2016年2月29日月曜日

ほうきの柄に、花を咲かせる



きのう日曜日は、北風の吹く、とても寒い日でした。
里帰りしていた娘も、休みが終わって、
また学校へもどっていきました。
家は、がらんとしてしまいます。

だから、というわけではないのですが、
午後には、友人が来てくれることになっています。
楽しいひとときです。
そして、バラの剪定の手伝いをしてもらうのです。

彼は、草木の手入れがとてもじょうずです。
今までにも、いろいろ、うちの庭の手入れをしてもらいました。
そのたびに、草木がぐんぐん元気になるのです。

何やら、おじいちゃんが、どこかのお家の住み込みの庭師だったらしい。
そして、おばあちゃんは、
「ほうきの柄にも、花を咲かすことができる」と
言われていたらしいのです。
それじゃ、まるで、花さかじいさんです。

そんな人たちの孫です。
ともかく、
彼が手入れしてくれると、あとで、花がものすごく咲きます。

ただし、彼が来ると、バラの木も、
きれいさっぱり、遠慮なく、ばっさり切られてしまいます。
ちょっと心配になります。
本当に、「ほうきの柄」の状態になります。

ばっさり!
でも、暖かくなった日に
青々とした葉っぱがしげるのを、思い浮かべます。
きっと、大丈夫、と心を安心させます。

きのうも、寒い風の中、「こうやって、若々しくするんだよ」
と言っては、古い枝をばっさり切っていました。
と思うと、枯れたような枝を見ながら、
「この木は、元気がいいねぇ」とか
「このあたりに、芽が出るから」と言っています。
それを、よく見て、どこを切るか、決めているようです。

私には、どの枝も、ほうきの柄としか思えません。
どこから、芽が出そうなのか、ぜんぜん見えません。

でも、どうして元気がいい、と思えるのか、尋ねても、
あまり、ちゃんとした答えがかえってきません。

それに、「これこれこういう切り方をする」と、
能書きを言っておいて、
実際には、「この木は元気がなさそうだから」と、
別な切り方をしているのです。

ですから、何度、彼の剪定を見ていても、
私は、ちっともやり方を覚えることができません。
ぜんぜん上達しません。

ですので、いつになっても、
彼に来てもらって、剪定してもらうことになってしまいます。

でも、私はその方が、楽しいです。
お茶を飲んで、いろいろおしゃべりをするのも楽しい。

きのうは、あまりに北風が冷たすぎて、
途中で、家に入りました。
ですので、また再来週、来てくれることになっています。

楽しみにしています。


きょうも、見に来てくださって、ありがとうございました。

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