2021年10月12日火曜日

迷いの、ティーポット

ロワール地方では、
毎日のように、晴れの日が続いています。
これは、かなり、すごいことです!
空は、「天高き、馬肥ゆる、、、」という感じになって、
突き抜けています。

この気持ちよさ!
このめずらしいこと!
この貴重なこと!

この価値が、わかる、ということは、
いつも、そうでない、空の下に暮らしているからです。
この地方では、
秋といえば、くもり空、
もしくは、霧の中、小雨の中。
もう、湿ったくて、
しんしんと冷えてしまいます。

それが、
こんな風に、突き抜けた空で、
木の葉っぱが、キラキラして、動いているのを見るのは、
本当に、気持ちがいいです。

ウイルスは、どうやら力を弱めているようです。
こちらの勝ち、となりそうです。

きのうは、友人のところへ、ランチにお呼ばれでした。
しばらくぶりでしたので、
なおさら、楽しく思いました。
ふつうの、ご飯を、一緒に食べるのは、
めずらしく、うれしくなりました。
静かで、いい、ひとときでした。

ところで、そこで、
新たな発見をしました。

ご飯のあと、カフェがいいか、お茶がいいか、と
聞かれて、
お茶、と言ったものの、
ええと、このうちでは、どんなお茶が出てくるんだっけ、と、
考えてしまいます。

私が40年くらい前にフランスに来た時は、
フランス人がお茶を飲む、というのは、
とても、とても、珍しいことでした。
スノッブなおばあちゃんたちか、
もしくは、
大麻を吸うような学生しか、飲んでいませんでした。

もし、カフェで、お茶などを頼んだら、
大変。
ずっと前に開けたようなティーバッグの箱に、
カサカサになっていて、
残っていた、そんなのティーバッグを、カップに入れてくれます。
注いでくれるお湯は、
熱くもなく、
煎じられた液体は、苦いか、味がないか、のどちらかです。

その点、今では、
ずいぶん、お茶が広まりましたし、
フランスのお茶の老舗も、にぎわっているくらいです。

そして、
ものすごくたくさんの、ステキな香りの種類があります。
私は、
お茶は、お茶そのものを、味わいたいのですが、
フランスでは、香りをつけて、
それを楽しむ方が、多いです。

水も、みなさんの好みも、
この国では、お茶よりも、カフェの方が、合うのかもしれない、と、
思ってしまいます。

さて、このうちでも、フレーバーティが出てくるかな、と思いながら、
お茶をお願いしましたところ、
パリの老舗の、いいお茶が、数種類出てきて、
どれがいいですか、と聞かれます。
テーマは、「オペラ」。
オペラ座の雰囲気で名前をつけてあります。
いろいろな味付けがあるようです。
私は、「幽霊のなんとか」というお茶をたのみます。

しばらくすると、
ガラスのティーポットに、お茶が入って出てきます。
それは、緑茶のフレーバーティだったということです。
まぁ、それは、緑がキレイです。
青みがかっています。

そして、それが、とてもおいしいのです!
これは、びっくりです。
香りがついているお茶だと思うのですが、
どの香りが勝つこともありません。
とてもやわらかな、ステキなハーモニーになっています。
味は、パステルのようです。
でも、色は、青がかった緑で、見ているだけで、
ワクワクしてしまいます。

このお茶が、おいしいことも確かなのですが、
入れ方が、上手なのにちがいない、という気がします。
すると、話はこうです。

これは、
電気全自動の、ティポーットで入れられたのです。
お茶の葉っぱを入れて、
これこれこういう温度、
濃さはこれくらい、と入力すると、
あとは、もう勝手にやってくれるのだそうです。

そういえば、
さっき、子供たちが、「アァ、上がった」「まだ下がらない」と
言っていました。
何かと思っていましたが、
それは、このお茶を入れたフィルターの部分が、
お湯につかったり、
また、上に上がったりするのを、見ていたのです。
このティーポットは、
お茶を正確に入れてくれる、ロボットのようなものなのです!

へぇ〜と、
私は、ひどく感心してしまいます。
おいしすぎです。

ただのロボットでしたら、便利、なだけですが、
これは、お茶のいい味を引き出してくれているのです。
今まで、
あまりおいしくないと思っていた、香りのお茶は、
もしかすると、私の入れ方がうまくなかったのかもしれない。

だいたい、私は、緑茶を入れるのも、
苦手です。
お湯が熱すぎて、茶色のお茶になってしまいます。
日本には、温度調節が上手で、
とてもおいしく入れてくれる人がいます。
いつも、感心しています。

(フランスにもいます)











 













さて、どうするか。

今は、熱湯をザーッと書けるような、
紅茶だとか、ほうじ茶くらいしか、飲んでいません。

このティーポットがあったら、
もっと、たくさんの種類のお茶を楽しめます。

でも、
もしかすると、こんな高いものを買わなくても、
自分で、もうちょっと練習すれば、
温度調節が、できるようになるかもしれません。
それに、ロボットが必要だなんて、と、
ひと昔の日本人に、笑われてしまいそうに、思います。
どうしよう?

それにしても、
こんなティーポットができるなんて。
私に、ぴったりです。
買うか、買わないか、迷ってしまいます。
外に出ると、
木の葉が、キラキラ光っています。
ルージュクという小鳥が、
「ぴよぴよ、くしゃくしゃ」鳴いています。

そして、
まだ、シェーブルフイユが、咲いていて、香りがいいです。
ビワの花は、つぼみがほころんできています。
桜餅の香りがするのです。
なんども、なんども、においをかぎに行ってしまいます。
こんなにいい香りの花も、めずらしいと思います。

そして、
キンモクセイ。

日が沈むのが、どんどん早くなってきて、
夜、外を歩くのが、おっくうになっています。
だんだん、秋も深まってきます。


きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




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