きのう、貨物船の旅から、もどってきました。
ル•ハーブル港で、乗船しました。
アフリカをめざして、南に行くコンテナ船です。
私たちは、
スペインの南、アルヘシラス港で、降りました。
私にとっては、2度目のコンテナ船の旅。
また、違った味わいの旅でした。
撮った写真、
ステキなもの、こと。
たくさんありますが、
なにから、書いていいのやら。
とりあえずは、
イルカの写真を、アップします。
船の先頭(前甲板)に立って、
水面を見ていますと、
こういう景色に、出会うのです。
それが。
わざわざ、前方から、
こちらに向かってきて、
あっという間に、向きをかえて、
船と同じ速度で、泳ぎ始めるのです。
それも、先頭に立って、泳ぐのです。
むずかしいことだと思うのですが。
何匹ものイルカが、
一緒に、
同じ速度で、
船の首の前を、泳ぐ。
それだけでも、
おちょっかいで、なんとなく楽しいのに、
ときどき、
ピョイン〜と、
一匹が、はねては、
パシャン!と、飛び込む。
その飛び込み方も、ちょっと、
変わっています。
インタビューできることなら、
質問してみたいですが、
どういうわけか、
一度はねてから、半回転して、
寝そべるようにして、落ちる。
すると、
まるで、プールで飛び込みをするとき、
失敗して、胸をパシャンと強く打った時のような、
あの音に、なります。
横っ腹を打って、
さぞかし、痛いだろうと、思ってしまいます。
痛いのか、
痛くないのか、
それとも、まだ全回転できないから、
練習中なのか。
一匹ずつ、順番に、
ピョインと、はねて、
パシャン!
よく目をこらして、見ていると、
たまに、同じ一匹が、
何度もはねたりしています。
そして、
しばらくすると、
さーっと、左の方に、体をよせて、
船から、離れて行きます。
私は、
あまりにも、めずらしくて、かわいらしいから、
証拠写真をぜひ、とりたいと思い、
カメラと、戦っています。
顔を乗り出しすぎて、
船から落っこちたらまずい、とか、
カメラを落としたくない、とか、
いろいろ、考えながら、とっています。
実物を見ればいいのに、
ちらちら、と見るだけで、
実は、カメラのスクリーンを見ているだけだったりします。
あぁ、もったいない、と思うのですが、
でも、
あとで、やっぱり写真にとってよかった、とも
思いました。
あまりにも、あっという間のできごとなので、
実は、私の目は、ちゃんとイルカが見えていない。
写真で見ると、
イルカの体は、本当にかわいらしく、
親子だったり、
つるつるの肌だったりします。
あぁ、こんなふうだったんだ、と
あとで、写真をゆっくり見て、
また、うれしくなります。
あとで、食事のときに、
オフィサー(士官)の一人に、
その話をしましたところ。
イルカは、半回転だけじゃなくて、
全回転することもある、ということでした。
あれは、
やっぱり、練習中だったのかもしれない、などと、
思いました。
それにしても、
イルカは、なんで、船に寄ってくるのだろうか、と思います。
時速でいうと、30キロくらいで進む船。
それに、わざわざ向かって来るのです。
そして、一緒に泳ぐ。
そして、飛びはねる。
楽しいから、やっているのでしょうか。
ぜひ、たずねてみたい、と思ってしまいます。
そして、
士官さんにとっては、
イルカに出会うのは、別にめずらしい事ではないようです。
そういえば、
私たちも、ずいぶんたくさん、見ました。
塩を吹く、クジラも見ました。
まるで、イラストに描く、絵のようでした。
それが、実物だったので、
私は、ずいぶん、おどろきました。
貨物船から見る景色は、ステキで、
天気がよくても、悪くても、
朝でも、夜でも、
まるで、絵のようでした。
キャビンに、日替わりの、額ぶちの絵があるようでした。
また、
この続きを、書きたいと思います。
きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。

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1 件のコメント:
ジャスミンティーさんから、ツイートをいただきました。
いつも、読んでくださって、
エコーをしてくださって、うれしいです!
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わぁ〜!
もう戻られてたのですね。
貨物船の旅、早速拝見しました。
イルカ、ホント可愛い💕😍
そのイルカと真っ青な海…とっても素敵な写真!
イルカがくるり🐬と半回転しながら、
そして船と戯れながら泳ぐ、
なんて光景を すぐそばで堪能できるなんて 羨ましいです。
これぞ旅の醍醐味ですね。
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