つい、芝生の中に入って、注意されたことを思い出します。

見れば、
イチョウの木。
あらら、これはメスの木?オスの木?と
興味しんしんで見ますと、
ギンナンがなっているのです。
これは、大当たり。

ギンナンは、私の大好物です。
東京にいたころから、ギンナンがあれば、
割りばしを持って、拾いに行きます。
さて、
どうしよう。
きょうは、
割りばしも、ふくろも、持っていません。
それに、
拾いにいくには、また、芝生の中に入らなくてはならない。

きょうは、ちょっと拾うのは、
できなそうです。
でも、ほんのちょっとは、拾って、
タネをまくことにします。

急いで、ささっと、
「禁止地区」に入って、
さっき、病院でくれたマスクを使って、
4〜5個、拾います。
それを、また、病院の予約票の紙につつみます。
これは、しっかりしておかないと、
かぶれたりするので、よくつつみます。

















前回の里帰りでは、
小石川の植物園で、ギンナンを拾って、
こちらで、まきました。
でも、芽は出てこなかったのです。
これは、どうなるかな、と気になりますが、
もう一度、チャレンジです。

小さい時に、やはり、ギンナンをまいたら、
ラッキーにも、芽が出て、
それを、盆栽のようにして、遊んだのを思い出します。
また、
同じことができるかもしれない、と
ちょっと、楽しみです。

















また、栗の季節でもあります。
田舎に拾いにいってもいいのですが、小粒が多い。
むくのが、ちょっとめんどうくさいのです。
それより、
今年は、栗おこわを作ってみたかったので、
朝市で、大きめの栗を買いました。
ツヤツヤ、いい色でしたので、
虫もなく、よさそうと思いました。

水につけて、
かたい皮を、むいて。
そのあと、渋皮をむく。

そういうやり方を教わりましたので、
トライしてみます。
かたい栗を、
大きな包丁で、むいていた母のことを、
思い出します。
あれは、かなり大変だったのではないか、と思います。

それを、
こんな風にしてむいてみると、簡単、ということです。
でも、やってみると、
それでも、かたくて、
ナイフが当たっている指のところは、
痛くなります。

なんとなく敬遠していた栗ご飯、栗おこわです。
こういう苦労があるから、
なおさら、貴重で、おいしいのかもしれません。
そう思って、がんばって、
むきます。

もち米と、ふつうのお米と、半々にして、
そうして炊き上がったおこわは、
上等!
塩味が、きいて、おいしいおいしい。
生まれて初めて作った、栗おこわでした。

オレンジのカボチャスープと、
合わせて、食しました。
秋の味。
フランスには、ちょっとない、味でした。

















このあたりでは、
ウイルスの件は、だれも、何も言いませんが、
もう、過去のことになっている雰囲気です。
あんなに、困っていたのに、
もう、だれも心配していないような感じです。

それでも、マスクは、皆さん、ちゃんとつけています。
ちょっと、不思議な状況です。

会食も、ふつうにできるようになっています。
私も、レストランのテラスで、
ランチをしたり、というのをはじめています。
先日は、
お天気が良くて、
太陽にジリジリ焼かれながら、
おしゃべりなランチをしました。
その、楽しかったこと。

ああ、こういう楽しみも、久しぶり、と、
思いました。
もしかすると、コロナの前よりも、
楽しい、と思えたように感じます。
















土曜日は、フランスでは、結婚式の日です。
コロナのせいで、結婚式も、
ずいぶん数が減っていましたが、
先日、こんな車を見かけました。
ピッカピカの車に花飾り。
あまりに上手に、きれいに飾ってありましたので、
これは、造花?と、思わずのぞき込んでしまいました。
本物の、お花でした。

あんまりステキだったので、
写真を撮らせてもらいました。
でも、許しをもらうにも、だれもいません。
お祝いごとだから、いいでしょ、お願い、おすそ分けしてね、と
撮らせてもらいました。
















ジープソフィ(かすみ草)が、ステキでした。

考えれば、
秋に結婚式、というのも、
珍しいですが、
きっと、今まで、延期になっていたのかもしれない、とも
思いました。

いろいろ楽しいことが、
また復活しているな、と思ったりしました。

きょうも、
読んでくださって、ありがとうございました。

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2021年10月12日火曜日

迷いの、ティーポット

ロワール地方では、
毎日のように、晴れの日が続いています。
これは、かなり、すごいことです!
空は、「天高き、馬肥ゆる、、、」という感じになって、
突き抜けています。

この気持ちよさ!
このめずらしいこと!
この貴重なこと!

この価値が、わかる、ということは、
いつも、そうでない、空の下に暮らしているからです。
この地方では、
秋といえば、くもり空、
もしくは、霧の中、小雨の中。
もう、湿ったくて、
しんしんと冷えてしまいます。

それが、
こんな風に、突き抜けた空で、
木の葉っぱが、キラキラして、動いているのを見るのは、
本当に、気持ちがいいです。

ウイルスは、どうやら力を弱めているようです。
こちらの勝ち、となりそうです。

きのうは、友人のところへ、ランチにお呼ばれでした。
しばらくぶりでしたので、
なおさら、楽しく思いました。
ふつうの、ご飯を、一緒に食べるのは、
めずらしく、うれしくなりました。
静かで、いい、ひとときでした。

ところで、そこで、
新たな発見をしました。

ご飯のあと、カフェがいいか、お茶がいいか、と
聞かれて、
お茶、と言ったものの、
ええと、このうちでは、どんなお茶が出てくるんだっけ、と、
考えてしまいます。

私が40年くらい前にフランスに来た時は、
フランス人がお茶を飲む、というのは、
とても、とても、珍しいことでした。
スノッブなおばあちゃんたちか、
もしくは、
大麻を吸うような学生しか、飲んでいませんでした。

もし、カフェで、お茶などを頼んだら、
大変。
ずっと前に開けたようなティーバッグの箱に、
カサカサになっていて、
残っていた、そんなのティーバッグを、カップに入れてくれます。
注いでくれるお湯は、
熱くもなく、
煎じられた液体は、苦いか、味がないか、のどちらかです。

その点、今では、
ずいぶん、お茶が広まりましたし、
フランスのお茶の老舗も、にぎわっているくらいです。

そして、
ものすごくたくさんの、ステキな香りの種類があります。
私は、
お茶は、お茶そのものを、味わいたいのですが、
フランスでは、香りをつけて、
それを楽しむ方が、多いです。

水も、みなさんの好みも、
この国では、お茶よりも、カフェの方が、合うのかもしれない、と、
思ってしまいます。

さて、このうちでも、フレーバーティが出てくるかな、と思いながら、
お茶をお願いしましたところ、
パリの老舗の、いいお茶が、数種類出てきて、
どれがいいですか、と聞かれます。
テーマは、「オペラ」。
オペラ座の雰囲気で名前をつけてあります。
いろいろな味付けがあるようです。
私は、「幽霊のなんとか」というお茶をたのみます。

しばらくすると、
ガラスのティーポットに、お茶が入って出てきます。
それは、緑茶のフレーバーティだったということです。
まぁ、それは、緑がキレイです。
青みがかっています。

そして、それが、とてもおいしいのです!
これは、びっくりです。
香りがついているお茶だと思うのですが、
どの香りが勝つこともありません。
とてもやわらかな、ステキなハーモニーになっています。
味は、パステルのようです。
でも、色は、青がかった緑で、見ているだけで、
ワクワクしてしまいます。

このお茶が、おいしいことも確かなのですが、
入れ方が、上手なのにちがいない、という気がします。
すると、話はこうです。

これは、
電気全自動の、ティポーットで入れられたのです。
お茶の葉っぱを入れて、
これこれこういう温度、
濃さはこれくらい、と入力すると、
あとは、もう勝手にやってくれるのだそうです。

そういえば、
さっき、子供たちが、「アァ、上がった」「まだ下がらない」と
言っていました。
何かと思っていましたが、
それは、このお茶を入れたフィルターの部分が、
お湯につかったり、
また、上に上がったりするのを、見ていたのです。
このティーポットは、
お茶を正確に入れてくれる、ロボットのようなものなのです!

へぇ〜と、
私は、ひどく感心してしまいます。
おいしすぎです。

ただのロボットでしたら、便利、なだけですが、
これは、お茶のいい味を引き出してくれているのです。
今まで、
あまりおいしくないと思っていた、香りのお茶は、
もしかすると、私の入れ方がうまくなかったのかもしれない。

だいたい、私は、緑茶を入れるのも、
苦手です。
お湯が熱すぎて、茶色のお茶になってしまいます。
日本には、温度調節が上手で、
とてもおいしく入れてくれる人がいます。
いつも、感心しています。

(フランスにもいます)











 













さて、どうするか。

今は、熱湯をザーッと書けるような、
紅茶だとか、ほうじ茶くらいしか、飲んでいません。

このティーポットがあったら、
もっと、たくさんの種類のお茶を楽しめます。

でも、
もしかすると、こんな高いものを買わなくても、
自分で、もうちょっと練習すれば、
温度調節が、できるようになるかもしれません。
それに、ロボットが必要だなんて、と、
ひと昔の日本人に、笑われてしまいそうに、思います。
どうしよう?

それにしても、
こんなティーポットができるなんて。
私に、ぴったりです。
買うか、買わないか、迷ってしまいます。
外に出ると、
木の葉が、キラキラ光っています。
ルージュクという小鳥が、
「ぴよぴよ、くしゃくしゃ」鳴いています。

そして、
まだ、シェーブルフイユが、咲いていて、香りがいいです。
ビワの花は、つぼみがほころんできています。
桜餅の香りがするのです。
なんども、なんども、においをかぎに行ってしまいます。
こんなにいい香りの花も、めずらしいと思います。

そして、
キンモクセイ。

日が沈むのが、どんどん早くなってきて、
夜、外を歩くのが、おっくうになっています。
だんだん、秋も深まってきます。


きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




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2021年7月31日土曜日

ノルマンディー寿司

今、夏休みで、ノルマンディー地方に来ています。
きのうは、思いがけず、「お寿司」をいただけました。

フランスでは、もうこのごろでは、
お寿司パックが、簡単に手に入るようになりました。
ですが、
それは、日本人が作っているものではなくて、
ネタも、
味も、ちょっと怪しげなものが多いです。
買ったことは、あまりありません。

ここ、海辺では、
新鮮な海の幸がたくさん手に入るので、
ぜひ、いいお寿司を作ってほしいと、
ずっと思っていました。

それが、
この地方の方々は、
何しろ、生クリーム大好きですから、
お魚料理も、生クリームソースがほとんどです。
お刺身なんて、ありません。
かろうじて、あるのは、
生ガキ、生貝のたぐい。

生貝があるのでしたら、
江戸寿司を握ってほしいと、思ってしまうのですが、
もちろん、そういうことは、
今まで、ありませんでした。



 







さて、それが。

よく行く、レストランがあります。
クリエイティヴに、魚介料理をしてくれます。
もちろん、ノルマンディー風に、です。
たまに、ちょっと日本料理的にも、
してくれます。

(魚を、ちょっとしか火を通さずに、
そして、お醤油や、出汁や、海藻のアレンジ)

評判も良くて、予約をしなければ、
席は取れないほどです。

そこのシェフが、
別館で、お寿司屋を始める、というのです。
見れば、看板を取り付けている最中です。
日の丸も、描かれています。
テイクアウト屋さんです。

おお、ついに来たか!
と思うと同時に、
あのシェフが作るお寿司なら、
ものすごく良さそう、と思います。
材料は、いつも、えり抜きだからです。
すぐに、ネットで予約をします。

すると、
なんと、始めたばかりの、
スタートの日でした。
手順はまだまだ、慣れていないようです。
予約したものを、時間通りに取りに行きますと、
「はい、〇〇さんですね」と、言うので、
あ、ちゃんと予約が取れていた、
ついに、お寿司が、手に入る、と喜びますと。

見れば、
のりを一枚、取り出しています。
それから、エビフライを揚げ始めています。
と、そういう段階です。

ええっと、驚きますが、
しかたありません。
25分くらい、待ちました。
顔を見てから作る寿司、と言うのは、
いい寿司です、と、心に言い聞かせて、
待ちました。

そして、やっと手に入ったのが、
上の写真です。
それは、それは、芸術的に、おいしかったです!
これは、江戸寿司のり巻きと、
ノルマンディーの、「合いの子」です。
新たな風合いです。

コリアンダーが入っていたり。
伊勢海老が入っていたり。
ノルマンディー産の生クリームチーズが入っていたり。
フォアグラが入っていたり。
そして、味のバランスは、最高です。
イクラは、分量が多すぎにも思えますが、
かまいません。
フライののり巻きなんて、知りませんでしたが、
おいしすぎです。
外がわには、揚げ玉が散らしてあります。

それも、
お重箱のような、りっぱな箱に、詰めてあります。
紙の箱ですが、
洗って、取っておきます。
また、何かに使えそうです。
















江戸寿司を、100パーセント、マネしなかったところが、
いいと、私は思います。
いくらマネしようとしても、
完璧には、できないでしょう。
そうではなくて、
ノルマンディーのいいところも、混ぜてしまったところが、
そして、
その混ぜ加減が、上手でしたので、
大成功だと思います。

あまり、感激したので、
夕方、その店のあたりを通った時に、
もう一度、寄ってみました。
そして、お店のお姉さんに、
素晴らしかったです、と言いました。
はい、そうですか、と嬉しそうにしていました。
「それは、彼が、いいアイディアを思いついたので。
いつもの通り」と指さします。
それは、シェフです。

「あぁ、シェフ、おいしかったです。
ずっと、この日を待ってたんですよ」

と、言いました。

「ありがとう、
それに、もう予約はたくさん入っています。
うまく行きそうです」

と、シェフが言います。
でも、なんとなく、それは、悲しそうでもあります。
苦しそうでもあります。
そして、私は、なんだろう、と
帰る道々、重い気持ちになります。
















そして、やっと、気がつきます。
お寿司は、
私にとっては、うれしい「ファーストフード」です。
でも、シェフにとっては、
そうシンプルではなかったのかもしれません。

この疫病のせいで、レストランの経営が、
ものすごくよくなかったのです。

「いいアイディア」を出したシェフですが、
それは、もしかすると、生き延びるための、
アイディアだったのです。
今、テラスは許可されていますが、
お店の中は、制限されています。
そして、去年は何ヶ月も、
閉鎖されていたのです。

そういえば、
彼のレストランの向かいは、
中華料理店です。
中華料理店は、出前や、お持ち帰りを、
よくやっています。

私だって、この地について、すぐに、
シェフのレストランのところへ聞きに行ったのです。
「いつもの伊勢海老バーガーを、
持ち帰り用に作ってくれますか?」
でも、答えは、ノンでした。
でも、こういうプロジェクトがあったのですね!

あの、中華料理のテイクアウトを見ていて、
このアイディアが浮かんだのかもしれません。
テイクアウト寿司を作るなんて、
シェフの誇りが、許さなかったかもしれません。
でも、そんなこと言ってられなかったのかもしれないです。

どんな苦悩が、ずっと、
シェフの頭を横切っていたのか、
私には、知ることもできません。


















さて、
デザートに、お菓子を買いにいきます。
お菓子屋さんは、
サロンドテが、閉鎖されていても、
まぁ、お菓子が売れますので、たぶん、
あまり疫病の打撃は受けなかったのではないかと思います。

この店の、パン・ド・エピス(スパイスパン)というお菓子は、
困るほど、おいしいです。
(食べ始めたら、止まらなくなります)
生クリームがたっぷり入った、
スパイケーキです。
それを、ひとかたまり切ってもらいます。
それから、
クロワッサンも、とびきりおいしいそうです。

さわると、カラッとしていますが、
実は、バターが、たっぷり入っています。
層になっている、その具合は、
細かく、薄く、レギュラーで、
見事です。
見ただけで、おいしいと、わかります。

はちみつをつけて、
カフェオレと、いただいたら、
これまた、芸術となりそうです。
私は、これをデザートとします。

きょうは、
食べ物の話でした。

























きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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2021年4月13日火曜日

フランスは、また、ふんだりけったり


 













ご存知かもしれませんが、
フランスでは、学校のバカンスが、いくつかのゾーンに分かれています。
夏休みと、秋と、クリスマス休みは、全国同時です。
ですが、
冬休みと、春休みは、3つのゾーンが、1週間ずつ、ずれます。

(それにしても、
夏、秋、クリスマス、冬、春、と
5つの休みがあるなんて!)

スキー場に、みんながいっぺんに行くと、
混むから、バカンスをずらす、という話を聞いたことがあるのですが、
本当でしょうか。
それほど、みんながスキーに行くとも思えないのですが。

それはいいとして、
今年は、この春休みが、
全国、同時始まり、になりました。
ウイルスのせい、です。
パリジャンが、パリの休みを中心に考えたからなのか、
パリジャンにとっては、いいリズムになりましたが、

私の住んでいるゾーンでは、
こないだ冬休みが終わったと思ったら、
また、この春休みに直入することになりました。

まだ、ちっとも疲れていないのに、
休み、と言われても、
ありがたいのか、どうなのか。
私の仕事は、リズムがくずれて、
ちょっと、やりにくいですけれど、
まぁ、いいか、
と考えることにします。



さて、
この間、ロワール川を渡って、北の岸を歩きましたことろ、
日が当たって、
草木も陽気な感じがして、気に入ったので、
また、行ってみました。

マスクをしていたので、
よくわかりませんが、
煙が、町中をおおっていました。
あ、あれだな、と思います。
それは、
今、歴史的な寒波が来ていて、
農業の方々は、ものすごく困っているということです。
この近くでも、
ワインのぶどう畑は、霜をおそれて、
火をもして、少しでも被害をとどめようとしています。

その煙だな、と思います。
まるで、モヤがかかったように、
遠くは、ボヤッとしか見えません。

「ぶどうの木たち、がんばって」と応援したくなります。

信じられないやり方ですが、
霜よりも、
氷の方が、まし、ということで、
わざと水をかけて、樹氷を作る、ぶどう畑の人もあります。
ろうそくを、ともす人も。
そして、
この煙のように、何かを燃やして、温めるやり方。

テレビで見る写真は、
それだけ見ると、
樹氷や、
たくさんのロウソクの火が、畑に、
ものすごく素敵に見えます。
そんな呑気なことを言っている場合でないのですが。

うまくいきますように。




うちのおとなりでは、
姿は見えませんが、いい香りを、はなっています。
藤の花、です。
毎年、いい香りがします。
その、ゼイタクなこと!
こんな香水があったら、ぜったい、すぐに貴重品になりそうです。

もう、4月も半ば。

この休みが終わって、
一仕事したら、
また、夏休みになります。
いったい、どういう夏になるでしょう。
そして秋は?

などなどと、
考えれば考えるほど、
私の頭の中にも、例の煙のようなモヤがかかっていて、
先は、見えません。



話は、とびます。
先ほど、
ある方から、「雪駄」を、いただきました。
畳表と、厚い皮でできた、
上等な、はきものです。
浅草のお店から、はるばるロワール地方にやって来ました。

ようこそ!と、
うれしくなります。
ハダシになって、はいてみれば、
まるで、フーテンの寅さんになった気分です。
でも、これは、女物なのです。
鼻緒には、黒地に、かわいいトンボの柄が、見えます。

これをはいて歩いたら、
実に、元気に歩けそうです。
大地からのエネルギーを、
じかに、体に取りこめそうな感じです。

ありがとう。
そして、日本の素敵な伝統に、ありがとう。
と、言いたくなります。

まだまだ、ハダシで外を歩くには、寒いのですが、
「赤い鼻緒のじょじょはいて、
おんもに出たいと待っている」ことにします。

(「春よ来い」の歌詞です)

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。






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