2017年7月4日火曜日

ヒップホップ仲間に、おそわる



今年はじめた、ヒップホップのクラスの、
おさらい会が、終わりました。
ふた晩、踊りました。

くたびれちゃって、
もう、楽しかったのかどうかも、
よくわかりません。
あまり、まちがえないで、すんだ、
よかった、
という気持ちです。

とってもらった録画を見ると、
もう、恥ずかしくってしかたありません。
あぁ、みっともない、と
思ってしまいます。


(左から2人目が、筆者です)

さて、
この、おさらい会で、いたく感心したことがあります。

2日目の、最終リハーサルの時のことです。
ちょっとした、行き違いがあって、
グループ7人中、2人しか、来なかったのです。
私は、来ました。

そのことで、
他のグループに、迷惑をかけてしまいました。
先生も、かなり困りました。

さて、そのあと、
先生は、どう反応したか?
そして、
来なかった生徒は?
そこが、おもしろいのです。
あぁ、こんなお仲間と踊れて、よかった、と思います。

まず、私が、
おそくやってきたみんなに、
「えーっ、なんで来なかったのぉ?」と、言いました。
みんな、にやにやして、
「これから、先生におこられるんだってさ」と言っています。

一日目、うまくいったから、
来なくてもいいだろうと、勝手に判断したようです。
私だって、できれば、家で休んでいたかったのに。

「ふーん。
リハーサル、2人で、わびしかった〜。
私、なんだか、うらぎられちゃったような気持ちだったのよ」と
私は言いました。

そうしたら、
女の子がひとり、「まぁ」と、クスっと笑って、
日本語で、
「ゴメンナサイ〜」と、頭下げてくれました。

そのかわいいこと!
すぐ、許したくなっちゃいます。

そのあと、
一人、
すでに先生に、叱られてきたらしい大人が、
やってきました。

これから叱られる予定の、男の子たちが、
「どうだった?」と、心配しています。

その答えが、すばらしい!

「うん、まあ。
だけど、いいのさ。
別に、悪気があって、やったことじゃないんだから」

と、落ち着いています。
私には、とうていできない、曲芸のように、思えます。

私だったら、
すっかり恐縮してしまって、
あぁ、もうしわけない、とちぢこまって、
本番だって、ダメになりそうなくらい、
落ち込むかもしれません。


そして、
そのあと楽屋で、先生と、ご対面。

先生、なんと言うかな、と、みな、顔色をうかがっています。
先生は、なにも言いません。
緊張が高まります。
でも、しかたないので、
私たち、仲間は、すみに集まって、たわいもない話をしていると。

しばらくして、
先生が、やってきました。
「叱る人」を演じる、という感じで、
ちょっぴり、こっけいに。

さっきのリハーサル。
来られなかった人。
いったいだれが、
ボクに、前もって言ってくれたっけ?

すっごく、がっかり、いやな午後をすごしたよ。
困ったよ。
来た2人に、あやまったかね?

と、
演じているにしても、
困ってた感じが、ずしずし、伝わってきます。

そして、
その、ひととおりのことを言ったら、
かなり短かったのですが、

(そこが、感心してしまうところなのですが)

そのまま、別なトピックスにうつって、
いろいろな指示を、はじめたのです。
それが、
今回の踊りのテーマである「笑い」の指示ですから、
おかしくなります。

「じゃ、舞台のそでのところで、
ボク、応援で、ガンガン笑うからね」と。

ああよかった。と
私は、ほっとしました。
みんなも、だと思います。

つまり、
先生は、ネチネチと、叱らなかったのです。
でも、先生が困ってた、というのは、
じゅうぶん、伝わってきました。
もう、これからは、
みんな、とても注意すると思います。

みんな、
先生のこと、大好きなんですから。

私が先生の立場だったら、
どうしただろうかな。
たぶん、その日は、なにも言わずに、
お腹の奥につめこんで、
別な日に、吐き出したかもしれないな。

こんなふうに、
あまり待たずに、
ふつうに、イヤな気持ちを表現できたら、
もっと、すっかりさわやかに、生きられるだろうな、と
思いました。

本番が終わって、みんなで、楽屋で、喜び合いました。

先生は、
「あ〜、バカンス〜に入ったぁ!
バカンス、バカンス〜!」と、
お茶目に、踊っていました。

こういう、かろやかな、お仲間に出会えて、よかった、と
つくづく、思いました。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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2 件のコメント:

Chiyo さんのコメント...

ジャスミンティーさんから、うれしいツイートを、いただきました。

*****
わぁ〜無事おわられたのですね。
遠目ですが、ふだん生活さん、とっても活き活きされてる感じがします。
二日間お疲れ様🍵

それにしても素敵で爽やかなお仲間✨
怒る側も怒られる側も日本ではこうはいきませんよね。
「恐縮」は日本人特有のものかも。
朝から素敵なツイート、ありがとう。🙋

*****

Chiyo さんのコメント...

ジャスミンティーさん、
コメント、ありがとうございます。

これまでにも、
いろいろと、あたかいお言葉をかけてくださって、
ありがとうございました。
とても、励ましになっていました。
おかげで、
ここまでやってきました。

やっぱり、
なかなか一人では、できなかったと思います。

「怒る人、怒られる人」、
なかなか、そう、さっぱり、うまくできないですね。
私も、そんなふうに、やれたらいいな、と思います。


ステキなジャスミンティーさん、
これからも、どうぞ、よろしくお願いします。