2017年5月5日金曜日

学芸会を見にいく、親


うちの娘が、小学校のころ、
学芸会や、合唱のもよおしがあると、
私はよろこんで、見に行きました。

ふだんの、うちの子が、
お仲間と一緒に、なにかを、披露してくれる。
いったい、何を準備したのかしら。
いったい、何ができるようになったのかしら。

ワクワク、うれしくて、
しかたありませんでした。
うちの子は、どこにいるのか、なんて、
目は、そちらばかりを捜しています。
よその子のことなんて、
ぜんぜん、目に入ってきません。

まわりの、よその親御さんたちだって、
みんな、そんな感じで、興奮しています。
みなさん、うれしそう!

と、
なぜ、そんなことを書くかというと。

きのう、
次女が、テレビに出ていたのです。
討論会を、まわりで見ている「聴衆」の中に、
娘が、はいっていたのです。

それを見るのが、なんだか、
とてもうれしかったです。
そして、
なんだか、これは、
学芸会を見にいって楽しかったのと、同じだなぁ、
と、思いました。
本人は、もう大きな学生なのですが。


100人くらいいる、聴衆の中で、
私は、すぐに、「あ、ここにいる」と
わかってしまいました。
やっぱり、親ばかというか、
本能、なのかもしれません。

たまに、ちょこっとだけ写る娘が見られて、
私は、もう、うれしくて、しかたありませんでした。

学芸会なら、芸をやってくれますが、
きのうのは、その芸さえもなく、
ただ、じっと、だまって、すわっているだけです。
ほかの方が見たら、ぜんぜん、おもしろみも、意味もないものです。

なのに、です。


そして、
私は、父のことを思い出しました。

父が撮ってくれた、白黒の写真をみていると、
学芸会や、運動会のが、けっこうあります。

運動会なら、遠く、小さく見えるだけ。
学芸会ですと、暗いから、あまりよくは、見えません。
でも、たぶん、
そのときの、父も、
きっと、うれしくってたまらなかっただろうと思います。
がんばって、たくさん写真をとってくれたんだろうと、思います。

あのころは、ぜんぜん、気づいていなかったですけれど。


さて、
その、テレビ討論会というのは、
大統領選挙の決戦について、でした。
決戦投票は、あさってです。
さて、どうなるでしょうか。

それでは、みなさん、
よい、週末を。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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