きのう、とてもがっかりしたことがありました。
春のセーターを、久しぶりに着ようとしたら、
すそのあたりに、穴がいくつかあるのです。
虫にやられたようです。
とても薄くて、なかば、透きとおっているセーターです。
ですので、
ブラウス類といっしょに、
ハンガーにかけておいたのです。
それが、いけませんでした。
ブラウスのゾーンには、
虫よけの薬を、入れてないからです。
その下の方には、靴みがき用の、
古セーターの、はぎれがあるのです。
それを食べてくれれば、ぜんぜんかまわなかったのに。
でも、その厚手のセーターではなく、
このやわらかいセーターを、食べたのです。
「むしゃむしゃ。
うすくて、やわらかくて、おいしい〜」
なんて、思いながら、虫は食べたのでしょうか。
にくたらしいです。
けさは、それをつくろいました。
苦心して、いったん、できあがったのに、
糸の色が明るすぎて、目立ってしまって。
それで、また、やり直したり。
ずいぶん時間のかかる作業ですけれど、
どうしても、このセーターは着たいのです。
がんばって、やりました。
そして、
遠い昔、昭和時代の、
くつしたのツギあてを思い出しました。
どうしてか、私のくつ下は、すぐに穴があきました。
親指の爪のところです。
ですので、ほとんどのくつ下に、
ツギあてが、ありました。
私は、それがイヤでしかたなかったです。
日本では、お友だちの家にあがれば、
くつをぬぐわけですから、
そのたびに、恥ずかしくてしかたありませんでした。
でも、今、
ツギあてをしてくれた母のことを、思います。
苦労かけてたんだな、と思います。
これも、どうしてか、わかりませんが、
今では、くつしたに穴があかなくなりました。
もし、あく時は、本体も古くなっています。
オダブツになります。
ですから、ツギあては、しません。
やり方も、知りません。
フランスでは、土足でよそのお宅に入りますから、
ツギがあって、恥ずかしいことは、もうないのに。
とはいうものの、
フランスでも、一昔前は、ツギあてをやっていたな、と、
思い出しました。
さいほう箱には、たいてい、
木でできた卵が入っていました。
それで、ツギあてをやるのです。
お世話になった、
夫のおばあちゃん、おかあさんたち、
みなさん、もういなくなってしまったけれど、
その卵で、なつかしく思い出したりしました。
もう、お店では
木の卵は、見ません。
時代が変わったな、と思いました。
しぶとかったカゼも、だいぶ治ってきました。
けさは、久しぶりに、
ロワール川ぞいを歩きましたところ。
カエデかなにかの種が、芽をふいていて、
これは、まるで「トトロ」の世界だと思ってしまいました。
(映画「となりのトトロ」)
かわいらしいですし、
元気が、シューシューわき出てくる感じで、
とってもステキでした。
きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。

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