2020年7月31日金曜日
フランス、暑いのなんのって
もともと、ロワール地方では、
夏は、すごしやすかったのです。
日中、暑くなっても、
朝夕は、とても涼しい。
それが、
このごろは、ご存知のように、変わってきました。
今までは、
夏服を着る機会が少なくて、
ちょっぴり残念なくらいでした。
なかなかすり減らないです。
毎年、同じのを出してきて、という感じです。
それが、
このごろでは、
積極的に、涼しい服をとりいれます。
ムームーなど、なるべく風通しのいいのを、選びます。
それでも、
まだ、うちにはクーラーがありませんから、
それでも生きていける、ということは、
まだ、ましな方なのかもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが、
今年は、
わりと涼しくて、
以前の夏にもどった!とよろこんでいました。
マスクをしなくてはならない人、
この涼しさでよかったですね、と思っていました。
しかし。
きのうから、ものすごく気温があがって、
きょうなど、ものすごいことになりそうです。
けさから、雨戸をしめて、
中で待機しています。
ロワール川の、
水かさの少なくなったのを思い出して、
涼しさを、頭の中で人工的につくろうと、努力します。
あの水底が見える感じは、
夏のお菓子と、似ています。
夏のお菓子を食べなくなって、
ずいぶんと、たちます。
(夏に東京に行かないからです)
なつかしいです。
水ようかん、
あんこが、くずにくるまって、透けて見えるの、
寒天よせ、
などなど。
ロワール川の水底を見ながら、
寒天よせを、思い出したりします。
魚が、うごいて、
水は、さらさら流れて、
夏のにおいが、します。
きのう、
ある職人さんと、おしゃべりをしていましたら、
夏でも、冬でも、
朝は、3時半に起きて、
4時半には、仕事をはじめている、ということでした。
窓ふきプロの、おじさんです。
びっくり!
朝早くは、人がいなくて、いい、
と言います。
おしゃべりが大好きなおじさんなのに、
どうして、だろうな、と思います。
パーティーも大好きなおじさんなのです。
夜更かしした次の日は、どうするのか。
この次会ったら、聞こうと思います。
それにしても、
朝3時半に、カフェオレと、バターつきパンを用意するなんて、
外は、まっくらで、
だれも起きていなくて、
きっと、別世界なんだろうな、と思いました。
私の知ってる人に、
あと2〜3人は、こういうことをしている人がいます。
とても元気な人たちです。
私は、早起きな方ですが、
これほどではありません。
なんとなく、魅力的です。
もしかすると、だんだん、そういう方向に、
してみるかもしれません。
一日が、長くなって、得した気分になりそうです。
さて、
暑くなってきましたし、
遠くで、ゴロゴロと、雷もきこえます。
お昼は、細いスパゲッティを使った、
冷やし中華の予定です。
きょうも、
読んでくださってどうもありがとうございました。
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2020年7月26日日曜日
フランスの、お葬儀
先日は、
近所のおじいさんの、お葬儀でした。
とても大きな教会で、ということです。
とても大事な役割をなさってた方ですから、
きっと、人もたくさん集まるだろうと思っていました。
でも、
お友だちは、みなさん、お年寄りですから、
どのくらい、いらっしゃるのか。
だって、ある日、
そのおじいさん夫婦とおしゃべりをしていましたら、
「あぁ、いやんなっちゃうわね、
最近は、お葬儀ばっかり。
みんな、行っちゃうのよ」
って、言ってましたから、
私は、どういうことになるか、と思っていました。
それから、
ウイルスの心配は、するのか。
みなさん、なさるのか。
私は、どうしよう!?
そんなことばかり、考えていましたが、
やっぱり、
私は、おじいさんに「さよなら」を言いに行きました。
大きな教会ですし、
風通しもよさそうですから、
私は、うしろの、はしの方にいて、
見届けさせてもらおう、と思いました。
教会に、おそめに、歩いていきました。
そばに着いた時、
鐘が、鳴りはじめました。
しみじみ、します。
あぁ、こうやって、
みなさんに知らせているな、と思いました。
おじいさん、
あなたの番になりましたね、と
思い、足がはやまります。
遅れていこうと思ったのですが、
やっぱり、
ちゃんと、着こう、と思います。
みなさん、ちゃんと、マスクをしていました。
ずいぶん、たくさんの方が、ありました。
はなればなれに、すわっていました。
私は、とても、はなれて、すわりました。
お元気そうな、お年寄りが、たくさん。
おじいさんと、同じような、元気な方々。
神父さんのおはなし、
息子さんのおはなし、
どれもこれも、さっぱりとしていて、
あんまり、悲しいというふうではありません。
孫の方は、ひ孫ちゃんを乳母車にのせて、
教会の中を、いったりきたり、しています。
ゆったり、ゆったり、なんども。
私も、
このごろは、
よく、お葬儀に、行きます。
とても悲しいお葬儀があります。
帰ってくるとき、ぐったりしてしまうような。
でも、
このおじいさんの、は、
そうでもありません。
奥さんも、しっかりしています。
おじいさんとの会話を思い出します。
スキーのはなし。
「今年の雪は、ひどかったねぇ」
もう、かなりのお年なのに、スキーをしていらっしゃった。
水上スキーもしていらした。
ピアノ、ききに来てください、と言えば、
プログラムを、辛抱してきいてくださる。
でも、本音は、花より団子だったのです。
そのあとの、アペリティフをものすごく、
楽しみにしていらしたのが、よくわかります。
私は、
日本のお葬儀を、ほとんどパスしてしまっています。
外国にいるせいです。
しがらみがない、というのは、
いいな、と思う方もあるかもしれません。
私は、
仕事を夢中でしていたころは、
そんなことを考えるひまも、ありませんでした。
けれど、今、考えてみますと、
おじいちゃん、
おばあちゃんのお葬儀に、出られませんでした。
その他、親せきの人々、恩師。
まだ、
元気一杯の人が多いですが、
友人の、だって、
行けませんでした。
前は、電報を打ったりしました。
それだけだって、かなりの思いをして、
打ちました。
今では、そんな風習もなくなりました。
気持ちは、じゅうぶんみなさんと一緒ですから、
行けなくても、いい、と、
頭で説明していますが、
ほんとうは、行きたいです。
ですから、
私は、ここフランスでは、
あまり近い人でなくても、
行かれるお葬儀には、行きます。
そして、今まで行かれなかった分、
「ばんかい」します。
まとめて、
その人たちに、またさよならを言ったりします。
しばらくしたら、
友人が、おくれてやってきました。
私を見つけて、となりに、すわりました。
「サヴァ?」(どう?)
ときけば、
「いやな思い出が、よみがえってくる」ということでした。
去年、奥さんをなくした、ことを言ってるのです。
あぁ、そうだね、ほんとだね。
私も、
いろんな人のことを、思い出していましたが、
彼も、なのだなぁと、
思いました。
もしかすると、
この教会にすわってるみなさん、
それぞれ、心の中で、どなたかを思い出してるかもしれない、と
思ったりしました。
きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。
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2020年7月21日火曜日
ニンニク、ほくほくソテー(レシピ)
こないだの朝市では、
ニンニク、ひとつください、と言ったら、
まぁ、いい香りのを、くれました。
感激です。
新ジャガイモとか、
新タマネギがありますが、
これは、
新ニンニクです。
今年、とれたての、です。
皮がちょっと、湿ってる感じは、
とうもろこしの皮のようです。
ニンニクの香りも、します。
ふつうは、
カサカサにかわいていて、
皮をむいているうちに、
香りがしてきます。
これは、
まだ、むかないうちに、ニンニク、とわかります。
あんまり、かわいらしいので、写真。
はじめは、
野菜の煮込み(ラタトウイュ)に、
きざんで、使いました。
もちろん、おいしかったですが、
きのう、
お肉の料理に、
「あ、あれをつくろう」と、思い出しました。
それは、
ずいぶん前に、
料理の上手な友だちが、
つくってくれたものです。
子牛のタンドロン(tendron)を、
ニンニクと、料理します。
タンドロンは、
スジ、隔膜、あぶらが入っていて、
なかなか、おいしい。
日本にあるかどうか、それは、わからないです。
私は、
ニンニクをおいしく食するのが、楽しみですから、
かわりに、
豚のソテーや、
トリのももで、つくることもあります。
材料は、
お肉、ニンニク一人3かけらくらい(皮つき)、
小麦粉、お酒、塩こしょう。
1)お肉に、塩こしょうをして、小麦粉をはたいておく。
2)ニンニクは、外側の皮はむいて。
ひとかけずつの、うす皮は、むかないで、そのまま。
3)熱くした大なべか、フライパンに、油を入れて、
お肉を、焼く。はじめは強火。
4)両面こんがり、焼き目をつける。
5)お酒をじゅーっと、入れる。ニンニクも皮ごと、ほうりこむ。
6)ふたをして、15分くらい弱火で、煮込む。水分が足りなくなったら、
また、お酒か、お水をたす。
できあがり。
さぁて、
おいしいのが、できます。
ニンニクは、ほくほくします。
お肉には、
ニンニクの香りがやさしく、甘く、ついています。
小麦とお酒が、
あとを、とりはからってくれたか、
まろやかに、なっています。
私は、今、
リモートワークですから、
においを気にせず、食せます。
そうでなくても、
たぶん、大丈夫だと思います。
どちらかというと、
私は、
お肉よりも、ニンニクのほくほくが、
楽しみです。
それから、
私は、
お酒には、ロワール川の、白ワインを使います。
地下室に、おりて、
選びます。
まちがって、
まだ開けてはいけない(熟していない)のを、
あけてしまったらどうしようかと、
ちょっと迷います。
たぶん、これは、
熟しているだろう、と
あけます。
ためしに、味見をすれば。
台所で、一人で、アペリチフ、という気分になります。
おいしいです。
甘い白ワインです。
あとは、
お料理に、
日本のミリンのように、
使ってしまいます。
きのうは、
残りものの、ラタトウイュと、
ごはんを、一緒にいただきました。
きょうも読んでくださって、
どうもありがとうございました。
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2020年7月17日金曜日
時は、すぎていく
先日は、
友人が、青シソをとりにいらっしゃい、と
言ってくれました。
マスクをしたり、
手の消毒をしたり、
精一杯の、気をつかって、
おしゃべりをします。
お庭を、じろじろ見せてもらいます。
あぁ、シェーブルフイユの香り、
青シソがしげって、林のよう、
ビワの木、大きくなりましたねぇ、
きょうは、ドクダミを一株、持ってきましたよ。
だんなさんは、
しばらく見ないうちに、
なんだか、一回り、小さくなったよう。
おしゃべりは、尽きません。
お昼、
かんたんに、これこれを、
作りますから、
一緒に、しましょう!
え、
もうそんな時間?
それでは、どうも、
うれしいわ、
ご一緒させてもらいます。
きのうは、
ピアノ調律の人が、来てくれました。
いつものように、
ていねいに、
仕事をしてくれました。
同じく、
マスクをして、お話。
手を消毒して、
ピアノの鍵盤も、消毒して、
あぁ、
めんどくさい。
それでも、
プロの耳は、大丈夫です。
おかげさまで、
また、
私のピアノは、
ものすごく、魅力的になりました!
フランスには、
梅雨も、つゆ明けも、ありません。
ですので、
梅干しを干すタイミングは、
カレンダーで、数えとくほか、ありません。
きょうが、
その日に、あたります。
ちょうど、お日さまも出てます。
今年の、少ない梅を、
日に、あてました。
いい香りです。
はじめ、ざるにあけたとき、
フルーティな、ガムのような香りでした。
さっき、
見にいったらば、
もう、お日さまの香りが加わっていました。
梅干しのにおいの方向に、一段、向かっていました。
しばらくすると、
もっと、
かさかさした、香りになってくるはずです。
遠い昔、
昭和時代、
おばあちゃんが、膨大な数の梅を、
干していたのを、思い出します。
これを書いているだけで、
ツバが、出てきます。
夏休みに、遊びに行った、おばあちゃんち。
外にでる時、一粒。
帰ってくる時、一粒、と、
失敬します。
それが、おやつ、みたいなものです。
いくら、つまみぐいしても、
ぜんぜん、バレないくらい、すごい量です。
その香り。
夏休みの、香り。
私の梅干しも、
だんだん、そうなっていくはずです。
近所の、おじいさんが、
どうも、あぶないようです。
ついこのあいだまで、エネルギッシュだったのに。
いつだって、すごく元気で、
いつも、私が元気をもらっていたのに、です。
いつだったか、
道で会ったとき、
「ロックダウンで、人に会えないのが、
つらい」と言っていました。
横で、奥さんが、
「あたしの顔ばっかり見てるの、
アキアキしちゃった、て言うんですよ」と、
文句を言っていました。
私は、
奥さんの顔「しか」見られないのが、
つらいのだと、思いました。
いつも、たくさんの人と一緒に、
会食するのが、好きだったから。
そのおじいさんも、
そろそろ、時間が来たようです。
さびしいけれど、しかたない。
時は、
容赦なく、
どんどん、
すぎていきます。
きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。
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2020年7月14日火曜日
フランス人と、マスク
フランスの、
ウイルス状況は、あまりよくないようです。
が、
いいことも、あります。
どうやら、
フランス人も、
マスクの効果を、認め始めてきたことです。
これは、いい、
しめしめ、と、
私は、思っています。
前にも書きましたが、
フランスには、マスクをする習慣がありませんし、
政府のいろいろな理由もあって、
マスクを勧める、ということが、
できないシチュエーションになってしまっていたのです。
それが。
どうやら、
換気のできないところでは、
マスクを義務にする、という方向に、
コトが、はこんでいるようです。
これは、いいことです!
みんながそろって、マスクをつければ、
効果はあるでしょう、ぜったいに。
アメリカの大統領も、
マスクをつけ始めたようですし。
いい調子です。
このまま、
みなさん、がんばって、マスクをつけてほしいです。
暑くて、マスクの季節ではないのですが。
実は、私は、
9月の新学期には、
もうなんとかおさまって、
気楽に、レッスンができる、と考えていました。
ですが、どうやら、
そうは、いかない雰囲気です。
もう、
この状態には、アキアキしてきます。
いつもは、考えないようにしていますが、
私の家の外での、唯一のシュミ、
ダンスや、スポーツが、
いまだにできないでいるのです。
考えると、残念すぎて、
悲しくなるので、
考えないようにしています。
ですから、
フランス国民が、マスクをつけるようになるのは、
うれしいことです。
私のまわりには、
私に似たような人ばかりなのか、
みなさん、私と同じくらい、慎重です。
はなしが、合います。
でも、
雑踏の中にいけば、
慎重にしていると、
「気にしすぎ」
と、
ノイローゼ扱いされることがあります。
気にしないで、
楽天的に暮らすのが、カッコいい、という
雰囲気が、あります。
そういうことを言われると、
ちょっぴり悪魔的な考えが、浮かんでしまいます。
「この人に、バチがあたりますように!」
というような考えです。
まぁ、
そういう方々も、
もう少し、慎重になってくれたら、
この状況も、なるべく早く、
終わると思います。
日本も、
早くお天気が安定して、
心配ごとが、へりますように。
きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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2020年7月12日日曜日
ウイルスと、朝市
けさは、
4ヶ月ぶりに、朝市に行きました。
いい香り!
とり肉ローストの香り、
パエリァを煮るにおい、
メロンの香り、うっすら。
空はまっ青、
風も少しあって、
ちょうどいい涼しさ。
腕に、さわる空気が気持ちいいです。
ひさしぶりに行った朝市は、
売り場がそれぞれ、ものすごいゆとりの間隔で、
並べられています。
広い市場に、
ゆったりと、売り場が出ていました。
行く前は、
ちょっと心配だったのです。
いつもは、
ぎゅうぎゅうです。
東京の、御徒町ほどではありませんが、
びっしり、
にぎやかなのが、
朝市の醍醐味なのかもしれません。
いつもは、そういう朝市です。
そんな中、
マスクをしない人や、
マナーのよくない人がいたら、
イライラするだろうなぁと、
ちょっと、心配していたのです。
ですが、
これなら、大丈夫。
それに、
スタンドの前には、
紅白のひもが、とおせんぼをしています。
これで、売り手と、買い手は、
自然と離れます。
ただ、困るのは、
野菜、くだものを、
手でさわって、「これください」と
言えないことです。
大きな声では言えませんが、
私は、何年も朝市に通ううちに、
おいしいくだものを、よりわける術を、
学んでしまったのです。
ひとつ、手にとったとたんに、
ぐらっと来る、
その感じは、
釣りをした人や、
ジャイロごまで遊んだ人なら、知ってる感覚です。
この術を使うと、
私は、
甘くて、味の濃い、
おいしい野菜やくだものばかりを、家に持ってこられます。
申しわけありませんが、
売り場に残ったのは、
そうでないもの、となります。
ゴメンナサイ。
それが、
しばらく、できなくなりました。
けさは、
白ネクタリンと、白桃を買いました。
お兄ちゃんに、選んでもらいましたが、
家で、ふくろから出してみると、
いいのと、
いまいちのが、混ざっていました。
しばらくは、こういうことになります。
でも、
これだけ新鮮の、
産地直送のものが、手に入るのです。
それは、かなり、
うれしいです!
きのうは、
長女が、羽をのばしに、
やってきました。
一緒に、散歩をして、
ひさしぶりに、
お菓子屋さんのテラスに、
すわりました。
いい具合に、風もあるし、
外なら、大丈夫でしょう、と、
すわりました。
カフェ味エクレアを、頼みました。
このサロンドテ(ティーサロン)は、
40年昔から変わらないです。
私には、いろいろ思い出もあります。
たとえば、
恩師夫妻が、
きまって学年末には、
ここで、お茶をごちそうしてくれました。
それが、バカンスはじまりのサインみたいでした。
そうやって、
ちやほやされていた時のことを
思い出しながら、
長女を「ちやほや」しようと思いましたら、
「いいの、
ここは、私のおごりよ」と、
言ってくれたので、
これは、
だんだん、私も、
年とってきたな、
うちには、子どもは、
もういないな、と、
うれしいような、さびしいような
気がしました。
きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。
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2020年7月11日土曜日
うるさい隣の人
ゆうべは、
おそくまで、眠れませんでした。
それは、
となりの坊やが、パーティーをしたからです。
その坊やというのは、
グランゼコールに受験するための、
きびしい勉強をしていたのです。
それが、きのう、すべて終わって、
打ち上げだ、と言ってました。
「そう、それはよかった!
すっきりしましたね」
結果は心配だけど、
少なくとも、今晩は、楽しむのだ、と
言うので、
そうね、
思いっきり、リラックスしてください、と
言って別れたところ。
夜中、12時半になっても、
音楽や、叫び声で、にぎやかなこと。
しょうがないので、
せめて、窓をしめてもらおうと、
呼び鈴を、おしてみたのですが、
ぜんぜん、聞こえてないようです。
それどころか、
道路から見ると、
あけはなされた窓から、
ぴょんぴょん飛びはねてる人も見えます。
これは、
ベッドの上で、
ぴょんぴょんはねてるにちがいありません。
このおもしろさは、
よくわかります。
トランポリンのような、はねぐあい。
私もやったこと、あります。
2年間の、きびしい受験勉強が、
やっと終わって、
やったー!という気持ちでしょう。
いつも、しーんと、
いるのかいないのか、わからないくらい、
お勉強していて、
パーティーもやったことない坊や。
それは、わかる、ぜったい、わかる。
ただ、おばさんは、眠りたいから、
窓しめてほしいなぁ、と
思いながら、
ぴょんはねを見ていました。
おまけに、皮肉にも、
聞こえてくる、テクノ系音楽は、
フランス語で、
「だから、眠れないんだ〜」という歌詞です。
呼び鈴なんども、押しながら、
あきらめるしかない、と思いました。
なかば、笑いながら、
私の寝どこに、もどりました。
午後は、
日本の友人の、
日本画の展覧会に行きました。
ちょっと、迷ったのですが、
窓の大きい、風とおしのいいところ。
思いきって、行きました。
人かげはなく、静かでした。
とても、みごとでした。
ところで、
話は、かわります。
お気づきの方もあるかもしれませんが
(パソコン版で、ぶどうをクリック)、
ピアノオンラインレッスンを、始めることにしました。
それは、
ロックダウン以来、4ヶ月くらいにわたって、
オンライン授業をしたところ、
おもしろいように、進歩なさった生徒さんが、
あったからです。
そのあと、
この形式で続けたい、という方もいく人かありましたので、
私も、とても楽しくなりました。
遠い、日本の方にも
レッスンできるかと思いました。
動画を、アップします。
ちょっぴり恥ずかしいです。
これは、いつものフランスの生徒さんに、
フランス語でレッスンしたものを、
日本語で、撮ってみたものです。
少し、緊張しました。
きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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2020年7月8日水曜日
ひと味ちがう、今年のバカンス
きのうは、七夕さまの日でした。
毎日、
いろいろなことが、
次から次へとおこるので、
どこから書いて、いいのやら。
こないだの日曜は、
海へ、行きました、
と言いますと、まるで、
遊びに行ったようですが、
そうではなくて、歯医者さんに。
私の歯は、
小さい時から、治療が多かったです。
その古い治療を、
やりなおすのに、ずいぶん手間がかかりました。
いつもの先生では、お手上げになりました。
それで、
いろいろな地方で、専門の先生が、
分担して、
やってくださることになりました。
仕上げは、
友だちの、海辺に住む歯医者さんです。
それが、
このロックダウン中に作った、
変なパンのせいで、
歯が、ちょっとこわれたのです。
おせんべいに近いパンですから、
パンの耳も、ずいぶん、かたい。
私は、
別にかたいと思っていませんでしたが、
フランスの、ふつうの人にとっては、
かなり、かたいそうです。
それをかんだせいで、
歯が、ちょっぴりぐらつきました。
日曜日に、特別に、
やってくれました。
そのあと、
海辺に、行きました。
ここは、ロワール川が、
大西洋に注ぐところです。
そばに、コンテナターミナルもあって、
貨物船がつみおろしをする場所があります。
数年前、
ルアーブルから乗船して、
ここに寄港したこともあります。
今年は、貨物船の旅が、
キャンセルになりました。
コンテナターミナルのそばを通りながら、
なつかしく、思いました。
こんな写真を見て、
感動する方も、あまりいらっしゃらないと思います。
私は、
これを見ると、
すぐに、
「!」
と、思います。
大海のロマンと、
単調できびしい海の世界が、
ぐぐっ、とせまってきます。
船乗りの生活を、思い出します。
毎日の海のながめも、
うかびます。
機械油のにおい。
ピコピコピコピコ、と、
クレーンが動くときの、アラームの音。
アゲゼンスエゼンの、
おいしい、船ご飯。
毎回、楽しみな、メニュー。
海辺で、ピクニックをして、
そのあとは、
ロワール川をそって、のぼりながら、
とちゅう、
アンジェという町に、立ち寄りました。
ツーリストも少なく、
静かで、落ち着いたところでした。
見かけたホテルは、
あいているのか、どうか、
明かりはついていましたが、
活動は、ないようでした。
ずいぶん静かな、
バカンス、と思いました。
きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。
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2020年7月6日月曜日
フィリップ元首相と、ゴムぞうり
先週のすえ、
マクロン大統領は、
政府をつくりなおし始めました。
まず、
首相のエドワー フィリップ首相を、
おいとまにしました。
フィリップ首相といえば、
3年来、おつとめしていました。
ふだん、
私は政治の様子を見ていません。
けれど、
ウイルスさわぎで、
ロックダウン中、
数日ごとに、規則がかわりました。
散歩に行けるか、
外でスポーツをしてもいいのか、
直接、私のすることにかかわってきます。
そのせいで、
毎晩、ニュースを見たりしました。
そこで見ていた、
大統領、
首相、
大臣さんたち。
もう、
遠い親せきみたいに、なってしまいます。
とくに、
首相は、身近なリーダーです。
頼りになる、
スポーツの監督、という感じです。
いつも、
そんなふうに、私は
フィリップ首相を見ていました。
国会で、方針を発表するとき、など、
演説を、きいていますと、
一生懸命そうな、その姿は、
頼りにできそうです。
どうやら、
人気も、じわじわと、上昇中です。
これでは、
マクロン大統領も、負けてしまいそうです。
その首相が、
おいとまになって、
リラックスされた時。
その写真が、
たいそう気に入りましたので、
ここにアップしておきます。
カフスボタンが、
ステキな色なのが、目につきました。
きっと、
シルクの、組ひものようなものだと、
思いました。
ズームして、
目をこらしてみますと。
いえいえ、
そうではありません。
えっ、
冗談でしょう?
それは、
組ひもなどではなくて、
ゴムぞうり、でした。
えーっ?
私は、
感心してしまいました。
ステキすぎます!
私も、ほしいです。
いったい、どこで手に入れられたのでしょう。
どなたかの、プレゼント?
それとも、
ご自分で、買われたのでしょうか?
それから、
けさ、
これをつけようと、選んだのは、
どなたなのでしょう?
奥さん?
ご自身?
などなど、
いっぱい質問が頭に浮かびました。
それにしても、
私は、どういうわけか、
とても、気に入ってしまいました。
その日、
あとで何度も思い出しては、
「あぁ、いいなぁ」と、思いました。
なぜか、ときかれても、
わかりませんし、
政治のことは、
もっと、わかりません。
でも、
なんとなく、
シュミの共通点があるのかもしれない、と、
とても、ゆかいに思いました。
さいごになりましたが、
日本では、大雨がふっているようです。
このブログ読者の方にも、
九州にお住まいの方が、あるのです。
大丈夫でしょうか、心配です。
大丈夫でありますように。
きょうも、
読んでくださって、ありがとうございました。
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