2016年12月13日火曜日

フランスの郵便屋さん



きょうは、2度、郵便局に行きました。
それほど、並ばなくてもすんだのは、よかったです。
でも、
「まだ、準備ができていないから、
また、あとで、来てください」
と、言われたのは、がっかり。

30年ちょっと、フランスに住んでみて、
郵便で、困ったことは、ほとんどありません。
ただ、郵便局に行くときは、
前もって、かなり緊張します。

ちょっとでも、やり方がちがっていると、
やり直しをさせられます。
それに、窓口の人によって、
やり方がちがったりもします。

それに、

なんだか、のろいのです。
もっと、てきぱきやってください、と言いたくなります。
30分以上並ぶことも、あります。

でも、まぁ、
それでも、郵便物は、迷子にもならずに、
ちゃんと届いてくれるのです。
正確さは、ばつぐんのようです。

ところで、
2度目に行ったときは、
おどろきと、ありがたい気持ちで、いっぱいになりました。

実は、
日本のある方が、
パリに下宿している私の娘あてに、ちいさな小包を送ってくださいました。
でも、住所が、まちがっていました。
もう、その下宿は、ひきはらってしまったのです。
もう、2年くらいたちますので、
郵便物の、転送の時期も、すぎました。

引越をすると、しばらくは、もとの住所に届くものを、
新住所に転送してくれます。
でも、もうとっくに、それは、終わりました。

あぁ、しかたないね。
その小包、迷子になって、どこかに、消えてしまうね。
残念だね。
送ってくださった方も、かわいそう。
さぞかし、がっかりしているでしょう。
などなど、言い合っていたのです。

それが、
郵便局から、身分証明をもって来なさい、という
知らせが、きたのです。
企業向けの、窓口に、と。



いったい、なんだろう、まさか、あの小包?
と、きょう、
2度も、足をはこんでみれば。

それが、やっぱり、
その小包だったのです!
ちょっと奇跡っぽいです!

転送の時期はすぎているのですが、
転送用のシールに、
実家の住所が、手書きで、書かれています。

郵便局のどなたかが、過去にさかのぼって、
パソコンをあけて、
さがしてくれたのでしょうか。

ほかにも、赤の大きなシールが、いくつかはられていて、
まぁ、おおげさに、
特別扱いになっています。

ありがとう!

見れば、日本からの、きれいな切手が、
たくさんはられていました。
ステキです。
何か、ステキな物が入っているにちがいない、
ぜひ、この宛先の人に、届けたい、と、
郵便屋さんは、思ってくださったのでしょうか。


そういえば、
以前にも、こういうことは、ありましたっけ。

どうやら、

「どうしても、これは、届けなくっちゃ」

と、いっしょうけんめい仕事なさってる、
職人気質の、郵便屋さんが、いるような気がします。

ありがたいです。

きょうの、うれしい、できごとでした。

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