けさは、ちょっとした日曜大工をしました。
もみの木の板を、紙ヤスリで、みがきました。
バームクーヘンのような、木の目が見えます。
きれいな線です。
そして、
みがくごとに、すべすべになってくるのは、
ほんとうに、気持ちがいいです。
小さいころから、
木の家に育って、
ふとんにはいれば、天井の木の目が見えて、
外で遊べば、板戸の、木の目が見えていました。
今、
石の家に住んで、
石畳を歩いて、生活していると、
木の目を見たり、さわったりするのが、
めずらしく、
とても、やさしく、思えます。
こちらの人は、木には、すぐに、
ニスをぬったり、
ペンキを塗ってしまいます。
ちょっと、残念に思います。
はなしは、かわって。
私の父は、ちょうど、7年前くらいに、
旅立って行きました。
私のへやには、
写真が2枚くらい、立ててあります。
先日、
それを見て、
「いくら写真があっても、
おとーさんは、もういないんだし。
会いたいなあ。
どうしたら、会えるんだろう」と、
心の中で、
ひとり言を、言ってましたところ。
「だったら、鏡をのぞく。
おとーさんの顔がみえる」
と、
心の「ひとりごと」が、おしえてくれました。
私は、
「えっ?」と、びっくり。
そして、
鏡の中をのぞいてみると、
ほんとうに、
あの心配性で、恥ずかしがりやの父が、
照れながら、
こっちを見ていました。
そういえば、
私のまゆ毛の形は、父のに、似てるし、
この、照れた笑いも、似てるといえば、似ている。
それに、この顔は、
がっかりした私をフォローしてくれるような、
そんな、顔。
小さいころは、こわかった父でしたが、
こうしてみると、ずいぶん、やさしいです。
そうかぁ、
どんなに離れていても、
こうやって、別れてしまっても、
私の中に、
父は、住んでいるのだなぁと、
心強く、うれしく、思いました。
これから、
ときどき、鏡の中をみて、
父の照れ笑いを、見ることにしよう、
いつでも、見られる!と、
うれしく思いました。
心におしえてもらった、話でした。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

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