2021年6月14日月曜日

変な、ペット


 ロワール地方にも、夏がやってきました。
こないだまで、暖房を入れていたのに、
今では、酷暑の日が続きます。

そういう時は、
雨戸を閉めて、家の中にこもります。
なるべく朝のうちに雑用をすませます。
幸い、
石づくりの家は、ひんやりしています。

そして、
フランスでは、ロックダウンも終わって、
レストラン、ミュゼが開きました。
もう、皆さん、お祭り騒ぎのように喜んでいるのが、
伝わってきます。

夕方、テラスのキャフェのあるところを通れば、
もう、それは、小学校の休み時間よりも、
デシベルは高いはずです。
ものすごいおしゃべりの声で、いっぱい。
その中で、
また、おしゃべりをしようとすると、
さらに、大きな声を出さなくてはなりません。

それでも、
かまいません。
話なんか通じなくていいようです。
一緒にいられるのが、うれしい!という感じです。

















私はといいますと、
最近では、もっと静かな方が、好きになっています。
せいぜい2〜3人くらいでテーブルを囲む方が、いいです。

もう、外にテーブルを出せますので、
人とも、会って、
あまり心配せずに、おしゃべりをできます。

先日、
久しぶりに、古い友人のところに行きましたら、
友人は、あいかわらずでしたが、
まぁ、それは、
おもしろい動物がいました。
まずは、アルパカ一頭。
次に、一匹では退屈しているようなので、
小さな羊を一頭。
その2頭が、仲良く暮らしているのでした。

アルパカの首は、
ずんどうで、「くびれ」はないです。
それだけでも、あまりステキではないのに、
おまけに、足は短いです。
なんでも、人間のやることを見に来るわりには、
なでられることがキライのようです。

それにひきかえ、
黒い羊の方は、細い脚の形からして、
すんなり、エレガントです。
むくむく黒い毛は、もうそろそろ剃る予定です。
でも、顔だけは、
まるで、きちんと剃ったように、
かわいらしく出来上がっています。

それに、
頭を低くして、押してきます。
ですので、撫でてやると、喜んでいます。
オートバイなどが通ると、
音をおそれて、逃げてしまいます。
そのセンシティブなところも、可愛らしい。





 












と、
こんな動物の写真を載せますと、
ロワール地方ではそういうのが、ふつうなのかと思われる方も
おられるかもしれませんが、
そんなことは、ありません。
これは、ものすごく珍しいことです。

こんな変なペットを飼う人は、
まずいません。
もともと、私の友人は、
ヤギを育てていたことがあった人です。
だから、こんな流れになったようですが。

話を聞けば、
犬や猫よりも、世話がかからないですし、
エサも
ドクターの費用も、
ずっと、エコノミーだと言います。

なるほど。
そういうペットを飼う人も、出てきているのかもしれないです。

そして、
このウエッサン種の羊は、ものすごく、かわいいです!
犬のように、ワサワサ、はしゃぎません。
もの静かですし、
私がアコーディオンを弾いていたら、
聞きにきたのです。
庭の中を歩けば、後を追ってきます。

犬のように、賢くはないのかもしれませんが、
人馴れするようです。
「羊のように、おとなしい」と言いますけど、
本当に、その通りです。
羊の頭を、なでるなんて、初めてのことです。

こういう動物は、愛らしい。
グイグイ押してくる感じは、喜んでいる、ということのようです。

私も、ウエッサン羊が欲しくなってしまいます。
























ですが、
もちろん、そんなのは、現実的ではありません。
羊は、なんでも食べちゃうのだそうです。
たとえば、
友人の家に着いた時。
持って行った花束を見て、大喜びされてしまいました。
食べられそうになってしまいました。

そういえば、
友人の庭には、もう、草木も、何もありません。
大きな木しか残っていません。
草木を育てるのが好きな私には、
羊も育てるなんて、
無理な話のようです。

残念。




















さて、
今年の夏は、どうなりますか。
みなさん、バカンスに出かける方が多いようです。
外国に行くのは、いろいろ面倒な手続きがありそうですが、
国内旅行なら、
なんとか、できそうです。

私は、
貨物船の旅は、今年もできそうにありません。
ですので、
きっと、近い場所の、海べを楽しむ予定です。
1時間いくら、で、ヨットでも借りて、
水の上をスイスイとすべらせようか、と、
楽しみにしています。
いいお天気に恵まれれば、の話です!

















今年は、
アジサイの鉢植えの、鉢を、一回り大きくしました。
結果、
ものすごく大ぶりの植物になってしまいました。

同時に、
ヤツデの鉢も、大きくしましたところ、
これまた、大きな「木」のようになってしまいました。
おかげで、庭は、
ちょっと、うっそうとして、ひんやり、という感じ。
それはいいですが、
でも、庭は広げられませんから、
ちょっと困っています。
やはり、いつかは、
カットもしなくてはならなくなりそうです。

そういえば、
あの羊君も、
アルパカ君も、カット屋さんの到来が、もうじき予定されています。
カットのあとは、
ものすごくやせて見え、
みすぼらしくなるそうです。

アルパカ君は、むしろ、
かっこよくなるのではないか、と、
私は、想像しています。

















きょうも、読んでくださって、
どうもありがとうございました。




Chiyo


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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Chiyoさん、こんにちは。

まぁまぁ!

アルパカ君とヤギちゃん!
何ともはや、、驚きですね。

ぬいぐるみのようです。
夏は暑くないのでしょうか?

日本では白い山羊さんが主流というか、黒いのはあまり見たことないですが
種類によって、毛の柔らかさとか違うなんて初めて知りました!

亡き父は、子どもの頃山羊を一頭飼っていてミルクを飲んでいた、と聞いたことが
あります。とても貴重なものだったと想像します。

毛を刈られると小っちゃくなってか弱そうに見えますよね、可愛い!

ぬいぐるみのように愛らしい写真になごみました。
バラや紫陽花の花もきれいですね!

ありがとうございました。
たま

Chiyo さんのコメント...

たまさん、こんにちは。

そうなんです、
アルパカ君とヤギちゃんなんて、
驚きますよね。

おっしゃる通り、夏は暑いでしょう。
夏の初めに、刈る人に来てもらっていたようです。
刈ったあとは、
そうなんです、か弱そうです。

そうですか、
お父様が、山羊を飼っていらしたのですね!
きっと、白い山羊だったのでしょうか。
ミルクを飲んでいらした、というのも、
いろいろ想像をめぐらせてしまいます。

おいしかったかしら、
栄養があったかもしれない、
あぁ、そういえば、「アルプスの少女」で、
そんな話も出てきたように思います。
それを飲んで、体が強くなった、とか。

そうなんでしょうね、
貴重なものだったのでしょうね。


きょうも、訪問、どうもありがとうございました。