2017年5月17日水曜日
かわいらしい話 ×3
きのうは、朝の会議で、
なんとなく、つかれる話ばかりでした。
けれど、午後の授業で、何度も、ほおが、ほころんだので、
一日を合計すると、
プラスマイナスゼロだと、思いました。
まず、
小学生の、モンゴルの女の子。
フランス語は、あまりじょうずではありません。
いつも、レッスンが終わると、
たどたどしく、
いろいろ話をしてくれます。
きのうは、ちっちゃな妹、弟の話。
家へ帰ると、二人がでてきて、とびつく。
3才の弟をだっこすると、4才の妹が、
「あたしも、あたしも」と、せがむ。
だめよ、二人もだっこしたら、重たくって、と言うと、
「ねぇ、ちょっとだけ、お願い」と言って、
子犬の目をするんです、と。
その、「子犬の目」というのが、
かわいらしく、思いました。
モンゴル語で、そう言うのかもしれません。
でも、ほんとうに、そう見えたのかもしれません。
次に、高校生の女の子。
母国語は、インド語ですので、
彼女もまた、小さいときは、
フランス語は、あまりじょうずではありませんでした。
ピアノ曲の、情緒表現を練習しているときのことです。
このあたりは、いったいどんな感じがするか、
と、たずねたらば。
しばらくニコニコ考えて、
「妹のことです。
練習してると、よく、うしろで妹がテレビを見てるんですが(?)、
たまに、テレビの音を下げて、
「おねえちゃん、できるよ、できるよ、
がんばって」と、応援してくれるんです。
特に、つっかえてしまう部分があると、そうやって、
励ましてくれます。
そういう妹が、浮かんでくるような、パートです」
と、話してくれました。
練習中に、うしろでだれかがテレビを見ているなんて、
ちょっとびっくりしましたが、
そうやって、励まし合って生活しているんだ、
いいなぁ!と思いました。
そういえば、彼女のおとうさんも、
とっても、やさしくて、
娘が、いい点とっても、悪い点とっても、
いつも、励ましているのを、私は見たことがあります。
というわけで、
私は、授業をしていて、
苦労することもありますが、
こういう「おまけ」をもらえることも、あるのです。
ほおが、ほころぶのです。
そして、授業を終えて、帰り道。
電車の中で、
5才くらいの男の子が、ケラケラと、
よく笑っていました。
ながめているだけで、
自然に、こっちも顔が、笑ってしまいます。
よく見ていると、
10才くらい年上の、おねえちゃんと一緒に、
なにか、おもしろい話をしているのです。
それが、
人を、からかうような笑いではなくて、
おなかが、自然と笑ってしまうような、笑い。
いったいなんの話なのか、
いつまでたっても、おもしろくって、しかたない、と、
そんな感じです。
あぁ、そういう笑いは、久しぶりだなぁ、
子どもが笑う声っていいなぁ、
と、思いました。
そして、
そういえば、小さいころは、私も、
しょっちゅう、弟を笑わせて、
一緒に、楽しんでたっけ、と
なつかしく思い出しました。
きのうの、かわいらしい話、みっつ、でした。
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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