中央右、木の中に宿っているのが、ヤドリギです |
今年も、ホワイトクリスマスにはなりませんでした。
ここロワール地方では、ほとんど雪はふりませんから、
そうなる確率は、低いのです。
ですが、毎年、そのことで、がっかりするのは、
だいたい、小さい生徒さんたちです。
「さぞかし、きれいだろうな」と、
楽しみにしているようです。
そして、この冬は、
山には、まだ、雪があまりない、ということです。
スキーの好きな人は、がっかりしているようです。
なのですが、
きょうは、車を走らせて、ちょっと街をはずれてみたところ、
霜が一面におりていて、
まるで、雪景色のようでした。
きれいでした!
ロワール川には、
水面から、霧が、モクモクとけむっていました。
「スモーク オン ザ ウォーター〜」という歌詞が、
どうしても、うかんでしまいます。
(みなさん、ご存知かしら)
むこう岸は、よく見えません。
今にも、中世の「湖の騎士」が、あらわれそう、
という、おもむきでした。
そして、寒いこと!
シャッターを切るたびに、
手ぶくろに、手をもどすのですが、
すぐに、かじかんでしまいます。
さて、きょうの目的は、
ヤドリギという植物を、とることでした。
フランスでは、新年があける時、夜中12時に、
ヤドリギの下で、キスをする習慣が、あります。
そうすると、幸せな一年になるということです。
家の中につるします。
私も、夫も、ちょっぴり迷信深い(?)のか、
それとも、フランスのお正月が、
あまりにも「何もなさすぎる」から、何かしなくては、
と、思ってしまうのか、
毎年、ヤドリギをかざりたくなります。
今年も、ヤドリギがととのいました。
あとは、あした、おおみそかのドリンクを用意して、
年越しそばを作れば、
しずかに、年が明けます。
みなさんは、どのように新年をむかえられるのでしょう。
お仕事の方もいらっしゃるかもしれません。
お家に帰られない方もあるかもしれません。
いろいろ、想像してしまいます。
いずれにしましても、この一年、
はるばる訪れてくださり、読んでくださって、
どうも、どうも、ありがとうございました。
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