2018年2月25日日曜日

南フランスで、踊る

今、
南フランス、モンペリエに、います。
きのう、
街中をぶらぶらしていましたところ、とても、楽しい目にあいました。

街のまん中にある、広場で、
ヒップホップのダンサーたちが、
ショーをしていたのです。
前にも、見たことがあります。
さて、どんな風かしら、と
見ていますと。

ショーの初めは、
小さい子供たちを、誘って、
円の中に入れて、
一緒に、踊ったりして、
雰囲気作りをしています。

話の上手な、司会者のようなダンサーが、
いろいろ、観衆に、話しかけたり。
楽しく、笑いの多い、ふんいきです。

さて、
子供さんたちの、踊りも終わりましたし、
さて、本番が始まるかと待っていますと。

なんだか
「そこの、シノワーズさん!」と、聞こえます。
シノワーズというのは、中国女性、という意味です。
私は、中国人ではないですが、
アジア人です。
そして、女性です。

なんだか、そういえば、司会の方は、私の方を見ているようです。
ええっ、と思いましたが、

それに、
本当のことを言いますと、
私も、踊りたかったので、
あの、ちいちゃな子供さんたちが、
ちょっぴり、うらやましかったのです。

ですから、
もし、それが私だったらいいな、という気持ちが、少しありました。
けれど、
まさか、とは、思いました。

その、アクセルと、ブレーキが、
一緒にかかった状態で、
私は、
体が、あ然としてしまいました。

あら、どこかにシノワーズさんがいらっしゃるのかしら、と、見回したいのに、なんとなく、皆さんがこちらを見ているような感じがして、
見回すこともできずに、
両手を口にもっていったまま、つっ立っていますと、
もうひとりのお兄さんが、
こちらへやってきて、円のまんなかに、連れてってくれました。



うれしいのやら、
びっくりなのやら、
恥ずかしいのやら。

でも、
その恥ずかしさは、
昔の私とくらべたら、ほんのちょっとだけでした。
とにかく、踊るのが、うれしい!

お兄さんが、
「フランス語、大丈夫?
あぁ、よかった。
僕のマネして、踊って」
と、やさしく、言ってくれました。

音楽は、サイの、ガンナムスタイル。
(ご存知の方も、多いかもしれません)

楽しい!


けれど、
こんな大勢のみなさんの前で踊るなんて、信じられない、
楽しいなぁ、
まあ、お兄さん、難しい動きをして。
できない、そんなこと、
えぇと、それなら、できる範囲で。
はい、こんなふうに、と、
やってみたり。

いつも、私は、がんばりすぎて、
口元をしぼった顔で踊るから、カッコ悪い。
もっと、笑顔で踊ろう、と
思って、
がんばって(?)笑って踊りました。
それにつられて、自分でも、
もっと楽しくなってきました。

観衆の皆さんも、楽しそうに笑ってらっしゃるのが聞こえる。
(というふうに思えました)
私も、楽しくってしかたありません。
ありがとう〜。

などなどと、いっしょうけんめい、
お兄さんのマネをしているうちに、
拍手につつまれて、終わりました。
ブラボーなどと、言ってくださる、やさしい声もありました。

そのあとは、
プロダンサーの、本番でした。
見事でした。

それにしても、
びっくり。
楽しい、びっくり。
家の人に、どうやって、説明しよう。
びっくりするかな、と
思いうかべながら、また、一人、
散歩を続けました。

50をすぎて始めた、ヒップホップダンスです。
始めるまで、ずいぶん迷ったけれど、やっぱり、よかった、
こうやって、知らない方たちと、
ダンスを通して、楽しいひと時を、
ご一緒できた、と
うれしく思いました。

きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: