今、パリに来ています。
カラッと晴れて、気持ち良いこと!
昼間は、久しぶりのお日さまが、
とても心地よいです。
公園に行くと、
皆さん、椅子にすわって、太陽を楽しんでいます。
別にお話をしたわけでもないのに、
「ひなたぼっこがうれしい」という気持ちが、
わかってしまいます。
公園全体が、そういう雰囲気になっています。
でも、朝は、マイナス1度です。
息は、白いです。
こんなに気温が上がったり下がったり、というのは、
ものすごく久しぶりなのです。
メリハリがあって、いいです!
東京の気持ちいい冬を思い出します。
いつもは、
最低1度、最高3度、という
モノトーンな気温なのです。
春も近いな、という気がします。
きのうは、ひなたの道を歩いていましたら、
歩道のはしに、クロッカスが咲いていました。
それを、しゃがんで、
写真に撮ろうとしていましたら、
ある男性が、ん?なになに、
と様子を見にきて、
そして、
「ブラボー」と言われてしまいました。
これは、パリだからだな、と思いました。
ロワール地方で、
草木の写真を撮っていても、
こんなふうに珍しがられたことはありません。
だからと言って、
こういう写真を撮る人が多い、というわけではないのですが。
そんなことを、
パリに住む人に話したら、
「お花を愛する、というライフスタイルを、
よしとするのは、パリジャン的なんですよ」という
説明が返ってきました。
それが本当かどうか、よく知りませんが、
そういえば、
「花を愛でるのは粋」というのは、
江戸っ子にもあるかもしれないなぁと、
思い出しました。
そして、
ラーメン屋さんに誘われました。
パリのラーメン屋さん。
中に入れば、
なんと、まるで新橋のガード下のような内装です。
日本から持ってきたのでしょうか、
すべて、本物です。
古びた電線、
黒ずんだ日本家屋の窓、
ラーメン屋台、、、
まるで舞台装置のようです。
そして、もっとおどろいたのは、
流れる音楽は、音楽ではなくて、
日本の「音」なのです。
からすの声、
電車の音、
信号機の音、
駅のジングル、
人の声、
ゴーゴーという地下鉄のおと(?)、、
私は、それを聞きながら、
ラーメンをいただきました。
ラーメンは、とてもまじめに、
ていねいに作られていました。
だしから麺まで、自家製だそうです。
へぇ、と感心しながら、いただきました。
そして、
この「音」は、昔の、私の知ってる音ではないけれど、
里帰りするたびに聞こえる、
「今の東京」の音だと思いました。
毎回、びっくりする、音の数、量。
これにあこがれる、フランスの若い人たちが、
いるのだなぁと、
これまた、びっくりする気持ちになりました。
ラーメンのあとは、
外で、
デザートに、コーヒー味のアイスクリームを、
いただきました。
季節がら、
あまり人も出ていませんでした。
ゆっくり、ゆっくり、
ステキなお花のコーンを、作ってくれました。
たかがアイスなのに、どうして
こんなに時間がかかるのだろうと、
外で待ってる、
お供の人たちが、いぶかるほどでした。
でき上がったコーンは、
私の大好物のコーヒー味ですし、
お花がうれしく、
喜んでいただきました。
きょうは、バレンタインデーです。
どういうわけか、
下着屋さんが、はりきって、セクシーなものを
ウインドーに出しています。
同じような調子で、
魚屋さんでは、
「魚介類を買って、ジュテームと言いましょう」と
張り紙がしてありました。
これは、なんだか、変な感じだ、と
思いました。
タコやイカを買って、
ジュテームになるか?
と思ってしまいますが。
実は、生ガキを買って、豪勢な食事をしましょう、と
いうことだと思います。
レストランは、混み合って、満員になりますし、
お花は、値上がりしますし、
冬は、切り花は、どうも輸入物が多いのです。
それはどうも気に入りません。
自然に、
無理な力を加えた感じがして、
ちょっとくたびれてしまいます。
そんな時、
おうちで、ちょっといい食事、というのもいいと
思いました。
それにしても、
恋人がいる人はいいですけれど、
いない人は、どういうことになるかな、と
ちょっと心配になりました。
きょうも、
読んでくださって、ありがとうございました。
Chiyo
0 件のコメント:
コメントを投稿