
このまえの日記では、
「絶対に外にでない方がいい」と書きました。
でも、
私は、朝早くなら、だれもいないだろう、と
思いました。
散歩をするのが、毎日のクセになっています。
それがなくなるのは、
ほんとうに、つらい。
なんとかならないか、と、
思いました。
外出許可書をプリントしました。
特別許可がおりる項目のひとつに、
「ひとりで、住まいのそばで、
体を動かすことにつながる移動」というのが、
あります。
そこに印をつけて、
サインをして、
外にでます。
朝はやくだから、
たぶん、大丈夫!
私がアップする写真には、
あまり人間が登場しませんから、
この写真をお見せしても、
いつもと、
なんの違いもありませんでしょう。
ですが、
ほんとうに、人は、少ないです。
ジョッギングをする人、
犬の散歩をする人、
仕事に行く人。
ちらほら。
行って、帰ってきて、
合計、12人くらいの人を見ました。
たったの12人。
それも、
人が目にはいると、
すぐ、私のセンサーが稼働して、
「避けよ」と、いいます。
そして、
3メートルも、4メートルもぐるりと
避けます。
あちらも、避けます。
まるで、フォークダンスを踊っているようです。
「ボンジュール」と言うときもあります。
私は、避ける時に、
笑顔になってしまいます。
「別に、あなたを避けてるのではない」と
言いたくなってしまうのです。
きのうも、きょうも、
とても、よい天気。
春うらら、というステキな日和です。
この、SF小説のような、ウイルスの心配さえなければ、
私にとっては、
最高に幸せな時です。
静かで、
時間もたっぷりあって、
家にとじこもっていてもいい、なんて。
職人さんや、アーティストだったら、
苦にならないどころか、
ありがたい時間であります。
***
ところで、
おとといから、私は、
毎晩8時に、窓をあけて、
拍手をします。
フランス全土で、やろう、と、
だれかが提案したのです。
医療に携わっている方々、
つまり、「戦士」に、ありがとうを言う意味です。
もっとも、今のところは、
私の住んでいるところでは、
むかいの人と、私だけしか拍手しません。
テレビでは、パリなど、
大きな町では、たくさんの人が一斉に拍手をして、
ありがとうを言っているのが、見えます。
見ているだけで、
その、みなさんの気持ちが伝わってくるようで、
心が動きます。
涙がうかんでしまいます。
それから、
別な情報によりますと、
フランスでは、
今晩、金曜の晩、8時から9時まで、
窓をあけて、
音楽やダンスをすることになっています。
DJは、バルコンから、
音楽を奏でるそうです。
これも、
医療にかかわる「戦士」さんたちを、
ねぎらう気持ちをあらわすため、です。
私も、中庭に出るか、
窓からか、
音楽をちょっぴり大きめに鳴らして、
踊る予定です。
規則をまもるのが、ちょっと苦手な人が、
フランスには多いような気がしますが、
こういう企画をするのは、得意なように思います。
楽しみです。
きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。
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