2023年12月1日金曜日

ノルマンディで、ひと休み

 


ロワール地方では、
もう、毛糸の帽子をかぶったり、
手袋をつけたりしています。
小雨が降ったりすると、
しんしんと冷えます。

そんな中、海に行く、というのは、
変に聞こえますが、
天気が悪くても、私は行きたくなります。

海の音を聞く。
海の風にあたる。
できたら、
海水の中に足をつっこむ。
海の幸をいただく。

それだけで、うれしくなります。

先日、
仕事を終えて、その足で、
海辺へ行きました。
もう、暗くなっていました。
















カラッとした晴れとは行きませんでしたが、
それでも雨が降らなかったのは、ラッキーです。

ザザーン、ザザーンという音が、
暗いところから、聞こえてきます。
昼間でも夜でも、
24時間、波は働いているのです。

やっとこさ、お宿に着いた時は、
ほっとしました。
いつも行く中華屋さんが、店を閉めていまいましたので、
わざわざ、隣の町まで、
遠回りをしました。

なかなか評判がいいという中華屋さんに、
試しに行ってみました。
お店の前に、駐車する場所が空いていました。
ラッキー!と、
じょうきげんで、お店に入りました。
お腹も空いていましたし。

ところが、
お料理は、イマイチでした。
評判がいいというのは、
この辺りの人が、そういう味を好きだから、ということ
かもしれません。
まわりを見回すと、
春巻きを頼む人が多いのです。
私も、春巻きを頼むべきだったかもしれない、と
思いました。

ちょっぴり、がっかりして、
お宿に着きました。
あすは、海辺のレストランに行こう、と決めました。

















さて、
次の日は、海の水にちょっとでも足を入れたかったのですが、
どう考えても、
それができない寒さでした。

海の水の温水プールに行くことにして、
その後、
サウナでよく体を温めました。
これだけでも、
ちょっと海につかった気持ちになれます。

浜辺では、
大きなかもめや、
小さな鳥が、さかんに食事をしていました。
小さな鳥は、すずめくらいの大きさですが、
雀とちがって、ぴょんぴょんはねずに、
歩きます
歩く鳥は、かわいい。
そして、速いこと。
その速さは、見ていておもしろいくらいです。

波が来ると、ちょこちょこちょこ、とそれを避けます。
水鳥なんだから、ちょっとくらい
濡れたっていい、と思うのですが。
それを、波が来るたびに、くりかえします。
そのうち、
私が来たのを見て、サーっと逃げていきます。
一羽ではなく、
全員が、逃げます。

誰が合図するのか、
これまた不思議なくらい、動作がシンクロになっています。
オーケストラだって、
バレエだって、
これほどピッタリ動きを合わせるには、
かなりのリハーサルが必要かと思います。



 

 














お昼は、レストランでした。
(エイのクリームソースあえと、アイスクリーム)
夕飯は、
お宿で、伊勢エビ。
ゆでてもらったエビに、
マヨネーズをつけます。

今回は、
紙のお皿を持ってくるのを忘れました。
でも、なんとかなりました。

その前に、
バーで、りんご酒をいただきました。
シャンペンを勧められましたけれど、
どうしても、りんご酒の方がおいしそうに思えました。
リンゴがよく取れるノルマンデいの地にいたから、
かもしれません。
甘い味のをください、と頼みます。

はい、いいですよ!と、
出してくれたのは、
見たこともない、赤い、ステキな飲み物でした。
いつもなら、
濃いビールのような色をしているのですが。

皮ごと、お酒にしたのだそうです。
とても、とてもおいしいお酒でした。
と、
書いているだけで、
また、口の中がしめってくるようなお酒でした。
















街中には、
オブジェがありました。
曇り空には、あまり似合わないなぁ、
一体何かとそばへよると、
オリンピックのオブジェでした。
それは、
来年の夏に、聖火ランナーが通る、
そのことを歓迎しているものでした。

なるほど、
暑くて暑くて、
早く冬が来ないかと恋こがれたのは、
ついこないだです。

今では、お日様が出ないかと
恋こがれます。
そして、またしばらくすると、
暑くなって、
オリンピックの雰囲気になるのだなぁと、

月日の経つのは、早いと思いました。

























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2023年11月13日月曜日

あぶない、きのこ狩り


 しばらく、日本旅行へ行っていました。
どんな気候になるかわかりませんでしたので、
色々な種類の洋服を持っていきましたところ、
半分は、使いませんでした。

毎日、半袖でいられる、
お日様の、カラッとした秋の日々でした。

そんな素敵な光の日本から帰りますと、
フランスでは、
ちょっとうす暗く、
湿っていて、
寒くもあります。

どこでも、ちゃんと暖房が入っています。
なんとなく、体のふしぶしが、
つっぱるような感じもします。
あぁ、ヨーロッパの冬なのだ、と思います。
ちょっとゆううつです。

それでも、日本の皆さんは、
あの大変な夏を乗りこえて来られて、
そのあと、やっと、
あんな気持ちのいい秋を味わうことができるのです。
ごほうびみたいなものです。

ジェラシーはしないことにします。

ところで、その湿った感じは、
イコール、きのこがよく生えているかもしれない、
という印でもあります。
さっそく夫をそそのかして、
近くの森まで車を走らせます。













車を降りると、
もう、甘くて、いい香りがします。
枯れ葉のにおいです。

これを吸うだけでも、幸せになります。
きのこが取れたらラッキーですが、
どんな人も、同じような発想でしょう、
もう、取られてしまって、ないかもしれない、
と思いながら、森の中に入ります。

ゴムの長靴で、ひたすら下を見て、歩きます。


 



 





















少しは、ありますが、
食べられるかどうかは、また別です。
私が目指すのは、ボレです。
セップとも言います。
これは、小さいころ、クノール粉末スープで、
「きのこ味」というのがあった、
その味そのもののきのこです。

これこそが、ボレ。
(イタリア語では、ポルチーニだと思います)






























もう、ほとんどありませんでした。
あったのは、小さく、
たぶん、見逃されていたものでした。
それが、ほんの少し大きくなっていたのだと思います。

それを、いくつか見つけました。
小さいですと、
苔も生えていないですから、
捨てるところもなく、丸々食べられます。

何かを見つけると、
「これは?」と夫に聞きます。
すると、食べられるけれど、美味しくない、とか、
これは、命を落とす、とか、
教えてくれます。

命を落とす、というのは、
かなりこわいものです。
ここに載せた写真にも、実は、あるのです。














↑これだそうです。

考えてしまいます。
ミステリー小説の構想が、浮かんできてしまいます。

とりあえずは、
さわらないように、気をつけないと。

さて、
収穫は、ほんのちょっとでしたけれど、
今晩のおかずには、なりそうです。
オムレツと、このきのこです。














ボレにも、いくつか種類があって、
クノール的な味がするのは、一つだけでした。
それでも、まぁまぁの香りでした。
歯触りは、とても良かったです。















きのこなんて、すぐ大きくなりますから、
また、雨が降ったら、
なるべく朝早くに、森へ足を運ぼうと思いました。

という、
田舎の遊びの話でした。















街中では、日本と同じ、
もうクリスマスの飾りがされていました。

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2023年8月26日土曜日

思うように行かない、旅行

きのうまで、暑くて暑くて、
ふーふー言っていたのに、
きょうは、くつ下をはいて、
毛のセーターを着ています。

信じられませんが、
このように、天気がものすごく変わるのです。
これは、
以前にはなかったことです。

ところで、
今月の初めのころ、家族の用事で、
クレールモンフェランというところに行きました。

フランスの真ん中に
中央台地というところがあります。
今まで、家族で山に出かけたりしました。
その中にある都市、クレールモン。

「ミシュラン」は、日本では、
ガイドで有名かもしれませんが、
元々は、タイヤの会社です。

人々が自動車旅行に出て、
タイヤをすりへらすのが目的で、
ガイドを書き始めたのかもしれない、と
私は思っています。
その発祥の地が、クレールモンフェランです。

そこに、1泊で行きました。








 




夫と二人で行った、一泊旅行です。
それが、
あまりにも予定通りに行かなかったのは、
おもしろいほどでした。

まず、
ホテルで、テレビがこわれていました。
私は、テレビは、あまり見ないのです。
わが家には、テレビがありません。
ですので、たまにホテルに行くと、見ます。

あまり見ないのですから、
こわれていても、別にどうってことないのです。
ですが、
せっかくお金を払っているのに、
そのサービスの一部が使えないということです。
ですので、一応、文句を言います。

すると、
すぐ、修理に来ましたが、
らちがあきません。
責任者が来て、どうのこうの、と
言い始めましたが、
私たちは、夕食の約束があります。

早く決着をつけてください、
もしダメなら、
ポータブルテレビを貸してくれるか、
別な部屋に移してください、とお願いします。

















しばらくやり取りが続きます。
たかがテレビ、どうでもいい、と心の底では
思っているのですが、
私は、ねばります。

すると、
結局は、とてもいいお部屋に移してくれることになります。
ワンランク上の部屋になります。

夕食後、そのフロアに行きますと、
「デラックス」「プレスティージュ」と、
あちこちに書かれています。
ドアナンバーの上にも、
金色の文字で「プレスティージュ」と書かれています。

私たちは、よろこんで、
一体、どんないいサービスが待っているのだろうと、
思いながらドアを開けますと。

前の部屋と、たいして変わりません。
前の部屋も、いい部屋でしたし、
この部屋も、いい部屋です。

でも、どこが、違うのか、と
いくら考えても、
いくら見回しても、
違うところが、ないです。

これは、これは、
もしかすると、「裸の王様」の話と似ているかもしれない、
と、私は思いました。

「デラックス」「プレスティージュ」と思って、
毎回、
高いお金を払っている方々のことを思うと、
なんとなく、
あわれな気持ちもします。

















その前の、
街でとったランチは、失敗でした。

まず、
夫が調べて、ここは良さそう、というお店へ行きました。
これこれこういうものを頼もう、と
心の中で予定しながら行きますと。

「あ、それは、夕食のメニューです。
お昼は、これと、これ、だけです」

と言われます。
がっかり!
その時、そうですか、それでは、と
席を立てばよかったのです。
それが、
魔がさした、というのか、
そのまま、座り続けて、注文してしまいます。

お腹が空きすぎていた、ということも
あるかもしれません。

出てきた前菜は、手作りで、
おいしかったです。
ただし、量は少ないなぁ、
主菜は、もう少したくさんかな、と思いながら、
いただきます。






























さて、その主菜は、困りものでした。
いいものもあったけれども、
よくないものもあって、
これは、と夫を顔を見合わせました。

これは、
私は、一言、言っておこう、と
思いました。
案の定、「どうでしたか」と聞かれましたので、
そうしますと。
そんなはずはない、というお答えです。

これは、仕方ないなぁと、
お金を払って、出ようとしますと、
シェフが出てきて、
ひたすら、あやまりました。
そんなはずはないのに、悪い材料だった、
味見をしなかった自分が悪い、と
あやまりました。

少しはホッとして、店を出ましたが、
私たちは、まだお腹空いています。
















テラスに座って、
少なくともお茶を飲もう、と思います。
ある店で、
ここに座りますので、と、店の人に合図をすると、
「はーい。今すぐ」という声です。

けれども、
10分待っても、
20分待っても、
だれも何も言ってきません。
また、合図をすると、
「はい、今すぐ」というだけです。

30分たったところで、
さよならも言わず、
私たちは、立ち上がります。
ぐるぐるとそのあたりを回って、
私は、また別な店の中に入って、
「デザートとお茶だけでもいいですか?」と聞きます。

それでもいい、ということですので、
安心して座ります。
すぐにオーダーを聞きにきてくれましたので、
私は、うれしくなって、
アイスクリームと、お茶を頼みます。
夫は?
カフェかしら、と思っていますと、

「フォーフィレ(ビフテキ)、ありますか?」と言い出します。

みんな、びっくりです。
結局、
カフェとビフテキが、同時に出てきます。

私は、アイスクリームをやめて、
お菓子にしてもらったのです。
夫がビフテキを食している間、
ゆっくりお菓子をいただこうと、
ミルフィーユを頼みました。

お店の人には、
「あなたたち、ちょっと変わってますね」と
言われてしまいます。
ですので、
さっきのお店の話をします。
へーぇ、なかなか評判の店なのにね、と
びっくりしています。

夫のお肉はおいしく、
シンプルで、よかった、そうです。
























次の日の、予定されていたランチは、
キャンセルになりました。
ですので、
近場の山歩きをすることに決めました。

その話は、
また次に、いたします。


読んでくださって、ありがとうございました。





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2023年8月1日火曜日

冷夏なのは、ノルマンディ地方だけではなかった


ノルマンディ海岸にお宿をとっています。
とても涼しく、
ろくに海水浴もできません。

それでも、
海の空気を胸いっぱい吸ったり、
海の幸をいただいたりするのは、
気持ちがいいです。

そんなに文句を言うほどではありません。
それから、
この地方だけがこんなに涼しいのかと思っていましたら、
フランスの北半分は、だいたいこんな感じということです。

テレビや新聞では、
地球の温暖化というよりは、
地球がちょっとヘンテコになってきた、という言い方を
聞くようになりました。

















さて、
私は、もっぱら、
海の水に足をつけていれば、楽しくなります。
海辺の、いろいろな植物を見ているのも、
楽しいです。

いくら涼しくても、
風は、暑くも寒くもなくて、
やさしい感じです。

















海岸近くの、
砂丘のような、細かい砂の道を歩いていると、
植物がたくさん、自由にはえています。
そこでは、なんとなくいい香りがするのです。

日本の、桜餅のような、
いい香りが、どこからともなくやってきます。
だれも、何も、気に留めていないようです。
それでも、この柔らかい香りは、します。
どの花の香りなのか。
もしかすると、葉っぱの香りかもしれません。
(桜餅のように)

















海の幸といえば、
今年は、
黒いタイのような魚をおろしてもらって、
お刺身でいただきました。

それから、
サバが手に入ったので、
しめサバにしました。
その、安いのなんのって。
毎日サバを食べていたら、かなり安上がりの
生活になると思います。

3枚におろして、
塩をふって、しばらく置いとく。
次に、お酢でしめます。

夏は、お魚に脂がのっているというのは、
本当だかどうだか知りませんが、
タイも、
サバも、
脂がちょうどよく、のっていました。

ノルマンディでは、
お魚は、クリームやワインで煮てしまいます。
私は、日本的にお魚をいただきます。
たぶん、この地方でシメサバを食している人は、
あまりいないと思います。

(こんなにおいしいものは、ないのに!)
















とはいうものの、
この地方の名産、
クリームたっぷりの乳製品は、
私も大好きなのです。
地元のヨーグルトはおいしいですし、
(ポプラ牧場の ferme des peupliers)
有名なたくさんの牛チーズも、ここが本場です。

そして!
とても上等なお菓子屋さんがあります。
これも、ノルマンディの楽しみの一つ。

今年は、
パイ生地ブリオッシュを盛んに売っています。
昭和時代の「甘食」のような形をしていて、
なんだかフレンドリーなのです。
甘食より、ずっと大きくて、
一人では食べきれないです。

それが、
お店の前の台に、たくさん盛られています。
およそ15秒に一個、くらいのスピードで、
どんどん売られていくのです。
それだけでも、見ものです。

すごいサクセス!
















チョコレートパイ生地、というのもあります。
これは、ものすごく大きく、長いかたまりです。
それを、好きな大きさにたのんで、
切り分けてもらいます。
はかり売りです。

見かけはすごいですが、
ひとたび口に入れてしまうと、
チョコレートパン、と同じ味がします。

















きょうは、少しおひさまが出てきました。
朝、7時ごろ、浜に出ますと、
ひと気はあまりなく、
釣り人と、
馬の訓練をする人たちが、あるだけでした。

遠く向こうのほうでは、
海しぶきが多く、
どこからどこまでが海で、雲なのかわかりませんでした。
ちょっと夢のような、
幻想的な景色でした。

そんな景色の中、
海と浜の境目を、
馬が、精一杯のスピードで駆けているのは、
これまた、どの時代にいるのかわからない感じでした。


















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2023年7月31日月曜日

ノルマンディ海岸は、天気がイマイチ


 前から予約してありましたので、
当日お天気が良くなくても、良くても、
トランクを持って、
やってきました。

フランスのみなさんは、たいてい、
暑さ
太陽の日差しを求めて
バカンスに出かけるようです。
私は、どちらかというと日本的に
避暑、という考え方です。

というわけで、
あまり遠くない、ノルマンディにやってきました。
天気予報は、ちょっとイマイチですが。

















そのせいか、
人出はあまりありません。

涼しくて、
お日様もあまり出てきませんので、
海水浴をしようにも、ちょっと勇気がいります。

それから、
もう一つ、目的は、ヨット遊びなのです。
が、
これまたお天気と相談しながらです。

波が強すぎては、アウトです。
けれど、風がなくては、これまたアウト。
そして、
風が強すぎでは、アウトとなります。

ですので、
もし、「今」大丈夫そう、となったら、
さっさと準備をして、
ヨットを借りに出かけます。

ところが。
第1日目、なんとかいけそう、と思いましたので、
いざ、水着を着ようと思っていますと、
夫が、何やらショックを受けています。

なになに、どうしたの?と
聞けば。
水着を忘れた、ということです。
















しかたないです。
街に出て、買うしかありません。
ちょうどバーゲンの時期ですので、
急いで車で、出かけます。

なかなかいいのがあります。
そして、お金を払っていますと、
お店のマダムが、
「ごめんなさいね、こんな天気で。
大丈夫かしら、
でも、楽しんでくださいね」と鼻声で言ってくれます。

おやおや、
この涼しさで、かぜをひいてしまったそうです。
それにしても、
なにも、マダムのせいではないのです。
あやまることはないと思うのですが。

そして、
レストランの人たち、
商店街の人たち、
お客さんが少なくて、がっかりだろうと思います。
私の方こそ、
お見舞いの気持ちを言いたくなります。















ヨットは、
1時間も乗っていると、
塩水に当てられて、こごえてきます。
波がバシャバシャと顔に当たったりすると、
いくらウェットスーツを着ていても、
体の芯が冷えてくるのです。

お宿に戻って、熱いシャワーを浴びても、
しばらくは、
手足は、ちょっとかじかんでいました。

2日目は、
スーツの上に着るカッパを貸してくれましたので、
少しはマシでした。
寒くなければ、
波がバシャバシャ顔に当たるのも、これまた、楽しい。

お日様がないときは、
海の色は、グレーとベージュのあいのこで、
つまらない色です。
たまに、お日様が顔を出すと、

水面の色が、ずっと青くて、
きれいになります。
気分も、暖かくなります。
























今回は、
防水カメラを家へ置いてきてしまいました。
ああ、この海の色を、
写真に収めたかったのに、と
残念に思いました。

防水カメラでは、
毎回、同じような写真、動画を撮ってしまいます。
ですが、
私の気持ちは、
毎回、ちょっとずつ違うのです。

今年は、水面を見ていたら、

「海は、こわいこともあるけれど、
美しいことも、ある。
今度生まれ変わったら、
海に関係する仕事につくかもしれない」という
気持ちがしました。

海と空は、
表情が、毎回、ちがうのです。
似ているようですけれど、
毎回、ちょっとびっくりします。















お宿で、夕ご飯を終えて、
ゆっくりお茶を飲んでいましたら。
雲がさっと散らばって、
いいお日様の色が見えてきました。

浜辺に行こう、と夫を誘って、
歩きにいきました。

浜辺には、
夕陽を見ようと、
たくさんの人が来ていました。
「たくさん」と言っても、
ノルマンディーの基準では、大したことありません。

ガラガラの駅のようなものです。

夕陽もきれいですし、
うしろには、大きな虹が、ぼんやりきれいでした。
月見草が、たくさん花を咲かせていました。
日本では、
「月見」というのだから、
夜分に花がよく咲くのかもしれない、と
思いました。

そばに行って、よく見ると、
たしかに、今咲いたばかりのような、
フレッシュなお花ばかりでした。


















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