ロワール地方は、天気がよくなりました。
まさに、夏、という感じです。
今、
日本から、親せきの人たちが来ています。
ですので、
なるべく、おいしいものを作ったり、
お菓子を、ふんだんに買ったり、
街を一緒に歩いたり、と、
私は、がんばっています。
なるべく、たくさんのことを、経験してもらおうと、
がんばっているのです。
一緒にいられて、
楽しいといえば、楽しいですが、
ひとつ、めんどうなことが、あります。
通訳です。
日本語を、フランス語に通訳するのは、
それなりに、むずかしいです。
けれども、それだけでは、すみません。
たとえば、
夫は、一日中仕事で、家にいないのに、
一日のおわりに、夫が、
「きょうは、いろいろありがとう」と、言われると、
「え、何が?」となります。
夫は、何に対して感謝されてるのかな?と、
ふしぎに思います。
それは、
夫が、家の主だから、
親せきの人たちは、そう言うのです。
(だろうと、思います)
これは、古いのかもしれません。
まぁ、なんでもいいですが、
それを通訳するとき、いちいち、解説をつけるとすると、
私にとっては、たいへんな仕事になってきます。
言葉をえらぶ。
カルチャーのちがいを、思い出す。
過去にのデータにさかのぼって、確認する。
そして、慣れない日本語に訳す。
フランス語に訳す。
2つの言葉のあいだを、いったりきたり。
これは、りっぱな職業なはずなんですが、
私は、しろうとです。
その私が、ながいこと、たてつづけに同時通訳しています。
だんだん、
脳みそが、ヒートしてきます。
でも、
まったく感謝されませんし、
それどころか、
私の心のすみでは、
まぁ、私の勝手で、フランスに家族をつくってしまったわけだから、
言葉が通じないのも、私のせい、と、思っています。
ごめん〜なんて、思っています。
なので、
なさん、
言葉が通じなくて、こまっているんだから、
私がなんとかしなくちゃ、なんて、思ってしまいます。
さて、
そんなふうに通訳をしていると、
めんどくさい、という気持ちもありますが、
いいこともあります。
それは、私は、ここフランスで、
そういう、日本の「しきたり」を、
ムシして生活してる、ということを、思い出すことです。
いいこと、
わるいこと、
正しいこと、
など。
フランスにも、そういうのはあるはずです。
でも、
もし、違反しても、
「日本人だから」と、大目にみてもらっているはずです。
ということは、私は、
かなり、自由勝手に、やっているのかもしれません。。
「しきたり」を、こえて、
自分なりに、やっているのかもしれません。
そんなことを思って、
ふむふむ、と
ひとり、感心したりしました。
しがらみから、自由になってるのかな。
自由はいいけれど、
なんだか、頼りないな、
ちょっと、不安だな、
自分だけが頼りだな、と、思ったりもしました。
まぁ、それでいいか、と、思いました。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

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