2020年5月16日土曜日

ぜんぜん意味がないことを、する



私は、
5月か6月になると、
花粉のせいで、鼻や目がつらくなります。
20年前くらいから、
悩んでいましたが、
このごろは、
ずいぶん、ラクになりました。

それは、
いろいろ試したので、
どれが一番効いているのか、
わからなくなりましたが、
おもに、
食事のしかた、と
ホメオパシーのおかげだと、思います。

ホメオパシーは、
フランスでは、昔からある民間療法のようで、
処方箋がなくても買えます。
私は、自分で、本で研究して、薬を選びます。
それは、
小さな、お砂糖の粒で、
いくらまちがってのんでも、
困ることはないそうです。

いずれにしても、
私は、
それを毎朝、寝起きに、4種類、
一粒ずつ、
口に入れます。


その粒の入れ物は、
日本の、ハンコくらいの大きさで、
ふたの部分を、くるりと回転させると、
ころりと、
小さな粒が、おりてきます。
まだ、ふたは、あけてはいけません。
このキャップは、
何個おりてきたか、確認してから、
おもむろに、あけて、
口の中の、舌の下に、粒をほうりこみます。

理由は、手でさわってはいけない、
デリケートな薬だからです。

ふたを、くるりと回転させるごとに、
小さな玉ころが、おりてくるのを見ていますと、
私は、福引きを思い出してしまいます。

遠い昔、
昭和時代に、
年末の、にぎやかな福引き会場に行って、
あの大きな木の箱を、ぐるりと回して、

「ころり」

と、
小さな玉が出てくる、
あの時のことを思い出します。

重くて、大きな木の箱。
苦労して回して、
いったい
何が出てくるかと思えば、
小さな、小さな、玉が、
勢いもなく、
忘れたころに、
ころり、と出てくる。

その感じを、毎回、
思い出します。

さて、
前おきが、長くなりましたが、

ところで、
きのうは、その、
「ころり」をしましたところ、
ハンコ大の、その入れ物が、カラになりました。

あ、
終わったな、
新しいチューブを、出しましょう、と
思いながら、
寝起きの、メガネもない目で、
カラのチューブを、
あっちの方にある、くずかご目がけて、
投げます。

スコーン、と
落ちたので、
(メガネがないので、よく見えませんが)
その音からいいますと、
命中!したようです。

その気持ちのいいこと!
やった〜、といいながら、
いい気分で、起き上がりました。

これは、
私のクセです。
くずかごに何かを入れるときは、
だいたい、ちょっとうしろにさがって、
投げ入れます。
はずれたら、やり直します。
もう、何年も、ずっとやっていますので、
少しは、腕があがって、
ますます、おもしろくなります。

腕があがっても、
何の役にもたちませんし、
これで、賞をもらえるとか、
お金がかせげるということはないかと、
考えたこともありますが、
それは、ないです。
おもしろいだけです。
命中するときの、
スカーッとする感じが、
とても、やみつきになります。

きのうも、
なにか、その余韻でか、
一日、いい気分ですごしました。


それでは、みなさん、
お元気でおすごしください。

きょうも、
読んでくださって、どうもありがとうございました。


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Chiyoさん、

こんにちは。

花粉症、、まったく厄介な代物ですよね。
カラダに合ったホメオパシーの粒剤があってよかったですね。

そこから、何と!福引にイメージが飛ぶところが好きです。
そういう事ありますね、あらがえない。
それに関連づけようと意図する行為ではないのですから。
クスッと笑えました。

しかも!
そこから更に、くずかごにゴミが命中した時の爽快感に意識が飛ぶ
なんて。
確かに、うまく入ったときは誰に褒められなくとも、一人悦に入ってしまう
所が面白いですよね。

今日もありがとうございました。

たま

Chiyo さんのコメント...

たまさん、こんにちは。

今回もまた、
私のストーリーに付きそってくださり、
ありがとうございました。

福引きを、ご存知ですよね!
それは、うれしいです。
ここフランスにいながら、
福引きの話ができて、
とても、うれしいです。