2020年8月22日土曜日

フランスに、月謝袋はあるか


けさの、スクープは!
新しいりんごが、出回っているということです。

夏の終わりになりますと、
インドりんごだか、
青くてすっぱいリンゴが、出て、
それを持って、海水浴に行ったおぼえが、
あります。
遠い昔、昭和時代のことですから、
今、日本で、そういうリンゴがあるかどうか、
わかりません。

そういうことが、
ここロワール地方で、おこります。
一年中リンゴは売られていますが、
収穫は、秋です。
とりたては、おいしいです。

はつもの(初物)は、すっぱく、
身が白っぽく、かたくて、
実にジューシーです。
それが、
出ました。
香りも味も、すばらしい。
まるで、りんごの香料のシャンプーのようです。

これが出ると、
さて、もうそろそろ9月、と思います。

きのう、
ある日本の方と、お話していましたら、
おけいこ事の、月謝袋の話になりました。

そういえば、
遠い昔、日本で、
私のピアノレッスンの場合は、
毎回、封筒に入れて、でした。
中にいれる
おさつは、新品のものでなくてはいけない。

ですから、母が、あたふたと、
新品のおさつを用意しています。
封筒には、父が、万年筆で、
「御礼」そして、名前を、書いてくれます。
と、
そういうことを、何年間も、していました。

その後、
私は、
フランスに来て、
教師として仕事をはじめて、
まず、びっくりしたのは、

生徒さんが、
私のことを、ファーストネームで呼ぶこと。
マダムとか、メトレス(小学校の先生)と呼ぶ人は、
とても少なかったです。
ミッテラン大統領時代の、
自由なリラックスした時代のことです。

はじめは、ものすごく、びっくりでしたが、
じき、慣れてしまいました。
それに、
だからといって、私のことをリスペクトしない人は、
ひとりもいません。
とてもリスペクトされていますので、
ぜんぜん、問題ないのです。

そして、
日本のお作法のことを思い出します。
先生のことを、ファーストネームで呼んだら、
どうなるか!

なんて、
ちょっと、おそろしくて、想像できません。

なんだか、
おかしくて、笑い出したくもなります。


このあいだ、
「フーテンの寅さん」を見ていましたら、
寅さんが、お祝いの袋に、
おさつを入れる時、
寅さんにしては、大金でしたが、
そのおさつ2枚に、アイロンを、かけていました。
いっしょうけんめい、
シワをのばしていました。

ああ、やっぱり、と、
日本のお作法を、なつかしく、思い出しました。


また話は、もどりますが、
朝市では、また、
ナスや、トマト、いんげんを買ってきました。
いつも同じものばかりです。

たまには、
アーティーチョークも、と
さがしましたが、
ありません。
それもそのはず、ここでは、とれません。
あれは、ブルターニュ地方の産物です。
だから、産地直送の、
朝市には、あまり見つからないのかもしれません。

これは、
また、ちがったお店にいかなくては、と
思いなおしたりしました。

きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。

(追伸

フランスの方は、月謝袋は、あまり使わないように
思います。でも、たまに、封筒を使う方もあります。
アジア系の方に多いです)



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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

本日初めて、「フランスふだん日記」さまのブログを、海外生活ブログ村・フランス情報から読ませて頂きました。
何気ない文体と日常を見つめる温かい視点がとても心地よく感じられました。新しい楽しみができました。ありがとうございます。

Chiyo さんのコメント...

「匿名」さん、こんにちは。

「フランスふだん日記」へ、ようこそ。

ブログ村から、おいでになったのこと、
うれしいコメントを、ありがとうございました。

これからも、どうぞ、お楽しみください!

Chiyo