2016年3月7日月曜日

がっかりしすぎる自分に、がっかりする




私のメールソフトは、
あるメールを読んでいると、
メールのリスト欄では、
その人のメールが、ぜんぶ目立つように色がつきます。

そして、その人の以前のメールが、すぐ読めるようになっています。

それと同じようなことが、ときどき
私の頭の中でも起こります。
でも、ちっとも便利ではありません。
イヤなことの場合は。

ちょっとイヤなことがあったとします。
それだけなら、それで、大したことないのです。
が、以前の同じようなできごとを、すぐ閲覧できるように、
うかびあがってくることが、あるのです。

先日、そんなことがありました。

今、趣味で、
ある人の、仕事場を作る手伝いをしています。
とくに、内装のアイディアを言わせてもらっています。
とても楽しい作業です。

その作業のひとつ、
部屋の壁の色を決める、というのがありました。

ほかの部屋や、家具の色を考えに入れて、
そのあとの装飾も、いろいろイメージしました。
壁の色は、自分で、絵の具で、色を作ってみたりしました。
それをペンキ職人にわたして、

などなど、

細かい作業をくりかえして、
時間もかかりましたが、
楽しい時間でした。

きくところによれば、
結果、いい色の壁ができた、ということです。

さて、そのあとの、飾りつけをはじめる、
という時がやってきました。

どんなふうにいい色になったかしら、
と、わくわくしながら、ある部屋の写真を見せてもらいました。

ところが。
なんですか、これは!

壁は、たしかに、きれいです。
ぴったりの抹茶色です。
ですが、壁のまん中から
変な管がたれ下がっているのです。

ここにクーラーが取り付けられる、というのです。

部屋の一面だけ、抹茶色にして、
ちょっと和風のかざりつけを予定していたのに。
カモイをつける予定もしていたのに。

クーラーが、壁の真ん中にくるなんて、
まるで、クーラーの機械をひきたてるために、
わざわざ壁を抹茶色にぬったようなものです。

そのクーラー、となりの白い壁にとりつけてもらえないですか?

ところが、
注文の主は、あまり気にしていないふうです。
どちらかというと、風情のことより、
機能のことの方が大事なようです。

だったら、今までの、私のこだわりは、
そして、こまかく練った予定は、
なんだったのでしょう。

とても悲しくなりました。

自分が使う部屋でもないのに、
自分の思い通りにならないから、と
すごくがっかりしてしまいました。
注文主が、いいなら、それでいいはずなのに。
こだわっているのは、私だけ。

だけど、
私には、私にしかない「こだわり」があって、
それでやっていくしかない、
という声も聞こえてくるような気がします。

そして、
以前の、似たようなできごとが、頭にうかんできます。

小さい時のことですけど、
わくわくしながら、心をこめて手作りでプレゼントしたら、
そっけなくされたこと、とか。

もう誰も覚えていないようなことを、
一人で思い出してしまいます。
でも、
何のためにもならないです。
がっかりしすぎて、うちのめされるような気分になるだけです。

がっかりしすぎる自分に、がっかりした、
そんな日でした。

でも、また、
あしたになれば、ちがった空模様になると思います。
(だと、いいです)





きょうも、見に来てくださって、ありがとうございました。

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1 件のコメント:

Chiyo さんのコメント...

ジャスミンティーさんから、ツイートをいただきました。やさしいお言葉、どうもありがとうございます。読んでいただき、それだけでも、とてもうれしいですが、こうしてお声かけていただくと、最高にうれしいです。


@yTNg56 一生懸命考えて自分の理想のイメージ通りにいっていたものが、最後の最後で報われなかったというのはとても残念ですよね。抹茶色には配管の白はミスマッチすぎます!
嫌な事があると似たような過去を反芻しちゃうのは人間の性みたいなものでしょうかね〜。おやすみなさい。💤