2017年2月23日木曜日

デトックス効果、もうひとつ


海辺で、数日すごして、ゆうべ家へもどりました。
旅もいいけど、家もいい!
わが家へもどってこられるって、いいことだ、と、
つくづく思いました。

テーブルに残していった「ごちゃごちゃ」だって、
いとおしく思えてしまうのです。

ちなみに、
上の写真は、わが家ではありません。
帰りに立ち寄った町、オンフルールで見た家です。
この町は、実にかわいらしいです。

窓ぎわの植木を見れば、
ちょっぴりモヤシっぽい、あお白いゼラニウム。
これは、冬越しために、
どこかガレージにでも置いといたのでしょう。
それを、出してきたようです。

そういう季節になりました!
もう、春夏の用意が始まっています。
そういえば、こんなくもり天気でも、
寒さは、もうすっかりやわらいでいます。

今回、海辺では、よく休めたと思います。
とくに、始めの2日間は、静かでした。
理由は、私が、口をきかなかったからです。
声が出なくなったのではないですが、
ちょっとしゃべろうとすると、セキこんでしまうのです。

ですので、夫には、紙に字を書いて、
筆話をしました。
ベートーベンみたいです。
夫は、声が出るのですが、
私につられて、ひそひそ声になったり。
実に静かでした。

でも、夫は、ちょっと気味悪がっていました。
おまけに、
私があまりにゆっくり歩くので、

のろのろ歩き+声が出ない=もう終わりが近い

という気がしたそうです。
ですが、
それにもだんだん慣れてきたら、
「あぁ、なんて静かなんだろう」と感動したそう。

そして、
私は、といえば、
何か言おうとしても、
紙に書かなくてはなりませんから、
だんだん、めんどくさくなってきます。
そして、
「別にいいや、こんなこと」と思います。

それを続けていると、
ふだん、どれほど自分がおしゃべりか、わかります。
別に言ったって、言わなくたって、どうでもいいことを、
しゃべり続けてるんですから。
そういう自分が、おかしくなって、笑ってしまって、
また、セキこむ!


オンフルールでは、
前にも行ったことがあるのですが、
また見たくなって、美術館へ行ってきました。

そこには、
このへんの海を描いたものがたくさんあります。
それをながめていると、
私が今、見ている海の色と、まったく同じです。
150年たっても、同じ光、同じ空、同じ海です。
150年前のフランス人たちに、なじみの気持ちがわいてきます。


↑ これは、
海ではないですし、
ちょっと、季節がはずれていますが、
色が目にしみて、とても心地よいので、アップしました。

言葉断ちと、
きれいな色とで、
ずいぶん、心も体も、休まったと思います。

きょうも、読んでくださって、どうもありがとうございました。
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