2016年7月31日日曜日

島流しにあったような、気分



今、イタリアの、小さな島、エルバ島というところに、家族で、来ています。

大学生の娘2人も、一緒です。

とはいえ、
街が好きな人、
静けさが好きな人、
暑いのが好きな人、
暑いのが苦手な人、
などなど、

4人の希望は、まちまちです。
みんながそれぞれ、満足するように、
ここを選びました。

私には、ちょっと、暑すぎです。
蚊もいるし。

ですので、もっぱら、海岸に出ています。

ここに来る前に、フィレンツェに少しばかり、滞在しました。
すてきなことは、いっぱいだし、
食事も、おいしい。


それにしても、夏に、街を観光するのは、あまり、いいアイディアとは、思いません。
ともかく、観光客の方が、多すぎて、
(スミマセン、私も、観光客なのですが)ステキなものと、対話したくても、
ものすごく、集中力が必要です。

でも、上の、有名な絵は、集中力がなくても、見ていて、かなり、うれしくなりました。
貨物船の旅から、帰ってきた私は、すっかり、海の魅力にとりつかれています。
絵を見るのも、やはり、海に、目がいってしまいます。
たしかに、こういう色の、海は、あります。まさに、そうです。


ここの海水浴場は、波がなく、どちらかというと、湖のようです。
静かです。

ちょっぴり残念です。
波の音、波にゆられること、
波をながめること、を、
楽しみにしていたのですが。

そのかわり、と言ってはなんですが、
水が、とても透明です。

水泳ゴーグルをつけて、泳いでいたら、
手のひらくらいの、小さな魚が、少しばかり見つかりました!

きれいなこと。
しっぽの方に、黒いたてじまが、あって、
とってもおしゃれです。

しばらく、いっしょに、泳いでみたのですが、それが、とても楽しい。
ただ、
あたりまえですが、
私は、息つぎをしなくてはならないのです。
その必要がなかったら、もっともっと、深くまで、ついていくのに。

海底を見ると、
ぼうぼうと、イネ科の草のような、海藻が、たくさんはえています。
海底は、思ったよりも、でこぼこしていて、
じつに、いい景色でした。

今。海のとりこになっていますので、
海べで読む本は、
「海底2万マイル」。


むし暑くて、日差しの強い、島の風土は、久しぶり。
日本の海水浴を、思い出します。

日本の磯料理があったら、いいのにな、と、ちょっぴり、ないものねだりをしたくなります。

みなさん、この島には、休養に来てらっしゃるようです。
みなさん、海べでのんびりしてらっしゃいます。
私には、ちょっと、静かすぎるというか、静かな海べをながめていても、
船の旅とくらべてしまいます。
船に乗って、どこかに行きたくなります。

ちょっぴり、島流しにあったような気分です。

きょうも、おつきあいくださって、どうもありがとうございました。

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