きのう日曜日は、北風の吹く、とても寒い日でした。
里帰りしていた娘も、休みが終わって、
また学校へもどっていきました。
家は、がらんとしてしまいます。
だから、というわけではないのですが、
午後には、友人が来てくれることになっています。
楽しいひとときです。
そして、バラの剪定の手伝いをしてもらうのです。
彼は、草木の手入れがとてもじょうずです。
今までにも、いろいろ、うちの庭の手入れをしてもらいました。
そのたびに、草木がぐんぐん元気になるのです。
何やら、おじいちゃんが、どこかのお家の住み込みの庭師だったらしい。
そして、おばあちゃんは、
「ほうきの柄にも、花を咲かすことができる」と
言われていたらしいのです。
それじゃ、まるで、花さかじいさんです。
そんな人たちの孫です。
ともかく、
彼が手入れしてくれると、あとで、花がものすごく咲きます。
ただし、彼が来ると、バラの木も、
きれいさっぱり、遠慮なく、ばっさり切られてしまいます。
ちょっと心配になります。
本当に、「ほうきの柄」の状態になります。
ばっさり! |
でも、暖かくなった日に
青々とした葉っぱがしげるのを、思い浮かべます。
きっと、大丈夫、と心を安心させます。
きのうも、寒い風の中、「こうやって、若々しくするんだよ」
と言っては、古い枝をばっさり切っていました。
と思うと、枯れたような枝を見ながら、
「この木は、元気がいいねぇ」とか
「このあたりに、芽が出るから」と言っています。
それを、よく見て、どこを切るか、決めているようです。
私には、どの枝も、ほうきの柄としか思えません。
どこから、芽が出そうなのか、ぜんぜん見えません。
でも、どうして元気がいい、と思えるのか、尋ねても、
あまり、ちゃんとした答えがかえってきません。
それに、「これこれこういう切り方をする」と、
能書きを言っておいて、
実際には、「この木は元気がなさそうだから」と、
別な切り方をしているのです。
ですから、何度、彼の剪定を見ていても、
私は、ちっともやり方を覚えることができません。
ぜんぜん上達しません。
ですので、いつになっても、
彼に来てもらって、剪定してもらうことになってしまいます。
でも、私はその方が、楽しいです。
お茶を飲んで、いろいろおしゃべりをするのも楽しい。
きのうは、あまりに北風が冷たすぎて、
途中で、家に入りました。
ですので、また再来週、来てくれることになっています。
楽しみにしています。
きょうも、見に来てくださって、ありがとうございました。
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