2020年3月3日火曜日

ウイルスのリスク



きのうも、きょうも、
雨と風が、強いです。
たまに、晴れにもなります。かなり明るいです。

そういう時は、外に出て、
買い物をすませたりします。
外へでると、
いつもとちがって、風がふいていて、
空気がおいしい。
日ざしが、まぶしい。
まるで海辺にいるようです。

ところで、おとといは、
ウイルスのせいで、パーティーに行かれなくなりました。
がっかりです。

別に、行ってもよかったのです。
けれど、まず、
「うつるかもしれないから、人ごみに出ない」、という考えが、
浮かびました。
そうなると、もう、
楽しいパーティーも、そわそわして、気がかりで、
ちっとも楽しくないような気がします。

それから、
その日にかぎって、春独特の、花粉アレルギーのように、
なりました。
ティシューを手からはなせない。
そんなので、出席したら、他の人が心配するかもしれない、と
思いました。
むだに、心配させては、申しわけない。

もし、マスクなどをしたら、
ギョッとされると思います。
フランスでは、めったにマスクをしませんから、
そういう出で立ちで、出席したら、
私のまわりには、人がいなくなると思います。
きっと、ウイルス保持者と、まちがわれます。

それで、
2メートル半径くらいの、空間ができるのではないか。
マスクなしで、ティシューだけでも、
1メートル半径くらいの、穴があくのではないか。

そんなことを、考えているうちに、
行かない方がいい、という考えに、かたよりました。
あぁ、つまらない。
せっかく楽しみにしていたのに!

私が、うつされるかもしれない、という心配と、
まわりの人が、私にうつされる、
とムダに心配してしまうかもしれない、という心配。

2種類の心配をして、
結果、私は楽しみをのがしてしまいました。
うつされてしまうかもしれないので、行けませんとは言いづらかったので、
まわりの人にムダな心配をかけるのがおっくうですので、欠席します、と
いう私のメッセージに、

いただいたお返事は、
ひたすら、私の具合を心配してくださり、
またこの次に。どうぞ、お大事にしてください、ということでした。

かなり、がっかりの土曜日でした。
パーティのあとも、みなさんお元気そうなのを見て、
やっぱり、行けばよかった、と、ちょっぴり思います。
でも、やっぱり、行かない方がよかったかもしれません。
わかりません。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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2020年2月28日金曜日

がらんがらんの、パリ


おひさしぶりです。

先週、一泊で、ぶらっとパリに出かけました。
バカンスです。
特に、目的はないのです。
が、
私は東京生まれの、東京育ちです。
たまに、都会が恋しくなります。

行く前に、夫が、
中華料理を食べに行ったら、中国人旅行者が多いかもしれないから、
やめた方がいい、と
言いました。
日本食のお店だって、あぶない、と言います。
ウイルスのせいです。

私は、日本食を食べに行こうと決めていましたので、
残念に思いました。
それに、ルーブル美術館だって、
今では、中国の人がとても多いそうですから、
これも、あぶないのかもしれないと思いました。


さて、
どこに、行きたいのか、と、
自分にたずねても、「ただぶらぶらする」という返事が
かえってくるだけです。
なるほど、
一人で、ぶらぶらするというのは、
けっこうな、ぜいたくです。

予定も立てずに、
時計も気にせず、
勝手に、立ち止まり、
ふらっと、カフェに立ち寄る。

付きそいの人に、気に入ってもらえるかどうか、
失敗か成功か、という気遣いも、いりません。
もし、つまらなければ、自己責任です。
それに、だいたい、
どういうわけか、
こうして、ぶらぶらしていると、
「つまらない」ということが、めったにない。
いつも、満足です。

マロンショー(焼き栗)を買って、ポケットにつっこむ。


2日のあいだ、何をしたかと言いますと、
お宿で、お茶。
ぶらぶらとサンジェルマンデプレを歩く。
オペラ座のそばで、日本食。
ジーンズを2本買う。(こういうワイドパンツは、わが町では手に入りません)
オペラ座の前にすわって、街頭で歌ってる人をきく。
とても、楽しい。
焼き栗を買う。
とびきり職人っぽいお店で、ケーキを買う。
夜は、近所の中華で、さっぱりラーメン。
読書。
きょうは、メトロに乗らないで、ひたすら歩く。10キロくらい。

次の日、
モンマルトル丘に、お参り。久しぶり。
昔、一緒にここへ来た人たちのことを、思い出す。
なかには、もう、いなくなっている人もいます。
オペラ座のそばで、また、ラーメン。
午後は、ミンヌ鉱石博物館ですごす。
美しい!





結論から言いますと。
パリは、観光客が、ほとんどいませんでした。
パリジャンは、バカンスで、あまりいませんでした。
静かでした。

なにが、一番こころに残ったかと言いますと。
鉱物、水晶、隕石を見る楽しさ。
そして、
ケーキ。
ケーキは、いつもあまり食さないのですが、
パリの職人さんの仕事ぶりを見ると、
やはり、味をみてみたくなります。
そして、
帰りの電車に乗る前に、
日本人のケーキ職人のお店で、
抹茶エクレアを買いました。
すばらしいバランスの味でした。

そこで、家におみやげも、買いました。
楽しい散策でした。


きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。
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2019年6月25日火曜日

日本人の才能と、ちから



6月も、終わりに近づいています。
ここフランス、ロワール沿いでは、
あと、いく日かで、
ものすごい暑さが、くるということです。

それが、
38度とか、39度とか。
サハラ砂漠から、あつい風がふいてくるのかもしれません。

暑さが苦手だから、ここに住みついたはずなのに、
このごろでは、
このあたりが、フランスで一番あつくなったりします。

どうしよう、
住む場所を、考えなおさなくては、
と、思います。



ところで、
日本のテレビを、フランスでも見られるようになりました。
私が楽しみに見ているのは、
大河ドラマ「いだてん」です。

オープニングを見たときから、
これは、ただものじゃないな、という感じがしていました。
見てみますと、それが、それが、
まぁ、すばらしい。

このすばらしさ、
言葉に、書けるかしら?

あまりに感動して、
私は、次の日、再放送をまた、見ることもあります。
細かいところまで、
まぁ、よくできているドラマです。
さら、っとみただけでは、
もったいないのです。

脚本が、おもしろい。
おはなしが、よく組み立てられて、おもしろい。
平面パズルと、立体パズルくらいの差があります。

俳優さん、それぞれの持ち味がよく出ている。
それぞれ、熱演。
言葉ひとつ、どれとっても、ムダがない。

深い。
やさしい。
おもしろおかしい。

こんなステキなドラマは、なかなか見たことがありません。

ビデオを買って、
何度も見たくなります。
でも、
やっぱり、これは、
一年かけて、じっくり見るからおもしろいのだと、思います。



人気が低くても、
これは、きっと国営だから、
こうやって、続けてもらえるのだと思うと、
あぁ、よかった、
と、胸をなでおろします。
こんなすごいものを、よく作ってくれたと、
ありがたく、思います。

それに、
私には、江戸っ子の血が流れています。
だから、江戸っ子の話しっぷりをきくのは、
気持ちがいい。

そして、
よく知らなかった、関東大震災のこと、
おどろき、
そのあと、がんばって東京をたてなおしてくださった、
大勢のかたがたの、ご苦労を、
ありがたく思います。

その20数年か、あとに、
また、空襲で、焼け野原になってしまったことを、
思いますと、
また、さらに、
多くのかたの、ご苦労のおかげで、
今の東京があるのだと、びっくり、
心が、ぶるぶる、ふるえます。



私は、空襲の焼け野原から、
16年たったあとに、東京に、生まれました。

けれども、
だれも、あのおそろしさや、
悲しみ、苦しみのことは、教えてくれませんでした。

小さい私には、なんでもが、楽しかったです。

入学式、といえば、
みんなよろこんで、お祝いしてくれましたし、
運動会といえば、
親戚の人が、来てくれて、応援してくれました。
のりまきの折り詰めを、作ってくれました。

そんなのが、あたりまえの毎日。
ちょっと前に、東京が、あんなにひどかったなんて、
だれも、言ってませんでした。

(戦後のはなしは、きいたことがあるのです。
でも、ちっとも深刻っぽくなかったのです)

今なら、それが、わかります。
そんなの、話す気にならないのが、わかります。

だから、
「いだてん」のおはなしは、
私にとっては、貴重です。

伝えてもらって、よかった。
今ある、ふつうのことの、
ありがたみが、よくわかります。

女性が、運動することが、
どんなにむずかしかったか、
どれほど、いろんな人のご苦労があったか。
それもよく、わかります。

それを思うと、
なかなか、ちょっと、重さと、深さに、
目がくらみそうになります。
今、ふつうに東京がある、ということが、
こりゃ、ただものではないんだ、と、
よくわかります。



こんなすごいドラマを作れる日本人を、誇りに思います。
こんなすばらしい才能と、ちからがある、なんて、
とっても誇りに思います。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。


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2019年5月31日金曜日

三度の飯より好きなものを、失う



きのうは、フランスでは祝日でした。
毎年、必ずこの木曜日に、キリスト教のお祝いごとがある。

それはいいのですが、
木曜日というのは、
私にとって、大事なものがあります。
夕方、ボディジャムという、ダンス系のスポーツをするのです。
それが、おもしろくて、おもしろくて、
たまりません。
一時間、先生とメンバーと一緒に、
踊りまくります。
音楽も振り付けも、ヒップホップ系で、楽しい。

ということは、つまり、
その祝日のために、
このレッスンが一回、お休みになるということです。

三度の飯より好きなのくらいなのに、
それがなくなるということは、
ほんとに、がっかりするのです。



まるで、
なにかを、とられてしまったような気分になります。
そのことが、うらめしく、
何日も前から、考えていました。

おまけに、
運わるく、その次の週は、用事があって、
また木曜日にお休みをしなくてはならない。
2週もお休みするなんて、
もう、がっかりしますし、
体にも、わるそうです。
薬をきらしてしまったようなもんです。

ここまで、うらめしくなるのは、
ジムでも、私くらいしかいないと思います。
心の中では、
ため息ばかり、ついています。

ところが、
そのため息は、
さいごには、地団駄になったのです。
もっと最悪になったのです。



それはなぜかと言いますと。

その夕方、
うらめしい気持ちも、どっかにおいて、
少しは、ポジティブに考えようと、
いいことを、思いついたのです。
日本のテレビで、とっても好きな番組があって、
それを、ボディジャムのせいで見られないのを、
ゆっくり見ようとしたのです。

(グレーテルのかまどという番組です)

かれこれ、20分くらいして。

なんだか、
とつぜん、疑問がうかんできます。

「もしや、
ボディジャムが、行われてるのでは?」

という、疑問です。
そういえば、
よく考えてみれば。
私は、ジムに電話をしてたしかめたわけでもなく、
ただ、仲間たちと、
この次は、お休みね、と話していただけです。

おやおやおやおや?
まさか?

でも、
まぁ、祝日なんだから、
先生だってお休みしたいだろうから、
なんだか、かんだか、と考えて、
番組を見終わります。

いつもなら、
あともう少しでボディジャムが終わろうとしている時刻です。

さて。

疑惑は、まだのこっています。
なんだか、気になります。
だから、
その気がかりを、なくそう、と
部屋に上がって、
調べます。
ジムのアナウンスをひらいてみれば。。。

!!!

最悪です。
見ているものが信じられません。

「木曜日は、いつもどおりレッスンをします」
と書いてあります。
なんど読みなおしても、そうです。

えーっ!




しばらく前から、
ボディジャムがお休みなるのを、残念に思って、
私は、ちょっぴりつまらない気持ちで、時をすごして、

そして、
そのあとに、
それは、思いちがいだったと知って、
ほんとうなら、行けたのに、
行かずに、家で、ほかのことをしていて、

そのあと、
また、もっともっと、がっかりして、
一粒で、2度か3度、がっかりして、
ほんとに、つまらない。

もうこれ以上は、つまらない時間をつくりたくない、
なんとか、角度をかえてみて、このつまらなさからぬけだしたい、
と思いましたが、
それでも、私の心は、やっぱりがっかりしていて、
しかたありませんでした。

あとで、夜のニュースを見ましたら、
もっともっと、とりかえしのつかない話も、
出てきました。
それとくらべたら、
私の悩みは、たいしたことはありません。

でも、やっぱり、
3度の飯より好きなものを失う、というのは、
たいへんなことなんだと、
みとめてやることにしました。

きょうも、読んでくださってどうもありがとうございました。


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2019年5月27日月曜日

ぺんぺん、という音



さて、ごぶさたしておりました。

日本は、とても暑いそうです。
こちらは、といえば、
涼しいです。
もやか、霧が、かかっています。

ロワール川に散歩に行きますと、
なずなが、いっぱいはえていました。
しゃがんで見ると、
小さいとき、よく庭で遊んだ、
そういう目の角度になります。

ござをしいて、おままごとをする。
雑草を、菜っぱに見立てて、
それをきざんで、お味噌汁をつくる。
はこべだの、すずめのかたびらは、
いつでもどこにでもある、菜っぱです。

そんな、
しゃがんで、草をじろじろ見ていたときのことを、
思い出します。
土のにおいもします。
草の色が、くっきり、きれいに見えます。

きのう見たのは、
なずなでした。
ぺんぺん草といって、
三角になっている実のほうを、
ちょっと下にひっぱる。
全部、ひっぱって、だらんとさせる。

そして、でんでん太鼓のように、
両手にはさんで、くるくる回します。
それが、「ぺんぺん」という音なのだそうです。

私はまた、でんでん太鼓のように、
威勢のいい音が、でるのかと思って、
いっしょうけんめい、力強く回しますが、
出てくるのは、わりと小さな、ぱらぱら、という程度の音です。




まさか、
これで、小さい子をあやしていたのだろうか、と
貧しく、静かで清らかな生活を、想像してしまいます。

それにしても、
この音に注目するなんて、
なんて、静かだったのだろうと、思います。


音の大きさからいったら、
かなり、段差のある話にうつります。

きのうは、ヒップホップのダンスパーティーがありました。
自由に、みんなで輪をつくって、
自由に、踊りたい人が真ん中に出て、
即興で、一人でおどる、という形式です。

それは、初めてのときは、かなり勇気がいりましたし、
大して踊れないのに(技術がないのに)、
即興なんて、まぁ、恥ずかしかったです。
それに、輪になっていますから、
四方八方から、みなさんが見ている。
それでも、
先輩たちが、やさしく応援してくださったので、
とても助かりました。
暖かい気持ちでした。

今でも、恥ずかしいですが、
ずいぶん慣れてきました。
音楽に集中して、それを、そのまま表そうと思うと、
恥ずかしさどころか、
何もかんがえていない自分があります。
踊り終わってから、恥ずかしくなりますが、
ほんのちょっとだけです。

それに、
今は、
新しい方々がやってきます。
やはりみなさん、恥ずかしそうです。
まずは、ビールを飲んだり、
おしゃべりばっかりしたり、
なかなか、まん中にでません。
でも、かなり踊りたそうでもあります。

その感じ、わかるような気がします。
だから、私は応援する側にまわります。
あの恥ずかしい感じというのは、
ほんとに、いやなものです。
パーティのあと、夜中に目がさめて、
恥ずかしくなってしまったこともあるくらいです。

けれども、
いったん、それを抜けてしまうと、
いったいあれは何だったんだろうと、思うくらい、
どうでもいいことのようにも、思えます。

でも、私の場合は、
まだ、恥ずかしさと、恥ずかしくないときとが、
シマ模様のように、両方、あります。
まだまだ、です。
考えすぎると、絶対恥ずかしくなります。
あ、先生が見てる、何といわれるかな、と
思ったら、もうおしまいです。
輪の中に出て行けなくなります。

ですから、
なるべく、考えないようにしています。
こんな感じです。

きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。

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2018年9月24日月曜日

ちょっとがっかりの、キンモクセイ

さきほど、名前がわかりました!下に追加しました。
先日、
ふつうの民家のあるあたりを歩いていましたら、
とてもいい香りがしてきました。
女性の香水に似ていますが、
その、さっぱりした高貴さは、
ちょっと人工のものとは、思えません。

鼻をクンクンさせながら、
へいからとびだしている草木を、じろじろ見ます。
すると、
まさか、と思うようなジミな木が、
その香りの主、ということがわかりました。

日本では、
私はキンモクセイが、大好きです。
そのキンモクセイの色違い、といいたくなるような、
色柄です。
銀モクセイと言いたいです。

写真にとって、
家で調べてみましたが、
見つかりません。
銀モクセイでは、ありませんでした。
草木にくわしい人に、たずねてみようと思います。



ものすごく、
はれやかな気持ちになる香りです。
まるで、
研究に研究をかさねて、できあがった香水のようです。
それが、
こんなに、何げない姿の花の、なのです。

だれも、この花のことで、
さわぐ人もいません。
これをマネした香水も、ないかもしれません。
「ああ、○○の季節になったねぇ」
なんていう声も、きいたことありません。

実を言いますと、
いつか、千葉の鵜原海岸というところに行ったとき、
やはり、こんな花を見たのです。
たぶん、それと同じです。
その時、たしか名を調べて、わかったはずなのに、
どうも、思い出せません。

そして、
たぶん、そのとき、
そこいらに落ちていた、小さな実を、ひろってきたのです。
私は、種をとっては、
それをまいて、はやすのが好きです。
今年、ためてあった種を、なんだかわからずに、
いっぺんに、まきました。
そのせいか、
この、ジミな木も、はえてきたような気がするのです。

もしかすると、
この夏はえてきた、あの小さな木は、
この名のわからない木の、「子ども」かもしれない。



キンモクセイといえば、
大きな声ではいえませんが、
去年、日本から苗を持って帰ったのです。
それが、ずいぶん元気に、大きくなりました。
そして、先週、花が咲きました。
楽しみにしていた花です。
ですが、
ちょっぴり、がっかりしたことがあります。

東京では、
秋のはじめに、雨などふって、
あのキンモクセイの花がこぼれ、道路にオレンジの淡い色をだすと、
とても、ステキな香りになります。
薄ら寒くて、秋の寂しい気持ちがあったりしても、
なんだか、すこし、楽しくなるような香りです。

それが、
ここロワール地方の、夏の終わりの、カラッとした空気に、
キンモクセイの香りがしますと、
ちょっと、ちがう種類のようにも思えます。
人工の、アプリコットの香料のようです。

いっしょうけんめい、
水をかけて、
湿り気をだしてみましたが、
日本の秋のふんいきとは、
ちょっと、ほど遠い感じでした。


その点、
オシロイバナは、
とてもいい香りです。
夕方、とくに。
なつかしい、日本の夏を、思い出します。

これも、種をどこかからいただいてきたものです。
でも、
オシロイバナは、フランスにもありますから、
これは、日本のだったか、フランスのだったか、
わからなくなりました。




きのうは、秋分。
ずいぶん涼しくなりました。
けさは、厚手のセーターを着ました。
みなさまも、
季節の変わりめ、お体大切になさってください。

読んでくださって、どうもありがとうございました。

追記

草木にくわしい方が、さっそく教えてくださいました。
よび名は、Chalef de Ebbing
学名 Eléagnus ebbingéi 
ヤナギバグミの一種ということです。

説明をみますと、
ジャスミンの香り、とあります。
私は、ユリの香りに似ていると思っていましたが、
たしかに、ジャスミンの香りにも似ています。
それより、やや甘い感じがします。



Arbuste épineux de 2-3 m de haut, capable d'atteindre 6 m, sur 2 de large.
Feuillage coriace, persistant, vert foncé à reflets gris sur le dessus, au revers argenté, de 5 à 10 cm de long.
Fleurs en clochettes crème, au parfum de jasmin, en septembre-octobre, mellifères.
Fruits rouges comestibles en fin d'hiver.
Obtention hollandaise très courante : hybride entre Elaeagnus macrophylla et pungens.
Croissance rapide.
Tolère toutes les expositions, les embruns.
Craint les fortes gelées à l'état jeune. Résiste à -20 °C.
Plante de haie facile, idéale en bord de mer, en isolé, en topiaire, palissée…

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2018年9月21日金曜日

ストレスフルな新学期



この夏は、
広くて大きい海を見てきました。
何もない、人も少ない、バカンスでした。
そのせいか、9月の新学期は、
ことさら、ごちゃごちゃした感じがしました。

仕事のことで、話し合う、というのが、
とても、まどろっこしく思います。
心のすみでは、

「船の上だったら、
こんなの、さささっと、話が通じて、
一分くらいで解決してしまうのになぁ」

と、思ってしまいます。

また、船の話にもどりますが、
船の上では、
あまりダラダラと話をしません。
雑談をしている時は、別として、
なんでもが、
一回言えば、それで、すみます。
そして、解決法があれば、
10分後には、もう、そのとおりになっています。
いつ沈むか、わからないような所にいると、
そういうふうに、なるのだそうです。

船の切符を買うときだって、
そうです。
電話でも、メールでも、
短いです。
でも、要は得ています。
はじめのうちは、なんとなく冷たい感じがします。
でも、
ちゃんと話は通じているのです。
たぶん、気持ちだって、通じていることが多い。

私は、
仕事は、そういう方が、いいのです。



会議で、みなさんが、話をしているのを見ていると、
実に、長い説明があります。
だらだらしているように、私には、見えます。
そして、関係ないことや、
おせっかいなことを質問してくる人もいます。

すると私は、
まじめに、それに答えてしまうこともあります。
あとで、

「あぁ、あんな関係ないこと。
なんとか、ムシできなかったのかしら」

と、後悔します。
答えたからといって、
別に損をしたわけでもありませんが、
家に帰ってきてから、

あれは、どういう意味で言ったのかしら、
なんだか、ヒナンされてるような気もするし、などと、
考えが頭の中に残ってしまいます。

この次からは、
なんとかスルーしたいものだ、と
思います。



ところで、
先日、オランダに行ってきました。
昔、お世話になった方々に、
しばらくぶりに会えました。

オランダは、家並みがステキです。
茅葺きだったり、
窓が、とてつもなく大きかったり。
なんとなく、昭和の、日本の家とも似ているように、
思います。
親しみを、もってしまいます。

友人の息子さんが、
亡くなったおとうさんと、そっくりになっていました。
白髪になって、
お腹も、貫禄でした。

私は、その、亡くなったおとうさんのことが、
大好きでしたので、
とても、うれしく思いました。
なんだか、今も、そこにいてくれるような、
そんな感じでした。
そうか、命はほろびないのかもしれない、と
思ってしまいました。



私の好物の、ニシンをたっぷり、いただきました。
それから、おみやげに、
お庭のスズランを、いただきました。
それを掘るときのスコップを見て、
私は、
「あ」と思いました。

小さいときに見た、
ブルーナのうさこちゃんです。
「うさこちゃんとうみ」
スコップの柄が、
日本人の私には、ふしぎな形をしていました。
それと、同じでした。


きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

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