この日曜日は、海に行ってきました。
ここから、車で2時間ほどで、
ノルマンディー海岸に着きます。
ここロワール地方は、
毎日、毎日、雨ふりです。
同じものを毎日食べているような、
あきあきした、気持ちがしてきます。
ですので、
夫をさそって(半ば、そそのかして)、
とつぜんですが、
海の空気を吸いに行くことにしました。
ノルマンティーといえば、
雨ふりで有名な地なのです。
ですが、急に、こうして思い立って、
いざ、行ってみると、
幸運の女神さまに支えられたみたいなのです。
晴れているのです!
ラッキー!
晴れていますが、
風は、つめたいです。
朝は、とても外に出る気持ちがしませんでした。
午後、長靴をはいて、海辺を歩いてみると、
それは、それは、
元気の出る、きびしい風と、波でした。
海のはるか向こうを見ると、
波の動きに、魔法をかけられて、
目を、はなせなくなります。
いろんな、深い気持ちがしてきます。
いなくなった、おじいちゃんのこと、
おばあちゃんのこと、
親のこと、
かげで、心配してくれた人たちのこと、
などなど。
ありがたい気持ちが、わきおこってきます。
もっと、ここにいたいのですが、
もう、耳が冷たくて、
痛くなってきます。
あわてて、暖かい部屋にもどります。
することもないので、ただ、単に、
空をながめたりします。
そして、夕飯は、
魚屋さんで、伊勢エビをゆでてもらって、
お宿で、いただく。
パンとバターと、いただく。
すっかり、
頭がリセットされて、よかった、と
夫も喜んでいます。
だいたい、いつも、こうです。
行く前は、シブシブですが、
行ったあとは、とても喜んでいるみたいなのです。
そうです、
毎日、毎日、ちゃんと、まじめに
働いているのですから、
たまには、いいじゃないですか。
ちがったことして、楽しむのは。
私も、
海と「話」をして、また、
なんだか、豊かになった気持ちです。
なんの根拠もないと言えば、ないですが、
気がつかないだけで、
今まで、
いろんな人が、心配してくれたり、
応援してくれてたな、と、
思いました。
と、勝手にそう思って、
それが、心の奥深くで、
あったかく、感じられました。
帰り道には、
夕暮れの雲が、藤色の地に
銀色に、とてもステキになっていました。
あぁ、きれいな色、と思います。
とても写真には、こういう色はでません。
絵が描けたらいいのに、と思いました。
着物の柄にしたら、
さぞかし、ステキだろうと思いました。
短いけれど、
いい日曜日でした。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

にほんブログ村
2 件のコメント:
Chiyoさんの所は雪は降らなかったのでしょうか?パリの知り合いからは雪の便りが届いて仕事や学校が休みになったと聞いています。
とても豊かな週末を過ごされたのですね。なんだか、とてもうらやましい。特別な事をされたわけではないのに、いろいろな物や人に思いを馳せ、今の自分の幸せを感じられるって、とても素敵な事ですよね。
何かイベント的な事がないと、つい「つまらない~」と思ってしまいがちな日々。何もない日々が一番幸せなはずなのに。反省ですねぇ。
まめゆうさん、こんにちは。
はい、ここ、ロワール地方でも、
雪は降りました。
とても、きれいでした!
豊かな週末、と言ってくださって、
ありがとうございます。
たしかに、そうかもしれないですね。
そんなふうに感じられるまめゆうさんは、
ステキな感性をお持ちなんだな、と
思いました。
私は、自然の中にいるときに、
よく、心がすなおになって、動いたりします。
コメントうれしかったです。
どうもありがとうございました。
コメントを投稿