2020年11月24日火曜日

出所した、あかつきには


リモートで仕事をして、
朝市と、スーパーで食べ物の買い物をして、
毎日を、すごしています。

その単調なこと!

画像を通して、
話をしたりしますから、まだいいものの、
仕事がなかったら、
買い物くらいしか、
本物の人間と、話すことしか、なくなります。

日曜日は、
モクモクと、庭仕事。
枯葉を掃除しました。

朝市では、
枯葉の残っている桜の木に、
花が咲いていました。
こういうことは、たまにあるのです。
今年は、
とてもよく咲いていました。

うしろに、イワシ雲、
そして桜の花。

なんだか、
私の頭にとっては、
ありえないことです。
ナポレオンが、自分の辞書には、どうの、こうの、
と言ったそうですが、
私の頭には、
この、寂しそうな空と、
桜の花のコンビは、ない、です。

今、
いつで、
どこにいるのか、よくわからなくなります。


以前は、
土曜日の夜は、いつもだいたい、
レストランで、かんたんに夕食を済ませていました。

ところが、今、
レストランは、全部閉まっています。
レストランで食事をしないこと、
かれこれ、9ヶ月になります。

たまに、ハンバーガーを買って、
湖のほとりで食したくらいです。

ですが、今、
出前を頼むことは、できるのです。
さっそく、私も、試してみようかしら、と
思いました。
調べると、だいたいファーストフードばかりです。
私の、行きつけのお店は、
ほぼ完全に、閉まっています。

一つだけ、なじみのお店が、開いていました。
「餃子館」です。
手作りの、中国的餃子。
中国人の家族みんなで、
やっている、小さなお店です。
近くですから、取りに行けます。

さっそく、電話をして、
持ち帰りを、頼みました。
10分後、お店まで行きました。
おじさん、おばさんに、
9ヶ月ぶりに会えて、うれしかったです。

静かすぎて、困っている、
ということです。
そうでしょう、そうでしょう、
大変ですよね。
また、来ます。

そして、
おいしい、ピリ辛サラダと、
焼き餃子を、家で、食しました。

















デザートは、
昔風のタルトを売っている、
いつもの、お菓子屋さんのもの。
お店の電気は、消えていたのですが、
私が、きょうは、何があるかなと、
外からウインドーをジロジロ見ていましたら、
おばさんが、電気をつけたのです。

そうしたら、
もう、買うしかありません。
素通りできません。
迷っているヒマはないです。
中に入りました。

ふだんは、
リンとした、無口なマダムです。
でも、いつもより、ちょっと、
「来てくれて、うれしい」という感じで、
むかえてくれました。
気のせいかもしれません。

いつものとおり、
ヒモで包みをくくって、渡してくれました。

きょうは、
久しぶりに、レストランに行ったような、気分。
デザート付きの、夕食!





きょうは、日本では、
勤労感謝の日だそうです。

もう、何十年も、この季節に日本へ行っていませんから、
この日は、何をするのかな、と、
いろいろ、想像してしまいます。

遠い昔、
昭和時代には、
花の植木鉢を持って、
警察署と、電信電話公社に、
ねぎらいのごアイサツに、まわった思い出があります。

2〜3人の、生徒と、
1人の先生と。

もし、
私が、働いていて、
小さなこどもたちが、お花を持って、
訪ねてきてくれて
「働いてくれて、ありがとうございます」なんて、
言ってくれたら、
かわいいなぁ、と
うれしく思う、と思います。

お花を持って行った私も、
うれしかった気持ちが、ぼんやり残っています。
きっと、
みなさん、喜んでくれたからだと思います。

私は、といえば、
きょうは、勤労感謝なのだから、
少しは、ゆっくりしよう、と思っていましたが、
ダラダラと、
仕事の、
報告、連絡などをしているうちに、
日が暮れてきてしまいました。

散歩に行きましたら、
ロワール川では、あいかわらず、
カラス君や、
かも君たちが、元気に、暮らしていました。



これから、
送られてきた、ダンスレッスンの動画を使って、
練習する予定です。

先生や、お仲間に会えないのは、
ホントに、つまらないです。
しかたないので、
ステップをよく覚えて、
レベルアップしたいと考えているのですが。
一人で練習するのは、
なかなか、雰囲気が盛り上がりません。

早く、再開しますように、と、祈りながら、
プリズナーの気持ちで、
筋肉をきたえることにします。

「出所したら、へなへな」では困りますから。
出所したら、
イキのいい魚のように、
ガンガン踊れたらいいと思います。

きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。






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2020年11月20日金曜日

サンタクロース、出動はじめ

ご存知のとおり、フランスのお店は、ロックダウン中です。
例外は、
生活に、必要なもの、
「第一必需品」を売るお店だけ。

ふだんは、
朝市だの、レアル(市場)ばかりに行っていたので、
気がつかなかったのですが、
きのう、商店街のある道を通りましたことろ。

まぁ、
その淋しさといったら、ありません。
洋服のブティックは、かわいそうに、
閉まっています。

「第一必需品」かどうか知りませんが、
チョコレート屋さんは、開いています。

あとは、
パン屋さん、
眼鏡屋さん、
ワイン屋さん、
タバコ屋さん、
金物屋さん、など。

マスクを作れるからでしょうか、
生地屋さんも。










 




私は、
前から欲しいと願っていたものがあります。
アイルランド製の、
軽い、ポヤポヤのモヘアの、織物です。

膝掛け、だそうです。
よく、ソファのはしに、
置いてあるような、ものです。

私は、肩掛けに、使いたいのです。
赤い色、黄緑色、が、
じょうずに、織られています。
軽くて、透き通って見えそうですが、
とても、暖かいにちがいありません。

そのお店を通るたびに、
「いいな」と思っていたのです。
何年も前から。

ウインドーから、それを見ていますと、
この、寂しい商店街なのに、
お店は、やっている、ということがわかります。
理由は、
中では、スコッチウイスキーだの、
イギリスのお茶を売っているからです。

















さっそく、中へ入って、
おたずねすれば、

「これは、生活必需品ではないので、
売ることはできません」
ということです。
そういえば、セーターや、
マフラーの棚には、立ち入り禁止のテープが、
かかっています。

でも、そのあとが、おもしろいのです。

インターネット経由で、買えます。
あと、もし良ければ、袋に入れて、
用意しますから、
いったん店の外に出てください。

そして、
もう一度入って、支払いをしてくだされば、
この袋を、お渡しします。
ヘンなハナシなんですけどね。

ということです。
法律で、クリック&コレクト、という、
やり方なら、許されている、あれです。

なるほど、そうなんですね!

地元の人を応援したい気持ちも混ざって、
さっそく、
そうさせてもらいます。

それでは、と、
ちょっと遠く離れて、
2サイズある、その織物を、
広げて、見せてもらいます。
触ってはいけないのかもしれませんが、
ちょこっと、
となりの、色違いのを、見られてない時に、
触ってしまいます。

柔らかくて、いい感じです!

はい、それでは、
今、お金を持ってきますので、
このサイズのを、ください。
そして、
「クリスマスプレゼント用の、包みにしてくださいね」

と、
お願いします。

そうなのです、
これは、サンタクロースに、
おねだりすることにするのです。




 












それは、
いつも、夫が、
クリスマスや、お誕生日のプレゼントに、
私に何を選ぶか、と、
頭を悩ませているのです。

ですので、
何かいいものがあったら、
私が、手配します。

クリスマスになって、
この包みを開けることになったら、
この、ポヤポヤの、軽いモヘアを、
ごひろう、できます。
その時が、楽しみです。

サンタクロースも、
仕事を一つ、終えました。
そういえば、
今月、11月は、
サラリーマンにとっては、
ボーナスが出る月です。

ですので、
今では、ブラックフライデーというのも、
流行っています。
今年は、どうなるのか。
お店の方々にとっては、
かき入れどきなのですから、
もし、お店が開けられないとなったら、
気の毒なことったら、ありません。

私は、フランスでは、たぶん、
ちょっと遅れたブラックフライデーが、
できるのではないか、と思います。


















このごろ、とても暖かかったですが、
きょうは、だいぶ、寒くなりました。
クリスマスに向けて、シンビジウムも、花の準備をしています。

みなさん、季節の変わり目、お元気でおすごしください。
読んでくださって、どうもありがとうございました。


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2020年11月15日日曜日

なんてすごい国民だろう!



きのう、日本のテレビを見ていて、
感激して、拍手をしてしまいました。

東京の地下鉄のことです。

東京の地下鉄は、時刻表との誤差が、
0.30秒以下なのだそうです。
世界一の、正確さだということですが、
そりゃ、そうです!

パリのメトロは、
時刻表がない、ときいています。
前と、後ろにいる車両とのバランスで、
適当に、走らせているのだと思います。
(「適当」に、というのは、
「適切」という、いい意味で)


どうやったら、1秒以下の狂いだけで、
走らせることができるのか、
東西線の運転手さんの、仕事ぶりを、
テレビで、見ることができました。

そりゃ、もう、感激です。
職人さんかたぎの、熱心さで、
走らせているのです。
そのために、9ヶ月もの訓練を受けて。

それにしても、
運転手さんの、
時刻表が、秒単位だなんて。

私のよく知っている、あの東西線。
スピードの上げ方も、
スピードの落とし方も、私も、体で知っています。
スピードを感じるだけで、
本を読んでいたって、
「あ、次は、高田馬場だな」と、わかるくらい、
よく知っている地下鉄。

なつかしいのと、
かげに、そんな努力があったんだ、と、いう感激と、で、
すっかり、うれしくなってしまいました。



そんなことを考えながら、
ここ、フランスで生活していて、
その、なんとなく呑気なやり方とを、比べてしまいます。

私は、
「秒刻みの時刻表」のような、シャープな正確さが、
ちょっぴり身についてしまっていますから、
フランスで仕事をしていて、
みなさんと、テンポが合わない時があります。

仕事をする上では、
まぁ、だいたい、
締め切りに合わせる、とか、
時間を守る、ということは、
気に入られていると思いますが、

でも、
仕事相手の、生徒さんなどは、
キリキリしてしまって、
苦笑しているのかもしれません。

いずれにしても、フランスに来て、
この地方の、みなさんの呑気さ、
やさしさ、みたいなのに、
ものすごく助けられてきた、というのも、
事実です。


きのうは、
フランスのあるところで、
300人も集まった、かくれたパーティが発覚しました。
今、パーティを開くことは、
禁止されているのですが。

その中に、ウイルスを持った人が一人いたそうです。
というので、
パーティに参加した人に、テストをするように、と、
呼びかけているそうです。

「そんなこと、しちゃいけませんよ」と
叱る前に、
まずは、
「テストに行くように」と、呼びかける。

まぁ、
それについて、非難している人もいるのでしょうが、
どちらかというと、ニュースでは、
ウイルスをくい止める、方に、注意がいっています。

なんだか、
これも、やさしいなぁ、という気がします。



ところで、わが家では、
今、ビワの花が、満開です。
いい香りです!
桜餅のような、香りです。

このまま、この花がぜんぶ実になったら、
ものすごい量になります。
さぁ、
どうなるでしょうか?
来年の夏までの、お楽しみです。

来年の夏になったら、
もう、このマスク生活も、終わるのではないかと、
思います。

だと、いいです。

きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。







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2020年11月12日木曜日

今回のロックダウンは、ゆるゆる

我が家では、大人気です。
日本にある、「ムーンライトビスケット」と、そっくりの、
ビスケットの箱入りです。

その、大きな箱から、何枚も、何枚も、
つまんで食していますと。

その箱のフタのうらがわには、昔の、そのお店の絵が、
描いてあります。
それが、なんと、
あの、お店そのものなのです!

私は、目がさめたら車が止まって、
とつぜん、そのお店に入りましたので、
大きなおみやげ屋さんだと、思っていました。
ところが、
この絵は、私が見たものと、同じです。
うしろは、その、大きなビスケット工場なのだと、
わかりました。













まぁ、安くておいしい、
すごい、ビスケット屋さんです。
マドレーヌも売っています。
ノルマンディー地方の特産の、バターがたっぷりです。
ですが、このお店は、
あまり有名でもなく、
ほかの地方で、ここのお菓子が手に入るとは思えません。

地図で見れば、まぁ、シェルブールのそば、
あの北の方の、
訪れる人も、少ないかもしれない、
行きにくいところです。

私も、まぁ、
そんな遠くまでよく行ったものだ、と思いながら、
このおみやげのビスケットを、
ますます、おいしく感じました。






 








このあたりは、
ずいぶん秋らしく、木の葉の色も、変わってきています。
でも、ずいぶん暖かいです。

今回のロックダウンは、
前回のとくらべて、ずっとゆるやかな感じがします。

それは、第一に、
学校が、開業しているからです。
子どもたちが、外を歩いています。
その声が、聞こえてくるというのが、
前回とちがうのです。

送り迎えの、親御さんの車の音、
マスクをつけた、中学生が、集まって歩く声、
いろんな声が聞こえてきて、
ずっと、「普通」な雰囲気になっています。

外に出るときは、かならず、
証明書を持っていないといけません。
前回は、忘れたことなんて、なかったのに、
今回は、すぐ忘れそうになります。
一度は、車でずいぶん遠くまで行って、
忘れたことに気づいて、
Uターンして、帰ってきました。

あぶない、アブナイ!

罰金の心配もそうですが、
ウイルスに対して、
気持ちが、ゆるんでいること、まちがいありません。


















それに、
あの、ワクチンの朗報!
なんだか、希望が出てきました。
このワクチンがうまくいけば、いずれは、
なんとかなるでしょう。
遅かれ早かれ、トンネルから出られます。

そのニュースも、手伝って、
いよいよ、
気がゆるんできます。

とはいうものの、
フランスの、今の現実は、まだまだ大変です。

今夜は、また何か、新しい規則が、
発表されそうな気配です。
もしかすると、高校(リセ)が、閉鎖されるかもしれません。
授業は、オンラインオンリーになるのかもしれないのです。


















このトンネルから出られる、という見通しが、
見えてきて、
私は、うれしいのと、残念なのが、半々でした。

病気がなくなるのは、うれしいですし、
趣味のスポーツ、ダンスを再開できるのは、
ものすごく、うれしい。

けれども、
家で仕事をする、というのも、
なかなかいいものです。
私は、それがなくなるのは、ちょっぴり
残念だと思いました。

家で、レッスンをしていますと、
夕方、暗くなって、
明かりを、つけなくてはならなくなる時。
あたりには、
日が暮れる、空のグラドュエーションが、
よく見えてきます。
そして、
窓の外には、隣のお家の、明かりが、
格子の窓から、見えます。

私は、その時間が、好きなのです!

なぜだかわかりませんが、
その時間に、家にいられるのが、
ものすごく、幸せです。

今、
それを、味わっています。
この先、定年退職したら、
また、この時間を、たっぷり味わえるのだな、と
これまた、
うれしい見通しだ、と思いました。
















ところで、このあいだ、
久しぶりに市場(レアル)で、チーズを買いましたら、
ちょっと、びっくりしたことがありました。

こんなに、たくさんの、
山羊チーズ、羊チーズがあるなんて!
それも、
値札には、動物の顔の写真がはってあって、
だれにでも、
牛なのか、山羊なのか、羊なのか、
わかるようになっています。
今まで、こんなのは、見たこともありませんでした。

これは、たぶん、
牛乳アレルギーの人が、多くなったせいでは
ないかと、思います。
じっさい、
私のまわりにも、「牛乳アウト!」の人が多くて、
かなり、困っているのです。

大好きな、
たとえば、

ティラミス、
ベシャメルソース、
シュークリーム、
プリン、
などを、メニューに織りこめません。

お招きに行きますと、
やはり、チーズのお皿には、
このごろでは、
山羊のや、羊のが、多いです。
私も、山羊、羊のチーズが大好きなので、
それはそれで、大歓迎なのですが。


















リモートワークになったり、
牛ミルクなしの、お料理になったり、
今、
世の中が、うつり変わっているな、と、
思ったりしました。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。






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2020年11月9日月曜日

ロックダウンで、新生活

ロックダウン第2章にはいって、
1週間がたちました。

新しい生活は、なかなか、のものです。
まずは、
仕事のしかたが、変わりました。
それにも、ようやく慣れてきました。
エンジョイできるくらいに、なってきました。

それに、
上司も、1回目のロックダウンの時より、
慣れてきて、
落ち着いているようです。
ですので、私も、やりやすいです!








 











ところで、先ほど、カメラの使い方をまちがえて、
とっておいた、お花の写真などを、なくしてしまいました。
残念ですが、
しかたありません。
そのかわり(?)
このあいだ、シェルブールに行った時の、
潜水艦の中の、様子を、アップします。

↑これが、
士官のメスルーム(食堂)です。
ひと昔前の雰囲気の、テーブルです。
なんだか、40年前のパリの空港を、思い出してしまいました。
ご存知の方もあるかと思いますが、
その当時の、シャルルドゴール空港は、
こんな感じの、未来的な内装だったのです。

そういえば、この潜水艦も、
同じ時代のものです。

なるほど、なるほど、
と、思いながら、見学して回りました。

















ところで、
今年のクリスマスは、どうなるのか、
というのが、少し心配になってきます。

遠い地方にいる家族の人たちは、
もどってこられるのか、どうか。
もしかすると、
ダメかもしれません。

ですから、今、このごろは、
「クリスマスに会えるといいね」と言って、
お別れすることもあります。
もしかすると、
さみしい、クリスマスになってしまうかもしれません。

ほんとうに、
戦争の時のようです。

そして、
いつも以上に、人なつっこい気持ちが
出たりします。
あぁ、あの人に、話そう、とか、
クリスマスには、これこれを気に入ってもらえるかしら、
とか、
いろいろ、考えが浮かびます。















また、リモートワークになりました。
今回は、ちょっと形式が変わったので、
いつも使わない機材を、出してきます。
それを置くのに、
ちょっとした、台のような、棚のようなものが、
必要、となります。

それで、
きのうは、工作をしました。
家具を作るのは、私の趣味の一つです。
自分で作れない、タンスだとか、テーブルは、
デザインして、
職人さんに、作ってもらいます。
これも、楽しい作業です。

きのうの始めたのは、カンタンですので、
私にも、作れるはずです。
古い木の板を、のこぎりで切って、
表面を、削っていきます。

木のいい香りがします。
表面は、古くて黒ずんでいますが、
削ると、中から、バームクーヘンのような、
きれいな、やらかい色の肌が、出てきます。
ヤスリでこすれば、
だんだん、すべすべした、
柔らかい手ざわりになります。

すっかり、お風呂から出たばかり、
という、きれいな木の肌になります。


 













しあげに、松ヤニの、いい香りのするワックスをぬる。
すると、
もう、一人前の、板になります。
あとは、金具をつけて、
組み合わせれば、できあがりです。

これを使って、
また、仕事ができるのが、楽しみです。

木の、木目を見る、というのは、
日本のみなさんは、あまり気になさらないでしょうけれど、
ヨーロッパにいると、
石や、ペンキ塗りの木が多いです。
ですから、
木目を見たい、と、体がリクエストしてくるのです。

そういえば、
昔、家では、
ごろりとすれば、天井の木目が見えたのです。
いつも、見えていたのです。

パソコンや、
カメラ、マイクなど、
かたい機材の中で、
やらかい木目の肌が、少し、やわらげてくれるだろうと、
思います。


















今日も、読んでくださって、どうもありがとうございました。





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2020年11月3日火曜日

ロックダウン生活、第2章


 フランスの北の方に旅をして、
そのことを、書きたいと思っていましたら、
また、ロックダウン生活に、入ってしまいました。
第2章の始まり。

上の写真は、
その、シェルブールで、潜水艦の中を見学した時のものです。
操縦室の景色です。
それが、
今の、気持ちです。

また、家で、
電話や、パソコンや、ウェブカムを使って、
仕事をすることになりました。
今回は、ちょっと新しいやり方をするように、
上司から、指示が出ました。
今、その準備をしています。

潜水艦だか、
宇宙ステーションだか、
そういうカプセルに入って、
ボタンを押したり、
スクリーンに向かって、しゃべったりしている、
そんな気分です。

少しくらいなら、こういうのも、おもしろいと言えますが、
ほんとうのことを言いますと、
もう、そろそろ、
そういうカプセルから出たい、です。
















さて、
シェルブールから、帰ってくるとき、
車の中で、うとうとしていましたら、
友人からおしえてもらった、おもしろい店に、
着きました。

うす暗い、雨の空のノルマンディー。
田舎で、あたり一面、草木しかない景色の中に、
とつぜん、
古めかしいお店があります。
いくつもの民家があるのかと思いました。
うとうとしていたので、
自分が、今、どこにいるのかも、
よくわからないまま、
あわてて、その家の中に入ってしまいます。

















傘を閉じて、
雨をはらって、入った、あたたかいお店の中は、
いくつものお店があると思っていたら、
中は、全部、通じていて、
一つの、大きなお店なのでした。

それは、
まるで、昔のおばあちゃんちみたいです。
やらかい色のランプの灯りの中に、
まぁ、いろんなものが、あふれています。

お菓子、
お菓子の材料、
アメ玉、
キャラメル、
ビスケット、
マドレーヌ、
イワシの缶詰、
スープ、
せともの、
お茶の、ものすごい数の種類、
などなど、

品物が、
ごったがえしした家の中のように、
あふれています。
まぁ、すごいお店です。
それに、
「3密」がそろっているのに、みなさん、平気で、
買いまくっていらっしゃいます。

まるで、
団体のバスが、何台も着いた、
お土産やさんのようです。

でも、バスなど、どこにもないのですが、
どの人も、
まぁ、すごい勢いで、買っています。
私も、つい、買いたくなります。
















どこからどこまで、ぜんぶ、ジロジロ見て、
まぁ、その楽しいこと。
日本からのものまであります。
柚子の調味料、リキュール。

ステキだと思ったのは、
スミレの花のシリーズです。
砂糖漬け、
リキュール、
スミレ味のお塩、
チョコレート、
なんでも、スミレ味!

すごいです!

そして、
私はなんと、いちごの香りのする
石鹸を買ってしまいました。
北の地方ノルマンディーで、
南フランスの特産品を買ってしまいました。

ですが、
その、いちごの香りは、
遠い昔、昭和時代に、
ちり紙の、ほんのりした香りや、
いちごの形をした石鹸の香りと、
よく似ているのです。


そんな、
いかにも人工香料っぽいのが、
とてもなつかしく、思えました。

家で使って見ましたら、
手にやさしい、いい石鹸でした。
















そこは、
古くからある、ビスケット屋さんだということが、
しばらくして、
わかりました。
奥から、できたての、
ビスケットやら、
マドレーヌを、運んでくる職人さんが、
見えました。

大きな袋、一袋いくら、というマドレーヌがありましたので、
手に取ってみました。

1キロ入りです。
それに、
ものすごく安いのです。
その、
ざっくばらんな売り方なのが、
気に入って、買いました。


あとで、
口に入れてみると、
そのマドレーヌは、小型で、
まぁ、
バターがふんだんで、おいしいです。

小型というのは、強みです。
すぐ、また、手がのびてしまいます。
いくつ、食べても、
また、食べたくなります。

いい加減、
これ以上食べるのは、やめておこう、と、
ブレーキをかけなくてはならない、
ちょっと、
こにくらしい、マドレーヌでした。
















それにしても、
すごいお店でした。
楽しくて、
お菓子だの、
お茶だの、
クリスマスカレンダーだの、

たくさんのものを買って、
帰りました。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。



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2020年10月30日金曜日

またまた、ロックダウン

また、ロックダウンになるだろう、という気配は、
ありましたので、
びっくりもしませんでしたが、
とうとう、あしたから、また、フランスは、
ロックダウン!

学校は、そのまま続けられるということです。
私のつとめる、音楽院は、
学校なのか、なんなのか、よくわかりませんので、
ただいま、指示を待っているところです。

前回、
オンライン講座で、続けられましたので、
オンラインになっても、
そうでなくても、私は、どちらでもいいです。


それにしても、かわいそうなのは、
それで店じまいをしなくてはならない人たちです。
まったく、
アンラッキーなことです。
2000年に一度に起こるくらいのアンラッキーだ、と
「不運」を研究している人が、
言っていました。
これは、
「白髪三千丈」なんていう、オーバーな例えではありません。
リスクを研究している、保険会社の学者が、
言っていたのです。




 







さて、
用事があって、数日間、ノルマンディー地方に行っていました。
シェルブールというところです。

と、言うと、必ず、決まって、
「傘?」
と言う絵文字をもらったり、
そいうような、言葉をいただきます。
それほど、フランスでも、
「シェルブールの雨傘」という映画は、有名なようです。

ほんとうに、雨はよく降っていました。
たまに、晴れ間がありますが、
晴れていないときは、たいてい、雨でした。

海べに行くと、
携帯電話は、もう、イギリス扱いです。
ジャージー島だかなんだか、
イギリス領の島が、すぐそこに見えています。
「イギリスにようこそ」と、
携帯電話が、勝手に言ってきて、
料金は、これこれです、という説明が入ってきます。

でも、
ここは、フランスなのです。
そういえば、
ここは、貨物船に乗って、何回か通りましたが、
そのときも、
やっぱり、携帯電話は、
右は、イギリス、
左はフランス、と、狭い海峡ですから、
「イギリスへようこそ」
「フランスへようこそ」などと、あちこち
変わってばかりいたのを、思い出しました。

















久しぶりの海は、ステキでした。
こうして、風の強い海べで、
思いっきり、空気を吸うのは、気持ちいいです。
マスクなしで、です。

風がとても強かったのと、
海流が、ややこしい場所なのとで、
波も、しぶきも、ダイナミックでした。
すぐに、メガネは、しぶきにやられました。
目の前が、見えなくなりました。
カメラも、レンズがやられそうでしたので、
しばらくして、しまいました。

























もう一つの楽しみは、
海の幸です。
帆立貝を、魚屋さんに、さしみに準備してもらって、
それで、
夫が、カルパチオを作ってくれました。

ほんのちょっと冷凍して、
薄切りしやすくして、
あとは、レモンと、
オリーブ油と、お醤油を、かける。

ネットで調べたのでしょうか、
とってもじょうずに、作ってくれました。

それから、
夕ご飯には、大きな、
伊勢海老を、魚屋さんにゆでてもらいました。
この近くでとれたものなんですけれど、
私は、
なんだか、かわいそうで、
食する気も、
料理する気にも、なれないのです。

でも、
やっぱり、テーブルにならぶと、
食指が動きました。

























また、続きを書きたいと思います。

ここまで、読んでくださって、
どうもありがとうございました。




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