きのうは、3ヶ月ぶりに、
学校に行きました。
いつもなら、
路面電車にのって、
のんびり行きますが、
このごろでは、車で行きます。
ウイルスのせい、です。
なるべく、人ごみには近よらないようにしています。
東京では、小さい時、
人ごみでは、病気がうつる、という
教わり方をしてきました。
「人ごみ」とは、いみきらうような言葉だと
思っていました。
そのせいか、
うっかり、つい、このあいだまで、
人ごみというのは、
人の、ゴミなのかと思っていました。
そんなはず、ありません。
ゴミゴミしている、ときいていたので、
ゴミ、だと思っていましたが、
「人混み」だとわかりました。
その、車で、
午後の、人の出ている時間に、街を走りますと、
その、めんどうなこと。
ただでも、
のんびりしてる人、
せっかちな人、など、
いろいろなリズムに合わせるのに、
ひと苦労しますし、
おまけに、
工事で通行止めの道があると、
いつもの道順で行かれなくなります。
思う存分、想像力を発揮しないと、
目的地に、着けません。
3ヶ月以上も、
静かに、
自分の家で、
自分のリズムで、
自分の都合で、
のんびり生きていましたから、
突然、こういうシーンに会いますと、
その、めんどくささが、
ふだんのを通り越して、
「びっくり!」のレベルまで上がってしまいます。
学校に行ったのは、
授業では、ありません。
今年で学校を終えて、
発って行く人たちに、会いに行ったのです。
今年の学校でのピアノ授業は、
半分くらいしかできませんでした。
せっかく楽しみにしてくれていたのに、
それに、
10何年も一緒にやってきて、
今年は最後の年だ、と
名残を惜しみながら、毎回楽しみに来てくれていたのに、
こういう卒業の形になったのです。
一人、
あぁ、なんだか、イヤな予感がする、と
思いながら、行きました。
思った通り、
はなから、涙ぐんでいます。
今年大学に行く、という
女の子です。
成人したから、女性、というのかしら。
きれいにしたアイラインを、
くずさないように、と
ティッシュをとりだして、
一生懸命、涙を止めようとしています。
しばらく、話をしていましたが、
私は「だめだネ。もう、
メイクはあきらめて、泣きな」と
言いました。
こういうときは、
私は、だいたい、お茶目にしています。
そうでないと、
こっちも、つらいです。
11年間も、毎週レッスンに来てくれていましたから、
それが、なくなるというのは、
ものすごく、なんだか、こわいことのように、
思われるそうです。
なんとなく、わかります。
私も、
スポーツジムで、
慕っていた先生がいなくなると、
ものすごく、心がゆらぎますから。
毎年、この時期には、
こういうことがおこります。
日本だったら、卒業式の、
「蛍の光」の雰囲気、みたいなものです。
ある男の子は、
もっと元気そうにしていましたが、
それでも、
学校の建物をきょろきょろ見回して、
もう、ここに来なくなるんて、
変だな、と言っていました。
さて、
私は、
学校では、なんとか、明るくしていますが、
家に帰ってくると、
ずっしり、さびしい気持ちになります。
おかーさーん、と言いたくなります。
まぁ、いいか。
また、新しい生徒さんがやってくるのですし。
あと、ひとつ、
職員会議を終えれば、
私は、バカンスにはいります。
今年のバカンスは、
旅にも出られない、
また、訪れる人も少ない、
ひっそりとしたバカンスの予定になります。
静かなのもいいですが、
もうそろそろ、あきてきます。
この時間をどう楽しく使おうか、
考え中です。
きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。
4 件のコメント:
Chiyoさん、こんにちは。
古いシトロエン、シックでそれでいてスタイリッシュ!
かっこいい写真ですね。
車で通勤されたとのこと。
お家に帰ってから、さぞやグッタリされた事でしょう。
要らぬところに神経を使うのは、カラダにこたえたりしますからね。
それにしても。。
10~11年も定期的に顔を合わせ、ピアノ以外での生徒さんの成長ぶりを、
まじかでご覧になられていたなられていたいたのですよね。
それなのに、あっけなく素っ気ないお別れしか出来ないなんて。
お互いに、言葉にはできないほど残念でしたね。
でも、その後の人生の中で、またそれぞれ、相手を思いやる時が来て、
相手の中でそれぞれが生き続ける。。。
上手く言えませんが、そんな絆を感じました。
時間の長短にかぎらず、気持ちが通じ合えるもの同士ですが。
バカンス、残念ですが、貨物船の旅を反芻して、次回の旅に備えて
下さいね。
今日もありがとうございました。
たま
たまさん、
シトロエン、ご存知でしたね!
このごろでは、
めっきり見なくなりました。
たまに見かけると、
これはもう、
ピカピカの「クラシックカー」になっています。
すると、私は、
あぁ、
過去のものになってしまったなぁ、と、
思います。
以前は、オンボロが多かったのですから。
ところで、
10〜11年来の生徒さんは、
いくら「仕事」といっても、
やはり、生活の一部になってしまっていますから、
なかなか、別れがたいです。
とはいうものの、
ほんとうに、
たまさんのおっしゃるように、
お互いの中で、それぞれが生き続ける、と、
思います。
目に見えないですが。
「上手く言えませんが、そんな絆を感じました。
時間の長短にかぎらず、気持ちが通じ合えるもの同士ですが」
とっても、じーんときました。
たまさんも、
こうして遠いところから、
いつも、気持ちをシェアしてくださって、
うれしいです。
どうも、
ありがとうございました。
大変ご無沙汰しております。まめゆうです(昔、船会社に勤めたいた)。
ブログ、再開されておられたのですね。お元気そうで安心しました。しばらく更新が止まって、もうやめてしまわれたのかなと、いつしかわたしもチェックをしなくなっていました。
フランスでは、このような状況でも、みなさんヴァカンスに出かけられるのですか?それとも、いつもの夏よりは控えめなのでしょうか…
日本は梅雨真っ只中で、熊本では大きな被害が出ており、ここ東京も昨晩から大雨です。特に東京では、ここ数日、コロナ感染者数が100人超えで、全国的に見てもじりじりと数字が増えています。学校の夏休みも短縮されるようですし、どこか遠出をする気持ちには、なかなかならない感じです。
長くなりました。
また、楽しみにブログ拝見させて頂きます。
まめゆう
まめゆうさん、こんにちは!
とってもうれしいサプライズです、
ようこそ、
またお会いできて、おなつかしいです。
昔、船のお仕事をなさっていて、
船のお話もいたしましたね。
今年の夏は、
私は、楽しみにしていた船の旅も
キャンセルになりました。
フランスのみなさんは、
そうですね、
私のまわりでは、
それでも、どこかしら
バカンスに出られるようです。
たとえ、
それが、おじいちゃん、おばあちゃんち、
でもなんでも、
どこかへ、行く!
という人が、いますよ。
バカンスがないなんて
デザートのないご飯みたいに、
「ありえない」のかもしれません。
テレビでは、
フランスの名所を、毎日宣伝しています。
フランスの民宿は、
ずいぶんはやっているそうです。
日本は、
いろいろなニュースが、大変そうですね。
なんとかよい夏をすごされますよう。
きょうは、
どうもありがとうございました。
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