2021年3月30日火曜日

桜で、お腹いっぱいになる

きのうは、ある方を訪ねに行きました。
めずらしく、サツマイモが手に入ったので、
オーブンでゆっくり、「石焼き芋」を作ったのです。
甘く、焼きあがりましたので、
それを、少し、お届けに行きました。

このごろでは、
ここロワール地方でも、サツマイモが手に入るのです。
ただ、たいていは、中身がオレンジ色で、
水っぽくって、
ホクホクの焼き芋は、できません。
それが、先日、
中が白いお芋が、手に入ったのです!

さて、
その方に会えたのは、久しぶり!
お年ですから、
ワクチンも、2回受けられています。
これで、安心です。
念のために、マスクはして、
おしゃべりおしゃべり。
そして、また会えたことを、カンパーイ!しました。

その方は、病気も回復したどころか、
前と変わらず、元気いっぱい。
あいかわらずエレガントで、
楽しくて、おもしろくて、
すご〜い、
こんな風に、年をとりたい、と思いながら、
家へ帰って来ました。


その方の住む住宅街は、
私のうちから、そう離れていませんが、
雰囲気は、ちょっと違います。
新しい建物があったり、
家のまわりにちょっとしたお庭があるような、
郊外の雰囲気です。

そんな町中を歩いて入ると、
桜の街路樹が見えます。
今、ちょうど満開です。
日本も、そうだろうな、と思いながらながめていますが、
私の心の中では、
ちょっと、食いしん坊な気持ちも、あります。

日本の桜で、さくらんぼができるのは、あまりないです。
が、
ここの街路樹は、そのころになると、
さくらんぼが、なるのです!
私は、それを知っています。
歩きながら、
手をのばして、食べることもあります。

ですが、
おおかた、木の上の方の、
手の届かないところばかりに、実がなっています。
鳥のエサ、になっています。
もったいないことです。

このあたりに住んで入る人たちは、
ハシゴでも持ってきて、収穫でもするのでしょうか。
それとも、
ニヒルに、「そんなの興味ない」と、
やりすごすのでしょうか。

私だったら、少なくとも、
自分のうちの前にある桜の木ぐらいは、
収穫してしまうと思います。
さくらんぼほど、おいしい果物はない!


ある人の話によると、
公の街路樹で、実がなって、
もし、それを食べてお腹をこわす人が出ると、
裁判だの、
責任問題だの、
ややこしい話になるので、
ふつうは、花だけの木を植えるそうです。

そういえば、
最近では、たぶん日本の桜の影響で、
ここロワール地方にも、
桜の木がたくさん植わってきています。
私は、うれしいですけれど、
さくらんぼがあると、もっといいです。

それが、
わたしの知って入る限りでは、
実がなるのは、ここだけです。
もしかすると、うっかり、この品種を植えてしまったのかもしれません。
市の職員の、エラーなのかもしれません。
禁断のフルーツかもしれません。
ますます、魅力が出てきます。



一時期、春に里帰りをしていたことがあります。
すると、
帰る前から、
日本のみなさんが、
桜が開くタイミングに合うかどうか、ということを、
ものすごく気にしてくれていました。

私は、
ただ、みんなに会えるのがうれしくて、
桜の花があっても、なくても、どちらでもいい、という気持ちでした。

「桜前線」をにらめっこして、
お花見ができるかどうか、
今、きれいよ、
早く咲きすぎたけど、寒いから、もちそう、とか、
もう、大騒ぎしてくれます。

毎年、毎年、そんな感じでした。
そして、実際、東京に着くと、
桜はきれいで、
そして、お店も、レストランも、
「桜」づくしです。

お料理屋さんに行けば、
風流な、桜がテーマのお料理。
ファミレスに行けば、「桜ケーキ」「桜パフェ」。
デパートでは、「桜祭り」。
さくら、さくら、と、
ものすごい騒ぎですので、私は、
何が何だか分からなくなったこともあります。

でも、
ある日、東京のビル2階で、
大きなガラス越しに、満開の桜がすぐそこにありました。
うす白っぽい光が、あまりにもきれいでした。
見とれてしまいました。

それに、
ハラハラと、花びらが散る様子は、
東京の騒がしさと、ぜんぜん関係なく、
のんびりでもなく、
急ぐふうでもなく、
ただ、ふつうに、散っていました。
それが、ステキで、
歌詞が聞こえてくるようでした。

やっぱり、桜は、きれいだと思いました。

今では、
こうして、フランスで桜を見ていますから、
「桜パフェ」という騒がしさもなく、
静かに、
きれいだなあ、と思います。
(少しは、さくらんぼのことを考えます)

日本人が騒ぐのも、ムリない、と、
つくづく、わかります。



去年の桜は、ピンクが濃かったですが、
今年は、どういうわけか、
ちょっと色あせたような色でした。

きょうも、読んでくださって、ありがとうございました。

 


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2021年3月21日日曜日

プリズン生活、終わりに近づく



日本では、桜がもう咲き始めているそうです。
そして、ここ、ロワール地方でも!
けさは、まだまだ、ツボミがしまっていましたが、
たまに、気の早いのが、咲いています。

去年も、ここで、お花がきれいでした。
けれど、完璧なるロックダウンで、
1日1時間しか外へ出られなかった時でした。
人も車もほとんどいない、この道で桜を見ていました。

それから、一年がぐるりとめぐって、また、この桜の花。

今は、この地方では、ほぼ自由に生活しています。
ですが、フランス国の、疫病の方は、あまりよくない感じです。
パリなどは、
また、規制が厳しくなっています。

もう、こういうシチュエーションにも
慣れてしまって、
数字を見ても、あまりおどろかなくなりました。
日本で、
「きょうは、数百人、千何人」という数字を聞きます。
ここフランスでは、それが、
一日、何万人、という単位になっています。

でも、あまり気にしていないような、
しているような。


さて、きょうは、天気が良くて、
うれしくてたまりません。
フランスの冬は、光が足りなすぎます。
ですから、
こうして、疫病の文句を言いながらも、
散歩しているときは、
満足、満足です。

カラス君が、
ただ、砂利の中で、つついてエサをさがしているのだって、
ものすごく、きれいに見えます。
白い砂利に、
光る、黒の羽。
それが、日に照らされて、
コントラストが、きれいなのなんのって!

こんな平凡な景色が、
貴重に見えてしまう私は、
どれだけ、冬の、白っぽい空にアキアキしているのか、
自分でも、おどろきます。






 






そして、もうじき、夏時間になるはずです。
来週の日曜日は、1時間、寝る時間が短くなって、
夏時間に移ります。
すると、
夕食のあとでも、まだ明るくて、
お散歩に行きたい、という気持ちになったりします。

そうやって、季節は変わり、
ぐるぐると、時はすぎていきます。
ロックダウンは、静かでいい、と思っていた日々も、
それでも、なんとか仕事ができてよかった、と思っていた日々も、
うしろに。

そして、この先は、
どういう日々になるのかしら?
もっと、やりたいこともあるのですが、
まだまだ、おあずけ、と思うと、
やはり、ちょっぴり文句を言いたくなります。
だれに、言っていいのかわかりませんが、
言いたくなります。


















あの、信じられないロックダウンから、
マスクをし続けて、
一年もたってしまったとは、
これまた、信じられません。

ここまでやってきた、私たちみんなに、
「ご苦労さん!」と言ってあげたいです。
「よく辛抱したね!」と、言いたいです。
まだ、
終わりではありませんが、
休憩時間?
たまには、そう言ってあげても、いい、
と思ってしまいます。

























そうそう、
ここロワール地方では、
厳戒令は、18時から19時にのばされました。
たった1時間ですけれど、
かなり、うれしいです。

これから、
電話で餃子を注文して、
焼きあがったころに、
歩いて、取りに行く予定です。
これまで、しばらくは、
出前にしてもらっていましたが、
これで、また、餃子館のおじさんに会えます。

このプリズン生活は、
少しずつ、終わりに近づいています。
それだけは、確かです!
楽しみに、待つことにします。


今日も、読んでくださって、どうもありがとうございました。



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2021年3月16日火曜日

生まれ変わる!


 先日、街中を歩いていましたら、
30センチくらいの、子犬が!
日本犬っぽい、短めの毛並みですから、
柴犬だと思います。
わかっていますが、かわいすぎるので、
声をかけたくなってしまいます。

飼い主さんに、
「こんにちは。この犬、どういう品種ですか?」と
質問します。

すると、なんと、
この私が、品種を聞かれてしまいました!

「あなた、日本人ですか?」

「はい、そうですけれど」
「ならば、ご存知でしょう、シバですよ!」

はいはい、そうですね、
柴犬だとは思っていましたよ。
念のため。
もうちょっと、そばにいたかったので、
話しかけたくなってしまったのです。

そうしたら、
そのワンちゃんは、私の方を向いて、おすわりをしてくれました。
まだ、4ヶ月。
かわいいなぁ。
私も、子犬が欲しいな、と
小さかったころ、なかなか犬を飼わせてもらえなかったことを、
思い出してしまいます。























今、
職場は、新しい環境に変わりつつあります。
そのせいで、
けっこう、雑用があります。
引っ越しだの、新しいテクノロジーへの対応だの。

その、
めんどくさいこと。
もっと、シンプルにしてもいいのでは、と
思います。
それで、いろいろ、文句を言います。
注文もします。
だんだん、いい方向に向かってきているようです。

そして、新しく、生まれ変わっていくかもしれません。
文句を言って、よかった、と
ホッとする日がくるはずです。



















ところで、話は変わります。
先日、
地元のワインを仕入れに行きました。
ロワール地方の、白ワインです。

それほど、有名な銘柄ではないかもしれませんが、
私は、大好きです。
シャンパンのように、泡が出るのや、
甘口のもの、
辛口のもの、と、いろいろあります。

私は、
シャンパンよりも、もっと好き、というくらいです。
それから、
甘口のは、失礼かもしれませんけれど、
お料理にも使わせてもらいます。
「みりん」の代わりに、してしまいます。

それで、たまに、何本も買って、
地下室に、寝かせておきます。

お蔵、つまり、シャトーに、
ワインを買いに行くのも、これまた、楽しみの一つです。
何年物がいい、だの、と、
味見をさせてくれます。

それが。

今年は、ずいぶん、さびしい様子でした。
行く前から、予想はしていましたが。
観光客も減って、
レストランが閉まって、
売り上げが、ものすごく下がっているだろうと、
そんな風に想像していました。
だから、よけい、買いに行こう、と思ったのですが、
いざ行ってみると、
そのさびしさに、ものすごく気の毒になりました。

衛生の理由で、味見はできません。
そして、
何年物がオススメですか、とたずねても、
「もう、僕には、意見はありません」というお返事。

ええっ?大丈夫ですかぁ?

心配になってしまいます。
早く、疫病が終わって、
もとの、あの雰囲気にもどってほしい、と
思います。

















日本には、春が、とっても早く来たようです。
実は、フランスにも、
早い春が来ていたのです。
それが、今、
また、冬にもどってしまったような気温になっています。
なかなか、わかりにくい気候です。

それにしても、
桜だの、野生のすももだの、
お花があちこちで咲いて、とってもステキです。
でも、
フランスの人は、だから「花見をしよう」とは、しません。
車から、
そういうのが見えるだけです。

お花見と言えば、
春に日本に行くこと、しばらくになっていますから、
それが、懐かしいのなんのって。
上野公園あたり、
そして、武蔵野など、桜がきれいでしょう。
電車からも、見えるでしょう。

日本では、今年は、お花見をしないのかもしれませんが、
もし、できるようになったら、
私も、飛んで行きたいです。

それまで、
元気に、していたいと思います。
そして、いい銘柄のワクチンをしてもらいたいと思っています。
ワインのように、
「〇〇ワクチンで、お願いします」と言えるように
なりますように。
たくさんのワクチンが、来ますように。

















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2021年3月3日水曜日

フランスで、お味噌を作る

きのうは、お天気が良かったので、
湖のほとりで、ピクニックをしました。

冷蔵庫にあった、ゆで野菜と、お茶を持っていきます。
あとは、現地で、
ハンバーガーをゲットするだけです。
それだけで、
かなり、素敵なランチになるのです。
それは、いい空気と、
春らしい雰囲気のおかげ、です。

マスクも、とっていいのです。
みな、ちょっと離れて座って、
ふつうに話ができます。
何よりも、それが素晴らしく思えます。

そばでは、大きな犬が、ぼちゃんと、湖に飛び込んで、
泳いで遊んでいます。
むこうの方には、水鳥が、草をつついています。
ご本人は、必死かもしれませんが、
「そよ風が、顔に気持ちがいい」なんてい思いながら、
草の上でハンバーガーを食している私にとっては、
のんきな風景です。

水仙が、シューシューと、
吹き出ているところもあります。







 





さて、
話は、先日の、蚤の市のことになります。
置き時計のほかに、
手に入れたものは、スタンプです。

学校用の、だと思います。
野菜だとか、
エスキモーの生活、だとか、
タンスなどの家具、だとか、
小さくて、可愛らしいものばかりです。
よくできていて、感心してしまいます。

アルファベットの大文字が、花文字になっているのもあります。
でも、
私のイニシャルの文字は、ありません。
がっかりですが、それは、あきらめて、
女主人に、話を聞きます。

学校用のは、
ぬり絵をするのに、使ったりしたそうです。
いっぽう、
イニシャルの方は、学校用ではなくて、
刺繍用!

そういえば、
その商人のメインは、昔のナプキン、テーブルクロス、
シーツなのでした。
なるほど!

これで、印をつけて、
そこに刺繍をしていくものなのでした。

我が家には、
おばあちゃんからいただいた、
先祖代々の、刺繍入りのリネンがあります。
そのためだったのですね!

































こんな感じです。
結婚するときに、両家のイニシャルをつけて、
刺繍する。

私は、
家へもどって、インクをつけて、
すぐに遊んでしまいましたが、
よく見ると、
そのスタンプには、
きらきらひかる、布のホコリのようなものが、
たくさんつまっていました。

!!

刺繍をしていた、結婚前の女性のことを、
想像してしまいます。
実際、そういう刺繍をしていた、
あばあちゃんたちのことも、思い出してしまいます。

今とは、ぜんぜん違う時代だったなぁと思います。
馬に乗って、遠くに行っていた時代です。
そんなに昔でもない、昔です。
















さて、
私は、たぶん、昔風かもしれませんが、
きょうは、おミソ作りをしています。
一年に一度、
時間をかけて、お豆を煮て、
時間をかけて、それをつぶして、
大きなカメに、仕込みます。

すると、
一年ぶんの、家族のおミソのまかないになります。
よくやりますね、と、
日本の人には、あきれられます。
ですが、
フランスにいるのですから、しかたありません。
おミソを買うことは、できますが、
貴重品扱いになります。

でも、
いったん
自分で作ってしまうと、
そんなにむずかしいことでもない、というのが、
わかりますし、
何より、とても、おいしいです。
「手前味噌」という表現が、よくわかってしまいます。

それに、私にとっては、
おミソは、一種のインスタント食品なのです。
おミソと、わかめがあれば、
すぐにスープになります。
だしなんて、いらないほど、です。
ですので、
そのファーストフード作りに、きょう1日は、
スローに励む、ということになります。

コツは、
手伝ってくれる人を、さがす、ということです。
きょうは、数人いますので、
はやくできるでしょう。

お豆は、中国。
米麹は、北海道。
お塩は、ブルターニュの粗塩。
お水は、ロワール地方、というミックスになります。

一年、地下室で寝てもらいます。
そして、
そろそろ、去年仕込んだのを、
あけてみる予定です。
さあ、
キュウリにつけて、味見。

















きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




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2021年3月1日月曜日

おばあちゃんちの、置き時計

あれよ、あれよという間に、月日はたっていきます。

大寒波のあと、ものすごくあったかくなったと思ったら、
今では、寒いですが、いい天気の毎日になりました。

けさは、蚤の市が立ちました。
商人も、たくさん来ていました。
お天気がいいですから、その中を歩くのも、気持ちのいいこと!

そのせいだか、どうだかわかりませんが、
とある、置き時計を、気に入ってしまいました。
小鳥が、4羽と、3つのベリー。
小さくて、可愛らしい。
大きな絵葉書くらいの大きさです。

商人と、少し、お話をして、
そして、そうですか、では考えます、
といったん家に帰りました。

夫に、
エンピツで、絵を描いて、これこれこういうものよ、と説明します。
とはいうものの、
修理に出さなくてはならないですし。
でも、昔のものです。
たいてい、なおせば、よくなります。

夫も、見に行きます。
なかなかいい、と言っています。
では、夕方、値が下がるころあいを見つけて、
また、行こう、ということになりました。
こうして、
4羽の小鳥が、我が家にやってきました。
ビヤンヴニュ!ようこそ〜。

修理に出して、
それがもどってきて、
どんなチクタクの音がするのか、楽しみです。
100年くらい昔のものです。
また、動き出すのだと思うと、
うれしくなります。

動く、3つのベリーをねらって、
また、小鳥たちが、
わさわさ、し始めるかもしれません!









なんとなく、胴体がサビていています。
昔は、金ぴかだったのかもしれませんが、
このままにしておこうと思います。
おばあちゃんちにあった、
古い時計を、思い出します。

思えば、
ここフランスの、おばあちゃん世代の方々には、
私は、うんとお世話になってきました。
というより、
うんと可愛がってもらってきました。

遊びにいらっしゃい、と言われて、
お泊りに行ったりしました。
たくさんのご馳走をふるまってくれました。
もう、これでもか、というくらい
うんと甘やかしてもらって、
手作りのジャム、とか、
編んでもらったセーターとか、
鍵編みの、テーブルセンター、だとか、
いろんなものを、お土産に持たせてくれました。

私たちの話を、
いつも楽しそうに聞いてくれる人たち。
たくさんの、「いいね」をしてくれた方々。

なつかしい!
そういえば、そうやって、たくさんの「元気」を、
もらっていたのでした。

そして、その次の、
親の世代の方々には、
もっと実用的なことで、お世話になってきました。
書類のこと、
生きる知恵、みたいなこと、
フランスのやり方を、いっぱい教えてもらってきました。

同じく、
いつも、私たちの話を興味を持って聞いてくれました。
ありがたい、ありがたい家族でした。



その人たちは、
私たちが、恩返しをする暇もなく、
ある時期に、いっせいに、旅たって行ってしまいました。
その、寂しいのなんのって。
ふだんは、あまり感じませんけれど、
ときどき、思い出します。
本当に、生活が変わったなぁと、思います。

時代は、変わったのだなと、思います。
今は、私が、一番年上っぽい存在です。
そして、若い人が、
訪ねてくると、うれしくて、
お話を聞きたくなります。
お土産を持たせたくなります。

何より、訪ねてきてくれるのが、うれしい。
あの時の、おばあちゃんたちの笑顔が、
わかるような気がします。



 







蚤の市では、もう一つ、
手に入れたものがあります。
それは、また、書くかもしれません。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。




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