きのうの朝は、寒すぎました。
毛糸の帽子をかぶって、
厚めの手ぶくろをして、
散歩に出たのですが。
吸う空気が、冷たすぎて、鼻がいたくなってしまいました。
そこの角まで行っただけで、進めなくなりました。
家まで、もどってきました。
そんなことは、初めてです。
ところで、
おとといは、半日がかりで、ある事を成しとげました。
一年に一度くらい、やることです。
おみそ作りです。
そんな話をすると、
「よく、やりますね」と、なかば、呆れられます。
もちろん、日本にいる方は、
そんな必要はないのでしょうが、
ここフランスに住んでいると、そういうわけにはいかないのです。
それに、
「手前みそ」とは、ほんとうに、そのとおりです。
家で作ると、おいしいみそができてしまうのです。
自分ちの味噌は、世界一おいしい、という錯覚をしてしまいます。
というわけで、
手間はかかりますが、半日がんばれば、
一年分のおみそが、できあがります。
一年間は、ラクできるわけです。
昔、高校の家庭科の先生が、
「おみそというのは、昔からあるインスタント食品ですよ」
とおっしゃっていました。
なるほど。
そして、
かつおぶしと、わかめといっしょに、
おみそを一人分丸めて、だんごにして、ラップにくるむ。
それを、お弁当と持って行きなさい。
あとは、職場でお湯をかければ、いいんですよ。
将来、仕事するようになったら、ぜひ、そうなさい、と、
アイディアを教えてくださいました。
それがいつも、頭にのこっています。
それで、今では、ほんとうに、そんなことをしています。
丸一日仕事がある日は、
ごはんと、それを持って行きます。
それに、このごろは、日本食の朝食をとる時もあります。
それにしても、
半日は、みそ作りに、けっこう、かなり、苦労しました。
さいわい、次女が手伝ってくれました。
彼女は、「おもしろい」って楽しんでいるようなのですが、
やっぱり、最後の方は、息を切らしていました。
なにが大変かというと、煮上がった大豆をつぶすこと、です。
ふくろに入れて、すりこぎでつぶすのです。
腕に力がないと、すぐ、つかれます。
私は、ピアノ弾きだから、けっこうその筋肉はあるのです。
でも、その、単調で、退屈なことと言ったらありません。
すぐに、いやになります。
長い、長い、作業です。
「こうすれば、あと、一年間は、ラクできる」と、心の中で念じて、
いっしょうけんめい、がんばりました。
やっと、できあがって、
ペーストを、深い壷につめていきました。
その時の、
達成感、
開放感、
充実感、
幸福感、
満足感といったら!!
材料の大豆は、フランスで買った、中国製。
米麹は、はるばる北海道から。
里帰りのとき、スーツケースに入れて帰りました。
お塩は、フランスのあら塩。
この作業が終わって、一段落です。
あとは、地下室に入れて、ねかせておけばいいだけです。
来年の秋、冬くらいに、できあがる予定です。
話はかわりますが、
先日、ある工作の店にはいったところ、
きれいな紙の売り場に、
西洋の紙と、
日本の千代紙が、たくさん売られていました。
ちょっと、びっくりしました。
私だったら、あねさま人形を思い浮かべてしまいますが、
さて、フランスの方は、なにを作るのかな、と、
興味をもちました。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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