2016年9月19日月曜日
私には、スローの方があっている
つい、このあいだまで、あんなに暑かったのに、
とたんに、ものすごく涼しくなりました。
まるで、ジェットコースターに乗っているようです。
33度から、いっきょに、13度に。
暖房をいれた人も、います!
いっきょに、さびしい雰囲気になりました。
きのう、日曜日は、ノルマンディの海岸に行きました。
ドーヴィル、という所です。
友人に、パイロット夫婦がいて、
たまに、飛行機に乗せてくれるのです。
それも、
人を乗せるのが、楽しくてしょうがない、という感じで、
「行こうよ、行こうよ」と誘ってくれるのですから、
ありがたいこと、この上ありません。
その方たちに、誘われて、
日帰りで、海まで行ってきました。
が、
小雨はふるし、
到着の空港では、暖房がはいっていて、
夏は、もう終わったな、という気が、しんしんとしました。
魚屋さんが、店の奥で、
料理を食べさせてくれるレストランに、行きました。
そこで、
イワシだの、タラだの、カキだの、エビを食べて、
おしゃべりがはずんで、
海辺をちょこちょこっ、と歩いて、
そして帰ってきました。
むこうにいたのは、たったの数時間だけです。
私の感想は、
「飛行機を操縦するというのは、ややこしそうで、
ずーっと注意が必要で、けっこうくたびれるように見える」
ということと、
「雲がきれい」
ということと、
「遠くに行ったのに、ほんとうに遠くに行った気が、しない」
でした。
せっかく、乗せてくれるのに申し訳ないけれど、
やっぱり、私には、
いつ発つかわからないような、船に乗って、
何日もかけて、ユラユラと揺られて行くのが、
一番あっているように、思います。
もちろん、船は、
時間はかかるし、
ぜんぜん便利ではないですが。
でも、パイロットの彼らに、誘ってもらうと、
よろこんで、ついていきます。
彼らの人柄が、大好きだからです。
さっぱりしていて、行動力があって。
ところで、
海辺の、おみやげ屋は、閑散としていました。
中へ入ると、日にあたった木の香りがしていました。
プラスチックのバケツやら、シャベルやら、
子どものビーチのおもちゃが、ぶるさがっていて、
夏の香りかどうだか、
なんだか、なつかしい香りでした。
私は、そこにしばらくいて、
深呼吸して、
その香りを、胸いっぱい吸いました。
遠い昔の、
昭和時代の、海水浴場のこと が思い出されて、
これは、「海の家」のにおいかもしれない、
と、思ったりしました。
そして、帰途につきました。
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